パルヴァライザー
一斉の正体が不明の兵器
一体何が目的なのか、それすら不明であった…

-襲撃予告の少し前にバーテックスのトップ、ジャック・Oからの依頼があった。
彼とは少しばかり縁がある、腐れ縁かもしれないが。おそらく厄介事だろうと思いつつ、依頼のメールを読んだ。

内容は以下の通りだ。

『謎の兵器が確認された、この兵器について調査をしてもらいたい。君はアライアンス・バーテックスのどちらにも所属していないから都合がいい。奴はレイヴンを狙っているように見える、君の所にもいずれ現れるだろう。報酬は100000cだ。奴が現れ次第現地に向かってくれ。』

胡散臭い話だとは思ったが、かといって断る理由もないだろう。
私はこの依頼を受けた。

-それから一時間後、ジャックから連絡が来た。

『奴が現れた、現地へ急行してくれ。場所はディルガン流通管理局、ライウンが護衛しているはずだ。協力して奴の調査を行って欲しい。』

私は愛機『ライトニング』に乗り管理局に向かった

管理局に着くと、なるほど見なれない兵器がバーテックスの人間や施設を襲っている。
奴はまだこちらには気付いてないようだ。
しかし護衛のACの姿はない。
「ジャックに謀られたか…?」
いや、いくつかACのパーツが落ちている。
とすれば、破壊されたか撤退したということか。
「ACを狙っているのならもうここを襲う意味はないはず…」
と、奴の姿が『変形』していく。
「変形した?何のために…」変形後の奴を見て驚愕した。
「AC…」
そう、奴はACへと姿を変えた。

奴は右腕にKRSWに似た形のレーザーライフル、左にブレード、両肩にはパルスキャノンとレーザーキャノンいった感じだ。
施設は破壊されつくして、もはや抵抗する人数もMTも数える位になっていた…
そのわずかな戦力もすぐに光の中に消えた。
「なんて強さだ…」
奴がこちらを向く。
「キヅイテナイトオモッタノカ」
「喋った?まさか搭乗者がいるのか!?」
違う、奴は知能を持っているのだ。
気付いていてこちらに攻撃しなかったのは、おそらく施設からのわずかの援護も断つためだろう。
「やってくれる…」
「オマエハ…ココデオワリダ」
奴がレーザーを構える。
こちらも戦闘モードを起動した。

ズバァッ
奴のレーザーライフルの弾が私のACの横の地面を削りとる。
「なんて威力だ、まともにくらえば酒落にならないぞ」
私のACは早さと火力を求めたつもりだ、武器はマシンガンのWトリガー、肩はレーダーとミサイルそれに格納のブレードか。
[631] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2007/08/04(土) 09:55:25.98 ID:vKFqySoQO
「くらえっ!!」
ガガガガガッ
奴の装甲を削りとるようにマシンガンを浴びせる。
直撃を受けた奴の装甲が砕け飛ぶ。
奴が反撃に撃ったレーザーは私のACの遥か右に撃ちこまれた。
「これならいける…」
始め私はそう思っていた。

しかし、奴の攻撃は段々正確になっていくうえに私の攻撃は避けられるようになってきた。
さっきからパルスキャノンも何発かくらっている。
そうした状況から、少しずつだ奴が更に強くなってきているのがわかる。
「左の弾が尽きそうね…そこっ!!」
残った弾を浴びせようとしたが、建物を盾にして防がれた。
[634] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2007/08/04(土) 10:01:44.07 ID:vKFqySoQO
「ちっ…」
バシュッ
左手のマシンガンをパージし、ブレードに換える。
「タマギレカ…ソレデカテルカナ」
奴はまだ余裕のように見える。
「さあね、これならどうかな」
私は肩のミサイルを発射する。
ミサイルの束が奴に向かう。
ズドドドドドッ。
ほとんどの弾が直撃した。
並のACならこれだけ当てれば沈むはず…
私はそう思い、一瞬油断してしまった。

ガァンッ
-次の瞬間、爆炎の中から光が放たれ私のACの右腕部が吹き飛ばされた。
奴の肩のキャノンをくらったのだ。
頭部、コアも一次破壊の状態になってしまっているようだ。
「うあっ…」
披弾の反動で、目の前のモニターに額を打ちつけてしまって血が流れだす。
右腕が痛む、さっきの衝撃で折れたのかもしれない。
『AP10パーセント危険です』
絶望的な機械音声が聞こえる。
「早く体勢を…」
私はモニターに目を向ける。

血のついたモニターには、もう目の前にまで詰めよってブレードをかまえている奴の姿があった。
「オワリダ」
-私はここで終わり…
そう思うと時間の流れがスローモーションになったように感じられ、なぜだかおかしかった。
ゆっくり振り下ろされるブレードが私の目に映る。
「ジャック…すまない…」

-キュイイイイ…
バシュウッ
「何だっ!?」
私は何が起きたのか分からなかった。
ACのOBが作動したのだ。
無意識に作動させていたのだろうか。
「…そうだ、今ならっ!!」
奴はブレードを振って隙ができている。
「これで終わらせる…!!」
肩のミサイルをパージしてさらに速度を上げる。
左手に残ったブレードで奴を…斬った。
「ソウ…カ…オマエ…ハ…」
奴は何かを言おうとしているようだった。
しかし、全て言い終える前に爆発した。
私は爆風に巻き込まれないように奴のそばを離れた。

-その1時間後
ディルガン流通管理局からボロボロの状態でガレージに帰還する。
今回の戦闘を依頼の通り、ジャックに報告する。
「ジャック、よくもあんな厄介な依頼をしてくれたな。骨が折れたよ…」
私は皮肉と冗談を半々にした口調で話す。
「すまない、ライウンがボロボロになって戻ってきたので私も向かったのだが…」
「おかげで死にかけたぞ、腕の骨も折れたようだし全く…」
「で…奴はどんな兵器だった?」
「知能があってこちらのことを学習して強くなるようだ。それから変形能力も有している。そして、レイヴンだけではなく時と場合によってはレイヴン以外の人間も襲うみたいだ。」
「なるほど…恐しい兵器だ。奴はどのような姿に変形した?」
「ACのような姿だった。あそこに残骸があったはずだが…?」
「いや、私が行った時には何もなかったが。」
「まさか…」
最悪の想像がよぎるが、この体ではどうしようもないだろう。
「これは憶測だが、もしかしたら奴は『再生』するのかもしれない…」
「そうか、わかった。ゆっくり休んでくれ、あとは私の仕事だ。私は憎まれ役にはうってつけのようだしな。」
「そうかもな。」
私はジャックとそんな軽口をかわして連絡を終えた。
こうして、私のレイヴンとしての戦いはひとまず終わりを向かえた。






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