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ミッションが終わり、疲れて帰ってくる俺。
「お疲れ様、レイヴン」
笑顔で出迎えてくれるシーラ。
「ありがとう、シーラ。……すまない」
掠める、罪悪感。
「……なんで謝るの?」
「いや、気にするな。なんとなくだ」
「そう……ちょっと待ってて」
キッチンに向かうシーラ。
暫くして、
「はい、コーヒーよ。いつもより、疲れてるみたいだから」
と、コーヒーを差し出してくれた。
「ああ、ありがとう……」
そう言って受け取り、しばしコーヒーを眺めて、
口をつけた。

コーヒーカップが地に落ちて割れる音がする。
気づけば俺の身体は、指一本動かせなくなっていた。
痺れ薬か……。
「……く」
力なく床に倒れこむ俺。
その姿を、シーラの冷たい瞳が見下している。
「何故…だ、……シー、ラ?」
かろうじて口から言葉を搾り出す。
「……何故?教えてあげるわ」
シーラは懐から拳銃を出し、
「これはね、復讐よ。……あの人を殺した、あなたへの」
――それを俺につきつけた。

「そう、か……やはり…そんな気が、していた」
ポツリポツリと、語りだす俺。
「え……?」
そうだった。
彼女が、俺を憎み、恨んでいること。
その復讐を果たすために、接近してきたこと。
あの笑顔が、偽りだったこと。
それは、
「薄々……、気づいて…いたんだ」
分かっていたのだ。
「――そう。だったら」
早く切り捨てておくべきだったのに。
「……ああ、…そう、だな」
本当に、何故そうしなかったのか。

「……おしゃべりはお終い。これなら、外すこともないわ」
そう言って馬乗りになり、俺の額に拳銃をつける彼女。
「……」
伝えるべきこともなく、謝罪とて、もはや罪だ。
だから、最後は、
「さようなら、レイヴン」
「ありがとう……楽しかった」
素直な言葉で、別れを告げた。

目を閉じる。
数秒後、彼女の指が引き金を引くだろう。
やっと終わるのか。
そう思うと、少し楽になれて、
暗闇の中で、そっと死を受け入れた。

しかし、いつまでも、引き金が引かれることはなかった。
頬に何かが当たり、ゆっくりと眼を開ける。

そこには、零れ落ちる涙と、
「……どう、して」
崩れ落ちる、シーラがいた。

「どうしてどうしてどうしてどうして――!」
彼女の拳が、俺の胸を叩く。
麻痺した身体に、衝撃だけが伝わってきた。
「私は、あなたが憎いのに!なのに、なのにどうして!」
殺すことができないのか、と。
好きになってしまったのか、と。
ただ、彼女はそう叫んだ。

「シー、ラ」
泣き崩れる彼女を、麻痺した身体で必死に抱きしめる。
すまない。本当に、すまない。
俺はただ、心の中で謝ることしかできなかった。

数時間後、
「レイヴン……、これで、私を」
泣き止んだ彼女が、そう言って俺に拳銃を渡した。
渡された拳銃を見る俺。そして、その弾を抜くと、
「……ふんッ!」
俺はソイツを二つに叩き折った。
呆然とする彼女。

そして、誓う。
「シーラ。お前になら、俺は殺されてもかまわない。
だから……、いつかお前が俺を殺す、その時まで――」

「一緒にいて、くれないか」

しばし、沈黙してから、
「……ヒドイ、人ね」
彼女はそう呟いた。
ああ、我ながら、酷いと思う。だが、
「分かったわ。私が、いつかあなたを殺す。
だから、それまでは私のオペレーションで――」

「今度こそ、絶対に守ってみせるから」

そう、彼女も強く誓ってくれた。

そして、
「――レイヴン、ありがとう」
そう呟いた彼女の顔を、また涙が伝う。

優しい微笑みが、戻った顔に。


ここまでID:Eh+AwKlS0
ここからID:kSN/XtuXO


シーラの頬をつたる涙には黒いマスカラが混じり合い

まるで黒い蝶のような妖艶なモノとなっていた。
しかし俺は内心はグズグズになった彼女の顔を吹かずには見ていられなかった


だがそんな心境を一変させたのは彼女、いや彼女の目だった。
俺が今まで見ていた彼女は大きな瞳、くっきりとした二重瞼
正に典型的なパッチリお目目だったのだ
シーラをオペレーターに選んだのも、「目が好き」ただそれだけの理由だった

オカズとしても頻繁に利用し重宝していた

だが今俺の前にいるシーラは正に劣化した別人いや怪人だった
瞼は腫れ、目付きが悪くとにかく化け物・・・そんな言葉が似合うものとなっていた
俺は泣いたせいで腫れているものだと思った。いやそう思いたかったのかもしれない。
励ますふりをしながらも、俺の全神経は彼女の瞼に集中しているのが分かった
上下左右様々な角度から見たりもしたが結果は変わらない

皆さんはお気付きだろうか?
そう彼女は一重瞼だったのだ

俺は現実を直視出来なくなっていた。
落胆以上に騙さていたことへの怒りでファビョッタ




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