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俺はトップランカーだ
突然だが、トップランカーとは気品あふれる存在ではなくてはならない!
だけど俺はそんなものをぶち壊す!
ミッションにもいかず、アリーナで対戦し続け、
挙句の果てには、家でずっとゲーム!
こんなトップランカーで何が悪い!
そんな日々がずっと続けばよかったんだがなぁ…

今日は朝日が昇るアリーナへと来ていた
期待の新人がいると聞いてわざわざオペレーターから行くように言われたのだ
「あんた最近全然外行ってないんだから、たまには外に行っておいで!」
「今にはトップランカーの座も危ないわよぉ~」
オペレーターはそう言って俺を連れ出した
まったく腹立たしい
この俺が負けることなど万に一つもあるわけがないのに


しばらくぼ~っと見ていると、オペレーターが肩をつついて来た
オペレーターは指差しながら言った
「あれよ、あれ、期待の新人」
「ん……」
しぶしぶ指差す方向を見ると、青い軽二と緑のフロートが撃ち合っていた
どうも、見る限りフロートのほうが優勢らしい
「あれ~おかしいな、いつもならもっと強いはずなのに」
そうオペレーターが言った瞬間、青い軽量二脚の動きが変わった
マルチブースターを吹かし、フロートに急接近
そして両手に持ったマシンガンをフロートに向かって一斉掃射
それをまともに食らい、動けなくなるフロート
勝負は終わった
「……」
「ね、すごいでしょ」
「ふん……」
俺はさっさと帰ろうと思った
こんな素人同士の試合をみたってなんの面白みもないからだ
「なんで、帰るのよ」
そんなオペレーターの言葉も無視して、俺は帰った
時計を見たらもう11時だった
「昼飯は何にしようかな、コンビニでも寄って何か買っていこう」


今日も挑戦者を一人倒してきた
まったく駐車場にガチタンとはとんでもないやつだ
そんなことを思っていると、オペレーターからメールが来た
「前の新人、今かなりレベルが上がっているわよ
 前とは比較にならないくらいよ
 あなたもうかうかしてないで、注意したらどう?」
まったく余計な御世話だ
そう思いながらパソコンを閉じる
「まぁ、挑戦してきたら倒せばいい話だしな……」
疲れたので今日は寝ることにした


「今日はなんにも挑戦来ていないようだな……」
二度寝するか、と思ったときメールが来た
「ったく、なんだ…」
[ランク変動のお知らせ]
そうタイトルのついたメールには、あの新人がランク2位になったことが書いてあった
「すごいな…あの新人、あいつが見込むわけだ」
そう思いながら、俺はベッドに入って寝た

「全くいつまで寝る気よ!」
俺はそう言われて、たたき起された
頭がひりひりする
「何だ……今日は何もないはずだが……」
「何だじゃないわよ! あの新人が上がってきたというのにやる気ないの!?」
「挑戦されたら、戦うだけだ……」
「あなたにはホント呆れるわ……」
オペレーターはため息を尽きながら帰っていった
「何しに来たんだか……」
とりあえず、もう一回寝るかと思ったが寝付けないので、
あの新人の調査をすることにした
「あの時とアセンブルは変わってないようだな……」
「ん……動きが全然前とは違うな
 あいつも成長したということか」
「調べたし、ゲームして寝るか」
そういって俺はゲームを取り出して遊んでいた
俺が遊んでいる時、外は台風のような雨だった


次の朝パソコンを見るとメールが届いていた
[ランク2位から挑戦がありました
場所は地下駐車場
時間は1時からです]
「また地下駐車場か、今日は雨だからちょうどいいのかもな」
仕方ないので機体の調整を行う
俺の機体は中量四脚
右腕はショットガン、左腕はブレードという接近戦用の機体だ
いざとなったら左肩のリニアガンで固めて切るという戦法もあった
それにしても眠い
気合いを入れるためになんか飲もうとした
ガチャリ
「……」
スッポンジュースしか冷蔵庫の中に入っていない
「仕方ないから飲むか、うえぇまずい……」
何とか一杯飲み干し、水で口直しをする
「誰だよこんな物入れたのは…… あいつしかいないな」
もちろんオペレーターのことである
「けど何か気合いが入ったぞ!」
気合いが入って準備も早く終わったので会場に向かうことにした
「あいつなんにも連絡寄こさないのか……」
オペレーターに文句を言いつつも、雨の中、車を運転した

地下駐車場
もちろんここには車は止めない
自分の車が潰されては困るからだ

「それにしても何かチンコが…」
そう言いかけたとたん誰かに口止めされた
「そんな卑猥なこと言わない!」
オペレーターだった
いつの間に俺の隣にいたのか
「いいじゃないか、俺の自由なんだし」
「言っていいことと、悪いことがあるでしょ!」
まったく、この女はうるさい
「もうすぐ試合でしょ、行ってらっしゃい」
「仕方ない、行ってくるよ」
「やる気を出す!」
「はいはい、わかりました」
本当にうるさい女だ


「よろしくお願いします」
「君が噂の新人か、
 以前から注目していたよ
 お手柔らかに行こう」
余裕を持ちながら、嘘を言う俺である
「ありがとうございます」
「では、戦おう」
双方ともACのコックピットに入る
「準備はよろしいでしょうか」
「OKだ」
「できてます」
「それでは始めます」
「GO!」

始まった
双方様子を見る
見る限りあちらも接近戦用
迂闊には近付けないな
そう思いつつ、じりじりと距離を詰めていく
どうも相手も同じことを考えているようだ
頻繁にマシンガンでけん制してくる
このままでは勝負が始まらない
OBを展開し相手に接近して、ブレードを振る
それを読んでいたのか、相手はマルチブースターを吹かし回避する
「ちっ」
避けられた瞬間、俺はターンブースターで方向転換し追撃をはかる
相手の背中をとった!
俺はブレードを振る
当たった!いやまだ終わっていない!
相手はこちらを向く
「なにっ!?」
想定外だった
完璧に後ろをとったはずだった
しかし相手はこちらを向いている
まぎれもない事実だった
相手はEOと両手の銃を構える
この至近距離では避けられない
そう悟った
俺は動かなかった
動かずに相手に蜂の巣にされた
試合は終わった
俺の負けということで――


「だから言ったじゃない、強いって」
「油断してたんだよ、多分」
「多分じゃない! 油断してたの!」
「すまん、すまん」
「まぁ、あいつに勝てばいい話さ」
俺の長いトップランカー人生は終わった
まぁ、新しい目標ができたから満足するべきかな……
「それにしても俺の股間が痛いんだが……」
「知~らない なんか変なもんでも食べたんじゃない?」
「あ、スッポンジュース…… お前か?あれ入れたの」
「私じゃないわよ」
「じゃ、一体誰だったんだろ……」


「クククク……作戦は上手くいった
 あいつにスッポンジュースを飲ませ集中力を削ぐ
 これで俺は円満な生活が送れるんだ――」

その後、その二人はトップランカー争奪戦を行うことになる
勝っては負け、負けては勝ち
何回も1位と2位が入れ替わったそうだ

「何回抜いても収まらない
 これは面倒なことになった……」




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