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俺は死にたかった
俺は死にたかったからレイヴンになった
死ぬ方法はいくらでもあったが、家族に迷惑はかけたくなかった
だから死んだとき殉職ということに出来るレイヴンになった
しかしそう簡単には死ねなかった
体が反対するのだ
俺が「どうして死なせてくれないんだ」
と、体に問うと
「お前が心の奥底で死にたくないと思っているからだ」
と返してくる
そんな日々が続いていた

ある日、俺に依頼が参り込んだ
あるランカーレイヴンを撃破して欲しいという依頼だった
俺はその依頼を承諾し、出撃準備に入った

俺の機体は軽量二脚
それだけは絶対に譲らなかった
なぜそこまでこだわるかと言うと、簡単に死ねるからだ
装甲が薄いので簡単に死ねる、俺はそう考えていた
だが、やはり体が反対した
体は俺の機体を完璧に操り、敵の攻撃を回避していった
そして正確な攻撃をして、敵を撃破していた
今までこうやって依頼を遂行してきた

準備ができたので出撃することにした
が、それは罠だった
味方ACが言う
「お前がいるとこちらも仕事がなくなる、死んでもらおう」
好都合だった
邪魔だと思うなら殺してもらえばいい
簡単な話だ
が、体は反対した
敵のミサイルを回避し、正確な攻撃をする
なんで避けるんだ、俺はそう思った
「当たれば簡単に死ねるのに」「攻撃するな、俺が相手を殺してしまう」
そんな気持ちが俺の脳内をよぎる
やはり体はいつも通りのことを言う
「お前が心の奥底で死にたくないと思っているからだ」
「やらなければやられる、そういうことだろう」
「やめろ、殺してもらえばあいつの手柄になって俺の目的が達成されるんだ」
「お前に体を動かす権利はない、俺が勝手にやらせてもらう」
「やめてくれ……」
体と言い争っている間に戦闘は終わっていた
俺が敵を倒していたのだ
「やっぱり死ねないのか……」
俺はそう呟いた

死にたいのに死ねない
それはまさに生き地獄だった
その後も俺は死ねないまま生き続けることになる……
体のせいで……




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