暗雲立ち込める空を行く、一機の輸送機。
――未確認機の接近を確認――
――領域を突破する模様――
――領域を突破する模様――
――コード入力――
――CODE:ELIMINATION――
――CODE:ELIMINATION――
雲を裂き、二本の光の矢が輸送機を貫いた。
「味方のMTが到着しました!」
(『到着』なんてものじゃ、無いじゃない…)
ようやく到着した援軍。しかし、大量の弾丸がその後を追ってくる。
目前の敵ACに数発の弾丸を浴びさせはしたものの、すぐさま大破。
(『到着』なんてものじゃ、無いじゃない…)
ようやく到着した援軍。しかし、大量の弾丸がその後を追ってくる。
目前の敵ACに数発の弾丸を浴びさせはしたものの、すぐさま大破。
(敵は…!?)
目の前の障害物をブレードで薙ぎ払い、視界を広げる。
「レイヴン、もう一機のACがそちらに向かっています!」
オペレーターの声と同時に、多数の弾丸が飛来。
直撃は避けられたが、状況は、不利。
一時後退し、態勢を立て直す事を選択。ACを飛翔させる。
目の前の障害物をブレードで薙ぎ払い、視界を広げる。
「レイヴン、もう一機のACがそちらに向かっています!」
オペレーターの声と同時に、多数の弾丸が飛来。
直撃は避けられたが、状況は、不利。
一時後退し、態勢を立て直す事を選択。ACを飛翔させる。
機体のブースタと連動し、機動力を上昇させる追加ブースタ。
その機動力を持ってしても、戦闘機は振り切れない。
被弾した追加ブースタをパージし、着陸。
その機動力を持ってしても、戦闘機は振り切れない。
被弾した追加ブースタをパージし、着陸。
「頼むよ…」
最後の手段。すがるような気持ちで、エクステンションを起動させる。
最後の手段。すがるような気持ちで、エクステンションを起動させる。
――システム起動――
照準を先頭の一機に絞り、銃口を向ける。
「…当たれ!」
高速で撃ち出された光弾が、敵戦闘機を捕らえた。
「…当たれ!」
高速で撃ち出された光弾が、敵戦闘機を捕らえた。
――EX 03.28――
「くそッ、消えやがった」
逃走…?いや、違う。確かに閃光が走り、戦闘機が弾け飛んだ。
しかし、レーダーに敵影は映っていない。焦燥がレイヴンを包み、冷静な判断力を奪う。
「くそッ、消えやがった」
逃走…?いや、違う。確かに閃光が走り、戦闘機が弾け飛んだ。
しかし、レーダーに敵影は映っていない。焦燥がレイヴンを包み、冷静な判断力を奪う。
――EX 02.31――
「どこだ!どこにいやがる!」
見えない敵を警戒し、マシンガンを腰だめに乱射する。
これでは自分の居場所を教えているようなものだという事には、気付かずに。
「どこだ!どこにいやがる!」
見えない敵を警戒し、マシンガンを腰だめに乱射する。
これでは自分の居場所を教えているようなものだという事には、気付かずに。
――EX 01.09――
「…ッ!!」
男の視界を、光が覆いつくす。
リミッターが無ければ、失明していたであろう光量の光が。
「…ッ!!」
男の視界を、光が覆いつくす。
リミッターが無ければ、失明していたであろう光量の光が。
――EX タイムリミット 冷却に以降――
役目を終えたエクステンションが、静かに閉じてゆく。
誰も超えた事の無い領域。
巨大な軍事力を持つ企業でさえ、その領域を越える事はなく、
そこはやがて<サイレントライン>と呼ばれるようになる。
巨大な軍事力を持つ企業でさえ、その領域を越える事はなく、
そこはやがて<サイレントライン>と呼ばれるようになる。
その存在は新たな争いの火種を生み出し、かつてない激戦区と化す。
やがてレイヴンの力が戦況を左右していく――
やがてレイヴンの力が戦況を左右していく――
ライン
――それは、侵してはならない『領域』――
――それは、侵してはならない『領域』――
ARMORED CORE3 ―SILENT LINE―