ARMORED CORE - TOWER JACK BLADE0 - 興
最初期に地上に進出したテキスタン連邦興<ウホッ!和国。
それは旧世代の遺産であるタワーを中心に復興した要塞都市パスカに始まり、様々な旧世代資源で構築、再構成された都市連邦である。
傭兵集団フライトネストの根城であるリーダーロックの酒場〔Route66〕。今日は定休日ではないのだが、人が居ない。
店に面した通りにも、人影は見えない。ただ燦然と輝く空の星が通りを照らしていた。時刻は真夜中である。
今まで、いつなんどきもこの酒場に人影が堪える事が無かった。理由は、何故か。それの実は此処が余り公言できない、賭博場だったからだ。賭けの対象はアリーナである。
アリーナとは、タイマン又は変則ティーム戦で、レイヴン――中型汎用人型兵器アーマードコアの操縦者を現す――の乗るAC同士を戦わせ、その様を観戦するというものである。平和な時代の戦いは、まことに大衆の賭け事が故である。
しかし、今日はというもの、毎日のように開催されていたアリーナは中止に追いやられた原因は、
観戦料で儲け過ぎて調子に乗りすぎた運営が、余りにも本当に無謀で幻滅するほど羞恥で最悪に愚かで阿呆で鈍感な失態を、一言で言うとバカやった所為だった。
有名な糞強いレイヴン〔NOVA〕の駆るAC〔ペドロフスキ〕と、〔ナービス〕が発掘した大災害以前の旧時代の兵器を闘わせたのだ。
ナービスの発掘したそれは、完璧な制御を受けていたが、それを操る者の未熟さで、ペドロフスキの猛攻を受け、
負けず嫌いな操縦者は、何か触れてはいけないボタンを押してしまって、数百人を押し込んだアリーナで猛烈な大爆発をおこしたのだ。
そうして機体から漏れ出でた高濃度パワー粒子が碗状のアリーナに並々注がれてしまって、いまでもばんばんパワーを放出し続けており、
又それを片付ける機械の所有数も新興企業であるからして少数なくせに『他企業に恩を作るなんて厭だ』とか何とかと、中学生のような主張を繰り返しており、作業はまだまだ掛かりそうだったからだ。
だから粒子が片付くまで当分の間、アリーナは閉鎖なのである。遠方遥々の旅行者達には残念だが悪いのは運営とナービスであって、私たちではないのでせめないでほしい。
そうした理由と結果で、酒場は静まり返っているのである。どうせ傭兵仕事の用なら、メールか重い戸口を叩けばいいのだ。支障は無い。
しかも元より収入は依頼から得ており、酒場は情報集めの場だったのだ。何処そこのスーパーで何が安いとかそう言う具合の。
それに冬も近かった。この地域の冬は短いがとても寒冷で、外に出たら最後戻って来られないような吹雪がびゅうびゅうと吹き荒れるのだ。
だから短い冬季の間はどうせ閉店しなくてはならないのであるからして、ただ時期が早まっただけであるのだ。
店内では――此処では本名ではなくレイヴンネームで彼等彼女等の名前を書き表す事とする――橘花がロックが入れたコーヒーを通常よりもでかいサイズのカップへ並々と注いで、カウンターの自らの定位置へと戻りその隣席には、見た目幼いがこの前22歳になったカタリナがちょこりと座り、色鉛筆を利き手に機用に四本も携えると、色画用紙と睨めっこを奮闘し始めたのをああ可愛いわと恍惚の表情でにやにやしており、下半身まるだしランサーが必死にカタリナに撒き付きながらナニカイテイルノナニカイテンノと喋くり回っているのを彼女は、マルっきり彼を居ない者だというように絵を描くのだけに集中していた。
ロックはなにやら桑の木のミニチュアを無限倉庫から引っ張り出してきてまあるいボールをそれにくっ付けていて、 数ある円卓の内端っこの隅で、顎のスピットファイアは古くなった去年のリンゴと一昨年干した干し柿を狂ったように貪っていた最中であった。
そしてシュトルヒは専属先の仕事で数日此処を訪れて居らず、人妻であるミーティアはその配偶者と遅くなった新婚旅行を子連れで楽しんでいる筈だ。
そしてそしてロックが黒い肌に汗を垂らして、ミニ桑の木をクリスマスツリーのように飾りつけて居るまあるいものは、《AMIDA》の卵であり、
《AMIDA》は短い冬季の間に孵化し、ミニ桑もとい如月桑の葉をもりもりと食べて成虫へとなっていくのだ。
《AMIDA》はまだ美食家達の間で大変重宝されておるだけのまるっきり珍味であるからして高い値で売れるのだった。
因みに橘花はカタリナランサーコンビに負けた後、ひたすら鬼のように戦った末、アリーナのトップへと踊り出たのでネストの正式メンバーとなった。勿論シュトルヒも一緒にである。
そこに、突然である。尋ねてくるものが在った。ロックは叩かれている戸を不信に思い、護身用の鉄砲を手にそれを開けた。
しかども、彼の眼には誰も映っては居らず、薄暗い世の中を投げやりに焼け粕粒子が漂っているだけであった。
誰も居ないので、幽霊かと、思ったロックは恐くなり、急いで閉めようとしたその時である。彼のジャケットの裾を何者かが引っ張ったのである。
ぎゃいんと、何とも間抜けな犬の様な叫び声を挙げたロックは腰を抜かし倒れこんで尻持ちついた。誠に尻が痛かった。だがそのお陰でノックと裾引っ張っりの犯人の全貌が明らかになったのだ。
彼はほんの、12歳かそこいらの少年だった。いや、少女かもしれない。兎に角可愛かった。とても可憐で、星空に漂う儚いパワーの化身かと思うほど可愛かった。
特に橘花は彼に魅入り、媚を売るような声で彼に君は誰なのか僕は橘花18歳趣味は可愛い子を拉致る妄想をする事で決して変人の域を出ないはずだとかなんとか捲くし立てたが、少年または少女はほっとんどの内容を聞き流していた。懸命だ。
この少年少女、尋ね答えた故に判明した名前を〔ふむゆるん〕と言い、気になる性別は男であった。
それを橘花の聴くや否やの男であってもいいむしろ男の子であったほうが僕はなんたらかんたらとの秘め処な宣言は後になって来るほど解読不能で記述できないが残念ではない。
ロックは自分の失態を隠すため何時にも増して真摯な態度を取っていたが黒人の紳士な様はたまげるほど滑稽だった。やはり黒人は陽気で哀愁漂わなくてはならない。
ふむゆるんの身に纏う服はお世辞にも良い物では無かったが顎が彼に干し柿を勧めた所、あまり好きではないらしく、実に丁重に断る仕草から彼がいい所の出である事が窺えた。
そして、やはりネストのクライアントであった。作戦内容は以下の用で――、
デ ス ト ロ イ ド ア ー マ メ ン ツ
作 戦 名:非復興地域駐屯部隊殲滅
作戦地域:非復興地域サイダコーポ
作戦内容:我々はある種のテロリスト集団である。 君たちを腕の立つレイヴンとしてお見受けして、この計画にお招きしたい。
君たちには撃破目標である駐屯部隊を殲滅して欲しい。只其れだけの事、君たちには大した事ではないだろう。
分かっているかも知れないがこの内容は機密事項だ。公言は許されない。なお僚機もつける。いわゆる監視だ。が、腕は立つ筈だ。
では、宜しく頼む。 ―――――――。
、―――との事であった。そして僚機とは彼、マルで幼い、ふむゆるんである事に皆々驚愕した。老人の入れ歯が飛んで行く位驚愕した。ランサーは射精した。気持ちよかった。
それ以上に驚愕する事実に彼等にこの後、直撃するのだが、今はまだ誰もそんな事は思っても見なかった。
そしてシュトルヒは機械油まみれで真っ黒なまま整備員と当分何かしていて、ミーティアは真っ黒暗い中で当分何かしているのだから事を体験できなかった。
なおhydeの身長は156センチ。
つづかないしふむゆるんはおれだし、おれショタになりたいのに何でこんなにガチムチなんだしにたい
最初期に地上に進出したテキスタン連邦興<ウホッ!和国。
それは旧世代の遺産であるタワーを中心に復興した要塞都市パスカに始まり、様々な旧世代資源で構築、再構成された都市連邦である。
傭兵集団フライトネストの根城であるリーダーロックの酒場〔Route66〕。今日は定休日ではないのだが、人が居ない。
店に面した通りにも、人影は見えない。ただ燦然と輝く空の星が通りを照らしていた。時刻は真夜中である。
今まで、いつなんどきもこの酒場に人影が堪える事が無かった。理由は、何故か。それの実は此処が余り公言できない、賭博場だったからだ。賭けの対象はアリーナである。
アリーナとは、タイマン又は変則ティーム戦で、レイヴン――中型汎用人型兵器アーマードコアの操縦者を現す――の乗るAC同士を戦わせ、その様を観戦するというものである。平和な時代の戦いは、まことに大衆の賭け事が故である。
しかし、今日はというもの、毎日のように開催されていたアリーナは中止に追いやられた原因は、
観戦料で儲け過ぎて調子に乗りすぎた運営が、余りにも本当に無謀で幻滅するほど羞恥で最悪に愚かで阿呆で鈍感な失態を、一言で言うとバカやった所為だった。
有名な糞強いレイヴン〔NOVA〕の駆るAC〔ペドロフスキ〕と、〔ナービス〕が発掘した大災害以前の旧時代の兵器を闘わせたのだ。
ナービスの発掘したそれは、完璧な制御を受けていたが、それを操る者の未熟さで、ペドロフスキの猛攻を受け、
負けず嫌いな操縦者は、何か触れてはいけないボタンを押してしまって、数百人を押し込んだアリーナで猛烈な大爆発をおこしたのだ。
そうして機体から漏れ出でた高濃度パワー粒子が碗状のアリーナに並々注がれてしまって、いまでもばんばんパワーを放出し続けており、
又それを片付ける機械の所有数も新興企業であるからして少数なくせに『他企業に恩を作るなんて厭だ』とか何とかと、中学生のような主張を繰り返しており、作業はまだまだ掛かりそうだったからだ。
だから粒子が片付くまで当分の間、アリーナは閉鎖なのである。遠方遥々の旅行者達には残念だが悪いのは運営とナービスであって、私たちではないのでせめないでほしい。
そうした理由と結果で、酒場は静まり返っているのである。どうせ傭兵仕事の用なら、メールか重い戸口を叩けばいいのだ。支障は無い。
しかも元より収入は依頼から得ており、酒場は情報集めの場だったのだ。何処そこのスーパーで何が安いとかそう言う具合の。
それに冬も近かった。この地域の冬は短いがとても寒冷で、外に出たら最後戻って来られないような吹雪がびゅうびゅうと吹き荒れるのだ。
だから短い冬季の間はどうせ閉店しなくてはならないのであるからして、ただ時期が早まっただけであるのだ。
店内では――此処では本名ではなくレイヴンネームで彼等彼女等の名前を書き表す事とする――橘花がロックが入れたコーヒーを通常よりもでかいサイズのカップへ並々と注いで、カウンターの自らの定位置へと戻りその隣席には、見た目幼いがこの前22歳になったカタリナがちょこりと座り、色鉛筆を利き手に機用に四本も携えると、色画用紙と睨めっこを奮闘し始めたのをああ可愛いわと恍惚の表情でにやにやしており、下半身まるだしランサーが必死にカタリナに撒き付きながらナニカイテイルノナニカイテンノと喋くり回っているのを彼女は、マルっきり彼を居ない者だというように絵を描くのだけに集中していた。
ロックはなにやら桑の木のミニチュアを無限倉庫から引っ張り出してきてまあるいボールをそれにくっ付けていて、 数ある円卓の内端っこの隅で、顎のスピットファイアは古くなった去年のリンゴと一昨年干した干し柿を狂ったように貪っていた最中であった。
そしてシュトルヒは専属先の仕事で数日此処を訪れて居らず、人妻であるミーティアはその配偶者と遅くなった新婚旅行を子連れで楽しんでいる筈だ。
そしてそしてロックが黒い肌に汗を垂らして、ミニ桑の木をクリスマスツリーのように飾りつけて居るまあるいものは、《AMIDA》の卵であり、
《AMIDA》は短い冬季の間に孵化し、ミニ桑もとい如月桑の葉をもりもりと食べて成虫へとなっていくのだ。
《AMIDA》はまだ美食家達の間で大変重宝されておるだけのまるっきり珍味であるからして高い値で売れるのだった。
因みに橘花はカタリナランサーコンビに負けた後、ひたすら鬼のように戦った末、アリーナのトップへと踊り出たのでネストの正式メンバーとなった。勿論シュトルヒも一緒にである。
そこに、突然である。尋ねてくるものが在った。ロックは叩かれている戸を不信に思い、護身用の鉄砲を手にそれを開けた。
しかども、彼の眼には誰も映っては居らず、薄暗い世の中を投げやりに焼け粕粒子が漂っているだけであった。
誰も居ないので、幽霊かと、思ったロックは恐くなり、急いで閉めようとしたその時である。彼のジャケットの裾を何者かが引っ張ったのである。
ぎゃいんと、何とも間抜けな犬の様な叫び声を挙げたロックは腰を抜かし倒れこんで尻持ちついた。誠に尻が痛かった。だがそのお陰でノックと裾引っ張っりの犯人の全貌が明らかになったのだ。
彼はほんの、12歳かそこいらの少年だった。いや、少女かもしれない。兎に角可愛かった。とても可憐で、星空に漂う儚いパワーの化身かと思うほど可愛かった。
特に橘花は彼に魅入り、媚を売るような声で彼に君は誰なのか僕は橘花18歳趣味は可愛い子を拉致る妄想をする事で決して変人の域を出ないはずだとかなんとか捲くし立てたが、少年または少女はほっとんどの内容を聞き流していた。懸命だ。
この少年少女、尋ね答えた故に判明した名前を〔ふむゆるん〕と言い、気になる性別は男であった。
それを橘花の聴くや否やの男であってもいいむしろ男の子であったほうが僕はなんたらかんたらとの秘め処な宣言は後になって来るほど解読不能で記述できないが残念ではない。
ロックは自分の失態を隠すため何時にも増して真摯な態度を取っていたが黒人の紳士な様はたまげるほど滑稽だった。やはり黒人は陽気で哀愁漂わなくてはならない。
ふむゆるんの身に纏う服はお世辞にも良い物では無かったが顎が彼に干し柿を勧めた所、あまり好きではないらしく、実に丁重に断る仕草から彼がいい所の出である事が窺えた。
そして、やはりネストのクライアントであった。作戦内容は以下の用で――、
デ ス ト ロ イ ド ア ー マ メ ン ツ
作 戦 名:非復興地域駐屯部隊殲滅
作戦地域:非復興地域サイダコーポ
作戦内容:我々はある種のテロリスト集団である。 君たちを腕の立つレイヴンとしてお見受けして、この計画にお招きしたい。
君たちには撃破目標である駐屯部隊を殲滅して欲しい。只其れだけの事、君たちには大した事ではないだろう。
分かっているかも知れないがこの内容は機密事項だ。公言は許されない。なお僚機もつける。いわゆる監視だ。が、腕は立つ筈だ。
では、宜しく頼む。 ―――――――。
、―――との事であった。そして僚機とは彼、マルで幼い、ふむゆるんである事に皆々驚愕した。老人の入れ歯が飛んで行く位驚愕した。ランサーは射精した。気持ちよかった。
それ以上に驚愕する事実に彼等にこの後、直撃するのだが、今はまだ誰もそんな事は思っても見なかった。
そしてシュトルヒは機械油まみれで真っ黒なまま整備員と当分何かしていて、ミーティアは真っ黒暗い中で当分何かしているのだから事を体験できなかった。
なおhydeの身長は156センチ。
つづかないしふむゆるんはおれだし、おれショタになりたいのに何でこんなにガチムチなんだしにたい