努力が報われたな。ムラクモへの就職が決まった時に皆が祝福してくれた

企業抗争が激しくなっているとはいえ、世界の実権を担っている企業の一つに就職できたのだ

彼が最初に与えられた仕事は輸送列車バルダーの搭乗員となることだ

バルダーにいる先輩達はとても人柄がよく、入ったばかりの彼にとてもよくしてくれた。

今が企業戦争の真っ只中ということも忘れるほど平穏な輸送の旅が続いていた

そんな平穏もすぐに終わり、現実へと引き戻される事態になった

「襲撃・・ですか」

「あぁ、この先の補給所で武装勢力が待ち伏せしているのを確認した」

所属は不明らしいが、機密物資を載せてるという情報がどこからか漏れていたのだろうか

補給をしなければ列車は荒野の真ん中で立ち止まることになる。そうすれば後にどうなるか考えるまでもない

「だが安心するんだ。本社がレイヴンに依頼を出したらしい。ACを持ってすればそんじょそこらの武装勢力なんてひとたまりもないだろう」

ここが俺達のヘヴンじゃなくて奴らのヘヴンになるだろうよ そういって先輩は持ち場に戻った

そうか、次の補給所はヘヴンズロックだったな

緊張した空気が漂いながらもヘヴンズロックはどんどん近づいてくる。ACも到着したようだ

「レイヴン、我々が補給している間、よろしく頼むよ」

「・・・・」

返事がない。無愛想な奴だ

先にACが補給所に入る。戦闘機がACに攻撃をしかけるがすぐに返り討ちにしていた

4機の戦闘機が撃墜されたころにバルダーが補給所に到着した

荒野の遥か向こうからこちらに接近する影が見えた

「先輩!あれって・・・」

紛れもないACだ

武装勢力の連中もレイヴンを雇っていたのだ

赤いAC 最近ムラクモに襲撃をしかけている狂気のレイヴン

AC同士の戦いは熾烈を極め、後部車両の積荷も幾らか破壊されてしまった

「補給完了!出れます!」

「よし離脱だ」

補給拠点を後にバルダーは加速していく、ACの戦いはお互い身を引いて決着は付かなかったようだ

「今回は災難だったな」

上司への報告を済ますとねぎらいの言葉をかけてもらった。何かのチケットと一緒に特別休暇も貰った

「アリーナのチケット・・・」

正直ACはしばらく見たくなかったが、せっかく貰ったので観戦に行くことにした

あの2機だった。彼は仕事をやめようと決意した





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