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『まもなく作戦領域に到着します』
エレンの愛らしい声が、戦闘の到来を告げる。
今の雫にとっては、それはテンションを下げるだけの一言だった。
(なんで……こんなことに……)

事の発端は数日前……。
ハンニバルのメールを受信し、それにイエスと返答した次の日のこと……。

二人は昼食をとっていた。
この日は特に任務もなく、ACの整備を済ませて休息を取ることにした。
雫の好きなクラシックをBGMに優雅な昼食。
「あ、そうそう。ちょっと大事な話があるのよ」
突然思い出したようにエレンが口を開いた。
「ん?大事な話?」
雫は手を止めエレンを見やる。
エレンの瞳はじっと雫を捉えてこう言った。
「3日後、私闘あるから」
カランッ……
軽い音を立て雫の箸がその手からこぼれた。
「もぉ~……行儀悪いわねぇ……」
と言うも雫の耳には入っていない。
完璧に硬直していた。
いつもなら、そういった話は二人で話し合って受けるか決めていたはずなのに。
なぜか今回はエレンが独断で決定した。
雫はそれだけで嫌な予感を感じ取っていた。
(エレンのことだ……きっと大したことはないと……思う)
心の中で自分にそう言い聞かせ、話を続けた。
「ごめんごめん……で、相手は?」
「ハンニバル」
カランッ……
再び軽い音を立て箸がこぼれ落ちた。
その途端雫は頭を抱え出す。
「ちょっと……雫。どうしたの?」
心配そうな顔で覗き込むエレン。
ゆっくりと口を開いて雫は答えた。
「苦手なのよ……あのタイプのACは……」
あのタイプ……そう、ハンニバルのACは雫の苦手な部類に入る。
ハンニバルは登場の度細かく構成を変えることで有名だった。
毎回戦術も微妙に異なるため動きが掴みにくく、多くのレイヴンの頭を悩ませている。
雫もその一人ではあったが、対戦するような事はないだろうと思っていた。
それがまさか、こんな形で機会が巡ってくるとは思わなかっただろう。
「あ~……どうしよう……相手の構成によっては結構不利よね……」
この時雫は食事を忘れ、完全に対戦のほうに頭が行っていた。

で、結局対策が立たないまま今に至る。
『大丈夫よ。いつも通り戦えば負ける事はないわ』
エレンがそう言って雫を励ます。
そう……大事なのは自分を信じる事。
自分の戦い方をするだけ、それで十分なのだ。
が、当の雫はどうにも不安を拭えなかった。
(かと言って勝てるかどうかは実際にやってみないと……こんなところで負けるわけにはいかないし……)
やはり、相性というものが存在する。
相手のACとの相性が悪ければ、逆にやられる事だって十分にありえる話なのだ。
『よし!!やってやるわよ!!』
気合を入れ、自分を奮い立たせる。
『その意気よ。大丈夫……雫ならきっと勝てるわ』
もちろん相手も並のレイヴンではない。
本当なら雫だって、奴の手にかかればひとたまりもないのではないかと思っていた。
(大丈夫……きっと……奴は雫を殺せない)
確証はない。
だが、エレンはそう確信していた。

雫のAC『ファングオブシルフ』が輸送機から放たれ、大地に降り立つ。
数メートル先には、どこかのテロリストが拠点として使用していた、荒廃した軍事基地。
基地の奥には切り立った崖があり、防御・攻撃面共に有効に活用できそうである。
『周辺に敵反応は?』
見回しても、レーダーにも反応はなかった。
奇襲でも仕掛けてくるのかと考え、身構える。
『ありませ……っ!!急速に接近する機体を確認!!崖の上です!!』
その言葉に雫は視線を上に向ける。
その瞬間、崖の上に一機のACが姿を現した。
『あいつね!!』
夜であることもあり、ほとんどシルエットしか見えず、武装を確認することは困難。
しかしそんなことはお構いなしに雫はレーザーライフルを構えた。
『はっはっはっはっは!!レイヴン史上最もいい男!!(自称)ハンニバル参上!!』
ライフルのトリガーを引く手が止まった。
ついでに開いた口が塞がらなかった。
『おぅ?どうしたインペリアル!!ビビって腰が抜けたか!?』
それ以前の問題だった。
『何……あのふざけたレイヴンは』
あまりにも妙な奴だったのでつい口に出してしまった
無理もない……ハンニバルは裏ではレイヴン史上最高の『アホ』として通っているのだから。
『えーっと……おそらく、ハンニバルで間違いないかと……』
エレンも若干呆れ気味である。
しかし油断してはいけない。
ハンニバルは間違いなくアホだが、間違いなく強者なのだ。
『どうした!!本当に腰が抜けたか!?それとも俺のあまりのカッコよさに惚れちまったか!?』
間違ってもそれはない。
この段階で、既に戦意の8割を雫は失っていた。
(なんで……こんなのと戦わなくちゃならないのよ……)
この時、ちょっとだけ心の中でエレンを恨んだ。
『……まぁいいわ。すぐにあの世に送ってあげる!!』
とりあえずまともに話すことを諦め、戦闘状態へ入る。
雫はレーザーライフルを数発放ち、先手を取りに行く。
『おっと……危ないなぁ』
やはり軽々と回避した。
(性格が)腐ってもレイヴンといったところか。
『こっちも……そろそろ行かせて貰おうか。行くぜ!!アンダーテイカー!!』
自らの愛機の名を叫び、オーバードブーストを発動させ急速に接近。
わざわざ名を叫ぶのは、やはり気分の問題なのだろうと雫は勝手に考えた。
事実彼は、テンションを上げるために叫んでいる、といつかのインタビューで答えていた。
『解析完了。両手にマシンガンを装備して素早く攻めるタイプね。相手の術中にはまらない様注意して。』
頭部パーツに敵ACの解析機能が付いていないため、この役目はエレンが担う。
と言っても、ある程度見ればわかってしまうのだが。
『了解……一番やり合いたくないタイプのようね』
半分溜め息を含み答える。
雫は、レイヴンになって初めてのミッションで、同じ戦術を取る相手にボコボコにやられたことがある。
その時はギリギリで援護があり、生き延びることが出来た。
しかし、それ以来雫の中では一種のトラウマになっていた。
『だけど……なりふり構ってられない!!』
急速に目つきが鋭くなる。
精神を集中させ、しっかり接近してくるACを見据えた。
『そこ!!』
右腕より数発のレーザーを放ち、相手の勢いを止める。
しかし、放たれた青い閃光は空を切り裂いて飛んでいく。
(やはり速い……けどこの程度は想定の範囲内よ……)
次の瞬間、ハンニバルのAC『アンダーテイカー』は雫の上空を過ぎ去っていた。
そして急速に旋回し、背後からの射撃が始まる。
『遅いよ』
アンダーテイカーの両腕が火を噴いた。
おびただしい数の弾丸が雫を襲う。
『ちっ!!』
旋回しつつ回避を開始する。
数発の被弾を許すも、なんとか回避し、攻撃態勢に移った。
オービットを射出し、相手の動きを鈍らせつつ接近する。
向こうも、オービットから放たれる弾丸を回避しつつ接近する機体に攻撃を仕掛ける。
回避しつつある程度接近したところで、雫はブレードを振った。
『もらった!!』
確実に相手を捉え、一閃。
アンダーテイカーの右腕に強力な一撃をお見舞いし、素早く距離を離す。
『なかなかやるじゃないか……少々甘く見ていたようだ。』
弾幕を途切れさせることなく、ハンニバルは呟く。
雫は側面を取って牽制の射撃を繰り返し、次なる抜刀のチャンスを狙う。
『その調子よ。隙を見せないように注意すれば行けるわ』
エレンが小さなアドバイスを送る。
しかし、返答はない。
『……またかぁ。こうなっちゃうと終わるまで手が付けられないのよね……』
目の前に相手のみに集中している雫に、声が届くことはない。
このような事が、実は度々起こるのだ。
確かに凄まじい集中力をしているが、オペレーターの声が届かないのはオペレーターとしては非常に迷惑である。
アドバイスも激励も何も出来ず、行方を見守るしかない。
そんな状態では、不安で不安でしょうがないのだ。
『よし、こっちも全力でお相手してやるよ!!』
突如、アンダーテイカーが視界から消え去った。
オーバードブーストでまたも後ろに回られる。
再びおびただしい数の弾丸が雫を襲った。
『くっ!!』
咄嗟に回避運動を取る。
もう一度捉えるために旋回するが、まるでそれを読んでいるかのようにハンニバルは確実に背後を取り続けた。
『インペリアル……どうした?お前の力はこんなものなのか!?_』
挑発か、それとも本人にそんな気はないのか。
それでも雫を威圧するには十分すぎる一言だ。
(くそ……こいつ速い!!このままじゃ……!!)
みるみるうちにAPが低下していく。
機体の一部がダメージで動作不良を起こしていく。
(私は……こんなところで負けるのか!!)

ふと、弾丸の嵐が止んだ。
『………なに………?』
ハンニバルはゆっくりと雫の前まで歩き、停止。
(弾切れ……?まさか……そんなことは……)
相手の装備している武器は弾数の多いマシンガンだ。
それに、推測だが格納武器もあるだろう。
『お前は……本当にあのテロの生き残りか……?』
(……!!)
驚きを隠せなかった。
まさかそんな言葉が出るとは思っていなかったから。
ここであのテロの話を聞くことになるとは思わなかったから。
『この程度か……インペリアル。お前には失望した』
そう言うと振り返り、その場を立ち去ろうとする。
『……待てっ!!』
その叫びに、動きが止まる。
しかし決して振り返りはしなかった。
まるで次の言葉を待っているように、その場に立ち尽くしていた。
だけど、言葉が出なかった。
『……あいつは俺が殺す。諦めろ……お前では勝てない』
冷たく言い放ち、もう一度その場を去ろうと歩き出す。
(……あいつは……間違いなく私と一緒だ……)
心身ともに打ちのめされた気分だった。
去っていくACの背を見つめ、あの時の記憶を呼び戻す。
崩壊する都市。
人々の悲鳴。
そして……兄の燃え逝く姿。
『私は……』
一つに誓いを胸に立ち上がる。
『私は誓ったんだ……』
どうしても譲れないものがあるから。
そのためには越えなければいけない物がある。
『ほぅ……まだやるか』
あいつをこの手で殺すために。
そのために……レイヴンになったのだ。
『あいつは……私がこの手で斬る!!』
一気に全身の、ブレード以外の武装をパージする。
『何っ!!』
ハンニバルも素早く銃を構えた。
が、すでにACは視界の外。
『遅い!!』
素早く一閃。
そしてまた素早く立ち回り、相手の死角を取り続ける。
『武器を捨て……機動性を上げたか……。見上げた根性だ!!』
ターンブースターを使用し、一気に相手を視界へ。
素早く両腕から弾丸の嵐をお見舞いする。
しかし、現実はそううまくはいかなった。
『ちっ……弾切れか!!』
左腕のマシンガンが弾切れを起こす。
武器を捨て、格納から新しい銃を取り出すが、如何せん隙が大きすぎた。
ズバンッ!!
青い閃光が、アンダーテイカーの右腕を切り落とす。
『私は負けない……あいつを殺すまで……私は負けない!!』
渾身の一撃が、コアを貫く。
もはやアンダーテイカーは、さっきとは打って変わってボロボロだった。

『止めを……刺さないのか?』
眼前に佇む青いACへ問いかける。
『あんたには……何も恨みはないわ。それに……感謝もしている』
返ってきた答えは意外なものだった。
『感謝ね……感謝されるようなことをした覚えはないが……』
ハンニバルは、コックピットの中で煙草を吸い始めた。
もはや動くことを諦め、殺されるのを待とうとしたが、そうは行かないらしい。
『忘れていた気持ち……思い出した』
誰に言うでもなく、呟く。
その言葉にハンニバルは、フッと小さく笑みをこぼす。
『どうやら、諦めなければならないのは俺のほうだったようだな。いいだろう……俺に答えられる範囲内ならいくらでも質問してくれ』
全く何が「いいだろう」なのかわからなかったが、せっかくの機会なので質問しておくことにした。
『あなたは……あの事件についてどこまで知っているの?』
いきなりほぼ核心だった。
そりゃあ気になるのもわかるが順序があるだろう。
とハンニバルは密かに思ったが気にしないことにした。
『どこまで……と言われてもねぇ。あのACに搭乗していたレイヴンについても、テロリスト達がどんな奴らだったのかもほとんどわかってない』
ほとんど役には立たなかった。
『あ~一つあった』
思い出したように、気楽に言ってくれる。
本当は真剣に話をしているはずなのだが……どうにもこの男のテンションはそれを受け付けないらしい。
『あの事件、裏で企業が絡んでいる可能性がある』
(…………!!)
これには、さすがに驚きを隠せなかった。
『あのACも、どこかの企業の専属なんだそうだ。推測だが、企業が何らかの目的で起こしたテロの可能性が高い。
テロリストのほうは企業に雇われていたわけでもなく、恐らく目的の一致や行動を共にすることでの利点を見出したんだろう』
あの都市は、クレストの管理下にあった。
あのACもクレストの専属ではなかった、となると残るは。
『キサラギか……ミラージュか……』
どちらかしか考えられない。
『お前さんがクレスト専属なら、そのどちらかだろうよ。残念だがわかってることはこれぐらいだ』
十分有益な情報だ。
大きな企業が絡んでいるとなれば、情報の入手は容易にして困難なことだ。
『ターゲットはだいぶ絞れてきたけど……その壁はまさに鉄壁……か』
ミラージュやキサラギの情報管理やセキュリティは生半可の腕では崩せない。
『一応知り合いに腕利きの情報屋がいる。そいつに頼んで詳しいことを調べてもらっているが……あいつでもできるかどうか……。
もちろん、新しい情報が入り次第お前さんにも提供してやるよ。俺一人では、さすがに相手にするにはでかすぎるから協力はしてもらうがな』
確かに、企業ともなればレイヴン一人でどうこうできる問題ではない。
『それはいいけど……あくまで私の目的は復讐よ。あいつを殺したらおさらばだから』
雫にとって、その辺りの裏事情などはどうでもよかった。
あくまで目的は復讐なのだから。
『わかってるよ』
吸い尽くした煙草を、携帯用灰皿に押し付ける。
一つ溜め息をこぼし、コックピットから外の風景を覗き込む。
頭部カメラは無音の空間を写していた。
乾いた大地が広がり、風にところどころ生える草を揺らしている。
空は澱んで青黒く、月が弱々しく辺りを照らしていた。
(小せぇなぁ……俺)
世界の大きさと比べればあまりにも小さい、一人のレイヴン。
だけどそんな小さなレイヴンでも、世界に抗ってみたいと思わないか?
(あまりに小さすぎる……だが俺は……絶対に奴らを潰すと決めたんだ)
それぞれの思いを胸に、彼らを翼を羽ばたかせる。
相手がどれだけ大きくても、その勇気の前には関係ない。
『ところでお前』
いつのまにかインペリアルと呼ばなくなっていた。
そんなことは気にしていないのか、雫も平然と答えた。
『何よ』
微妙に不機嫌な声色だ。
やはりお前と言われるのは気に食わないらしい。
『その機体……扱い辛くないか?正直あまりいいものには見えないんだが』
ハンニバルの指摘は的を射ていた。
実際雫自信も、最近このACでは厳しいのではないかと思い始めている。
『……余計なお世話よ。私はこの機体が好きだからこの機体を使うの』
雫は、他人に自分のACの構成で口出しされるのが好きではない。
なおさら、初対面であるこの男には言われたくなかった。
『そうかいそうかい……ならこれは独り言だ。まずオービットは積まなくてもいいだろう。
ブレード主体のようだから機動力も大事だろうし……エネルギー効率を上げるためにも…』
『黙りなさい』
ハンニバルの長話を途中で遮る。
そこは雫が一番よくわかっていることだった。
だから言われずとも理解していた。
(やっぱり……少し変更が必要かもね……)
雫は頭の中で新しいACの構成を考え始めた。
『ところで』
まだ何かあるのか。
雫はちょっと嫌そうに思いながらも渋々思考をハンニバルへ戻す。
『俺どうやって帰ればいいんだろう』
………何を言ってるんだろうこの人は。
雫はそうとしか考えることが出来なかった。
『…知らないわよそんなの。大体あなたはここまでどうやってきたわけ?』
雫は無論輸送機を使用している。
と言うよりそれが普通である。
『このACのオーバードブーストで飛んできた』
……やはりこいつは紛れもないアホなんだろう。
雫はこの時、しかと理解した。

「で、結局こうなるわけね」
輸送機の内部ではエレン、雫、ハンニバルの三名が対峙していた。
「いや、すまないね」
結局このアホは戻る手段を考えておらず、仕方なく雫側が用意した輸送機で搬送することになった。
「しかしオーバードブーストで飛んでくるとは……筋金入りのアホね……」
普通の人間なら考えないだろう。
いや、アホでも考えないと思われる。
「あんたと対戦するのが楽しみだったんでね……いても立ってもいられなくてさ。
それにしても驚いた。インペリアルの正体が、まさかこんなに美しい女性だったとは。
そうだ、お近づきの印に今度食事でもどうかな?そこのお嬢さんも一緒にどうだい……?」
ちなみにこの男は軟派であることでも有名だった。
「ここで降ろして欲しいなら今すぐ降ろしてあげるけど?」
とりあえず言葉で釘を刺しておく。
「はっはっはっはっは!!なかなかガードが固いな!!それでこそ攻略し甲斐がある!!」
……まったく、何を口走っているのだろうこの男は。
(嫌な奴に関わっちゃったなぁ……)
雫は、ただひたすら落胆するしかなかった。
「ごめんねエレン……こんなことになっちゃって」
不安そうにエレンのほうを覗き見つつ言った。
しかし当のエレンから返事は返ってこない。
「エレン……?」
何か考え事をしているようだった。
一向に雫の声に反応しない。
「エレーン」
わざわざ手を顔の前にかざして呼びかける。
「あっ、ゴメンね。ちょっと考え事してて」
「あぁ……いやこっちこそ。ゴメンね、こんなことになっちゃって」
お互いに謝りあう。
実際雫は謝るようなことはやっていないが。
「いいのいいの。ついでだと思えば」
それでもわざわざ他人のACを搬送するのは費用面でも面倒なことこの上ないだろう。
「だって。よかったわねあんた。エレンのやさしさに感謝しなさい」
エレンの肩を抱き、ハンニバルに言い放つ。
その顔はどこか勝ち誇ったような笑みを湛えていた。
「はははは!!もちろんだよ。感謝の印に食事でも……」
「ぶっ飛ばすわよ」
表現がストレートになっている。
本当に、今までの雫からは考えられないほどだった。
(少しだけ……昔の雫に戻ったかな……?)
笑い声と呆れ声に包まれつつ、輸送機は帰路へ着いた。




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