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『お前、レイヴンになるって…お前も、あの悪魔になるつもりか?』
『…生きていく為さ。俺みたいな、はみ出し者が食って行ける仕事は…』
『その為に…他人を――ひとを殺すのかよッ!』

…夢。遥か昔の自分。昔の記憶。全てを棄てて、生まれ変わったあの日。
生きる為に、己の命を生かす為に、他人の命を喰らう存在へと変わった日。
――今は、『生きる』事、その物が他の命を喰らう事だ、と思う様になった。

世界が『特攻兵器』によって暗雲に閉ざされた日。
まるで、地下世界にいた時の様な暗い、空。
自分は、暗い空の下でしか羽ばたけない鳥になったのだろうか…

『その為に…他人を――ひとを殺すのかよッ!』
まだ人類がAIによって管理されていた時代。
空の無い世界で、生きていく為の手段としてレイヴンになった。
レイヴンになる為、今までの自分に決別したあの日、友人に叩きつけられた言葉が、頭から離れなかった。
レイヴンに正式に登録される為の試験中も、ずっと。
試験の攻撃目標にも、誰かが、人間が、命が、乗っている筈だ。
だが、割り切れなければ、こちらが死ぬだけ。
レイヴンになったあの日…まだ、『青い』頃の自分は、レイヴンでも、慈善活動は行なえると思っていた。
レイヴンが駆る、巨大な鉄の巨人…アーマード・コアでも。
大きな力を持っていたとしても、所詮は機械。
扱う物次第では、世の為人の為に働けると思っていた。誰かの力になれると信じていた…
だから、自分の愛機の名称をまるで、子供向けの娯楽に登場するかの様な名前を…
            機 甲 救 世 主
鉄の巨人の英雄。そう、『パンツァーメサイア』、と…


ファサード前線基地。かつてはクレスト社の施設だったが、
特攻兵器襲来の後、アライアンスの合同演習所と改修された。
バーテックスの台頭によって急遽前線基地へと改修中の、戦力が整っていない今が、叩くには絶好の機会だった。
「この戦力では、慣らしにもならんかもな」
あまりに手薄な警備。歩兵や、まだ離陸すらしていないヘリで構成された戦力。
復帰最初の任務としては、簡単過ぎる。
3分という制限時間が課せられていたが、2分で十分だった。
残りの1分で増援のヘリの相手をして、3分の次点で素早く撤収。

「隊長、追撃しますか?」
「慌てるな、次も敵とは限らんだろう…」




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