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――――――

時刻は真夜中丑三つ時。
砂漠を移動する多数のMT。
それは四方や八方見渡す限りの大部隊。
彼等は完璧な隊形を保ちながら進む、相当の手練れだ。
そして彼等の目的は、逃げた兵器を捕獲、又は撃破。
クライアントはキサラギ。
逃げた兵器の詳細は教えてもらっていない。
でもクライアントはキサラギだ、想像はつく。
相手は生物兵器だ、と考えるのは《人》として
当然のことだろう。

しかし予想外にも作戦エリアに入っても、生体反応なんてありゃしない。
彼等の眼前に出現したのは予想外、本当に予想外の……
《トラック》だった。
トラックはトラックだ。
そうそうあの工事現場とかで使う青い2tトラック。
そのただならない雰囲気に誰もが息を飲んだその時、

〈アレ?アナタ達、誰デスゥ?〉

全員顎が外れて足元に転がった。
ううーん。取るのが難しいな。

〈……エ…、アナタ達、敵?……ソウ、敵。〉

〈敵サンハ、やっつけろッテ、命令ナノデ〉

〈オトナシク死ンデ下サイ!〉

トラックのエンジン出力が跳ね上がる。
荷台の覆いが音を立ててはじけ飛び、現れる四本の巨大な腕。
それらは荷台に格納された武装から好きなものを選ぶ。
ヘッドライトの光が煌々と輝く。
FCSが起動され、電力が全兵装へとなだれ込む。
戦いの火蓋は切られた。

〈めいんしすてむ、戦闘もーど起動シマス!!>

巨大な腕から様々な種類の弾幕が張られる。

『全機、回避しろーーーーーお!』

隊形をバラバラに崩し、MTたちはブーストジャンプ。
それをミサイルが追撃する。
ぼかーんぼかーん。ちょどーん!
それらは次々と直撃し、彼等を地に落とす。
そこに待っているのはライフル、マシンガン、レーザーの雨あられ。
彼等の装甲は爆煙をあげながらぼろぼろ剥がれ落ちる。

朝。まぶしい朝日。
其れを見る事が出来たことを誇りに思え。
そして幸運な事に全員無事だ。

彼等は太陽がよほど目にしみたのか、
とぼとぼ泣きながらと帰って行った。




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