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 コツコツと靴音を鳴らせ整備員達は忙しなく動く。

 その騒音の中心にいる男はパイロットスーツに身を包んでいた。
 専属整備員達が彼の体に様々なケーブルを接続していき、
 その度に各種計器が点滅を始め、
 男、ゴールディ・ゴードンは少し低い声で呟く。

「今度があればいいんだがな」

 最後にぼうっという音を立て、頭部の観測儀に火が灯る。



 時は早朝、現在位置は作戦領域上空一万フィート。
 管制室からコクピットに伝令が届く。
  《ハッシンジュンビヨロシ》

 ゴールディは腕を組み高々に返答する。

 「了解、此れより、本機は――発進するッ!」

 輸送機の扉が開き、巨大な箱が投下された。
 否、それは箱ではなく戦艦、ACレイジング・トレントΧであった。
 戦艦は地上に降り立つと共に、此れから来るであろう敵に対しのろしを上げた。
 それは落りたった際の衝撃波であった。
 衝撃は辺り一面を焼け野原にした。
 だが此れでは敵にすぐさま発見されてしまうだろう。
 しかし其れで良いのだ。

 本作戦は敵の陽動であるのだから。
 本機は敵を引き付ける囮であるのだから。

 ゴールディは両脇のコンソウルを叩き、頭部COMへ伝令。
  
 「ワレ、本機ト共ニ在リッ!」

 その無敵の命令に従い、頭部COMは命を遂行。
 其の心は正義。雷神は今にも天空を抉らんする。

《作戦目標、敵勢力の陽動。周辺地形データ取得。》
《中央マルチスクリーンにレーダー及び作戦領域表示。》
《火器管制機構を起動-全兵装の気力の供給開始……最終安全装置、完全解除》

            ジュピターボイラー
 レイジング・トレントΧの木星熱源機器が轟音と煙と共に脈動を始める。
                          カノン
 箱の外壁が音を立ててはじけ飛ぶ。聳え立つ長大な砲の群が現れる。
 
 観測儀の光は燦然と煌めき、来るべき敵を見据える。
                 マクスウィルエネルギア
 完璧無比の火器管制機構が起動され、漢の力が全兵装へとなだれ込む。


  《中核機構 、 戦 闘 形 態 を 起 動 し ま す 。》


    ――――彼自身の最期の戦いが始まった。


            





             カイ
 ――――レイジング・トレントΧ――――

 レイヴンゴールディ・ゴードンの愛機。記念すべき十機目。
 その姿はまるで陸上戦車で殲滅戦を得意とする。
 しかし、その大きさたるやで輸送機に入らず、特注の輸送機を使用。
 色は輝かしい金色。

 バーテックスの呼び出した異界のものどもとの交戦中、自爆。
 異界のものども諸共に作戦領域を消し去った。
 搭乗者であるゴールディ・ゴードンの回収は出来ず、
 爆発と共に死亡したと思われる。

 なお、爆発の影響にて次元断層が発生。
 まことに危険。立ち入りを禁ずる。~追記600Pにて~

  ―――――説明、終了――――




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