衝撃。衝撃。衝撃。
衝撃により内臓が破裂し咽喉を通して口内から血が盛大に吹き出る。
それは割れたヘルバイザーの隙間から洩れ出でてコクピットを濡らした。
潰れた鼓膜から聞こえてくるのは機体のあらゆる部位から次々と聞こえるガリガリと五月蝿い機体への着弾音。
ソルティックギガダイナマイツメタル
自己修復も間に合わず、崩れ落ちる特魔甲超爆裂鋼鉄。
そして割れたスピーカから流れる声。
その主はBBとジナイーダ、そして頭部COMであるダンガンガンガリオンの電子音声。
『どうしたの!立って……立ってよ!!』
『おねがい……神様ぁっ!!』
『機体破損率―95パーセントっ!!』
それらはエヴァンジェの耳には入らずコクピット内の大気を少しばかり振動させた。
メサイア
全人類の救世主たるエヴァンジェが駆る、装甲機兵ダンガンガー。
アンチクライストクロッセル
その無敵機神は屍とも言い得ない当に鉄塊同然化して、荒神十字架に打ち付けられた。
鋼鉄の杭に打ち付けられた手のひらからは火花を散らし、
特攻兵器サクリファイスが撃ちつけられる全身は装甲が捲れ、目にも当てられない惨状だ。
その爆発振動はエヴァンジェの体を刻一刻と使い物にならなくしていった。
メタルレッド
そしてその惨状を見つめる鋼紅の機神、バトロイヤーファイナル。
その特徴的な複眼は機械であっても”無念”という感情を現していた。
コクピットシートに座るエヴァンジェはぐったりとして目は虚ろを見ている。
瞼に入れる力もぼんやりで、しかも映っているのは特攻兵器が機体に…餌に向かってところだけ。
しかしその映像も夢か現実か定かではなく今更に考えるのは無駄な事なのだ。
そう考えた彼はは再び目を閉じる。
暫しそのまどろみは彼を過去へと誘って行く。
貫けぇッッ! 装甲機兵ダンガンガーッ!(エヴァンジェ&BB安価SS
@第壱話:運命を轟けぇッ!!其の身を滅ぼしてでもッ!!!!!
――レイヤード爆破阻止―――
レイヤードは《管理者》によって管理、運営されていた地下世界だ。
その《管理者》はあるレイヴンによって破壊され人類は地上へと進出した。管理者もそれを望んでいたようだ。
しかしそれももう一億年と二千年前のこと、もう記憶しているものの方が生きている総人口より少ない。
現在のレイヤードには何時からか魔力炉が大乱立して、
重なり合う程に密集したった一つでも魔界爆発すると連鎖し全てが壊れるほどの膨大な量になってしまった。
何としてでも起きない様にしていたが今回、それが起きたわけなのだ笑ってしまうだろう。
先代(ここではレイヤードを作った人々の事)は地上でそれを起こした結果、レイヤードへの移住を余儀なくされたのだ。
今回は地上都市が壊れるなどの直接被害は皆無だが、魔力の供給が殆どストップしてしまったら今の人類が堪えられるはずが無い。
今回の目標はその暴走した魔力炉を手動機関停止させる事。
人類の未来の為にも何としてでも成功させなくてはならない。
レイヴン、成功を祈っている。
カツカツと漂う魔力粉塵が機体の装甲を叩く。
ACオラクルを駆るレイヴンエヴァンジェはそれらが密集しているところを避けるべくブーストジャンプ。
重い鋼がこうも軽々と浮かび上がるのはエヴァンジェの潜在魔力の所為だけではない。
マップを見ると炉心まであとの距離は少し。
エヴァンジェの手は操縦桿を更に強く握る。
魔力炉炉心の部屋に着いた。
開いていた隔壁が閉まり魔力粉塵、魔力金属破片が宙を舞う中
ACオラクルはすいすいとその合い間をすり抜け、時には右手に握るリニーアル・ライホゥで破壊し
機関停止を受け付けるコウピウタル(我々のつかうコンピュータに似たもの)に向かう。
頭部より電源ケーブルに似た触手が伸び、コウピウタルにアクセス。
《 あくせす ・・・・・・あくせす完了 ・・・コレヨリ炉心H1A-444ヲ停止シマス 》
そのアナウンスを聞いたエヴァンジェは一安心しメインスクリーンの端の外界魔力計を見る。
最大付近まで振り切れていたタコメーターが見る見るうちに下がっていく。
これで任務は完了か……、と思っていたがそうも行かないようだ。
敵影がオラクルの魔力電探に引っかかったのだ。
五つの機影がV字編隊で此方に向かってくる。
バトリングマッスルトレイサー
その中の後続四機は戦闘型MT。
アーマードコア
そして先頭の一機は人を神たる者たらしめんとする装甲機兵、AC。
エヴァンジェは二脚型のACに乗っているがデータによると対する敵ACはタンク型。そして護衛の戦闘型MT。
どう考えても分が悪すぎる。
しかし、
彼 は 逃 げ な い 。
何故なら、
彼 は レ イ ヴ ン だ か ら だ 。
そ れ 以 上 で も 以 下 で も な い 。
レイヴンに 負 け は 許 さ れ な い 。
依 頼 を 完 璧 に 遂 行 す る 。
其れこそが、
彼らの た っ た 一 つ の 存 在 理 由 で あ る 。
エヴァンジェは再びコウピウタルにアクセス。護衛システムを再起動させる。
その瞬間、敵味方お構いなしの容赦無いレーザーの嵐が敵機が通る通路を襲う。
電探スクリーンを確認するとMTらしき反応が2千億余りに増えている。
エヴァンジェはその反応をスクリーンから排除し、ACのみを表示させる。
そして敵影が間近に迫ると頭部COMが思い出したかのように敵の詳細をそのか細い電子声で叫ぶ。
《敵影確認…・・・確認終了》
《敵ACバトロイヤーを確認》
《敵はグレノーダン・カノンを装備》
《敵はビッグ・スラキーノ・ガンを装備》
《敵はHI-レーザー・ライホゥを装備》
《…敵の戦闘スタッ…ブチ!!…………》
エヴァンジェは五月蝿い蚊同然の腐れCOMの音声を切る。
あとで喋ってくれ、今は黙ってくれ。そう言い聞かせた。
今君に出来るのは……、
エヴァンジェは両脇のコンソウルをガタガタと叩き、COMへと命令。
キサマ カイヌシ
「汝の主である、ドミナントエヴァンジェが命じる。
バトリング イグニッション
戦 闘 モ ー ド ヲ 起 動 セ ヨ !!!!!!!!!! 」
その強烈な咆哮を感じ取り、頭部COMは素直に其の主の命に従う。
其の心は感銘。機神は今にも牙を剥こうとしている。
《作戦目標、敵勢力の殲滅。周辺地形データ取得。》
《中央マルチスクリーンに電探レーダー及び作戦領域表示。》
《FCSを起動-全兵装の電力共に魔力の供給開始……最終安全装置、解除ッ!!》
プロミネンスエンジンエネルギー
オラクルの太陽機関出力が1億桁ほど跳ね上がる。そして更に、もっと上がるッ!!
各関節部の覆いが音を立ててはじけ飛び、現れる金色のシリンダ。それは唸るように蠢くッッ!!!。
頭部のバイザー・アイの光が煌々と輝く。その輝きは銀河よりも明るいッッッッッ!!!!。
FCSが起動され、電力が全兵装へとなだれ込む。各術砲兵装のランプが点く。
《 メ イ ン シ ス テ ム 、 戦 闘 モ ー ド 起 動 し ま す ッ!!!!!! 》
バトル
一騎打ちの火蓋は只今切られた……っ!!
っ
↑ちんこ
衝撃により内臓が破裂し咽喉を通して口内から血が盛大に吹き出る。
それは割れたヘルバイザーの隙間から洩れ出でてコクピットを濡らした。
潰れた鼓膜から聞こえてくるのは機体のあらゆる部位から次々と聞こえるガリガリと五月蝿い機体への着弾音。
ソルティックギガダイナマイツメタル
自己修復も間に合わず、崩れ落ちる特魔甲超爆裂鋼鉄。
そして割れたスピーカから流れる声。
その主はBBとジナイーダ、そして頭部COMであるダンガンガンガリオンの電子音声。
『どうしたの!立って……立ってよ!!』
『おねがい……神様ぁっ!!』
『機体破損率―95パーセントっ!!』
それらはエヴァンジェの耳には入らずコクピット内の大気を少しばかり振動させた。
メサイア
全人類の救世主たるエヴァンジェが駆る、装甲機兵ダンガンガー。
アンチクライストクロッセル
その無敵機神は屍とも言い得ない当に鉄塊同然化して、荒神十字架に打ち付けられた。
鋼鉄の杭に打ち付けられた手のひらからは火花を散らし、
特攻兵器サクリファイスが撃ちつけられる全身は装甲が捲れ、目にも当てられない惨状だ。
その爆発振動はエヴァンジェの体を刻一刻と使い物にならなくしていった。
メタルレッド
そしてその惨状を見つめる鋼紅の機神、バトロイヤーファイナル。
その特徴的な複眼は機械であっても”無念”という感情を現していた。
コクピットシートに座るエヴァンジェはぐったりとして目は虚ろを見ている。
瞼に入れる力もぼんやりで、しかも映っているのは特攻兵器が機体に…餌に向かってところだけ。
しかしその映像も夢か現実か定かではなく今更に考えるのは無駄な事なのだ。
そう考えた彼はは再び目を閉じる。
暫しそのまどろみは彼を過去へと誘って行く。
貫けぇッッ! 装甲機兵ダンガンガーッ!(エヴァンジェ&BB安価SS
@第壱話:運命を轟けぇッ!!其の身を滅ぼしてでもッ!!!!!
――レイヤード爆破阻止―――
レイヤードは《管理者》によって管理、運営されていた地下世界だ。
その《管理者》はあるレイヴンによって破壊され人類は地上へと進出した。管理者もそれを望んでいたようだ。
しかしそれももう一億年と二千年前のこと、もう記憶しているものの方が生きている総人口より少ない。
現在のレイヤードには何時からか魔力炉が大乱立して、
重なり合う程に密集したった一つでも魔界爆発すると連鎖し全てが壊れるほどの膨大な量になってしまった。
何としてでも起きない様にしていたが今回、それが起きたわけなのだ笑ってしまうだろう。
先代(ここではレイヤードを作った人々の事)は地上でそれを起こした結果、レイヤードへの移住を余儀なくされたのだ。
今回は地上都市が壊れるなどの直接被害は皆無だが、魔力の供給が殆どストップしてしまったら今の人類が堪えられるはずが無い。
今回の目標はその暴走した魔力炉を手動機関停止させる事。
人類の未来の為にも何としてでも成功させなくてはならない。
レイヴン、成功を祈っている。
カツカツと漂う魔力粉塵が機体の装甲を叩く。
ACオラクルを駆るレイヴンエヴァンジェはそれらが密集しているところを避けるべくブーストジャンプ。
重い鋼がこうも軽々と浮かび上がるのはエヴァンジェの潜在魔力の所為だけではない。
マップを見ると炉心まであとの距離は少し。
エヴァンジェの手は操縦桿を更に強く握る。
魔力炉炉心の部屋に着いた。
開いていた隔壁が閉まり魔力粉塵、魔力金属破片が宙を舞う中
ACオラクルはすいすいとその合い間をすり抜け、時には右手に握るリニーアル・ライホゥで破壊し
機関停止を受け付けるコウピウタル(我々のつかうコンピュータに似たもの)に向かう。
頭部より電源ケーブルに似た触手が伸び、コウピウタルにアクセス。
《 あくせす ・・・・・・あくせす完了 ・・・コレヨリ炉心H1A-444ヲ停止シマス 》
そのアナウンスを聞いたエヴァンジェは一安心しメインスクリーンの端の外界魔力計を見る。
最大付近まで振り切れていたタコメーターが見る見るうちに下がっていく。
これで任務は完了か……、と思っていたがそうも行かないようだ。
敵影がオラクルの魔力電探に引っかかったのだ。
五つの機影がV字編隊で此方に向かってくる。
バトリングマッスルトレイサー
その中の後続四機は戦闘型MT。
アーマードコア
そして先頭の一機は人を神たる者たらしめんとする装甲機兵、AC。
エヴァンジェは二脚型のACに乗っているがデータによると対する敵ACはタンク型。そして護衛の戦闘型MT。
どう考えても分が悪すぎる。
しかし、
彼 は 逃 げ な い 。
何故なら、
彼 は レ イ ヴ ン だ か ら だ 。
そ れ 以 上 で も 以 下 で も な い 。
レイヴンに 負 け は 許 さ れ な い 。
依 頼 を 完 璧 に 遂 行 す る 。
其れこそが、
彼らの た っ た 一 つ の 存 在 理 由 で あ る 。
エヴァンジェは再びコウピウタルにアクセス。護衛システムを再起動させる。
その瞬間、敵味方お構いなしの容赦無いレーザーの嵐が敵機が通る通路を襲う。
電探スクリーンを確認するとMTらしき反応が2千億余りに増えている。
エヴァンジェはその反応をスクリーンから排除し、ACのみを表示させる。
そして敵影が間近に迫ると頭部COMが思い出したかのように敵の詳細をそのか細い電子声で叫ぶ。
《敵影確認…・・・確認終了》
《敵ACバトロイヤーを確認》
《敵はグレノーダン・カノンを装備》
《敵はビッグ・スラキーノ・ガンを装備》
《敵はHI-レーザー・ライホゥを装備》
《…敵の戦闘スタッ…ブチ!!…………》
エヴァンジェは五月蝿い蚊同然の腐れCOMの音声を切る。
あとで喋ってくれ、今は黙ってくれ。そう言い聞かせた。
今君に出来るのは……、
エヴァンジェは両脇のコンソウルをガタガタと叩き、COMへと命令。
キサマ カイヌシ
「汝の主である、ドミナントエヴァンジェが命じる。
バトリング イグニッション
戦 闘 モ ー ド ヲ 起 動 セ ヨ !!!!!!!!!! 」
その強烈な咆哮を感じ取り、頭部COMは素直に其の主の命に従う。
其の心は感銘。機神は今にも牙を剥こうとしている。
《作戦目標、敵勢力の殲滅。周辺地形データ取得。》
《中央マルチスクリーンに電探レーダー及び作戦領域表示。》
《FCSを起動-全兵装の電力共に魔力の供給開始……最終安全装置、解除ッ!!》
プロミネンスエンジンエネルギー
オラクルの太陽機関出力が1億桁ほど跳ね上がる。そして更に、もっと上がるッ!!
各関節部の覆いが音を立ててはじけ飛び、現れる金色のシリンダ。それは唸るように蠢くッッ!!!。
頭部のバイザー・アイの光が煌々と輝く。その輝きは銀河よりも明るいッッッッッ!!!!。
FCSが起動され、電力が全兵装へとなだれ込む。各術砲兵装のランプが点く。
《 メ イ ン シ ス テ ム 、 戦 闘 モ ー ド 起 動 し ま す ッ!!!!!! 》
バトル
一騎打ちの火蓋は只今切られた……っ!!
っ
↑ちんこ