九段中等教育学校

千代田区立九段中等教育学校


概要

1924年開校の第一東京市立中学校を前身とする伝統校で、靖国神社やオフィスビルの集まる市街地に立地しています。他校とは一線を画す独特の校風のもと、「至大荘」に代表される質実剛健の気風が今なお根付いています。全国の公立中高一貫校で最も難関大学進学を重視しており、英語と数学は4段階の能力別授業を展開。大手塾と提携した土曜講座や、長期休業中の講習も充実しており、高校範囲は中等4年次にはほぼ修了し、約2年間が大学受験対策に費やされます。千代田区という土地柄を活かした「九段自立プラン」が実践されており、学年ごとに様々な事柄を学習して、中等6年次には卒業研究をおこないます。


偏差値  男子55 女子56 (80%偏差値)

 


“スーパー公立校”の異名を誇る究極の公立中高一貫校

“スーパー公立校”とも言われる所以は、その独自の教育です。最も差のつく教科である英語と数学は、なんと4段階でのレベル別授業がおこなわれています。得意科目は応用問題に取り組み実戦力をつけ、苦手科目は基礎からきっちり学ぶことができます。授業のスピードはかなり速いですが、落ちこぼれないよう補習体制も万全です。土曜日には予備校と提携した講座や、長期休業中の講習や勉強合宿、放課後スタディなど、落ちこぼれを出さず、できる生徒はどんどん伸ばすシステムが確立しています。

行事も極めて多いのが九段です。中等5年次には海外への修学旅行があるのも魅力的ですが、九段といえば「至大荘」がとても有名です。この行事は、戦前から続く九段伝統の行事で、この行事を経てはじめて九段生になると言われています。当日では多くのOBに支えられ、遠泳に挑みます。九段は母校愛の強いOBが非常に多く、OBによって九段の歴史を紹介する授業がおこなわれるなど、積極的にOBが学校で活躍しています。


 入試データ

調査書比率は10%と極めて低いため、事実上、適性検査のみで決まるといって良いです。九段の適性検査の最大の特徴は、かなりユニークな問題が多く、九段独特の傾向を持っているという点です。そのような点で、他の都立中高一貫校とは一線を画しているといえます。毎年、「入試問題=ペーパーテスト」の図式を崩した問題も出題されており、良く言えば九段らしさが満ち溢れた入試問題、別な言い方をすれば、対策がしづらい入試問題といえます。しかし、都立中高一貫校全般に見られる私立入試への歩み寄りは九段にも見られます。九段志望の場合、九段独特の入試問題に目を奪われることなく、まずは他校と同様に、教科の基礎学力をつけることが大切です。理科や社会もしっかり勉強していないと解けない問題が増えてきているので、一通りの勉強は不可欠です。もちろん、算数は私立型の勉強が最も有効であることは言うまでもありません。

 

最終更新:2008年06月07日 19:24
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