符計算について
はじめに
和了った時に勝手に計算してくれるから符計算できなくても……
とお考えの方もいらっしゃるでしょうが
麻雀をする人なら覚えておいて損はありません
おぼえなければいけないことはそこまで多くありませんので
これを機会に覚えてみてはいかがでしょうか
10分あれば覚えられるんだぜ?
符計算
符の数え方
基本、20符として和った手の形によってボーナス(符)がつき点が上がります
[基本20符] と [牌の組み合わせ符] と [上がり方の符] の3つがあり
これらを合計しさらに下一桁切上した符が最終的な符数となります
(※例 計32符 → 40符)
牌の組み合わせによる符
符数 |
+2符 |
+4符 |
+8符 |
+16符 |
+32符 |
中張牌(2~8) |
明刻(ポン) |
暗刻 |
明槓 |
暗槓 |
- |
公九牌 |
- |
明刻(ポン) |
暗刻 |
明槓 |
暗槓 |
※刻子(コウツ):②②②や、中中中など同じ牌3枚の組合せ
※槓子(カンツ):⑨⑨⑨⑨や東東東東など同じ牌4枚の組合せ
(鳴いて人のを食べると『明(ミン)』、自分で全部揃えれば『暗(アン)』)
※中張牌(チュンチャンハイ):2~8の数字の牌のこと
※公九牌(ヤオチュウハイ):1、9、字牌(東南西北白発中)のこと
符数 |
0符 |
+2符 |
+4符 |
|
飜牌以外 |
飜牌 |
連風牌 |
※飜牌(ファンパイ):役の付く字牌のこと、別名役牌。(白発中と、場の風、自分の風が該当する)
※連風牌とは場の風と自分の風が同じ風牌のことよ 4符としないルールもあるわ (その場合は普通の飜牌と同じ2符)
三四五 や、⑦⑧⑨ のような数字連番の組合せは 0符
[Point]
『タンヤオ牌のポンは2符』と覚えておけば、後は倍々するだけです
雀頭字牌の符は、雀頭が連風牌(ダブトンや、ダブナン等)の場合、もう+2符されます
上がり方の符
次に、他の符が付くパターン
1 |
門前でロン |
+10符 |
2 |
カンチャン待ち、ペンチャン待ち、単騎待ち |
+2符 |
3 |
ツモあがり |
+2符 |
[Point]
2は『悪い待ちには+2符』と覚えましょう
両面待ちとシャボ待ちにはつきません
3は、例外としてツモあがりでピンフがつく場合は符がつきません
よくある形の符計算
平和の形で門前ロン…30符
平和の形で門前ツモ…20符
平和の付かない門前ロン…大体「30符+α」程度なのでほとんどが40符(暗刻や暗カンがあった時は40符を超える事があるのでその時は符計算をすれば良い)
平和の付かない門前ツモ…大体「20符+α」程度なのでほとんどが30符(同上)
平和の形で鳴きを入れた場合…30符
トイトイの付かない鳴き…「20符+α」の30符が多いが、刻子があるなら自分で計算する
トイトイ…おとなしく符計算しましょう。30符~50符が多い
七対子…25符(50符を2分の1にしていると考えると分かりやすい)
点数計算
計算式
正直これは知らなくてもいい気がする点数計算の公式
- 点数 = 符数 x 16 x 2^飜数 (下2桁切上げ)
( 例:30符3飜の場合 30 x 16 x 2^3 → 30 x 16 x 8 = 3840 → 3,900点 )
※親の場合 1.5倍となる
※満貫の点を越えた場合は満貫扱いとなる
点数表
- で、毎回計算なんてやってらんないので「符」と「飜数」の組み合わせ表を参照すると楽チンだぜ
- 一般的によく出る符数は20~50で、飜数は1~4(5~は満貫です)なので、組み合わせ量はたったの4x4、すぐ覚えられるぜ
- さらに楽をしたければ、1飜の点数だけを覚えておいて、飜数が増えるごとに倍々していけばいいんだぜ
- せっかくだから計算式(完全省略版)も書いておくぜ、1飜の時の点数だぜ
親:符数x48
子:符数x32
点数表の丸暗記は非常に面倒ですが、暗記量をかなり少なくすることは可能です
まず、満貫以下は符が倍になれば点数が1飜繰り上がっているのが分かるでしょうか ( 例:子の60符2飜 = 30符3飜 = 3900点 ・ 子の50符1飜 = 25符2飜 = 1600点)
さらに70符以降は50符+X符に分解して計算できることを確認してみてください ( 例:子の90符1飜 = 50符1飜+40符1飜 = 2900点)
この二点を踏まえ、20符30符50符の部分だけ覚えてください
そうするとあら不思議!なんと全ての点数計算が可能となります
符によっては少々面倒ですが、慣れてくるとすぐに計算できるようになりますよ ( 例:子の110符2飜 = 50符2飜+60符2翻 = 50符2飜+30符3翻 = 3200+3900 = 7100点)
何度も計算するうちに、よく出てくる点数は覚えられたりもします
最後に言っておくと、70符3飜、40符4飜以上は満貫になるので計算しなくてもいい、と知っておきましょう
70符3飜は幺九牌を暗槓したとき、40符4飜は平和以外での面前ロンのときによく出現します
早見表
早見表 |
20符 |
30符 |
40符 |
50符 |
60符 |
70符 |
90符 |
110符 |
1飜 |
700 (1,000) ※ |
1,000 (1,500) 300・500 |
1,300 (2,000) 400・700 |
1,600 (2,400) 400・800 |
2,000 (2,900) 500・1,000 |
2,300 (3,400) 600・1,200 |
2,900 (4,400) 800・1,500 |
3,600 (5,300) 900・1,800 |
2飜 |
1,300 (2,000) 400・700 |
2,000 (2,900) 500・1,000 |
2,600 (3,900) 700・1,300 |
3,200 (4,800) 800・1,600 |
3,900 (5,800) 1,000・2,000 |
4,500 (6,800) 1,200・2,300 |
5,800 (8,700) 1,500・2,900 |
7,100 (10,600) 1,800・3,600 |
3飜 |
2,600 (3,900) 700・1,300 |
3,900 (5,800) 1,000・2,000 |
5,200 (7,700) 1,300・2,600 |
6,400 (9,600) 1,600・3,200 |
7,700 (11,600) 2,000・3,900 |
満貫 8,000 (12,000) 2,000・4,000 |
4飜 |
5,200 (7,700) 1,300・2,600 |
7,700 (11,600) 2,000・3,900 |
満貫 8,000 (12,000) 2,000・4,000 |
5飜 |
満貫 8,000 (12,000) 2,000・4,000 |
~7飜 |
跳満 12,000 (18,000) 3,000・6,000 |
~10飜 |
倍満 16,000 (24,000) 4,000・8,000 |
~12飜 |
三倍満 24,000 (36,000) 6,000・12,000 |
13飜~ |
数え役満 32,000 (48,000) 8,000・16,000 |
上段左が子の、括弧は親のロンあがりでの得点、下段はツモあがりの得点(親があがったときは全員から右側の点を、子の場合は他の子から左側、親から右側の点をもらう)
80符・100符は滅多に出ないので載せてません。それぞれ40符・50符の得点の倍なので問題ないでしょう。
※20符1飜は計算上では「副露しているピンフ形のロンあがり」で成立ですが、一般ルールではこの形は30符で計算するので(天鳳も30符)使われることはありません。
一部の古い麻雀ゲーム(麻雀悟空など)では20符1飜で計算しているものもあるので載せておきます。
例外!七対子!!
七対子、いわゆるニコニコ。こいつだけは例外的に25符で計算するんだぜ
(※七対子を1飜とするルールの場合は50符となるのが一般的)
5飜以上は他と同様
25符 |
子 |
親 |
2飜 |
1,600 (400・800) |
2,400 (800) |
3飜 |
3,200 (800・1,600) |
4,800 (1,600) |
4飜 |
6,400 (1,600・3,200) |
9,600 (3,200) |
最終更新:2010年08月30日 21:44