第2回講座 危険牌について

相手のリーチに何を切ればよいのか。
どれを切ってもあたりそうで…
とお嘆きの貴方
安心してください紫先生が疑問に答えてくれました。


降りの基本はスジと壁だからそれぞれについて説明しましょう
裏スジとまたぎスジについても書いたけれど前2つと比べてそんなに重要では無いから読み飛ばしても問題ないと思うわ
おまけのエリア理論とスジ引っかけについては結果だけ頭に入れておけば得をするかもしれないわね


スジについて


スジについて理解している人は読み飛ばすといいわ
スジ牌とは両面の待ち牌の事を言うの
例えば②③の両面だったら①-④待ちになり、⑤⑥の両面なら④-⑦待ちになるわね
両面の全ての待ちの形を考えると次のような関係になるわ

①-④-⑦  (②③⇒①-④待ち  ⑤⑥⇒④-⑦待ち)
②-⑤-⑧  (③④⇒②-⑤待ち  ⑥⑦⇒⑤-⑧待ち)
③-⑥-⑨  (④⑤⇒③-⑥待ち  ⑦⑧⇒⑥-⑨待ち)

例えば両面待ちで聴牌している人がいて、その人が④を切ったと仮定しましょう
この時に①⑦の牌を切ってもその人に振り込む事はあり得ないわ
①もしくは⑦を両面で待つのであれば隣のスジである④も待ちに含まれるから、
フリテンで①-④または④-⑦待ちになっている可能性はあるけれど、当然振り込む事だけは無いのよ

ただし、真ん中のスジ(④⑤⑥の牌)以外はこうは行かないわ
①が切れている場合でも④の待ちは④-⑦の形が残っているから振り込む可能性があるの
この場合は①と⑦の両方が切れている場合であれば①-④も④-⑦も消えるから、両面待ちの④に振り込む事はなくなるわ

ついでに、①が切れていても⑦に振り込む確率にはほぼ影響しないわ
一応①-④-⑦待ちの3面張で振り込む可能性は無くなるけれど誤差の範疇でしょうね

①-④-⑦の場合を例として挙げたけれど、②-⑤-⑧や③-⑥-⑨も同じように考えられるわね

麻雀の基本は両面待ちだから、両面待ちに振り込まないと言うのは重要なのよ
牌効率を覚える上でも重要だから覚えて損は無いわ
ただし、愚形の待ちには振り込むから過信し過ぎると痛い目に合うわよ

スジを踏まえた上で壁について考えてみましょう


壁について


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上の画像で説明したように場に3,4枚見えている牌の事を壁と呼ぶのよ

ある牌が4枚見えていたらその牌をまたぐような順子を作るのは不可能なのでノーチャンスと呼びます
(考え方の例:自分から③が4枚見えていたら他家が②③や③④、①③や③⑤を持っている確率は0%)
ある牌が3枚見えていたらその牌をまたぐ順子は、残り1枚しか無いその牌を使う必要がある上に、
形も1通りしか作れないのでワンチャンスと呼びます
ワンチャンスは確実ではないけれどよく見かけるので覚えておくと大分違うわ
2枚見えていた場合はツーチャンスと呼ぶのかもしれないけれど、気休め程度に考えた方がいいわね
ただし③③④④とツーチャンスが2つ並んでいればいくらか使い辛くなる訳だから、ある程度は信用出来るわよ

さて、③が4枚見えていた場合、①②が字牌と同じような扱いになるのは説明した通りだけれど、
さらにここで⑧が通った場合、③が無いので(③④)の形の②-⑤待ちと、スジ牌の(⑥⑦)の形の⑤-⑧待ちが無くなり、
④⑥のカンチャンの⑤待ちと、⑤単騎、⑤のシャボ以外の待ちが無くなるわ
このように先に挙げたスジと絡めて考えられると安牌候補が広がるわねえ

もっと付け加えると、③が4枚見えていて⑦が通った場合は、
(②③)の①-④待ちと(⑤⑥)の④-⑦待ちが無くなるのに加え、(③⑤)の④待ちも無くなるから、
④で振り込むとしたらシャボまたは単騎しか無いのよ
ここまで考えられるようになれば十分ね

これだけは注意して欲しいのが、③が4枚見えていたら①②は安全度が高いとは限らない事
あくまでも字牌と性質が同じになるだけであって、字牌が危険になるのと同じように壁が本命の危険牌になる事もあるのよ

降りに関してはスジと壁を覚えるだけでも大幅に変わるわ

裏スジについて


も教えて貰えると助かるぜ

と書いてあったので答えましょう
ただ裏スジって牌効率をある程度知っていないと理解し辛いのよね…

スジや壁はどちらかと言えば安牌を探すための考え方なのに対し、
裏スジはどちらかと言えば危険牌を探すための考え方になるわね
私の個人的な意見としては裏スジを知らなくても問題は無いわ

裏スジとは、ある牌の隣の牌のスジを指すのよ
例えば②の裏スジであれば、②の隣の牌は③、つまり③-⑥ね
②の隣なら①も当てはまるけれど、①-④のように②をまたぐ牌は裏スジにはならないと覚えておいて貰えるかしら
4を足したり引いたりした数が裏スジになると覚えると楽だぜ

①⇒②-⑤     ⑥⇒②-⑤
②⇒③-⑥     ⑦⇒③-⑥
③⇒④-⑦     ⑧⇒④-⑦
④⇒⑤-⑧     ⑨⇒⑤-⑧
⑤⇒①-④&⑥-⑨

これが何の役に立つのか説明しましょう
例えば②④と持っている所から⑤を引いてきました
この場合、②④⑤となるけれど、②は無くても問題無いわね?
②を持っていなくても④⑤を持っているだけで③-⑥待ちの両面になる上に、
牌効率の面から考えても②④⑤から2つ面子作るにしても有効牌が④⑤の待ちと被るから他の孤立牌を抱えたほうがいいのよ
牌効率の説明に関しては割愛するわね

で、②④⑤と持っている時に一番邪魔な牌は②だから、②④⑤と言う形があれば②は他の牌より早めに切る事になる訳なのよ
つまり、②が序盤に切られているのであれば、その人の手には④⑤がある可能性が高くなる訳で、
②の裏スジである③-⑥の両面待ちである可能性が高くなる訳なのよ

つまり序盤に切られた牌の裏スジは危険
と言う考え方になるわね
当然ながら手の中に④⑤があっても③-⑥を聴牌する前に引いてきて面子が完成していたら③-⑥待ちにはならないし、
ただ単に孤立牌を切っただけとも言えるから、裏スジは信用できるのかと言われれば微妙なのよ

個人的には、序盤に切られた⑤の裏スジは警戒しておいた方がいいと思うわ
普通なら孤立している⑤を序盤に切るのは抵抗があるでしょう
だから手があまり整っていないはずの序盤から切って行くのはそれなりの理由があると考えてもいいわね

この時もしも②③⑤または⑤⑦⑧とあったらどうかしら
これなら⑤をさっさと切る人は多いと思うわ
つまり⑤が序盤に切られているのであれば、②③または⑦⑧の両面が手に組み込まれている可能性が高い、
つまり⑤の裏スジの①-④、⑥-⑨は警戒した方が良いと言う話になるわね

上に挙げた裏スジの関係を見た時、①と⑥、②と⑦、③と⑧、④と⑨は裏スジが同じスジになっているのが分かるかしら
②と⑦を例にして考えるわね
②④⑤⑦等の形からだと②④と⑤⑦と見る事もあるけれど、ある程度面子候補が足りていれば②を切って⑦を切り、④⑤の両面を残すわよね
だから序盤に②を切り、数巡後に⑦が出てくると言う切り方は④⑤を持っている可能性が高くなるの
②⑦のようにこの組み合わせの牌の間には4枚の牌があるから、これを「間4ケン」と呼んでいるわ

ついでに言っておくと、②④のカン③で聴牌しているのをダマテンにしておいて、
⑤を引いて両面にしてからリーチする人は結構いるんじゃないかしら
そのためにリーチの宣言牌の裏スジも危険と言われているわ

またぎスジについて


裏スジを覚えたのならセットでまたぎスジも覚えておきましょう
またぎスジとは言葉の通りその牌をまたいだスジの事を言うのよ
②であれば②③の①-④がまたぎスジ
③であれば②③と③④の①-④&②-⑤がまたぎスジ
まとめると下のようになるわね

②⇒①-④        (②③)
③⇒①-④ ②-⑤    (②③,③④)
④⇒②-⑤ ③-⑥    (③④,④⑤)
⑤⇒③-⑥ ④-⑦    (④⑤,⑤⑥)
⑥⇒④-⑦ ⑤-⑧    (⑤⑥,⑥⑦)
⑦⇒⑤-⑧ ⑥-⑨    (⑥⑦,⑦⑧)
⑧⇒⑥-⑨        (⑦⑧)

これが何を指しているのか説明しましょう
まず③を例にして考えましょう
②③と③④の待ち牌が③のまたぎスジになっている事が分かるかしら
ここに③を引いてきた場合、②③③または③③④となるのだけれど、この形だと③を捨てる場面と言うのは終盤になりやすいのよ
②③③の形は両面としても見れるし、対子としても見る事が出来るのよ
序盤よりは終盤に処理される牌であると言えるし、特に1シャンテン時に効果が高いから聴牌時に切られる事が多いわ
つまり、聴牌時に③が切られたのならまたぎスジである①-④、②-⑤が待ち牌になる可能性が高くなると言えるわね
ここでは③を例に挙げたけれど、同様に聴牌時に切られた牌のまたぎスジは危険度が高いと言えるわね

このように聴牌時に切った牌のまたぎスジの待ちで聴牌する事を通称「ソバテン」と呼ぶのよ
効率重視で打つ場合はソバテンになりやすいわね
出来るだけ攻めたい時や、降りたいのに安牌が0の時にこれを思い出せれば役に立つかもしれないわ

何度も言うようだけれど、麻雀では当たり牌を探す事よりも安牌を探す方がはるかに楽で確実だから、
裏スジとまたぎスジを信用し過ぎるのも問題だと思うわ


おまけ1 エリア理論について


確かアカギの漫画の1巻だか2巻辺りでエリア理論と言う物があったわねえ
電流走る人の前かその人辺りかしら
確かその中に安全牌を探す方法があったからうろ覚えだけれど解説するわ

序盤に⑦が切ってあった場合に⑧や⑨で振り込む可能性について説明するわね

両面待ちで⑧や⑨で振り込む場合⇒⑥⑦⑦や⑦⑦⑧から⑦切り

カン⑧に振り込む場合⇒⑦⑦⑨から⑦切り

⑧または⑨のシャボに振り込む場合⇒⑦⑧⑧や⑦⑨⑨から⑦切り

⑧または⑨の単騎に振り込む場合⇒⑦⑧か⑦⑨から⑦切り

見ての通り、⑦を序盤から切るにしては両面以外は明らかに不自然な打ち方になっているわね
ドラ、役絡みでなければそうそうこんな切り方にはならないわ
⑦を孤立牌で持っている所から⑦を切って、後から⑧や⑨待ちになるような牌を引いてきた可能性もあるけれど、
切れなくなって抱えたとかでなければフリテンを避けるためにも普通は引いてもすぐに切るわね
⑦⑧や⑦⑨から⑦を切って再度⑦を引いてきて⑧や⑨待ちは論外と言う事でいいかしら

以上から序盤に⑦切りした人に⑧や⑨で振り込む可能性は比較的低いと言えるわ
ただこれは相手が普通に打っていればの話なのよねえ

この考え方はちょっと壁に近い考え方かしら
こんな性質がある事を覚えておくと結構役に立つわ

おまけ2 スジ引っかけについて


上で説明したスジについては両面待ちに振り込まないための考え方と言うのは分かってもらえたかしら
逆に言うと、両面待ちでなければ振り込む可能性はあるのよ
基本的にスジ引っかけはあえて形を崩したりしない限り狙って出来る物では無いから、「スジ=完全安牌ではない」としか言えないわね

ただし、リーチ宣言牌でのスジ引っかけは「モロ引っかけ」と呼ばれていて、これは普通に打っている内にスジ引っかけになる事が多いのよ
モロ引っかけはやたらと汚いだの何だのと言われているようだけれど、
個人的な意見を言わせて貰えばリーチ宣言牌のスジを信用して振り込むほうが悪いわ
そんな自業自得な振込みに文句を言えるのなら追っかけリーチをかけられて数え役満振り込んだ時は牌を投げつけても許されるはずよ…っ!

1シャンテン時に①③⑤のようにリャンカンを持っていて、
リャンカン以外が埋まって聴牌したら聴牌時に捨てる牌によっては自然にスジ引っかけになるのよ
①③⑤、②④⑥、④⑥⑧、⑤⑦⑨がモロ引っかけになる形かしら
唯一③⑤⑦の場合だけは①または⑨を捨てていないとスジ引っかけにはならないわ

だからリーチ宣言牌、または聴牌時のスジは一番スジ引っかけを警戒しておくべきスジなのよ
…とは言え無スジよりははるかにマシだとは思うけれどね
スジだから安全と思って切ると痛い目に合いやすいわよという話だから誤解しないように


相手の手役によってもスジの安全度が変化するわ
鳴いている相手は注意しましょう
トイツ系の手はスジが関係無いから全く意味が無いわ
染め手は手の中で使える枚数が少ない分、両面になる事が少なくなるからスジは気休め程度に考えたほうがいいわね

おまけ3 鳴いた時のソバテンについて


鳴きを入れた相手に対してソバテンがどのように考えられるかの考察よ
眉に唾を付けて読んだほうがいいわ

牌効率講座を見てもらえば分かると思うけれど、
鳴きを入れた時は335だとか334だとかターツがトイツと複合した形が重要なのよ
チーは上家からのみだけれど、ポンはどこからでも出来るものね

ではこの形の1シャンテンを考えて見ましょうか
他はどうでもいいから2鳴きをしていると仮定しましょう
334 ③④ ⑧⑧  (235②⑤⑧待ちの6種20牌)

②⑤をチーした場合…3切りで2-5テンパイ
25をチーした場合…3切りで②-⑤テンパイ
3⑧をポンした場合…4切りで②-⑤テンパイ

この形であればチーしてテンパイした場合はソバテンになる可能性があるけれど、
ポンしてテンパイした場合はこの形だとソバテンにはなり得ないわね

ポンテンによるソバテンというのは、
334 ③③ ⑧⑧
の様に3トイツが残っている時になるわね
今度は逆にチーテンだとソバテンにはならないわね
このようにトイツが多い場合は大体トイトイ系の手かしらねえ

総合すると
普通手のチーテンのソバテンは警戒する
トイトイ系の手のポンテンのソバテンは警戒する
と言う事になるかしら

ソバテンでのテンパイ確率がどの程度なのかよく分からないから断言できないのが辛い所ねえ

まあ、トイトイ狙いの人が、普通手との兼ね合いでターツの形を残しておくとソバテンになりやすいと言う事は覚えておいて損は無いわ
上の例で言うと、③や⑧をポンして4が出るような時かしら
トイトイの役自体は分かりやすいけれど、どれが危険牌かを判別するのは難しいからこう言う事を知っておくとそれなりに便利よ


ベタオリの考え方について

相手に先制されたと感じた時、取る行動は大きく3つに分けられるわ
1つ目が全ツッパ
これは相手の手を無視し、自分の手だけを見て危険牌だろうが何だろうが突っ張り続ける打ち方の事よ
2つ目が回し打ち
出来るだけ危険牌を抑えるためにそれより安全度の高い牌を切って、受け入れを減らしたりしつつも聴牌に持って行くような打ち方をこう呼ぶわ
3つ目がベタオリ
ベタオリは自分の上がりを放棄してとにかく放銃を避けるための打ち方よ

ベタオリが有効な場合は、相手の手が異常に高かったり自分の手が遅かったりで全く勝負にならない時のように、
振込みだけは何としても避けたい時に有効ね
どう見ても割に合わない時は回し打ちなんてしていないでさっさとベタオリに移行するのも重要よ

プンリーでもしない限り絶対に振り込む牌と言うのは無いけれど、
ある相手に絶対に振り込まないと言う完全安牌は存在するのよ

相手の現物(相手が切った牌)
国士が無いと言える時にシャボや単騎待ちしか作れない4枚見えている牌(字牌の他にも壁の項目を参照)

出来る限り完全安牌を切るように打っていくといいわね
ベタオリ中に完全安牌があるのにスジを追って振り込んだら目も当てられないわ
完全安牌で無い限り振り込む可能性はあるのよ
次は3枚見えている字牌等の可能性が低いかしら

ただ、状況によって危険牌と言うのは左右されるからこれは常にこうとは言えないのよねえ
例えば壁でシャボや単騎しか無い牌は序盤であればかなり振り込む確率は低いけれど、
終盤になっても生牌なら他家が複数抱えていると考えられるから、振り込む確率は高いと言えるわ
その辺の優先順位はこの講座を一通り読んでみて自分なりに考えてみて頂戴

そしてある程度慣れてきたらベタオリする以上はとにかく警戒している人以外の動きもある程度把握しておくこと
リーチ者にだけ警戒していたらダマなり鳴きを入れた人に振り込むというのはよくある話なのよ
ただ、警戒している人に対して安牌が少ない時は周囲を警戒どころじゃないだろうから程々でいいし、
降りていそうな人まで警戒してもしょうがないから、この人は怪しいと感じた時だけ警戒するのでも十分よ

2巡前に通った牌を通っているからともう一度切ったら他家に振り込んだ
その他家は1巡前に手代わりをしていました

ここでもしも他家がツモ切りをしているか手出しをしているかを把握していれば防げたかもしれないわね
手代わりがあったのなら牌はツモ切りではなく手出しになっているはず
逆に言うと、その人が数巡前からツモ切りを続けているなら、
その人は手代わりをしていないのだから数巡前に通った牌はその時も通るはずよ
(ただし、見逃しをしていた場合は除く)

また、警戒している人に通る牌が複数あったとしましょう
こう言う場合は他家に対しても安全な牌を残す事
リーチ者の現物だったのに、他家からもリーチがかかって切れなくなると言った状況を避けるためよ

ベタオリは誰でも出来るようでも、微妙に出来ていない人が多いから気をつけてね

他家への警戒


~~~注意~~~

ここから先は私の独断と偏見で語らせてもらうからその旨を理解した上で読んで頂戴

相手が聴牌している場合はリーチ、ダマ、副露の3種類があるからそれぞれについて説明するわ
私としても決してこれらを正確にしっかりと把握している訳ではないから、目安と考え方だけの話になるわよ
細かく話すと長くなるしね…


リーチへの警戒

当然ながらリーチはリーチ者の聴牌が確定している状態ね
現在は一発裏ドラ赤ありのルールが多いから、リーチがかかった状態からはあっさりと満貫クラスの手が出てくるから要注意よ

自家がテンパイしていて良形なら勝負して問題無いわ
ただし愚形なら厳しい事の方が多いわね

自家が1シャンテン以前であれば基本降り気味の打ち回しで問題無いわ
手が非常に広い、手が非常に高い場合は攻めてもいいけれど、
良形の残る1シャンテンより愚形テンパイの方が上よ
牌効率の所でも説明したけれど、両面2つの完全1シャンテン形でもテンパイまでかかる平均巡数は6巡と言われているわ
当然終盤になればなるほど1シャンテンから勝負するのが不利になるわね

リーチをかけた以外の人への警戒

余裕があれば他家が手出しをしているかツモ切りをしているかを見ておくといいわ
詳しくはベタオリの項目を参照してね
危険牌をバシバシ切っている人はテンパイしている可能性が高くなるし、
手出しで安全牌が切られていれば降りている可能性が高くなるわね
当然ながら一概には言えないけれどね
鳴きで手役を付けようとしている場合は特に読みやすいのでその人の動きには気を付けた方がいいわ
分かりやすい例としては染め手の人がいる所に不用意にその色を出さない等が挙げられるわ


鳴きへの警戒


この項は前文とまとめで言ってる内容は同じだから枠でかこってあるまとめた所だけ読めばいいわ


当然ながら鳴きはテンパイしているかどうかは不確定なのよ
1副露でテンパイしている時もあれば3副露でまだテンパイしていない可能性もあるわ

ただし、面前と違ってかなり打点と手を読みやすく(特に手役を狙う場合)なっているわね
喰いタン狙いであればヤオチュウ牌を切れば振り込まないし、染め手であればその色以外を切っていれば安全
当然ながら役牌暗刻だったりして振り込む可能性は一応あると言う事を忘れていはいけないわ
鳴いた場合に安牌が増えると言う事は、逆に言うと、危険牌の危険度が上がると言う事でもあるわね
余裕があれば手出しか否かを確認する事でも安全牌か否かを判断する事が出来るようになるわ
普段から手出しかどうかまで確認するのは大変だから、そこまでするのはやばそうな仕掛けをしてきた人だけでいいわよ

また、シャボの確率が上がるから生牌の危険度が上がるわ
壁で使いにくいはずの牌が生牌だったりしたら要注意よ
おまけ1で説明したエリア理論の信頼性が少し上がるわ
これは副露を前提としていれば223等のリャンメン+トイツの形から2を先切りするケースが減るからよ
ソバテンの危険度も上がるわね
これはエリア理論の信頼性が上がる理由と同じよ

これらをまとめると、

鳴きはテンパイしているかどうか不確定
打点、手役を読みやすいので安全牌を探しやすい
安全牌が増えるので危険牌の危険度が高い
余裕があればツモ切りかどうか見ておく(ここである程度テンパイか否かを判断出来る)
生牌を警戒する
エリア理論の信頼性が上がる
ソバテンの危険度が上がる

と、こんな感じになるわねえ
まあ鳴きに対する警戒に関しては終盤の仕掛けや危険そうな仕掛けをしてきた人だけで十分よ
ツモ切りか手出しかを意識するのはまず場を見る事が出来るようになってからだしねえ
しっかりと牌効率を覚えてからで十分よ

ダマへの警戒

ダマテンの見抜き方に関してとうまけさんからの質問なんだけれど、
はっきり言ってダマテンを警戒する必要はほとんど無いわ

ダマの状態は当然ながらテンパイしているかどうかわからない状態
鳴きよりもテンパイしている可能性は低いわ
●●さんがテンパイしている確率が半分だとすると、テンパイしていなければ振込みようが無いのだから、ある牌で振り込む確率も半分になるわね
これを一々警戒していたらカモになるだけよ

ただ、特殊な捨て牌であれば高い事が多く、ダマにしている可能性も高くなるので中盤以降は警戒した方がいいかもしれないわね
上家であれば鳴きを防ぐ事にもなるはずよ
ただ、ダマテンを警戒するには、最低限、場を見る事が出来なければいけないわね
ツモ切りか手出しかを見ていないとテンパイしたかどうかの判断も出来ないわね
手出しで重要そうな牌が切られたのであればテンパイが近いかテンパイか
染め手であれば染めた色が手出しで出て来たら危険信号よ

中盤以降で手牌からドラがでてくるのもレッドシグナルだぜ

まあ、参考までに特殊な捨て牌の傾向よ

絶1門状態になっている…染め手
各色の4~6牌が多く切られている…チャンタ系
バラバラに切られていて、捨て牌全体にトイツが多い…七対子
各色の2~8牌まで切られている…国士

他は、リーチに対してやたらと突っ張っている人はテンパイの可能性が高いわ
特にリーチの現物待ちは有効だから、安牌に余裕があるのなら警戒しておいた方がいいかもしれないわね

結局の所、リーチや鳴きに対しての警戒は有効だけれど、
ダマに対する警戒は普通手なら自滅するだけの可能性も高いし労力も割にあってないのよ
ダマを頻用する人に対してだけ警戒していればいいんじゃないかしら

ダマに対して警戒するのであればその労力を鳴きに対して警戒した方がいいと思うわ


何か増やしてほしい項目があればどうぞ

  • 筋ひっかけとソバテンについてとかどうかな -- チルノ (2008-05-02 22:31:27)
  • やはりソバにはテンプラだね --    (2008-05-02 22:32:53)
  • モロ引っ掛けにスジで振っても恥ずかしくは無いと思うよ -- ル (2008-05-04 04:09:45)
  • ↑モロ引っかけに引っかかる事を恥ずかしいとは思わないけれど、引っかかった時にその待ちを非難するのはちょっと恥ずかしいと思うわ。
  ただ雀荘のメンバーだとモロ引っかけは禁止だったりするからTPOをわきまえないといけないけれどね -- 12さい (2008-05-04 10:51:03)
  • 危険牌っていうのからは少しずれるけど、ダマテンの見抜き方がわかんなくて困ってます。ご教授いただければ助かります -- とうまけ (2008-05-22 13:31:29)
  • 一応ダマテンについては書いておいたけれど多分期待には答えられてないわね… -- 12さい (2008-05-22 21:43:07)
  • 直接的な答えというより、打てる人の考え方みたいなのを聞いてみたかったんで大いに参考になりました。ありがとう! -- とうまけ (2008-05-22 21:53:10)
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最終更新:2008年05月22日 22:39
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