役満について

役満があがりたくてもあがれない。
もしくは、役満に対して色々知りたい方。
リリー・Wがそれぞれの役満について、色々教えていきます。


役満は、そもそも狙わないとでませんし、打点効率の面でも、あまりよくありません。
また、点が高いだけあって、降りるに降りられずに、振り込むこともままあります。
ですが、あがったときの爽快感、嬉しさは、麻雀の中でも随一と思います。
ここでは、それぞれの役満について、また狙うに当たっての防御なども、考えていきたいとおもいます。
あくまで、個人的な観点ですから、ここに自分なりの打ち方をそえていくと、いいやもしれません。



役満の基礎


まずは、役満の基礎について説明します。読み飛ばしてもらっても、全然問題ない部分です~っ(笑
役満とは、別名、四倍満と呼ばれるもので、一役で満貫4つ分、つまり 子32000点,親48000点となる役のことです。
もともとこれ1つの役で満貫だったので、役満とよばれてたりとか、やくみつるさんの語源とかありますけど、ちょっと割愛します(笑

ここ、天鳳にも、もちろん役満はあるのですけど・・注意して欲しいのは、ローカル役がほとんどないこと。
つまり大車輪、四連刻、八連荘、紅孔雀、人和等は、採用されずに、通常の役として採用されます。

また、一役でダブル役満(以後W役満)もありません。
国士無双13面待ち、四暗刻単騎、純正九蓮宝燈、大七星、發無し緑一色等、全部シングル役満となります。ご注意くださいっ。

ですが、役満の複合はありまして、大三元四暗刻、字一色小四喜などの形でW役満は存在します。
また、トリプル役満も存在し、W役満止まりにはなりません。親の字一色四暗刻単騎小四喜などは、144000点までいきます。・・・出してみたいですね(笑

あと、天、地和と複合するのかも不明です~・・・。普通は、天和かその他の役満か、どちらかを選ぶものが正しいそうで、天和四暗刻でW役満、といったものはないそうです。
 ・・・そもそも、複合する以前に、そんなの出たら怖いですけど・・・(苦笑
ともあれ、これも調査中ですっ


国士無双


国士無双は、13種すべてのヤオ九牌、つまり字牌7種と一九牌6種を1枚ずつ揃え、そのうちのどれか1種を2枚(雀頭)にしての、計14枚となる役です。
また、一枚も被らずに13種全部をそろえると、どれが雀頭となってもいい、いわゆる「国士無双13面待ち」とよばれる形となります。
ローカルでは、これがよくダブル役満になりますね(笑

役の特性についてっ


基本的には、9種9牌以上の状態から狙うとされてます。また、9種9牌で流す方も多く、実はヨンマではなかなかお目にかかりません。
ただ、8種9牌で、ほかの配牌がわるいときや、トップ目で降りを考えながらの国士など、関わることはそこそこにあります。(多分・・・)
また、8種や9種あると、他の方にヤオ九牌があまりいってないということなので、早アガリされることもしばしば。
さらに、役の性質上、中張牌をぽこぽこきっていくので、何を狙ってるかがすごくバレやすいです(苦笑

とはいえ、やっぱり一番出易い役満というだけあり、お目にかかりやすい役満ですっ また、出易さから、四暗刻、大三元と並んで、三大役満と呼ばれることもあります。

狙うタイミングについてっ

さてさて、狙うに当たってなのですけど・・・ここからは、私の感性だけなので、信用しすぎないようにです(笑

ヨンマでは、上がる気なら、最低8種はないと、ほぼ間に合いません。降り前提やとんでもない得点差で逆転を狙うのなら、6~7種でもあがれましたので、ありやもですけど・・あまりおすすめしません。
逆にサンマでは、7種ですら、7~8局に一回の確率であがれるほど、国士は出易いです。5種であがれたりもできるので、サンマの国士は、ほぼ大体の配牌から狙えると思います。
ですが、9種のときだけは、他の方にいい手が入ることが多く、潰されがちです。10種まで行くと、5順であがれたりするのですけど・・・

また、持っている牌の種類にもよります。とはいえ、私はあまりこれは気にしないのですけど・・・
一般的には、字牌が少ないと国士は狙いにくいとされています。19牌は溢れる可能性があるのに対し、字牌はモチモチとかだと、ほぼ溢れないからです。(だから、国士リーチもあながち間違いではないときも、多かったりします。)特にサンマでは、北がないと、結構厳しくなってしまいます。どんどん抜かれていっちゃいますからね(笑

 ・・・ま、まぁ、ツモれるときは、どんなときでもツモれるものですけど・・(笑

守備について~っ

国士無双は、中張牌をぽこぽこ切っていくので、全ツしていったら、かなりの点棒をもっていかれてしまいます。なので重要になってくるのは、いかに相手のあたり牌を先に切っておくかです。また、中張牌は出来るだけ対子、暗刻にしてもっておきたいですね・・落とすとき、すごく楽ですっ
これは、ほかの役満にも通じるので、気をつけていきたいところです。
例えば、8種10牌から国士を狙いに行くとき、何から切ればいいでしょうか?
一三九九②④⑤⑨199東白中    
とかでしたら・・2つ被ってるからといって、九とか9から落とす方はいないでしょうけど、三、②、④、⑤、どれからおとしましょうか?
 ・・ケースバイケースといえば、それまでなのですけど・・ 相手に染めを警戒させて、場をコントロールするなら④、⑤から・・
守備を徹底させたいなら、三からになるかとおもいます。特に、三、七は、ペンチャン、カンチャン、両面となんでもござれな牌なので、ちょっと早めに落としておきたいところです。場を固めるか、守備に徹するかは、状況しだいです。ただし同じ8種10牌でも・・・・
一三三九①①①②②19東北發
これとかだと・・悩んじゃいますね。とりあえず国士をみつつ、ツモと場の雰囲気次第では四暗刻にいきたい手です。このあたりは、雰囲気を感じ取ってください・・としか、いいようがないのですけど(汗
(ちなみに、これだと①三枚ありますし、サンマだと九蓮も狙いたくなっちゃいますよね・・・ないです?(笑

リーチについてっ

また、よく聞くのがリーチについてなのですが、これは・・判断に迷うのですよね・・・13面なら、捨て牌が3段目でないかぎり大体出るので、リーチしてもいいやもですけど・・
基本的には、捨て牌が染めに見え、かつ染めと関係ない19牌でまてるのなら、リーチもありだとおもいますっ
また、字牌待ちなら、早い順目で張れたら、リーチして字牌を落とさせるのも、ありかもですっ。 ・・・ですが、大抵はばれる捨て牌ですよね・・・
でも、そのせいで、捨て牌が中張牌のリーチだと、ヤオ九牌への、強力な足止めとなります。普段の麻雀なら、役満みてもいいや~・・・くらいですけど、大会とかだと
より一層縛っていけるとおもいますっ
なので、国士と七対子は、結構相性がいいときが多いです。国士崩れのチートイホンロードラドラの跳満にお世話になった方も、多いのではないでしょうか?
 ・・・・そもそも、国士を狙う方がすくないというのも、ありますけど(苦笑

実際に国士をみてみましょうっ

牌譜をはっておきます~っ(笑


一番下はネタですけど・・(苦笑
ともあれ、国士はツモが命ですっ  うまく必要な牌をもってこれるか、ですね~っ


四暗刻

※四暗刻については、僭越ながら私、薗部が執筆させていただきます。

四暗刻は、暗刻または暗槓4組に雀頭を加えた役です。使用する牌は何でも構いません。役満の中でも最も出やすいものの1つです。門前でなければならないとされ、元々暗刻として持っていた面子でも明槓をしてしまうと成立しません。
待ちの形は2種類あり、1つは暗刻が3つ完成し、対子2つのシャンポン待ちの形。ツモによる場合のみ4つ目の暗刻が完成し、四暗刻となります。「ツモり四暗刻(ツモスー)」と呼ばれる形です。四暗刻を狙っていると大抵はこの形になります。
もう1つは、暗刻4つが完成し、残る雀頭を単騎で待っている形。「四暗刻単騎(スッタン)」と呼ばれる形で、こちらはロンでも成立します。ローカルではダブル役満とされることもあります。

役の特性


鳴けませんので、手を全て自力で作る必要があります。流れをうまく読んで頑張りましょう。
使う牌の種類を限定されない分、他の役満と比べると一応どんな配牌からでも狙おうと思えば狙いやすいといえます。
また、やはり使う牌が何でもいいため、その捨て牌からは、狙っていることが役満の中でも最もバレにくいとされます。

狙うタイミング

さて、狙うに当たってですが…、私の感性だけなので、以下略

配牌で暗刻や対子が多い、またはツモを進めて同じ牌が重なっていく流れだ、と感じた時に狙うのがいいでしょう。序盤で流れが順子系か刻子系か当たりをつけます。どの牌が重なるかは結局ツモってみないとわかりませんが、場に見えている牌から落としていくと、そうでない牌が手の中で重なっていく可能性は比較的高いかと思われます。ただし、中盤以降になっても場に見えていない字牌や、染め気配濃厚の他家の染め色牌等は、複数枚抱えられている可能性が高いです。
四麻では、やはり序盤で暗刻2つくらいは欲しいところです。その後どうしても牌が重ならないようなら、七対子や鳴いて対々和に移行するのも止む無しです。
三麻では、逆に七対子狙いの途中で1つ暗刻になったくらいからでも進まなければ諦めて七対子、くらいが目安でしょうか。

守備について

四暗刻は、最終形がわずか5種類の牌で構成されるため、終盤他家に対して危険を感じても、切れる牌の選択肢が少なくなりがちです。たまたま相手の当りを自分の暗刻で大量に握り潰せているならいいですが、そうでなければ、ツモ次第ではどうにもなりません。やはり、重なりそうになくて危険度の高い牌は先に切っておきたいですね。全種類の牌が使えますので、回し打ちが可能なのは他の役満と比較して強みです。どうしても和了れそうにない、どうしても切れない牌を引いてしまった、という場合には、降りる決断をして、安全度の高い暗刻から落としましょう。1度通れば3巡凌げます。便利ですね。

立直について

四暗刻を和了るつもりであれば基本的にかけない方がいいでしょう。
ツモスーの場合はツモしか四暗刻になりませんので、もし相手から出た場合点数を下げてでも和了る(立直・対々和・三暗刻で満貫が基本、ただし裏3で倍満まであることもしばしば。)というのであればかけてもいいでしょう。役満が満貫に下がる勿体無さを気にしない人向けです。ただ、当たりが残り1枚となったら、最後の1枚が他家から出るのに備えて立直をかけておいた方が得となる可能性は高いです。複合役やドラ次第で数え役満も見えます。
スッタンの場合、意外性のある牌で待って立直をかけ、他家に切ってもらう手はあるかもしれません。ただ、出そうにないと思ったときにいつでも他の牌に変えられるよう、かけないでおく方が無難かとは思われます。

実際に四暗刻を見てみましょう

四麻ツモスー
http://tenhou.net/0?log=2009012820gm-0001-5751-xe16fd256158b&tw=2&ts=2
三麻スッタン
http://tenhou.net/0?log=2009012903gm-0019-5751-x1b95592ca78d&tw=1&ts=2
(例外)三麻ツモスー崩れの数え役満
http://tenhou.net/0?log=2009031821gm-0019-5751-xe9a19b04d7dd&tw=1&ts=1
場合によってロン和了もありですね。

逆に本気で四暗刻を狙うなら、
(牌譜提供:リリーさん)
http://tenhou.net/0/?log=2009032522gm-0019-5751-a6eb2ae4&tw=2&ts=6
このくらいの見逃しもしましょう。   


大三元


大三元は白發中全ての刻子or槓子を集めると完成する役です。それ以外の1面子1雀頭は何でも構いません。
鳴いても可。3種のうちどれかが雀頭になった場合は小三元となります。

役の特性

基本的に鳴いて狙っていく役ですね。面前で聴牌まで持って行ける場合はそうそうないでしょう。
白白發發中中とあれば、適当にポンポン鳴くだけで完成します。
が、当然ながら3つ目は警戒されてそうそう鳴かせてくれません。
1種類は自分で引いてそろえるのが基本です。
暗刻子があるなら、1種を鳴いて無警戒の2種目でロン!という状況もあります。

狙うタイミング

鳴けるとはいえ、やはりツモと配牌命です。
前述した通り、各種2枚以上あれば狙っていいでしょう。どれかが暗刻子になったら高笑いが止まらなくてもしょうがないです。
2枚+2枚+1枚の場合は小三元を視野に入れつつ、トイトイや混一を意識した手作りをすればよいでしょう。1枚だったものが重なれば夢の大三元、という感じで。
それより枚数が少ない場合は成功率は低いでしょう。2枚+1枚+1枚からとりあえず小三元を狙うかどうか位が、好みの分かれるところですね。

守備について

2種鳴くと他家が警戒して残り1種を止めるため、足止めになりやすい傾向があります。
和了確率が下がる代わりに、強力な守備ともなるわけですね。
それ以外の部分は通常の打ち回しと同じです。ベタオリするなら手中の三元牌を切ればまず当たらないでしょう。

立直について

そもそも面前でできることがほとんどありませんし、字牌単騎にできる、というような状況でない限りメリットはありません。
基本的にリーチすべきではないでしょう。

実際に大三元を見てみましょう

※どなたか気が向いたら牌譜お願いします。


天和・地和


親の配牌であがってる→天和
子の第一ツモであがってる→地和
地和の場合はツモの前に鳴きが入っていると不成立。ダブリーと同じですね。
もちろん鳴き不可。

これだけです。必要なものは運のみ。
天和の出現率は約33万分の1だそうです。
ちなみにリアルの公式大会では天和四暗刻なんてものが出現した記録もあるそうです。聞くに恐ろしい大事故です。

ちなみに子の第一ツモの前にロンをすると人和というローカル役になります。
前述の通り天鳳では不採用なの気をつけてくださいね。


四喜和


東南西北を全て刻子にすると大四喜、3つを刻子ひとつを雀頭にすると小四喜。鳴き可。
大三元よりも必要牌が1種類多いので、その分難しい。
小四喜はチーしても成立する数少ない役満。

字一色


4面子1雀頭全てを字牌で作ると成立する。鳴き可。
その性質上、大三元や四喜和と複合している形もよくみられる。


緑一色


4面子1雀頭全てを緑色だけの牌で作ると成立する。
つまり、23468索と發だけで手牌を構成すればよい。鳴き可。
234索ならチーしてもいい。複数回チーしても成立する唯一の役満。


清老頭


純チャンや混老頭の上位役。4面子1雀頭全てを数牌の1か9で作ると成立する。鳴き可。
使える牌の種類が6種しかないので字一色よりも有効牌が少ない。
対子や順子として使われてしまうと出てこない上、鳴くと三色同刻やトイトイが警戒されて出にくくなる。
字一色のように他の役満と複合しやすいわけでもない。悲しい。


九蓮宝燈


清一色の上位役。鳴き不可。萬子、筒子、索子どれでも可。
1、9牌3枚+2~8牌をそれぞれ1枚+1~9どれでもいいのでもう一枚で成立。
1112345678999は純正九蓮宝燈と呼ばれ、9面待ちとなる。あがったら死ぬと言われるほどレアな形である。
それ以外の形はメンチンの多面待ち、高め九蓮宝燈となる場合がほとんど。

一瞬、ちゅうれんぽうちぇんと読みそうになるかもしれない。

四槓子


槓子を4つで成立する。
鳴き可。鳴かずに作った場合は必ず四暗刻単騎と複合する(ルールによってはトリプル役満)。
暗槓でも明槓でもいいが、4つ目のカンをする前に4人のカンの合計が4つを超えると流局になってしまう。
しかも必ず単騎待ちになる上に役満聴牌がバレバレになるため、非常にあがりにくい。

四槓子聴牌者がいる状況でリーチをすると、裏も合わせてドラ表示牌が10枚になる。
あがられると場合によっては三倍満や数え役満になりかねず、その意味でも狙うにあたって非常にリスクの高い役である。



役満について、ほかにも聞きたいことがあればですっ!

  • ツモスーは役満狙いならなおさらリーチがお勧めですよー まわりが降りてくれれば流局までツモれますからー -- 稗田あきゅー (2009-05-13 06:09:56)
  • リアルでツモスーのみが狙いならプンリーがいいんだがてんほうは採用してないしなぁ -- まるみ (2009-09-21 13:39:35)
  • 完成されてます・・・!? -- リリー (2012-09-01 19:31:13)
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最終更新:2013年04月05日 16:30