時は2XXX年。難解極まるタケユキ作成のwikiの用語に、見ている人は正直「よう分からん!!」と悩んでいた!!
  そんな時、お節介な神様が立ち上がった!!


ミリア「ミリア!!」
アミリ「アミリ!!」
リアミ「リアミ……」
不知非「オレもやんのかこれ!?」
ミリア「もーー!かーちゃんちゃんとやってよぉ!」
アミリ「お母さんの台詞は『そして不知非』だってばぁ!!」
リアミ「かちゃーーんがやらねば、誰がやる…締まらない………」
不知非「だーーぁっ!!知るかバッキャローー!!」


  子連れ創造者:不知非=アストレイ・甘味。未婚女性だが創造者専門の養護施設「狭間の家」を一人で切り盛りしている。
  殺伐としたwikiに現れた良心とは、彼女のことである………!!

 

第一回『ぶっちゃけ創造者って何しとるん?』
キーンコーンカーンコーン
アミリ「きりーつ、れーい、ちゃくせーき」
不知非「おーーしお前ら!!今日はオレたち創造者って何なのかについて、このオレがざっくり教えてやるぜっ!!」
ミリア「わーー、かーちゃんセンセーみたいだねーー」
リアミ「準備は万端。眠気は限界」
不知非「オマエらなぁ…知りたいって言ってたのはそっちだろが」
アミリ「そうだよぉーー!!正確にはミリアが言いだしたんじゃん」
ミリア「あれ、そうだっけか?」
リアミ「忘却は罪…。ばかちんミリアはリアミが裁く」グリグリ
ミリア「ちょ、ちょっとリアミってば、やめてって。つむじグリグリしたら禿げちゃうかもだよ!ミリア禿げちゃうかもよ!」
アミリ「あああ!?何ということを!リアミ、何もそこまでやらなくともいいじゃん!」
ミリア「?」
リアミ「リアミの必殺奥義『カワヤヴィジター』は遅効性の奥義…三日後、ミリアは想像を絶する下痢に襲われトイレから出られなくなる…ククククク、せいぜい余命を楽しむといい」
ミリア「イヤァアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!かーちゃんつむじ取って!!取ってぇえええええええええ!!」
リアミ「もう遅い!!つむじから神経を伝わり、ミリアのお腹の中は既にグチャグチャになりつつある!!もう止められんぞ!!くっくっくっく、くはははははははは!!」
アミリ「ミリア、しっかりしてミリア、傷は浅いかもしれないじゃん!!」
ミリア「気休めなんて、いいわ…あ、あんぱんが…がくっ」\チーン/
アミリ「ミリア!!ミリアーーーーーーーーっ!!」
不知非「…お前ら、気は済んだ?」
リアミ「………(コクリ)」
アミリ「お母さん助けて!!ミリアホントに息してないの!!」
ミリア「………。」\チーン/
不知非「今日の晩メシ、カレーな」
ミリア「チキンカレーで!!」\シャキーン/
不知非「生きてんじゃねぇか」
アミリ「ニンジンいらないからねっ!?いいお母さん、ニンジンはダメだからね!!」
リアミ「………茄子」
不知非「はいはい、こないだ豚肉とニンジン安かったから普通のポークカレーな」
三人組「「「ぶーぶーぶーぶー」」」
不知非「じゃあ真面目に話聞いたらお前らの希望聞いてやっから」
ミリア「気合!!」
アミリ「入れて!!」
リアミ「マイクチェックの時間だオラァ」
不知非「一名よー分からんがやる気は出たらしいな。ハァー、始まるまでが長いったらありゃしねぇぜ」


不知非「早速だが、おめえらは創造者って何だと思う?」
ミリア「はいはーい!!何でもできるカミサマ!!」
アミリ「神様の中の神様で、神様を纏めてる人…かな?」
リアミ「最強」
不知非「まあ大体あってっかな。創造者ってのは、ざっくり言うと『世界を作り、支配する神様』だ。要は、世界で一番偉くて強いってこったかな」
ミリア「何を隠そう、ミリアは創造者なのだ、えっへん」
アミリ「私だってそうだよぉ。ここにいるみんなそうじゃん」
リアミ「実は私はちくわ大明神」
不知非「スルーすっからな。」


不知非「さて、一番偉い神様が創造者ってのはみんな分かったな。じゃあ、その一番偉い神様は一体何をしてんだろうな?」
リアミ「かちゃーーんやってる」
不知非「言っとくがオレは現役引退してからお前らの面倒見てるからな」
ミリア「はいはーい!!ミリアがちゃんとした創造者になったら世界の主食はあんぱんにするーー!!」
不知非「好き放題しやがって…」
アミリ「じゃあ、自分のしたいことがやり放題、ってこと?」
不知非「まあ言っちまえばそうだな。創造者は、自分で作った世界を支配する。自分で作った世界だからな、思い通りに出来るんだ」
ミリア「ミリアがヒントあげたんだからねーー!!」
リアミ「私は第二の正解を引き当てた。まさに天才。かちゃーーんの賞賛を受けるに値する」
不知非「見苦しいぞオマエら…。」
アミリ「でも、本当に好き放題してもいいの?例えば、主食をあんぱんって勝手に決めたら文句言われそうじゃん?」
ミリア「なにィーーっ!?オマエ、ミリアのあんぱんが喰えねぇってのかーーー!?」
リアミ「私、ジャムパン派だから」
不知非「そんなことやったら…まあ、自分の世界に棲んでる奴から文句言われるだろうな」
ミリア「あんぱんおいしいのに(´・ω・`)」
不知非「自己満足を押し付けたら怒られるって。創造者は、自分のやりたいことを無理やり実現できるがな、当然、自分の作った世界に生きてる人のこと考えないとな」
ミリア「あんぱん補完計画は失敗する定めなのか…」
リアミ「いいことを思いついた。世界そのものを作った後、生き物を作る時に、あんぱんを主食にするようにDNAに組み込めばいい」
アミリ「そっか、生まれつきあんぱんを主食にしておけば、文句も何も、元々そうだから誰も気にしないんだ!!」
ミリア「おおリアミ!!救世主かリアミ!!ありがとう、お礼に今度ジャムパンを!!」
リアミ「………(キラーン)」
不知非「お前ら、大事なこと忘れてるだろ」
三人組「「「だいじなこと?」」」
不知非「世界に初めて誕生する生物のDNAにあんぱん主食遺伝子を組み込んだとするぞ?-----------パンなんて作れると思うか?」
三人組「「「\(^o^)/」」」
不知非「生態系とかそういうことも考えないと、作った当初から生物滅亡なんてこともあり得る…創造者って結構大変だぞ?」
ミリア「ベンキョーやだーー!!」
リアミ「クックック、リアミは知っている。創造者になるには資格がいる。勉強嫌いのおばかミリアでは成れないだろう」
ミリア「な、なにぉ~~~!?」
不知非「はいはいそこまで。創造者の資格は必ずしも勉強で左右されない。人格も考慮されるかんな」
ミリア「ミリアはいい子だから大丈夫だ!!」
アミリ「私だってそうだもん!」
リアミ「フ…完璧なるリアミは時が来るのを待つばかりか…」
不知非「謙虚さを知ろうかオマエら」


アミリ「お母さん質問!!」
不知非「ん?何だ言ってみ?」
アミリ「私聞いたことあるんだけど、私たちってホントはみんな同じカミサマだーーっていうの、ホントの話?」
不知非「………よく勉強したな。その通りだ。っはーーー、まさかこの話することになるとはなぁ…ややこしくなんだよ」
ミリア「ややこ………ミリアの耳は難しい話をシャットアウトします」
リアミ「向上心が見られない…」
アミリ「頑張って聞いてみようよ」
ミリア「が、がんばる」
不知非「おう、頑張ってみ。創造者ってのは、世界を治めるカミサマだ。だけど、沢山いる。平行世界一つ当たりに一人、創造者が割り振られんだ」
アミリ「じゃあ、創造者が王様で、平行世界一つまるごとが王国みたいなもの、ってこと?」
不知非「そ、でその王様は何人もいるわけだが…何でかっていうと、バランスを取るためなんだ」
ミリア「ば、ばら、バラン、バラン・ドバン、バラバラ、薔薇、聖ヴァレンティヌス…」
アミリ「ミリア既に限界じゃん!!」
不知火「創造者の大本は、龍滅院神姫。ある平行世界で世界を作ったこいつが、世界の真理っていうとんでもない知識を知っちまった。だから、全ての平行世界に真理を知ってる
    奴が生まれたんだ。全ての平行世界に真理っていうトンデモ知識を持つ奴を置くことで、神姫のバランスを取った。………分かるか?」
三人組「「「全然わかんない」」」
不知非「だろうな。あーー、さっきの王様の例え借りるとだな。沢山ある王国の中で、ある王様が凄い魔法を作りました。今までの武器なんかオモチャみてーなほど強いです。
    王様一人で他の国を亡ぼせます。さて、他の国はどう思う?」
ミリア「ずーーるーーいーー!!こっちだって知りたいーー、ってミリアなら思う」
アミリ「その国と戦争になったら負けちゃう!!怖い!!いう事聞くから助けて!!」
リアミ「よろしい、ならば戦争だ。そんな魔法を持つ国、それ以外の国で同盟を組んで、やられる前に滅ぼしてくれる」
不知非「三種三様だな。だが全部正解だ。どこか一つだけ強くなりすぎると、全体がおかしくなっちまう。だから、全ての平行世界に、真理っていうトンデモ魔法が使える奴がいれば、
    全ての国にその魔法があることになる。不公平は無いだろ?」
リアミ「クラスの子の中で一人だけキン肉マン消しゴムを持った奴がいると、そいつが人気者になる。でも、みんなキン肉マン消しゴムを持ってるなら、条件は同じ」
不知非「お前、キン消しが流行った世代じゃねぇだろ…オッサンかよ…」


不知非「今日の話をまとめるぞーー。創造者っていうカミサマは、平行世界っていう国を治める王様みたいなもんだ。自分で作った国だから好き放題出来る。それから、龍滅院神姫って
    奴のバランスを取るために、平行世界に一人ずついる。これだけ覚えてりゃ充分だろ」
ミリア「でもさーー、何で平行世界に一人しかいられないのに、ミリアたちは一か所にまとまってるの?それにかーちゃんなんて、創造者引退したんでしょ?
    ってことは、代わりの人がいたってことだよね。創造者ってさ、代理を出せる程そんなに沢山いるの?」
不知非「いるぜ?」
ミリア「いーーるーーのーー!?」
不知非「っつってもこればっかは理由が分からねぇがな。平行世界に一人しかいないんだが、その創造者の候補になる奴は沢山いる。なんっつーーか、王様っていうより大統領か?
    沢山いる創造者候補の中から一人が平行世界っていう国に選ばれる。何か選挙みてぇなんだよな。だから、候補になる奴が沢山いる。創造者は平行世界に一人。これは絶対」
リアミ「結構、曖昧」
不知非「そうなんだよ。だから平行世界の話になるとややこしいんだよなぁ」
アミリ「エライ質問しちゃったみたいじゃん…?」
不知非「因みに候補を抜け出すには真理を知る必要がある。オマエら全員真理知ってるから、創造者になる未来は約束されてるぜ?」
三人組「「「やったーーー!!」」」


ミリア「ところでかーちゃん」
不知非「ん?」
アミリ「忘れたとは言わせないじゃん!」
リアミ「我ら三人真面目に聞いた。約束通り、三人の嗜好を反映した、ニンジン抜き茄子チキンカレーを要求する」
不知非「………そういうことばっか記憶しやがって…。いいぜ、作るよ。ああ作ってやる。」
三人組「「「勝った!!」」」
不知非「そういうこと言うもんじゃねぇっての………はぁ、もっかい買い物行くわ」
ミリア「ああー!!ミリアも行くーー!!おっきい鶏肉選ぶーー!!」
リアミ「黒光りする茄子…食べごろを買うべし買うべし」
アミリ「うっ!?野菜好きのリアミがニンジン買わないように見張らなきゃ!!」
不知非「付いてくんのかよ………ま、いっか。オマエらさっさと靴下履いて来い!!遅れた奴の意見は聞かねぇかんなーーー!!」
ミリア「ああっ!?かーちゃんが猛ダッシュで逃げた!!」
アミリ「ぎゃぁ!?にんじん買われる!!ぎゃががぁぁぁぁ!!」
リアミ「やはり天才か…」
不知非「早くしねぇと夕飯が遅れるからなぁ!さっさとしろよチビ共!!スーパーまで競走だぜ!走れ走れ!!」
ミリア「かーちゃん待てーーーーーーーーっ!!」
アミリ「と、戸締り戸締り!!」
リアミ「ククククク。真面目なアミリにはニンジンのご褒美だ」
アミリ「そうはさせないじゃん!!わぁああああああああああっ!!」

不知非「(そうそう。それでいいんだ。仲良く育てよチビ共………)」

 不知非と娘たちの明日はどっちだ!!


制作:takeyuki1227 

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最終更新:2015年07月12日 15:50