型月世界ランキングまとめ 志貴


※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

志貴+5
≦ジル 近距離ならなんとか
<言峰 無理ぽい
>剣製士郎 きのこコメント士郎に一番近いだろうし
<荒耶 式が勝てないのに勝てる訳がない
≦切嗣 近距離なら行けるかも
<藤乃 透化がキツい
<葛木 無理
>ケイネス 鉱物普通に殺してる
≧鞘士郎 きのこコメントがあるけどバサカと打ち合えるかって言われると
>ロア 本編
<凛 無理
>アンリ 残骸防衛戦とネロ戦比較すると普通に勝てそう
<若言峰 キツい
≧橙子 近距離勝利、中遠距離微妙
≦アルバ 近距離勝利、中遠距離不利
≦時臣 雁夜おじちゃん即死じゃないし突っ込めばいけるかもよ
>臓硯 ネロ戦見ると体覆っても無理臭いし
=式 ドラマCDとかナイフ壊れた場合を考えると式有利だけど戦歴みてると志貴の方が動き変態だし
>四季 本編
≦黄理 武器壊せば可能性はあるかも
≦カレン 近距離とか直死とか
≦舞弥 近距離なら
<七夜 技術下位互換
>リズ 直死
>里緒 ネロ戦
>さつき 本編
>死者 普通に
>残骸 普通に


志貴 +7(+3)
ジル+1(近距離)とネロ+2(原作)に上位突破の可能性で+3のボーナス
<言峰 アンリで
>剣製士郎 コメント
<荒耶 粛で
≦切嗣 近距離なら行ける可能性はあるが3倍速とかで逃げられる恐れも
≦藤乃 近距離は行ける、中距離以上だと曲げられ続けてアウト
<葛木 近接戦の技量で
>ケイネス 水銀切り払いで
>鞘士郎 コメント
=ロア 本編
<凛 瞬間発動の広範囲攻撃は無理そう
>アンリ 描写からすると普通に殺せる
=若言峰 士郎の剣の雨殺せるなら黒鍵も殺せそう、白兵はロア戦から良い勝負か
=橙子 近距離はいける、中遠距離は触手を突破出来るか
≦アルバ 近距離なら行けるだろうが、中距離以上だと厳しい
=時臣 炎の壁&炎の鞭を殺せるかどうか
≦臓硯 近距離なら瞬発力生かして殺せるかも、中距離以上だと厳しい
=式 白兵能力どちらが上か不明
>四季 本編
<黄理 白兵の性能差で
<カレン 捕縛される
≦舞弥 中遠距離では突撃銃+手榴弾でアウト、近距離なら狙いつけて撃たれる前に勝てるだろう
≧七夜 直死の分やや有利か
>リズ 直死が有効だろう
>里緒 普通に
>さつき 直死が有効だろう
>死者 普通に
>残骸 普通に




ザンザンザンザンザン、と音をたててケモノたちは次々と死んでいく。
 脳髄が痛い。
 体じゅうの神経血管細胞血液、全てがどうかしちまった。

―――黒いドームはなくなった。
 この身をついばんでいた雑種どものうち七十匹ばかりを、とりあえずブチ殺した。

「な―――――に?」
 ネロの声が聞こえる。
 さあ―――立ちあがらないと、これ以上は殺せない。

 立ちあがる。
「――――」
 問題ない。
 傷ついていない個所なんてないけれど、とりあえずこれならしばらくは動き回れる。





ごっ、と黒いコートが大きくはだけた。
品のないケモノの臭い。
危機感は今までの比ではない。

コートの中から、どこか、子供のころに一度は見た覚えがあるようなケモノが飛び出してくる。
額に角のある馬だの、翼の生えた大きなトカゲだの。
それらは、たしかに厄介だった。
とても簡単には殺せない。
なにしろ『死に易い部分』がとても少ない。
だから―――よけい、真剣になる。
殺す、と言葉にしたせいだろうか。
血の流れが痛い。
神経がグラインドする。
体中のあらゆる物が、あの障害を排除するために連結していく。
角の生えた馬は、その角ごと、真っ二つにした。
トカゲは、背中から右下腹部にかけて切り取った。

「―――在り得ん」

障害の声が聞こえる。
あいにく、こっちはもうまともに視界が働かない。
視えているのは、ただ黒い点と線だけ。
「おのれ―――なぜ私が、たかだか人間風情に渾身でかからねばならんのだ!」
びゅるん、という音。
半分しかなかったネロの体が、ヒトとしての完全な形に戻る。
―――ようやくアルクェイドを捕まえていた半身を、自分の体に戻したらしい。

「―――殺す。我が内なる系統樹には、貴様らの域を凌駕する生命があると知れ―――」

ネロの両腕が、自らの胸を掻きむしる。
闇を裂くように。
ヤツは、自分の胸を自らの腕で裂いた。
ネロの胸に空いた穴から。
なにか、奇怪なモノが這い出てくる―――。
一言で表現するなら、蟹のような蜘蛛。
大きさ的には、アルクェイドが仕留めた巨象よりやや大きめ。

「―――――」

視界が赤くてよく見えない。ただ、奇怪なシルエットと『死』だけがみえる。
指先が冷たい。
血を流しすぎたのか、体中が冷えきっている。
それでも―――まだ体は悲鳴をあげていない。
そんな余力があるのなら、1秒でも早くアイツを殺せと命令してくる。
―――背骨がいたい。
体がさむい。
指先が凍てついていく。
なのに、脳髄だけが火のように熱く。
蜘蛛とも蟹とも取れないケモノは次々とネロの体から這い出てくる。
ネロまではあともう少し。
ヤツに近づくためには、この生き物たちは邪魔だった。
とりあえず三匹。
出てきた邪魔者は、ことごとく殺した。

「―――有り得ん」

ネロは眩暈でも起こしたように、よろりと後ずさる。

「―――私のあらゆる殺害方法が殺されるなど、そのような事実が在り得るはずがない……! 私たちは不死身だ。私が存命している限り死しても混沌となりて我に戻り転輪す不死のケモノたちが―――なぜ、貴様に刺されただけで、元の無に戻ってしまうのだ―――!」

叫んでいる敵に歩み寄る。
ネロは後ろに引こうとして、かろうじて、後退することを押しとめた。

「―――無様」

機械のようだった目に、赤い憎しみの感情が、ようやく燈った。

ヤツのココロは理解できる。
―――おそらく。
殺人鬼としてのネロは己に撤退を命じている。
しかし吸血鬼としてのヤツは、自らがただの人間に敗退することを認めない。
理解しない。
撤退することさえ許さない。
だから、それ以上後退することを可能としない。
その精神、自身が無力だと悟るも認めぬ頑なさ。
さらに一歩。
これで、あとは跳びかかればナイフでヤツの体を裂けるところにきた。

「―――否、断じて否―――! 我が名はネロ、朽ちずうごめく吸血種の中において、なお不死身と称された混沌だ! それがこのような無様を見せるなぞ、断じてありえぬ……!」

―――ネロの体が、カタチをもっていく。
今まで闇でしかなかった体は、明らかに個として化肉していく。

「この身は不死身だ。死など、とうの昔に超越した―――!」

ネロの体が跳ねる。
ケモノたちではない。
ヤツは、残っているケモノたちを極限まで凝縮し、自らを最高のケモノと成して、こちらの息の根を止めに来た。
その速度、アルクェイドにも劣らない。
触れればその場で首を粉砕されかねない腕が伸びてくる。
それをかわして、すれ違いざまにヤツの腕にある『線』を断った。