2018年12月中、大和ミュージック

香盤は、1.目黒あいら、2.かすみ玲、3.美月春(楽日休演、代演・桃歌)、4.左野しおん、5.星乃結子、6.北川れん(敬称略)


 諸々の事情を勘案して年末の晃生への遠征は断念、この週で個人的春ちゃん年内ラストにした。かわりといっては何だが、久しぶりの大和に通うことにして、初めて大和に5回行った。片道1時間半を我ながらよく通った(笑)TS館なのにTS所属の踊り子さんゼロのゲスト大会&半分道劇大会、不思議な香盤だったけどとても楽しかった。
 全般に平日はわりとまったり目だったかな。週末に行った日はめちゃくちゃ混んでてびっくりした。


 1.目黒あいらさん
 自分が見れた範囲で4個出し。
 前週の渋谷と同じ2演目(和の演目とグ○イテストショーマンの演目)、それから、以前に見たことがあるデニムの上着に格子状に生地が切り抜かれたロングパンツ姿で始まる演目と、多分初めて見たアラビアンの演目。


 2.かすみ玲さん
 3かすみ玲さんとは1年半以上ぶり。おそらく3個出し。
 引退されたHIKARUさんからもらった演目で久しぶりに出したという演目。黒い光沢ある着物姿で始まる。映画『フ○フスエレメント』の劇中曲が使用されており、その映画が好きで昔何度か繰り返して見た作品だったので懐かしく感じた。如意棒を持った孫悟空姿に着替え、その後のベットショーにつなぐ。
 水色のドレス姿で始まり、ペールゴールドのベット着でポーズを切る演目。
 クリスマス演目。ダンスパートの途中で客席の二人をトナカイ役に指名してソリを引かせる。季節モノで、見ていて楽しい演目。
 自分が見た限り、4回目のオープンは毎日のようにジョッキ生が差し入れられて2杯はジョッキを空にしていたな(笑)


 3.美月春ちゃん
 1・4回目、「あんみつ姫」。前週の渋谷に続き登場。持ち時間の関係なのか、花道の長さの関係なのか、3曲目以降、着物を脱いでからベット入りまでの展開が少し変わっていたように思う。
 2回目、「fu-ka」(5周年作)。めちゃんこ好きな作品。秋に一旦大和のコースが入ったので(後に上野に変更)、その時から大和の青系が強い照明に良く合うんじゃないかと予想していた。予想通りで、大和で見る「fu-ka」はとても綺麗だった。平日に大和の2回目に間に合わせるのはほぼ不可能なので、残念ながら週のうちに見れた回数は2回にとどまった。
 3回目、「まんがか」。初日に似顔絵を描いてもらえた。いつかは自分も、と思っていたので春ちゃんが目の前で止まって絵を描き始めた時は嬉しかったなぁ。製作時間1分!書きにくい顔をしてるらしく春ちゃん的には出来栄えに納得いってないらしいが自分は書いてもらえただけで胸がいっぱいで十分に満足。いつもはじっと見つめる側だけど、真剣な表情の春ちゃんにじっと見つめられて、どんな表情をしていていいのか迷ってしまって、とりあえずニコニコしていたが内心はとても緊張した(汗)


 4.左野しおんさん
 年内でラストのしおんちゃん。春ちゃんのつぶやきによるとこの週8個出しだったとか。
 自分はたしか6演目見れたと思う。以前にも見たことがある演目で、アースカラーの衣装の演目、青いドレスで始まる演目、鳥籠の演目と、袖が長い衣装で始まる演目の4つと、初めて見たのが2演目。
 一番印象深かったのが、初めて見た2演目のうちの1つ。周年作だという「闇鍋F」。各地の劇場のフィナーレをメドレーにしてつないだ演目。あまり遠征しないので、聞いてもどこの劇場のフィナーレ曲かわからない曲もあったけれど楽しく見られた。発想の勝利、コロンブスの卵的なオリジナリティを感じた。



 5.星乃結子さん
 新作(ドレスの演目)、と「エセアイドル」(3回目)。
 上野綾ちゃんの「エセアイドル」が彼女に受け継がれているのは聞いていたが今回初めて見れた。


 6.北川れんさん
 クリスマス演目。ここ4年位出しているクリスマスシーズンに定番の演目そう。自分は年末にれんちゃんと一緒になることがなかったようで初めて見た。サンタコスのれんちゃんがとってもキュートで、でも、ベット入りするととても妖艶にセクシーで。ダンスもベットも見せ方うまいなぁと感心しきり。
 ゼブラ柄の衣装で始まる演目。アップテンポな選曲と、曲にマッチしたキレッキレのダンスで見ていてとても高揚する!大和は遠くて滞在時間が短くなるので毎日は見れなかったけど、見るのが非常に楽しみな演目だった。


 この週の楽前・9日目のこと。

 楽日休演で一人楽日を迎えた美月春ちゃんと左野しおんちゃんの共演最終日だった。お二人は以前から何度も共演していて、Twitterを見ていると一緒に遊びに行ったり仲の良い間柄だったようだ。そんな二人だから、自分も春ちゃんを追っかけてるとしおんちゃんに会う機会はしばしばだったし、しおんちゃんも自分のことを覚えて随分いじってくれた(笑)
 3回目の春ちゃんの演目「まんがか」。いつもならモデルに決めたお客さんの前で座り込んで似顔絵を描き始めるが、この日は花道の中央に座ると顔を上げることなくひたすらスケッチブックに没頭していた。いったい何を書いているのだろうと思うと、出来上がったのはしおんちゃんの似顔絵だった!可愛くて特徴をとらえた似顔絵で、年内で引退するしおんちゃんへのはなむけの気持ちに胸が熱くなった。ベットショー、客席でアクシデントがあり、一瞬自分は水を差されたような気持になった。春ちゃんも内心は何事かと思ったことだろう。けれど、「ファイト!」曲中のポジティブなフレーズが天の采配がごとくジャストタイミングで、春ちゃんは毅然とトラブルを受け流し、自らを鼓舞するように、そして、もしかしたらしおんちゃんへの気持ちも込めて、気迫に満ちた表情と力強い動作で堂々とポーズを切っていった。トラブルそのものは喜ぶべきことではないけれど、その光景に一層胸に熱いものがこみ上げてきた。
 3回目のしおんちゃんは、写真の時に春ちゃんの似顔絵を持って出てきた。「ステージ中に渡されて泣いてしまった」と話していた。前の出番のステージ中に1分で書き上げたんだと伝えたら驚いていた。
 春ちゃんのしおんちゃんにはなむけの気持ちに意気に感じて、自分は咄嗟に「4回目のオープンでリボンを投げさせてください」とお願いしていた。(しおんちゃんのリクエストを頂いて結局本編も投げさせてもらった)
 最終回・4回目の春ちゃんの演目は「あんみつ姫」。写真の時にしおんちゃん本人からも聞いたけど彼女が一番好きな春ちゃんの演目だそうだ。だから春ちゃんもこっそりこの週に合わせて持ってきたのだそう。ステージが始まり、舞台かぶりの位置に座っていると、後方で春ちゃんのステージを見つめるしおんちゃんの姿が見えた。しおんちゃん、何度も涙を拭いながら見ていたな(事後のつぶやきによると春ちゃんも涙をこらえて踊っていたそうだ)。ステージを演じながら、見ながら、二人が心を交わしている姿にまたも胸に熱いものが…
 しおんちゃんの4回目のステージは「闇鍋F」。最後の曲は自分の地元の池袋ミカド劇場のフィナーレ曲で、新たな旅立ちに係る歌詞が胸に飛び込んでくる、来年以降のしおんちゃんの中の人に幸多かれと願わずにはいられない。本編終了後のオープンショーは今度は春ちゃんが登場し、しおんちゃんに心付けを手渡し、二人はがっちりとと抱擁を交わす。その後、自分もしおんちゃんに初めてのチップを渡そうとそばに歩み寄ると、しおんちゃんの目は涙に濡れていた。
 この日の素晴らしく心温まる光景の連続は見ていてとても幸せな気持ちになった。この光景を見れたことも、この光景に強く心動かされたのも、特定の踊り子さんを継続に見てきたらこそと思える。継続的に見ることで1回1回のステージのみならず、ステージに関わる人達の間にあるドラマが見えてくる。1回限りのそのドラマチックな瞬間に立ち会える可能性が高くなる。応援客の醍醐味を感じた1日だった。


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