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**ストーリー ---- **炎の神話 ──”炎”とは、この世界の中心なるものである。 原初に炎あり。 炎は星を煌めかせ。 星は大地を育んだ。 大地は命を生み。 命は光を尊び。 光あれば闇ありて。 そうして世界は創られた。 炎こそがすべて。すべての中に炎あり。 原初の炎は未だ消えず。 世界の何処かで燃え続ける。 ひとたび炎が潰えたならば。 全てのものは絶えるだろう。 ひとたび炎が穢れたならば。 内なる炎もまた穢れるであろう。 **旧き戦いの記憶 太古の昔。 大陸は、人と竜との果て無き戦いの場であった。 永い戦いを制したのは人の仔ら。 彼らは五つの「神器」を手に、果て無き戦いに終止符を打つ。 竜たちは亡び、大陸は人の手によって統治された。 神器は世界の各地に封ぜられ、人々はやがて戦いの記憶を忘れ。 そうして、月日は、穏やかに流れ── **新たな争い ──竜と人との戦いから、幾星霜。 大陸は、人と人との果て無き争いの場となった。 大陸の北方に位置する「宵闇の国」による、各地への侵攻。 数年の間に「宵闇の国」は大きく国力を伸ばした。 「宵闇の国」は自らを「帝国」と名乗り、更に各地へ勢力を広げていた。 全てを呑み込まんと広がってゆくものは何か。 それを識る者も。知らぬ者も。 例外なくすべてが、その渦中に堕ちてゆく。 黒く燃え上がるは。 今なお潰えぬ、昏きもの。 それを払うは誰の手か。 ──物語が、廻り始める。

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