sayla @Wiki MS-14『GELGOOG』


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機体解説
 
ジオン公国軍最後の量産型モビルスーツであり、初めてビームライフルを装備した機体である。
この機体が量産されるのがあと数ヶ月早ければ一年戦争の行く末が変わっていたかもしれないと言われている。
  
  
開発経緯
ジオニック社が一年戦争開戦直後に開始した次期主力モビルスーツ開発計画において、MS-11としてスタートしたのが本機の最初であった。現行の主力モビルスーツ・ザクⅡ(MS-06系列F型)の後継機開発にあたり、ジオン公国軍参謀本部及び技術本部は次期主力モビルスーツへのビーム兵器の携行を標準化すべしとの項目があった。

ルウム戦役等初期の会戦によりモビルスーツの実用性を確認出来たジオン公国軍ではあったが、問題がなかったわけではない。特に南極条約により核兵器の使用禁止と、モビルスーツの機動性不足は早急に対処すべき事案として浮上し、その結果現行機の改修と、次期主力モビルスーツの開発が開始されたのである。

次期主力モビルスーツ開発計画は2段階に分けて進められた。一つが現行機の改修による性能向上であり、2つめが新型機体・ビーム兵器搭載機の開発であった。現行機の改修計画はジオニック社が提示したMS-06R-1の改修型であるMS-06R-2あり、
ツィマッド社が提示したのが、量産の決定していた局地戦用モビルスーツ、MS-09を空間戦闘用に改修したMS-09Rであった。
この競合に勝利したのはツィマッド社であった。

新型機体による次期主力モビルスーツ計画は、事実上ジオニック社とツィマッド社の競合となった。
ツィマッド社は後のMS-15『ギャン』となる機体を開発し、ジオニック社は・・・・・・

ジオニック社は機体開発ナンバー『XMS-11』なる機体の開発を開始した。機体の開発に関してはMS-05開発以来の同社主力開発スタッフを中心に、MIP社からの出向スタッフを含めた最大規模の開発チームを編成する。同時に最大の関門であるビーム兵器の携行に関しては既存の機体を利用して実験を開始することになった。
運用実験機として、同社のMS-06系の機体の内、S型が使用されたが、後にR-2型が使用された。このR-2型の運用実験機がMS-06R-2Pと呼ばれる機体であった。

機体本体の開発は比較的順調に進んだが、それでも高出力型ジェネレーターの小型化に時間の多くを取られた。
またビーム兵器も小型化と高出力化に難航した。結局MS-06R-2Pでは当初予定した性能を発揮できなかった。

元々ジオン軍にはビーム兵器の小型化と装備は予定されていなかった。破壊力を求める兵器に関しては戦術核を使用することが前提であった為である。しかし南極条約の締結により核兵器の使用が禁止される。その為大破壊力を得る為の兵器としてのビーム兵器が必要となったのである。だが・・・

時間だけが過ぎて行く。そんな中、驚くべき情報がもたらされた。連邦軍が開発しているといわれる新型モビルスーツの情報であった。断片的な情報を掻き集め、整合していった結果、そこに示された連邦軍モビルスーツのぼろげな計画概要から、ビーム兵器に関する情報が浮かび上がった。開発スタッフはこの情報で得られた連邦軍モビルスーツを意識せずにはいられなかった。ビーム兵器、それも射撃兵装であるビームライフルだけではなく、接近戦闘用のビームサーベルまでが計画されているという。
この結果、現在試作が進められていた、後に先行試作型ゲルググと呼ばれるMS-06R-3(MS-06R-2 のうちの1機を改修した機体)は1機のみの試作で終了し、まったく別物といっても過言ではない機体の開発を開始したのである。
またビーム兵器の開発の遅れから、完成は3ヶ月は遅れることが確実になった。その為MS-11という型式番号はアクト・ザクに譲られ、本機の開発には新たにMS-14の型式番号に改められた。

機体が完成したのは0079年10月、ビーム兵器の生産が開始されたのは11月になってからであった。

次期主力モビルスーツ採用はツィマッド社のMS-15『ギャン』との競合で試験された。MS-15は機体の運動性能という面でMS-14を大きく上回り、非常に優勢と思われたが、射撃性能や、ブロック構造を利用した生産性の高さ、コクピット廻りの生残性の高さから最終的にMS-15を抑え正式採用にこぎつけることが出来た。
 
MS-14の生産は開発が完了した段階で開始された。生産に当たっては各地のモビルスーツ生産施設が生産ラインをMS-14用に切り替えることが決定していたが、実際には各工廠別に生産可能なユニットから順次生産が開始されている。
これはMS-14がブロック単位での生産システムと、基本規格を決定し、それに準じ適合さえしていれば即利用可能なシステムを採用していた為である。それゆえ細かな改修であろうと、追加兵装であろうと問題なく使用でき、稼動ソフトのアップデートも微調整も必要なく稼動させることが出来たのである。
またそれゆえに使用期間が非常に短かかったにも関わらず多くの派生型が誕生した理由でもあった。

また生産性の向上と機能向上の為にMS-14各パーツの生産に当たり基本性能が確保できれば、生産工程の変更や独自工程を用いても構わないとされた。事実上のノックダウン生産の許可である。この生産方式は大戦末期にあってジオン各工廠・生産拠点の生産能力を著しく向上させる。MS-14生産開始前に備蓄した資材の有効利用が可能とされたからである。だが、これらの措置も大戦末期であったから行われた手段であった。後の整備性を考慮すれば本来行うべきではなかった方法だからである。この為、MS-14用として想定されて生産されたパーツ以外のものや、MS-15用・MS-17用のパーツさえも利用されたのである。
 
 
各タイプ別解説
 
YMS-14
 
 
先行量産型と呼ばれる機体であり、25機が生産された。
MS-06系の機体・・・特にR-1型がそうであったように、本機のジオン軍各部隊のエースパイロットに優先的に配備された。これは実働実験データの収集も兼ねていると言われており、本来実験運用部隊で行うものを実戦部隊に行わせた、より多くの実践データを得ようとした為である。
これにより得られた多くの実践データは生産ラインにフィードバックされ、機体の性能向上に役立たれた。
本機が使用したビームライフルも初期生産の実験タイプのものが多く、実戦においてしばしば射撃時に支障をきたすケースが見られた。

また本機のパイロットが主にベテランパイロットや部隊指揮官クラスに配備された結果、戦後の資料からS型と表記されるケースが多いが、公式にはMS-14にS型は存在しない。
主なパイロットとして、シャア・アズナブルナ大佐の乗機が知られている。

 
MS-14A
 
先行量産型に引き続き生産された量産型である。資料によれば83機が生産されたとのことではあるが、実際の生産数は定かでない。同じA型であっても生産ラインの違いにより微妙な差があった上、第2期生産分(後期生産分)は実戦での運用データを踏まえてのマイナーチェンジが行われている。
具体的には近接戦闘用の火気ユニットを装備したタイプや、リアスカートアーマーへのスラスター追加などである。
第1期生産分(前期生産型)では両腕に大気圏戦闘用の補助推進システムを搭載しており、大気圏内戦闘を考慮した仕様となっている。事実少数だが地上の戦線に投入された機体も存在する。だが宇宙での戦局が逼迫した状況下では地上戦闘用の機体を配備するほど余裕がなく、結果空間機動では無用の腕部補助推進ユニットは第2期生産分(後期生産分)からは撤去し、近接戦闘用火気ユニットを当初から装備して生産されるようになった。
 
 
MS-14B
 
高機動型タイプと呼ばれるバックパック装備型の機体である。
機動性向上を目指し、大型推進ユニットを背部に装備した機体であり、67機が生産されたと言われている。だが、実際にはB型用バックパックを装備したA型というのが真相であり、機体そのものはA型(第1期生産分)と変わらない。また一部の機体にはC型バックパックを搭載した機体も存在する為、詳細は不明である。
またジェネレーターの出力をバックパックに回す為、武装がビームライフル以外のものを装備するケースが多かった。(主にジャイアント・バスや、小型ロケットランチャー等)

 
MS-14C
 
通称ゲルググキャノンと呼ばれる機体である。
長距離支援用のビームキャノンを搭載したバックパックを装備した機体である。本機は15機が生産されたとするが、他にC型用バックパックが他に122機分のバックパックが生産されていたという。。
MS-14系列の中では先行量産されたYMS-14の次に実戦配備されたのがこのC型である。もともとC型バックパックはビーム兵器の小型化に難航した結果、既存の局地専用モビルスーツ(主に水陸両用型等の機体)や、モビルアーマーで確立されたデバイスを流用したものであった。その結果、小型ビームライフルを携行することなくビーム兵器を装備できた初期生産分15機がA型に先立って実戦部隊に配備された。
また1部の部隊にはB型バックパックと交換してC型として使用した部隊も存在する。戦後確認出来る内でも『キマイラ』部隊に所属したジョニー・ライデン少佐の機体がB型・C型の双方が使用しているのを確認できる。(このとき使用している機体本体はYMS-14であったとも言われている)
またC型の特徴として頭部ユニットが他のタイプと違っているのも特徴である。これはビームキャノン用の射撃管制システムをより長距離砲戦に出来るようにセンサーシステムを変更したタイプであったが、装備した機数は非常に少なかった。

 
MS-14F(MS-14Fs)
 
通称ゲルググM(ゲルググマリーネ)と呼ばれるジオン海兵隊用にマイナーチェンジされた機体である。A型の第1期生産分(前期生産型)を基本にマイナーチェンジされた機体であり、主にリアスカートアーマーへのスラスター追加が行われた。これは一撃離脱戦闘が多かった海兵隊の要望により採用された改良であったが、これはA型の第2期生産分(後期生産型)にもされた。
また初期不良の多かったビームライフルの代わりに実体弾系のマシンガンを装備するケースが多かった。ただこれをもってF型がビーム兵器を使用できなかったというわけではない。
さらにバックパックの変更も行われており、B型用バックパックを基本に稼動時間の延長を目指し着脱式のプロペラントタンクを装備できるようになっている。

また本機の指揮官用タイプとしてFs型が存在する。これはF型の指揮通信能力の向上を計ったタイプであり、基本的にはF型となんら変わりはない。だが一部の機体では装甲形状とカラーリングを変更している機体も存在する。

大戦中の本機運用状況はあまり知られていない。実際製造数が少なかったと思われるのだが、運用した部隊が限られている為、一般に露出した資料が極めて少ないためである。本機が一般に知られるようになったのは終戦後の0083年にある事件がきっかけであったといわれる。

 
MS-14JG
 
通称ゲルググイェーガーと呼ばれる機種であり、狙撃用と呼ばれる。
実際にはMS-14系の改修型であり、装甲形状や新型ジェネレーターの搭載といった全般的な改良が施された機体である。その為A型に比べ格段に性能が良くなっている。
だが少数期が実戦に運用されたとされるが、大戦中に使用された機体は全て試作段階の機体であり、実戦データを得る為とか、数において連邦軍に劣るジオン軍が質的優勢を期待した上での出撃だったともいわれている。
大戦がもう少し長引けばA型に変わって本機を量産タイプ用に若干仕様変更した上で量産態勢にもっていったであろうと思われる。

  
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