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<p><span style="color:#FF0000;">56 名前:サーモン ◆pdlO7HZYuo (庭)@\(^o^)/:
2015/05/07(木) 00:04:16.27 ID:EmXlSsa60</span><br />
全てのパフォーマンスを終え、<br />
各チームによるドラフト指名が始まる。<br />
さややは、2巡目で5チームから指名を受ける。<br />
ぼろぼろと涙を流すさやや。<br />
見ていた母の目からも、涙が。<br />
1年前に流した悔し涙とは違う。<br />
夢を叶えた喜びの涙だった。</p>
<p>5チームによる抽選の末、<br />
交渉権を獲得したのはチームB。<br />
ぱるること島崎遥香。<br />
母と共に、インタービューに応えるさやや。<br />
それを終えた時だった。<br />
ふと、母に顔を向ける。</p>
<p>さやや「お母さん、さっきね…ゴンがいたの」</p>
<p>母「………」</p>
<p>さやや「……早く会いたいなぁ」</p>
<p>母の目から、また涙が零れる。<br />
不思議そうに覗きこむさやや。</p>
<p>さやや「……どうしたの?」</p>
<p>母は、何も答えられず、<br />
ただ、ぼろぼろと泣いていた―――。</p>
<p>ドラフト会議を終え、<br />
さややと母は会場を後にする。<br />
その帰り道。<br />
夜だというのに、街は人で溢れている。<br />
失った夜空の星達の代わりに、<br />
街には星のような灯りがキラキラと<br />
灯っている。<br />
空虚な空を見上げるさやや。</p>
<p>さやや「なんか寂しい空だね」</p>
<p>母「……そうね」</p>
<p>さやや「ねぇ…さっきさ、何で泣いてたの」</p>
<p><span style="color:#FF0000;">57 名前:サーモン ◆pdlO7HZYuo (庭)@\(^o^)/:
2015/05/07(木) 00:11:54.83 ID:EmXlSsa60</span><br />
母「………」</p>
<p>足を止める母。<br />
紗矢もまた足を止める。<br />
なぜか、悲しそうに俯く母。</p>
<p>母「……今朝、亡くなったの」</p>
<p>さやや「……え?」</p>
<p>母「ゴン……死んじゃったの……」</p>
<p>さやや「……嘘」</p>
<p>母「黙っててごめんね……。<br />
…老衰だろうって、お父さんが…」</p>
<p>さややの脳裏に、昨夜の母の姿がよぎる。</p>
<p>さやや「あの時の電話……。<br />
………やだ、そんなのやだ…<br />
嘘だよね………?」</p>
<p>母は静かに首を横に振る。<br />
すると、血相を変える紗矢。<br />
泣きじゃくり、取り乱す。</p>
<p>さやや「帰らなきゃ…ゴンのとこに」</p>
<p>紗矢の手首を掴む母。</p>
<p>母「待ちなさい……!」</p>
<p>さやや「ゴンが私を待ってる!」</p>
<p>母「紗矢………!」</p>
<p><span style="color:#FF0000;">58 名前:サーモン ◆pdlO7HZYuo (庭)@\(^o^)/:
2015/05/07(木) 00:13:35.55 ID:EmXlSsa60</span><br />
取り乱していたさややは、<br />
涙を流しながら母をじっと見つめる。</p>
<p>母「今日は、もう帰れない。<br />
分かってるでしょ……?<br />
私達の故郷はとても遠い場所だって……」</p>
<p>さやや「………どうして言ってくれなかったの?<br />
ねぇ、どうして……?」</p>
<p>母「言えるわけないじゃない……。<br />
言ったら紗矢、<br />
北海道に帰ってたでしょ……?<br />
何もかも、投げ出して」</p>
<p>さやや「……」</p>
<p>潤んだ瞳で母をじっと見据える。<br />
その強い眼差しに応えるように、<br />
母も娘を見据えている。</p>
<p>母「紗矢。あなたがこれから入る世界は、そういう場所なの。<br />
何があろうと、逃げることは許されない世界なの。<br />
仕事をするって……そういうことなのよ」</p>
<p>さやや「……そんなの……。<br />
そんなの、まだわかんないよ。<br />
私………わかんない」</p>
<p>さややは母の胸に飛び込んだ。<br />
声を上げて、わんわんと子供のように<br />
泣く。<br />
夢を叶えたその日、<br />
さややは、夢を叶えに来たことを後悔する。</p>
<p>さやや「お母さん……帰りたい。<br />
私、北海道に帰りたい……」</p>
<p>ゴンのそばにいれば良かった、と。</p>
<p><span style="color:#008000;">59 :47の素敵な(関東・甲信越)@\(^o^)/:2015/05/07(木)
01:51:51.46 ID://StDKLEO.net</span><br />
【保守♪】</p>
<p>さやや「私が生まれる前からずっといたんだもんね…ゴンも確かに老衰の年齢かな…」</p>
<p>ママ「でもね、実は今日まで紗矢に秘密にしておいたことがあるの」</p>
<p>さやや「えっ…?」</p>
<p>ママ「ゴンはね…実はあなたのおじいちゃんだったのよ」</p>
<p>さやや「何その白戸家みたいな展開」</p>
<p>【んなこたぁ~ない♪】</p>
<p><span style="color:#0000FF;">60 名前:47の素敵な(内モンゴル自治区)@\(^o^)/: 2015/05/07(木)
01:52:29.25 ID:bH6m5I1CO</span><br />
うわぁああああん…ゴン<br />
。・゚・(ノд`)・゚・。</p>
<p><span style="color:#0000FF;">62 名前:47の素敵な(中部地方)@\(^o^)/: 2015/05/07(木)
06:27:15.78 ID:UmaWtUF00</span><br />
おい、いい加減にしろ。</p>
<p>朝から、おっさん泣かせて楽しいか 。゚(*ノДノ)゚。ワァーン</p>
<p><span style="color:#0000FF;">64 名前:47の素敵な(茸)@\(^o^)/: 2015/05/07(木)
07:46:44.67 ID:UoAk259T0</span><br />
文章すごい上手いね<br />
楽しみに読んでるよ</p>
<p><span style="color:#008000;">67 :47の素敵な(関東・甲信越)@\(^o^)/:2015/05/07(木)
14:25:44.93 ID://StDKLEO.net</span><br />
【保守♪】</p>
<p>こじまこ「…このあとどうなるのかな?」</p>
<p>なぁちゃん「たぶん、不思議な力を持つでんでんむしが現れてタイムトラベルすると思う」</p>
<p>こじまこ「何でもかんでもタイムトラベルすればいいってもんじゃありませんよ」</p>
<p>なぁちゃん「うちはお好み焼き屋ですから」</p>
<p>こじまこ「もんじゃありませんよ…って、なんだこれは」</p>
<p>なぁちゃん「じゃあ、悲しみの帰郷をすると家の近くにパン屋さんが開店している」</p>
<p>こじまこ「…ということは」</p>
<p>なぁちゃん「そこの不思議な猫の力でタイムトラベルを…」</p>
<p>こじまこ「だめだこりゃあ」</p>
<p>【続き期待♪】</p>
<p><span style="color:#FF0000;">68 名前:サーモン ◆pdlO7HZYuo (庭)@\(^o^)/:
2015/05/07(木) 18:18:15.42 ID:K2ChIECN0</span><br />
帰りの飛行機、さややが笑顔を<br />
見せることは一度たりともなかった。玄関前で2人を迎える父。<br />
顔を伏せる娘の姿に、胸を痛める。</p>
<p>父「……おかえり」</p>
<p>さやや「ただいま」</p>
<p>父「………きっと、ゴンも……」</p>
<p>さやや「AKB、私…辞退する」</p>
<p>母「紗矢…」</p>
<p>さやや「北海道から…もう離れたくない」</p>
<p>父の横を通り過ぎるさやや。<br />
振り向くことなく、<br />
家の中へと入っていく。<br />
顔を合わせる父と母。<br />
母は静かに首を横に振る。</p>
<p>父「……大丈夫だよ。<br />
紗矢は強い子だ。<br />
前に、俺にそう言ったんだ。<br />
だから…俺はあの子を信じてるよ」</p>
<p><span style="color:#FF0000;">69 名前:サーモン ◆pdlO7HZYuo (庭)@\(^o^)/:
2015/05/07(木) 18:20:17.53 ID:K2ChIECN0</span><br />
自宅の居間。</p>
<p>布団の上に横たわるゴン。<br />
眠ったように目を瞑っている。<br />
いつもなら、丸めている太い尻尾も、<br />
力なく伸びたまま。<br />
冷たい身体に触れるさやや。</p>
<p>さやや「ごめんね……ゴン。<br />
ごめんね………」</p>
<p>さややは何度も謝っていた。<br />
東京に行く前、ゴンがズボンの裾<br />
を咥えた時のことを思い出していた。</p>
<p>さやや「あの時、あの時はゴンは、<br />
行かないで、って言ってたんだよね……<br />
私、気付かなかった……<br />
小さい頃から、ずっと一緒にいたのに……<br />
ゴンのサインに……気付かなかった……」</p>
<p>いたたまれない様子で、<br />
さややの隣に腰を下ろす祖母。</p>
<p>祖母「…AKB、辞退するって聞いた」</p>
<p>さやや「……うん」</p>
<p>祖母「せっかく叶ったのに?」</p>
<p>さやや「……」</p>
<p>祖母「……ゴン、悲しむんじゃねぇか?あんたが夢、諦めたら」</p>
<p>さやや「……ゴンは、私とずっと一緒にいたかったんだよ」</p>
<p>祖母「そりゃあそうかもしれねぇ。<br />
けど、あんたの夢さ、<br />
応援してたに決まってる。<br />
紗矢が1番分かってるはずだ」</p>
<p>さやや「……」</p>
<p>祖母「ゴンが最後にいた場所な……<br />
家じゃねぇんだ。<br />
あんたがゴンと、いっつも<br />
練習さ行ってた公民館だ」</p>
<p>さやや「……え?」</p>
<p>祖母「……桜の木の下にいたんだ。<br />
眠ってるみたいに……」</p>
<p><span style="color:#FF0000;">71 名前:サーモン ◆pdlO7HZYuo (庭)@\(^o^)/:
2015/05/07(木) 21:59:12.82 ID:K2ChIECN0</span><br />
桜の木の下で、太い尻尾を抱くように<br />
丸まり、地面に寝そべるゴン。<br />
ガラスドアの前で踊る自分。<br />
脳裏に、これまでの日々がよぎる。<br />
泣き崩れるさやや。</p>
<p>祖母「ゴンは、紗矢の踊ってる姿が好きだった……。<br />
誰よりも、アイドルになったあんたの姿…見たかったんじゃねぇか?<br />
ばぁちゃんは、そう思うよ」</p>
<p>しばらくして、涙を拭う紗矢。<br />
ゴンの体にそっと手を触れたあと、<br />
静かに立ち上がる。<br />
玄関のほうへと歩いていく。</p>
<p>祖母「どこ行くんだ?」</p>
<p>さやや「……すぐ帰ってくるから」</p>
<p>家を出たさややは、<br />
真っ直ぐ伸びた道を1人で歩く。<br />
満天の星空。<br />
澄んだ空気。<br />
いつも隣にいたゴンはもういない。<br />
ただ、静かに前へと歩む。<br />
公民館が目に映る。</p>
<p>ゴンが旅立った桜の木へと歩く紗矢。</p>
<p>桜の木にそっと触れ、涙を零す。</p>
<p>さやや「ゴン……聞いてる?」</p>
<p><span style="color:#FF0000;">72 名前:サーモン ◆pdlO7HZYuo (庭)@\(^o^)/:
2015/05/07(木) 22:03:07.90 ID:K2ChIECN0</span><br />
空からひらひらと零れる白い雪。<br />
まるで、桜の花びらのように舞い落ちる。</p>
<p>さやや「会場に来てくれたんだよね?<br />
私、見えてたよ。ゴンの姿。<br />
ありがとう……ゴン」</p>
<p>桜のように舞い散る雪の中、<br />
さややは歌を口ずさむ。<br />
ガラスドアの前へと歩いていく。<br />
小さなステージに立ったさややは、<br />
桜の木のほうへと振り返る。<br />
ゴンの姿が見える。<br />
1匹のファンが、そこにいる。<br />
太い尻尾を抱いて寝そべっている。<br />
ひょこっと顔を上げ、<br />
友の歌声に耳をすましている。</p>
<p>『誰もみな胸に押し花のような、<br />
決心をどこかに忘れている。<br />
思い出して……<br />
桜が咲く季節に…<br />
僕のことを……一本の木を』</p>
<p>永遠の桜の木になろう。</p>
<p>そう僕はここから動かないよ。</p>
<p>もし君が心の道に迷っても</p>
<p>愛の場所がわかるように</p>
<p>立っている。</p>
<p>―――ゴンは、さややのほうへと<br />
顔を向けた後、太い尻尾を向けて<br />
桜の木へと歩いていく。</p>
<p>さやや「ゴン………!!」</p>
<p>桜の木に重なったゴンが振り向く。<br />
薄れゆくゴンの幻影。</p>
<p>さやや「私、歌うから……!<br />
これからもずっと……!!<br />
全力で頑張るから…!!」</p>
<p>ゴンの幻影が消える。<br />
ふと、空を見上げたさやや。<br />
満天の星空。<br />
桜のような雪は、降っていなかった。<br />
あれは、ゴンがくれたプレゼントだったんだ――<br />
さややは、そう思った。</p>
<p><span style="color:#FF0000;">73 名前:サーモン ◆pdlO7HZYuo (庭)@\(^o^)/:
2015/05/07(木) 22:10:11.19 ID:K2ChIECN0</span><br />
後日、チームBの島崎遥香と柏木由紀が<br />
さややのいる北海道を訪れた。<br />
自宅での挨拶を終え、その帰り際、<br />
玄関を出た2人に声をかけるさやや。</p>
<p>さやや「私……公演に出るのが夢なんです」</p>
<p>柏木「楽しいよ」</p>
<p>心地よさそうに風に当たる島崎は、<br />
瞑っていた瞳を静かに開く。</p>
<p>島崎「空気が綺麗な場所だね」</p>
<p>「はい」―――川本紗矢は、<br />
そう言って向日葵のように笑った。<br />
ふと、島崎は庭に小屋に視線を送る。<br />
小さな、とても小さな子狐が小屋から<br />
ひょこっと顔を出す。<br />
小屋から出ると、地面に寝そべり、<br />
小さな尻尾を抱くように身体を丸める。<br />
まるで、桜の木の下にいるゴンのように。</p>
<p>島崎「キタキツネ?可愛い……名前は?」</p>
<p>さやや「桜の木が好きだったんです。<br />
その子の親。<br />
だから……“さくら”です」</p>
<p>ゴン、私ね……新しい夢を見つけたの。<br />
いつか、この2人みたいに素敵なアイドルになって、<br />
……AKB48のセンターに立ちたい。</p>
<p>そしたらさ、あの公民館に行くね。</p>
<p>私とゴンの小さな劇場に。</p>
<p> </p>
<p><span style="color:#FF0000;"><span style="font-size:24px;"><strong>完</strong></span></span></p>
<p> </p>
<p><span style="color:#0000FF;">74 名前:47の素敵な(茸)@\(^o^)/: 2015/05/07(木)
22:27:39.91 ID:E0t7mWsQ0</span><br />
文豪…素敵な物語をありがとう<br />
ゴンの分まで頑張れさやや!!</p>
<p><span style="color:#0000FF;">75 名前:47の素敵な(catv?)@\(^o^)/: 2015/05/07(木)
22:32:33.77 ID:ZA+DVQi10</span><br />
サーモンさん、素晴らしい連載ありがとうございました。乙!さやや、総選挙頑張れ!</p>
<p><span style="color:#0000FF;">76 名前:47の素敵な(大阪府)@\(^o^)/: 2015/05/07(木)
22:52:31.56 ID:5v7X1d0Y0</span><br />
泣いた</p>
<p> 天使のしっぽがまだ実現してない</p>
<p><br /><span style="color:#0000FF;">77 名前:47の素敵な(茸)@\(^o^)/: 2015/05/07(木) 23:02:19.96
ID:UoAk259T0</span><br />
ありがとう<br />
ドラマ化希望!</p>
<p><span style="color:#0000FF;">78 名前:47の素敵な(茸)@\(^o^)/: 2015/05/07(木)
23:04:56.41 ID:qQAcGaEf0</span><br />
乙</p>
<p><span style="color:#0000FF;">79 名前:47の素敵な(茸)@\(^o^)/: 2015/05/07(木)
23:09:28.90 ID:qQAcGaEf0</span><br />
あり</p>
<p><span style="color:#FF0000;">80 名前:サーモン ◆pdlO7HZYuo (庭)@\(^o^)/:
2015/05/07(木) 23:11:05.79 ID:K2ChIECN0</span></p>
<p>>>45</p>
<p>おじいちゃんすみません!</p>
<p>>>61</p>
<p>なんとか落ちる前に書け終えました!</p>
<p>全てのほしゅにありがとうm(_ _)m<br />
さややがんばってね</p>
<p><span style="color:#0000FF;">81 名前:47の素敵な(内モンゴル自治区)@\(^o^)/: 2015/05/08(金)
00:08:16.81 ID:dceoE8bnO</span><br />
(´;ω;`)ノ 乙でした~</p>
<p><span style="color:#0000FF;">82 名前:47の素敵な(やわらか銀行)@\(^o^)/: 2015/05/08(金)
00:36:24.78 ID:YHLdYg3c0</span></p>
<p>>>80</p>
<p>乙!!</p>
<p><span style="color:#0000FF;">83 名前:47の素敵な(北海道)@\(^o^)/: 2015/05/08(金)
03:52:41.79 ID:TZa6WH6j0</span></p>
<p>>>80</p>
<p>お見事です。<br />
無理なリクエストにお答え頂き感謝です。</p>
<p>さややらしい物語ですね。<br />
ログを大切に保存しつつ次回作に期待しております。</p>
<p><span style="color:#0000FF;">84 名前:47の素敵な(catv?)@\(^o^)/: 2015/05/08(金)
07:19:53.40 ID:aMlzOigp0</span><br />
さややのことこれからも応援する!</p>
<p><span style="color:#008000;">85 名前:47の素敵な(関東・甲信越)@\(^o^)/: 2015/05/08(金)
12:34:49.12 ID:sbVvSx3xO</span><br />
【保守♪】</p>
<p>おっと、いけねえ…ついつい長く眠っちゃったみたいだ…<br />
ふわぁ~</p>
<p>あれ?さやや…?<br />
戻ってきてくれたんだ!またここで一緒に歌とダンスの練習が始まるんだね</p>
<p>でも何か今日はやけに人が多いじゃないか<br />
いつもは僕たちだけなのに<br />
お母さんも見てるし、TVで見たことある人もいるし…<br />
あれは総監督って人だよね…</p>
<p>そうか!今日はさややの練習の成果を見せるためにみんなを呼んできたんだね!</p>
<p>この前さややが東京に行くときは<br />
もう会えなくなりそうな気がして思わず引き留めちゃったけど<br />
このサプライズのためだったんだ!</p>
<p>でも僕にはこうして特等席をちゃんと用意してくれて…<br />
すごくよく見えるよ<br />
うんうん</p>
<p>今日の歌もダンスも最高だよ<br />
そして笑顔も<br />
ファン1号の僕が言うんだから間違いない</p>
<p>ほら、みんなの拍手もすごいじゃないか!<br />
やったな!さやや!<br />
夢に一歩近づいたね</p>
<p>でもこれからも練習あるのみだぞ<br />
努力を怠らずに必ず夢をつかむんだ<br />
明日からも練習がんばろうな</p>
<p>…今日はいいもの見せてくれて本当にありがとう<br />
でも、何か疲れたからここでまた寝させてもらうわ<br />
練習の時は起こしてくれな<br />
僕はずっとここにいるから</p>
<p>ずっと</p>
<p><br />
おやすみ、さやや</p>
<p>【蛇足スマソ・お疲れさまでした】</p>
<p><span style="color:#0000FF;">86 名前:47の素敵な(チベット自治区)@\(^o^)/: 2015/05/08(金)
20:08:46.92 ID:+ANqSZLZ0</span></p>
<p>>>85</p>
<p>なんかうまいこと、いいこと、書きたいと思わせるなよ。まさかサーモンさんとお下劣さんはさややとゴンみたいだなって言わせたい?</p>
<p><br />
元スレ<br />
さやや「おらさ、東京へ行くだ」<br />
http://awabi.2ch.sc/test/read.cgi/akb/1430241427/<br />
【創作】さややとゴン<br />
http://awabi.2ch.sc/test/read.cgi/akb/1430754705/</p>
<p> </p>
<p><span style="color:#FF0000;">56</span><span style="color:#FF0000;">:サーモン
◆pdlO7HZYuo (庭)@\(^o^)/: 2015/05/07(木) 00:04:16.27 ID:EmXlSsa60.net</span><br />
全てのパフォーマンスを終え、<br />
各チームによるドラフト指名が始まる。<br />
さややは、2巡目で5チームから指名を受ける。<br />
ぼろぼろと涙を流すさやや。<br />
見ていた母の目からも、涙が。<br />
1年前に流した悔し涙とは違う。<br />
夢を叶えた喜びの涙だった。</p>
<p>5チームによる抽選の末、<br />
交渉権を獲得したのはチームB。<br />
ぱるること島崎遥香。<br />
母と共に、インタービューに応えるさやや。<br />
それを終えた時だった。<br />
ふと、母に顔を向ける。</p>
<p>さやや「お母さん、さっきね…ゴンがいたの」</p>
<p>母「………」</p>
<p>さやや「……早く会いたいなぁ」</p>
<p>母の目から、また涙が零れる。<br />
不思議そうに覗きこむさやや。</p>
<p>さやや「……どうしたの?」</p>
<p>母は、何も答えられず、<br />
ただ、ぼろぼろと泣いていた―――。</p>
<p>ドラフト会議を終え、<br />
さややと母は会場を後にする。<br />
その帰り道。<br />
夜だというのに、街は人で溢れている。<br />
失った夜空の星達の代わりに、<br />
街には星のような灯りがキラキラと<br />
灯っている。<br />
空虚な空を見上げるさやや。</p>
<p>さやや「なんか寂しい空だね」</p>
<p>母「……そうね」</p>
<p>さやや「ねぇ…さっきさ、何で泣いてたの」</p>
<p><span style="color:#FF0000;">57:サーモン ◆pdlO7HZYuo (庭)@\(^o^)/: 2015/05/07(木)
00:11:54.83 ID:EmXlSsa60.net</span><br />
母「………」</p>
<p>足を止める母。<br />
紗矢もまた足を止める。<br />
なぜか、悲しそうに俯く母。</p>
<p>母「……今朝、亡くなったの」</p>
<p>さやや「……え?」</p>
<p>母「ゴン……死んじゃったの……」</p>
<p>さやや「……嘘」</p>
<p>母「黙っててごめんね……。<br />
…老衰だろうって、お父さんが…」</p>
<p>さややの脳裏に、昨夜の母の姿がよぎる。</p>
<p>さやや「あの時の電話……。<br />
………やだ、そんなのやだ…<br />
嘘だよね………?」</p>
<p>母は静かに首を横に振る。<br />
すると、血相を変える紗矢。<br />
泣きじゃくり、取り乱す。</p>
<p>さやや「帰らなきゃ…ゴンのとこに」</p>
<p>紗矢の手首を掴む母。</p>
<p>母「待ちなさい……!」</p>
<p>さやや「ゴンが私を待ってる!」</p>
<p>母「紗矢………!」</p>
<p><span style="color:#FF0000;">58:サーモン ◆pdlO7HZYuo (庭)@\(^o^)/: 2015/05/07(木)
00:13:35.55 ID:EmXlSsa60.net</span><br />
取り乱していたさややは、<br />
涙を流しながら母をじっと見つめる。</p>
<p>母「今日は、もう帰れない。<br />
分かってるでしょ……?<br />
私達の故郷はとても遠い場所だって……」</p>
<p>さやや「………どうして言ってくれなかったの?<br />
ねぇ、どうして……?」</p>
<p>母「言えるわけないじゃない……。<br />
言ったら紗矢、<br />
北海道に帰ってたでしょ……?<br />
何もかも、投げ出して」</p>
<p>さやや「……」</p>
<p>潤んだ瞳で母をじっと見据える。<br />
その強い眼差しに応えるように、<br />
母も娘を見据えている。</p>
<p>母「紗矢。あなたがこれから入る世界は、そういう場所なの。<br />
何があろうと、逃げることは許されない世界なの。<br />
仕事をするって……そういうことなのよ」</p>
<p>さやや「……そんなの……。<br />
そんなの、まだわかんないよ。<br />
私………わかんない」</p>
<p>さややは母の胸に飛び込んだ。<br />
声を上げて、わんわんと子供のように<br />
泣く。<br />
夢を叶えたその日、<br />
さややは、夢を叶えに来たことを後悔する。</p>
<p>さやや「お母さん……帰りたい。<br />
私、北海道に帰りたい……」</p>
<p>ゴンのそばにいれば良かった、と。</p>
<p><span style="color:#008000;">59 :47の素敵な(関東・甲信越)@\(^o^)/:2015/05/07(木)
01:51:51.46 ID://StDKLEO.net</span><br />
【保守♪】</p>
<p>さやや「私が生まれる前からずっといたんだもんね…ゴンも確かに老衰の年齢かな…」</p>
<p>ママ「でもね、実は今日まで紗矢に秘密にしておいたことがあるの」</p>
<p>さやや「えっ…?」</p>
<p>ママ「ゴンはね…実はあなたのおじいちゃんだったのよ」</p>
<p>さやや「何その白戸家みたいな展開」</p>
<p>【んなこたぁ~ない♪】</p>
<p><span style="color:#0000FF;">60:47の素敵な(内モンゴル自治区)@\(^o^)/: 2015/05/07(木)
01:52:29.25 ID:bH6m5I1CO.net</span><br />
うわぁああああん…ゴン<br />
。・゚・(ノд`)・゚・。</p>
<p><span style="color:#0000FF;">62:47の素敵な(中部地方)@\(^o^)/: 2015/05/07(木)
06:27:15.78 ID:UmaWtUF00.net</span><br />
おい、いい加減にしろ。</p>
<p>朝から、おっさん泣かせて楽しいか 。゚(*ノДノ)゚。ワァーン</p>
<p><span style="color:#0000FF;">64:47の素敵な(茸)@\(^o^)/: 2015/05/07(木) 07:46:44.67
ID:UoAk259T0.net</span><br />
文章すごい上手いね<br />
楽しみに読んでるよ</p>
<p><span style="color:#008000;">67 :47の素敵な(関東・甲信越)@\(^o^)/:2015/05/07(木)
14:25:44.93 ID://StDKLEO.net</span><br />
【保守♪】</p>
<p>こじまこ「…このあとどうなるのかな?」</p>
<p>なぁちゃん「たぶん、不思議な力を持つでんでんむしが現れてタイムトラベルすると思う」</p>
<p>こじまこ「何でもかんでもタイムトラベルすればいいってもんじゃありませんよ」</p>
<p>なぁちゃん「うちはお好み焼き屋ですから」</p>
<p>こじまこ「もんじゃありませんよ…って、なんだこれは」</p>
<p>なぁちゃん「じゃあ、悲しみの帰郷をすると家の近くにパン屋さんが開店している」</p>
<p>こじまこ「…ということは」</p>
<p>なぁちゃん「そこの不思議な猫の力でタイムトラベルを…」</p>
<p>こじまこ「だめだこりゃあ」</p>
<p>【続き期待♪】</p>
<p><span style="color:#FF0000;">68:サーモン ◆pdlO7HZYuo (庭)@\(^o^)/: 2015/05/07(木)
18:18:15.42 ID:K2ChIECN0.net</span><br />
帰りの飛行機、さややが笑顔を<br />
見せることは一度たりともなかった。玄関前で2人を迎える父。<br />
顔を伏せる娘の姿に、胸を痛める。</p>
<p>父「……おかえり」</p>
<p>さやや「ただいま」</p>
<p>父「………きっと、ゴンも……」</p>
<p>さやや「AKB、私…辞退する」</p>
<p>母「紗矢…」</p>
<p>さやや「北海道から…もう離れたくない」</p>
<p>父の横を通り過ぎるさやや。<br />
振り向くことなく、<br />
家の中へと入っていく。<br />
顔を合わせる父と母。<br />
母は静かに首を横に振る。</p>
<p>父「……大丈夫だよ。<br />
紗矢は強い子だ。<br />
前に、俺にそう言ったんだ。<br />
だから…俺はあの子を信じてるよ」</p>
<p><span style="color:#FF0000;">69:サーモン ◆pdlO7HZYuo (庭)@\(^o^)/: 2015/05/07(木)
18:20:17.53 ID:K2ChIECN0.net</span><br />
自宅の居間。</p>
<p>布団の上に横たわるゴン。<br />
眠ったように目を瞑っている。<br />
いつもなら、丸めている太い尻尾も、<br />
力なく伸びたまま。<br />
冷たい身体に触れるさやや。</p>
<p>さやや「ごめんね……ゴン。<br />
ごめんね………」</p>
<p>さややは何度も謝っていた。<br />
東京に行く前、ゴンがズボンの裾<br />
を咥えた時のことを思い出していた。</p>
<p>さやや「あの時、あの時はゴンは、<br />
行かないで、って言ってたんだよね……<br />
私、気付かなかった……<br />
小さい頃から、ずっと一緒にいたのに……<br />
ゴンのサインに……気付かなかった……」</p>
<p>いたたまれない様子で、<br />
さややの隣に腰を下ろす祖母。</p>
<p>祖母「…AKB、辞退するって聞いた」</p>
<p>さやや「……うん」</p>
<p>祖母「せっかく叶ったのに?」</p>
<p>さやや「……」</p>
<p>祖母「……ゴン、悲しむんじゃねぇか?あんたが夢、諦めたら」</p>
<p>さやや「……ゴンは、私とずっと一緒にいたかったんだよ」</p>
<p>祖母「そりゃあそうかもしれねぇ。<br />
けど、あんたの夢さ、<br />
応援してたに決まってる。<br />
紗矢が1番分かってるはずだ」</p>
<p>さやや「……」</p>
<p>祖母「ゴンが最後にいた場所な……<br />
家じゃねぇんだ。<br />
あんたがゴンと、いっつも<br />
練習さ行ってた公民館だ」</p>
<p>さやや「……え?」</p>
<p>祖母「……桜の木の下にいたんだ。<br />
眠ってるみたいに……」</p>
<p><span style="color:#FF0000;">71:サーモン ◆pdlO7HZYuo (庭)@\(^o^)/: 2015/05/07(木)
21:59:12.82 ID:K2ChIECN0.net</span><br />
桜の木の下で、太い尻尾を抱くように<br />
丸まり、地面に寝そべるゴン。<br />
ガラスドアの前で踊る自分。<br />
脳裏に、これまでの日々がよぎる。<br />
泣き崩れるさやや。</p>
<p>祖母「ゴンは、紗矢の踊ってる姿が好きだった……。<br />
誰よりも、アイドルになったあんたの姿…見たかったんじゃねぇか?<br />
ばぁちゃんは、そう思うよ」</p>
<p>しばらくして、涙を拭う紗矢。<br />
ゴンの体にそっと手を触れたあと、<br />
静かに立ち上がる。<br />
玄関のほうへと歩いていく。</p>
<p>祖母「どこ行くんだ?」</p>
<p>さやや「……すぐ帰ってくるから」</p>
<p>家を出たさややは、<br />
真っ直ぐ伸びた道を1人で歩く。<br />
満天の星空。<br />
澄んだ空気。<br />
いつも隣にいたゴンはもういない。<br />
ただ、静かに前へと歩む。<br />
公民館が目に映る。</p>
<p>ゴンが旅立った桜の木へと歩く紗矢。</p>
<p>桜の木にそっと触れ、涙を零す。</p>
<p>さやや「ゴン……聞いてる?」</p>
<p><span style="color:#FF0000;">72:サーモン ◆pdlO7HZYuo (庭)@\(^o^)/: 2015/05/07(木)
22:03:07.90 ID:K2ChIECN0.net</span><br />
空からひらひらと零れる白い雪。<br />
まるで、桜の花びらのように舞い落ちる。</p>
<p>さやや「会場に来てくれたんだよね?<br />
私、見えてたよ。ゴンの姿。<br />
ありがとう……ゴン」</p>
<p>桜のように舞い散る雪の中、<br />
さややは歌を口ずさむ。<br />
ガラスドアの前へと歩いていく。<br />
小さなステージに立ったさややは、<br />
桜の木のほうへと振り返る。<br />
ゴンの姿が見える。<br />
1匹のファンが、そこにいる。<br />
太い尻尾を抱いて寝そべっている。<br />
ひょこっと顔を上げ、<br />
友の歌声に耳をすましている。</p>
<p>『誰もみな胸に押し花のような、<br />
決心をどこかに忘れている。<br />
思い出して……<br />
桜が咲く季節に…<br />
僕のことを……一本の木を』</p>
<p>永遠の桜の木になろう。</p>
<p>そう僕はここから動かないよ。</p>
<p>もし君が心の道に迷っても</p>
<p>愛の場所がわかるように</p>
<p>立っている。</p>
<p>―――ゴンは、さややのほうへと<br />
顔を向けた後、太い尻尾を向けて<br />
桜の木へと歩いていく。</p>
<p>さやや「ゴン………!!」</p>
<p>桜の木に重なったゴンが振り向く。<br />
薄れゆくゴンの幻影。</p>
<p>さやや「私、歌うから……!<br />
これからもずっと……!!<br />
全力で頑張るから…!!」</p>
<p>ゴンの幻影が消える。<br />
ふと、空を見上げたさやや。<br />
満天の星空。<br />
桜のような雪は、降っていなかった。<br />
あれは、ゴンがくれたプレゼントだったんだ――<br />
さややは、そう思った。</p>
<p><span style="color:#FF0000;">73:サーモン ◆pdlO7HZYuo (庭)@\(^o^)/: 2015/05/07(木)
22:10:11.19 ID:K2ChIECN0.net</span><br />
後日、チームBの島崎遥香と柏木由紀が<br />
さややのいる北海道を訪れた。<br />
自宅での挨拶を終え、その帰り際、<br />
玄関を出た2人に声をかけるさやや。</p>
<p>さやや「私……公演に出るのが夢なんです」</p>
<p>柏木「楽しいよ」</p>
<p>心地よさそうに風に当たる島崎は、<br />
瞑っていた瞳を静かに開く。</p>
<p>島崎「空気が綺麗な場所だね」</p>
<p>「はい」―――川本紗矢は、<br />
そう言って向日葵のように笑った。<br />
ふと、島崎は庭に小屋に視線を送る。<br />
小さな、とても小さな子狐が小屋から<br />
ひょこっと顔を出す。<br />
小屋から出ると、地面に寝そべり、<br />
小さな尻尾を抱くように身体を丸める。<br />
まるで、桜の木の下にいるゴンのように。</p>
<p>島崎「キタキツネ?可愛い……名前は?」</p>
<p>さやや「桜の木が好きだったんです。<br />
その子の親。<br />
だから……“さくら”です」</p>
<p>ゴン、私ね……新しい夢を見つけたの。<br />
いつか、この2人みたいに素敵なアイドルになって、<br />
……AKB48のセンターに立ちたい。</p>
<p>そしたらさ、あの公民館に行くね。</p>
<p>私とゴンの小さな劇場に。</p>
<p> </p>
<p><span style="color:#FF0000;"><span style="font-size:24px;"><strong>完</strong></span></span></p>
<p> </p>
<p><span style="color:#0000FF;">74:47の素敵な(茸)@\(^o^)/: 2015/05/07(木) 22:27:39.91
ID:E0t7mWsQ0.net</span><br />
文豪…素敵な物語をありがとう<br />
ゴンの分まで頑張れさやや!!</p>
<p><span style="color:#0000FF;">75:47の素敵な(catv?)@\(^o^)/: 2015/05/07(木)
22:32:33.77 ID:ZA+DVQi10.net</span><br />
サーモンさん、素晴らしい連載ありがとうございました。乙!さやや、総選挙頑張れ!</p>
<p><span style="color:#0000FF;">76:47の素敵な(大阪府)@\(^o^)/: 2015/05/07(木)
22:52:31.56 ID:5v7X1d0Y0.net</span><br />
泣いた</p>
<p> 天使のしっぽがまだ実現してない</p>
<p><br /><span style="color:#0000FF;">77:47の素敵な(茸)@\(^o^)/: 2015/05/07(木) 23:02:19.96
ID:UoAk259T0.net</span><br />
ありがとう<br />
ドラマ化希望!</p>
<p><span style="color:#0000FF;">78:47の素敵な(茸)@\(^o^)/: 2015/05/07(木) 23:04:56.41
ID:qQAcGaEf0.net</span><br />
乙</p>
<p><span style="color:#0000FF;">79:47の素敵な(茸)@\(^o^)/: 2015/05/07(木) 23:09:28.90
ID:qQAcGaEf0.net</span><br />
あり</p>
<p><span style="color:#FF0000;">80:サーモン ◆pdlO7HZYuo (庭)@\(^o^)/: 2015/05/07(木)
23:11:05.79 ID:K2ChIECN0.net</span></p>
<p>>>45</p>
<p>おじいちゃんすみません!</p>
<p>>>61</p>
<p>なんとか落ちる前に書け終えました!</p>
<p>全てのほしゅにありがとうm(_ _)m<br />
さややがんばってね</p>
<p><span style="color:#0000FF;">81:47の素敵な(内モンゴル自治区)@\(^o^)/: 2015/05/08(金)
00:08:16.81 ID:dceoE8bnO.net</span><br />
(´;ω;`)ノ 乙でした~</p>
<p><span style="color:#0000FF;">82:47の素敵な(やわらか銀行)@\(^o^)/: 2015/05/08(金)
00:36:24.78 ID:YHLdYg3c0.net</span></p>
<p>>>80</p>
<p>乙!!</p>
<p><span style="color:#0000FF;">83:47の素敵な(北海道)@\(^o^)/: 2015/05/08(金)
03:52:41.79 ID:TZa6WH6j0.net</span></p>
<p>>>80</p>
<p>お見事です。<br />
無理なリクエストにお答え頂き感謝です。</p>
<p>さややらしい物語ですね。<br />
ログを大切に保存しつつ次回作に期待しております。</p>
<p><span style="color:#0000FF;">84:47の素敵な(catv?)@\(^o^)/: 2015/05/08(金)
07:19:53.40 ID:aMlzOigp0.net</span><br />
さややのことこれからも応援する!</p>
<p><span style="color:#008000;">85:47の素敵な(関東・甲信越)@\(^o^)/: 2015/05/08(金)
12:34:49.12 ID:sbVvSx3xO.net</span><br />
【保守♪】</p>
<p>おっと、いけねえ…ついつい長く眠っちゃったみたいだ…<br />
ふわぁ~</p>
<p>あれ?さやや…?<br />
戻ってきてくれたんだ!またここで一緒に歌とダンスの練習が始まるんだね</p>
<p>でも何か今日はやけに人が多いじゃないか<br />
いつもは僕たちだけなのに<br />
お母さんも見てるし、TVで見たことある人もいるし…<br />
あれは総監督って人だよね…</p>
<p>そうか!今日はさややの練習の成果を見せるためにみんなを呼んできたんだね!</p>
<p>この前さややが東京に行くときは<br />
もう会えなくなりそうな気がして思わず引き留めちゃったけど<br />
このサプライズのためだったんだ!</p>
<p>でも僕にはこうして特等席をちゃんと用意してくれて…<br />
すごくよく見えるよ<br />
うんうん</p>
<p>今日の歌もダンスも最高だよ<br />
そして笑顔も<br />
ファン1号の僕が言うんだから間違いない</p>
<p>ほら、みんなの拍手もすごいじゃないか!<br />
やったな!さやや!<br />
夢に一歩近づいたね</p>
<p>でもこれからも練習あるのみだぞ<br />
努力を怠らずに必ず夢をつかむんだ<br />
明日からも練習がんばろうな</p>
<p>…今日はいいもの見せてくれて本当にありがとう<br />
でも、何か疲れたからここでまた寝させてもらうわ<br />
練習の時は起こしてくれな<br />
僕はずっとここにいるから</p>
<p>ずっと</p>
<p><br />
おやすみ、さやや</p>
<p>【蛇足スマソ・お疲れさまでした】</p>
<p><span style="color:#0000FF;">86:47の素敵な(チベット自治区)@\(^o^)/: 2015/05/08(金)
20:08:46.92 ID:+ANqSZLZ0.net</span></p>
<p>>>85</p>
<p>なんかうまいこと、いいこと、書きたいと思わせるなよ。まさかサーモンさんとお下劣さんはさややとゴンみたいだなって言わせたい?</p>
<p><br />
元スレ<br />
さやや「おらさ、東京へ行くだ」<br />
http://awabi.2ch.sc/test/read.cgi/akb/1430241427/<br />
【創作】さややとゴン<br />
http://awabi.2ch.sc/test/read.cgi/akb/1430754705/</p>
<p> </p>