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「ねぇ峰岸、日下部のヤツどうしちゃったのよ?」
「みさちゃん今朝からああなのよ、私が聞いても何も答えてくれないし、柊ちゃん聞いてもらえるかな」
かがみが、みゅーという様子で元気の無いみさおのところに行き
「日下部あんた元気無いけど、どうしたのよ?」
「別に・・・」
鈍い音が教室に響く
「ちゃんと話しなさいよ、じゃないと殴るわよ」
「あやのー、柊が殴ったー」
3人にいつもの光景が戻った。
「みさちゃん、私も柊ちゃんも心配してるのよ、よかったらちゃんと話してくれないかな?」
「そうよ、何があったかちゃんと話しなさいよ」

 

昼休み、いつもはみさおと一緒に食っているのだが、今日は1人で過ごしていた。
「ん~、どうしたのかな?まさ君」
「まさ君教室でお弁当食べてるの久しぶりだね」
「顔色もすぐれないようですが、具合でも悪いのでしょうか?」
こなたさん、つかささん、みゆきさんが俺のことを心配して話しかけてきた。
俺は3人に心配をかけてることを本当にすまなく思った。
これ以上みんなに心配をかけるわけにはいかない、俺は昨日みさおとケンカした顛末を話した。

 

「ふむふむ、これはまさ君を攻略するチャンスが回ってきたな」
こなたさんがいつものニヤニヤ顔でそんなことを言った。
「ふぎゃっ!!」
「こなた~、馬鹿なこと言ってると殴るわよ」
いつのまにか、かがみさんが皆の輪に加わっていた。
「だから、もう殴ってるよ~」
いつものやり取り、それを見て、つい笑みがこぼれてしまう。
「まさ君、ちょっと来て」
「えっ、なに?」
俺は少し戸惑った。いや、本当は嬉しい、なんで呼ばれたかもわかる。その助け船にもちろん乗ることにした。
「いいから来る、じゃないと・・・」
早く行こう、かがみさんについて行き教室を出ようとした時、誰に話しかけるでもなく
「やっぱり、かがみんは優しいな」

 

それから、かがみさんに色々と言われ、時は殴られそうになりながらも放課後に仲直りをすることになった。
―放課後―
「ごめん!!」
どちらからともなく言った。
見つめ会っていると、みさおの目尻に涙が溢れてきた。
それを見ていると俺まで泣きそうになる。
俺は泣きそうな顔を見られたくないのもあって、みさおを抱きしめた。
「うわぁっ・・・へ、変なことすんなよー」
みさおの顔が赤くなった。
「空気読めよ」
今度は俺から言った。そして、また強く抱きしめる。
みさおが目を閉じようとした時
「うぁぁぁぁっ」
みさおが大きく叫んだ。その視線の先に目をやると峰岸さんとかがみさんがいた。
「心配になって見に来たんだけど・・・」
「うん、覗き見するつもりはなかったんだけどね・・・」
気まずそうな2人を見て、それからみさおと目が会い、2人でクスクス笑った。

 

―次の日曜日―
俺は遅刻して、みさおを怒らせたくないから待ち合わせの場所に少し早めに着いた。
少しして、みさおがやって来た。
「恥ずかしいから、ジロジロ見るなってヴぁよ」
みさおの予想だにしない攻撃
「あやのが一緒に選んでくれたんだ」
制服のセーラー服は見慣れてるけど、こんな女の子な格好は初めてだ
「ほら、行くってヴぁよー」
顔を赤くし、少しうつむきながら、みさおが言った
「あ、うん」
後についてく俺、自分の顔が熱くなってるのがわかる。たぶん俺の顔も赤くなってるのだろう。
ヤバい、ますますみさおにハマりそうだ。