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「や、やぁっ……も――もうっ……!!」

 

 

ダメと、最後まで口に出すことは叶わなかった。

脳がスパークするような感覚。白く染まる視界。

自分の小さい体をベッドの上で思いっきり仰け反らし、そして息が止まる。

 

――数秒の空白の後に、意識が戻る。視界も。

それでも息だけはまだ止め続けた。

理由は単純。この瞬間、息は止めれば止めるほど気持ちいいから。

そのせいで○○君にはとても心配されるけど。

だけど、知ってほしかった。

こんなに気持ちいいんだよって。

○○君に触られると、してもらうとすごく幸せだよって。

私はただただ、無呼吸で体を快感に震わせた。

そろそろ仰け反ったままのせいで背中やら腰が痛くなってきた。

呼吸が再開される。それに合わせるかのように静かに

浮き上がった背中はベッドへと意識せずともおろされていく。

 

彼の手が私の頬を愛おしげに撫でた。

その心地良さに目を細め、少し心配そうな彼に向かい私は笑い掛ける。

 

 

「イっちったぁ……」

 

 

チロリと舌を出して軽くおどけてみせた。

彼は苦笑すると顔をスッと近づけて……。

 

 

「ん……ちゅ、んぅ、ちゅく……ふぁ……」

 

 

深い深いキスをした。

何にも例えようのない安心感、幸福感。

キスは特別だと思う。

とても、とても気持ちいいのだ。

肉体的にも、精神的にも。

他の体の箇所とは違って直接的な気持ち良さはないはずなのに不思議だ。

キスをしていると頭の中は蕩けておへその下のあたりがすぐに

きゅんと熱くなってしてしまう。

 

ちょっと前に彼が下からの愛撫で行為を始めようとした時は、

もちろん気持ちよかったけれど、やっぱり初めにキスをして行為を

するときと比べるとあそこは潤ってなかったような気がする。

 

…………えっと、うん。でも、気持ちよかったけどねっ。

 

だけどやっぱりキスはしっかりと要求した私。

 

……何はともあれやはりキスは特別だ。

キスをしなければなにも始まらないとまで、最近は思っている。

ちょっち言い過ぎかもしれないけれど、スイッチが切り替わらないと言うか、

キスで始まりキスで終わる。

そう、なにをするにもこれが基本。

これが理想なのだ――――

 

 

「ひゃっ……!?」

 

 

思考に耽っていた私を襲った鋭い快感。

ぬるりという感触。

突然の不意打ちに体は震え、蜜で濡れた小さな秘所は

彼の指をきゅっと無意識に締め付けた。

キスで絡ませていた舌が思わず硬直してしまう。

 

びっくりした……そっか、まだ指を抜いてなかったんだ。

頬を撫でる手とは逆の手で彼は私を攻め続けていたみたいで。

でも今の今まで指の感触に気がつかないほど私は意識を飛ばしていたんだなぁ

と思うと急に気恥ずかしくなってしまう。

頬が熱い。顔はきっと真っ赤だ。

あぁ、ダメだ。いま自分が浮かべているであろうこの表情こそが

意地悪な彼の大好物だから――

 

 

「ん……チュ、はぁ……。こなたさん、今すごく可愛い顔してる」

 

「うぅ……」

 

 

恥ずかしさのあまり私は思わず両手で顔を隠してしまう。

 

 

「不意打ち、卑怯だよ……イったばかりは――」

 

「もっと見たいな?」

 

 

――――へ?

 

 

にゅるん! と入る感触に私の体はまた大きく震えた。

え、えっ? と何が起こったのかも状況を把握できないまま、

次の衝撃が私の下腹部からズンッと力強く響きすぐに

快感で脳を揺らし、思考にノイズを混ぜる。

 

 

「やっ、やっ、もう少し休ませっ、て……!」

 

 

ズン、ズン! と次第に加速していくその衝撃に耐えながら

抗議の声を上げるも彼はぜんぜん止まってくれない。

 

まずい、と直感的に感じて抵抗をしてみたけれど

イったばかりで足腰、ううん。体全部に少しも力が入らないうえに

感度は跳ね上がっていて○○君が私を攻めるたびに微かに残った体力でさえも消耗するのだから。やっぱり無理だった。

 

バタバタと両腕を振るい、両手で意味もなく彼の肩辺りををペチペチと叩いて、

でも結局、最後には気持ち良さの大波に流されてしまって

彼の首へと腕を絡めてしまう。

 

 

「ひゃ、んっ! ひど、いよぉ……あっ、そこ、奥はっ――やらぁ……!」

 

「やっぱり、ハァ、可愛いな……。すごい、エッチな顔してる……」

 

「――!?」

 

 

やっ……! えっちな顔見られちゃうのやだぁ……!!

 

すっかりと忘れていた顔のガードを思い出して彼の首に絡めた

両腕を離し、手でその快感に蕩けたいやらしい表情を隠そうとして――

彼に両手をベッドへと押さえつけられた。

 

 

「あっ……」

 

 

驚いて彼を見上げるとそこには悪戯を成功させた子供のような

無邪気な笑みが……。

 

 

「だーめっ」

 

 

そして瞬間。

 

ゴリッ!!

 

 

「っあ――――あぁ――――!!」

 

 

そんな凶暴な音が聞こえそうになるくらいに、

天井を抉る、鋭い突きが私の秘所を襲った。

電撃のように全身を突き抜けていく、今までの比にならないほどの強烈な快感。

思わず目を見開いてあっ、あっ……と陸に打ち揚げられた魚のように

酸素を求めて喘ぐけれど……

 

ズチュ!!

 

 

「ひっぁぁ!?」

 

 

ゴリッ!!

 

 

「――――ぁっ! ぁ!」

 

 

ズチュッ!!

 

 

「ふぁっ……!?」

 

 

ゴリッ!!

 

 

「~~~~~~っ!!」

 

 

それはまるで天井を削ぎ落とそうとしてしまうかのように

引き抜かれ、突き入れられてはまた引き抜かれ、そして突き入れられて。

何度も何度も○○君のあそこの出っ張ったところで

弱いその部分を責められては、私は声すらほとんど出せない状態で、

思考も押し寄せる快感に呑まれ、流され。

ただ雌としての本能のままに快感を受け止め、感じてしまっていた。

快感に歪むいやらしい顔を○○君に至近距離で見つめられながら……。

 

 

「も、もぅ……! だめだからぁ! むりっ、だよぉっ――!!」

 

 

自分の痴態を見られている、その事実が羞恥心を煽って

性感をさらに高めていく。

 

チリチリと首の後ろの神経が処理しきれない快感の電気信号で

焼け切れてしまいそうな錯覚を覚える。

 

 

「……っ! こなたさん、見ててあげるからっ!

エッチな顔でこなたさんがイクところ、見ててあげるからっ……!」

 

 

彼の声が耳に響く。

ズンズンズンッ! と。

下腹部から伝わる衝撃がさらに加速し、

頭の中が再度、白く塗りつぶされていく。

 

涙や涎で顔をぐちょぐちょにして、

私は相変わらずただ秘所を貫き擦られるその気持ちよさに声を上げ続けた。

 

足は彼の腰へとキツく巻きつけて、射精を促すように腰をくねっては動きを合わせて。

なにも考えられず、でも、ぼやけていく視界に

しっかりと大好きな彼の苦しげな顔を捉えて――

 

 

「いく、イクッ! イっちゃうっっっ!! あっ―――――」

 

 

密着する体と体。

ズンッ! と○○君の最後の一撃が奥を力強く撃ちつけ、そして……

 

ビュク、ビュクッ!!

 

熱い液体がまるで噴水のように膣奥を叩いて広がっていく感覚を最後に、

 

 

「ぁぁ~~~~あっっっ――――!!」

 

 

私は意識を見事にぽん、と手放してしまった。

 

 

 

 

 

 

休みの明けた月曜日。

学校を終えて、俺とこなたさんはいつものように二人で帰り道を歩いていた。

 

 

「うぅぅぅ……」

 

 

ズルズルと足をダルそうに引きずり隣を歩くこなたさんを

横目で見ながら俺は苦笑し、頭を掻いた。

 

 

「支えててあげようか?」

 

「うー……いいよ」

 

「そか。それでは遠慮なく」

 

 

ぷい、とそっぽを向くこなたさんを無視して

彼女の腰へと手を伸ばし、こちら側にグイっと引き寄せるとこなたさんは

ひゃっ!? と大袈裟に声を上げてポスンと俺胸元――よりちょっと

下の辺りへと頭をくっ付けた。

 

不満そうな顔で上目遣いに俺の顔を見上げると唇を尖らせて

ぶーぶーと文句を吐く。

 

 

「そう意味じゃないってば! 支えなくてもいいって言ったの!」

 

「それなら突き飛ばすなり叩くなりして離れればいいのに……」

 

「むっ」

 

 

意地の悪い笑みを浮かべる俺の顔を睨むこと数秒。

ふぅ、とこなたさんは何かを諦めるかのように溜息を吐いて

体は離さずに、むしろより密着するかのように顔を

俺の体の上で転がし擦り付けた。

それがまるで甘える子ネコの様でちょっと不覚にもドキっとしてしまう。

 

 

「……支えはいらないんじゃなかったの?」

 

「んー、仕方ないからこの好意は無駄にしないでおいてあげる」

 

 

よく言うよ、甘えたがり屋さんの癖にと笑う。

ゴロゴロと本当にネコっぽいまったり顔で俺にじゃれるこなたさん。

なんでだろう、それを見ているとなんだかすごく抱きしめたくなったのだ。

むぎゅっとこなたさんを抱き寄せると

 

 

「んぎゅ~~?」

 

 

なぞの鳴き声をあげて俺の体へと顔を埋めた。

腰にこなたさんの腕が回り、抱き返してきたのがわかる。

 

あぁ、自分は路上でなにをやっているんだろう。

こんなところを誰かに見られたら、と思うけれど

考えに反して両腕はこなたさんを抱きしめて離さなかった。

 

結局、甘えたがり屋なのは自分も同じなのだ。

モゾモゾと鳩尾の辺りで顔を動かすこなたさん。

頭をなでなでしてあげるとなんだかよくわからないが

ぷいにゅ~、と嬉しそうな鳴き声をあげた。

……謎だった。

 

 

「……反省しているようだし昨日のベッドの上の秘め事での件は

もうこれ以上責めないでおいてあげるよ」

 

「お許し頂く事が出来て感謝の極みにございます」

 

「まったく。○○君のせいで今日は体の調子が悪くて

授業の内容もほとんど頭に入らなかったんだからね」

 

「ようするにいつもと変わらないんですね。わかります」

 

「……いつもと変わらないと申したか」

 

「ほんと、ほんとに悪かったと思っています。えぇ」

 

 

突然、黒く雰囲気の変わったこなたさんに冷や汗を掻きながらも

俺はカクカクと何度も首を縦に振りこの難を逃れた。

 

まぁ、確かに非はこちらにあるのだから謝るのは当然なのだけれど。

こなたさんの制止の声を無視してケダモノの如くに襲ってしまったのは

たしかにまずかった。

 

こなたさんが失神するまで責め続けてしまったせいで

目を覚ました彼女の体は疲労でぐったりボロボロ。

俺の家でシャワーを浴び、自分の家に帰ったあとはベッドに直行。

泥のように眠りこけたらしいが

残念ながらこなたさんの体力メーターは半分も回復してはくれなかったとか。

 

抱きしめたこなたさんを見下ろす。

こなたさんは相変わらず幸せそうに目を細め、

俺の体へと頬を擦り付けて甘えている。

抱きしめる腕へと僅かに力をこめた。

 

小さな体。細い腰。繊細な手足。

 

――――大事にしなければいけない。

 

こなたさんを自分が守ってあげなければと、そんな当たり前の事をいまさら思う。

 

だからこそ昨日は自分の我侭のせいで無理をさせ過ぎたと、

やっぱりもう一度しっかりとこなたさんに謝るべきだ思った。

 

 

「なぁ、こなたさん……」

 

 

こなたさんの髪へと顔を埋めると、優しい香りが鼻腔をくすぐった。

愛しさが込み上げてきて胸が熱くなる。

 

 

「昨日は本当にごめん」

 

「こなたさんのこと、すごく大事に思ってるよ。

昨日はその、好きなあまりに気持ちが少し暴走しちゃって

「どうしよう、○○君の匂いを堪能してたらえっちぃ気分になっちゃった」

そう、えっちぃ気分になっちゃったけど……」

 

 

…………ん?

 

 

「こなたさん、なんだって……?」

 

 

その問い掛けに俺を見上げるこなたさん。

蒸気した頬。トロンと薄目を開けた瞳は潤み、

桜色の唇は艶かしく光を反射していた。

 

 

「だーかーらー。ようするにエッチしたくなっちゃった」

 

 

ナ、ナンダッテー!!

俺の引き攣った笑みにテヘっと可愛らしく

小首を傾げながら笑って答えるこなたさん。

……いや、だって、えぇぇぇぇ?

 

 

「し、したくなっちゃった、ってこなたさん。

今日は昨日のあれのせいで体の調子が悪いんじゃ……?」

 

「○○君に抱きしめてもらったからもう完全回復しちゃったよ。

まさに、愛の力は偉大だよね~」

 

 

それなんて超回復?

むはーっと息荒く、危なげにギラついた瞳で俺を見つめる、いや、睨むこなたさん。

完全発情モードである。

というか俺はこなたさんへのあの想いを結局最後まで口にすることが出来ず、

空回りしたままで終わりそうになっている件について小一時間(ry

 

ズーンと肩を落とし、気分を沈める俺の手をとり引きずるようにして

こなたさんは足早に帰路を進む。

その足取りは軽く、今にも踊りだしそうな雰囲気だった。

 

 

「今日はおとーさん、用事があって夜遅くまで家にいないから――」

 

 

早く早く、とこなたさんにグイグイ手を引っ張られ、ヨタヨタと体のバランスを崩しそうになりながらも俺は彼女の家へと連行されていく。

 

……ええい。もうこなったら自棄だ。

この行き場のないこの虚しさをベッドの上で思う存分に晴らしてやるさ。

このえろっ娘にはもう手加減なんてしてやるものかと息巻く俺は

鋼の決意を胸に秘め、いざ戦場へと力強い歩調で改めて前へ進もうとして、

 

ボスッ

 

 

「――かはっ!?」

 

 

前を歩いていたこなたさんの突然の急停止によって

彼女の小さな頭が見事に俺の鳩尾に喰いこみ

俺は思わず咳き込みながらヨロヨロと後ず去った。

 

な、なにごとかぁーといきなりのこなたさんの強襲に抗議の声を

上げようとした俺の首に素早くこなたさんの腕がまわされ、

引き寄せられると同時に唇には唐突に柔らかく、熱い感触が走る。

 

 

「んぅ……!?」

 

 

キスされた、と脳が認識する間もなくこなたさんの小さな舌が俺の

無為防備に半開きになっていた唇と歯の隙間に強く押し込まれ、

あっという間にこちらの舌を捕らえた。

 

ちゅる……んぁ、はぁ……ちゅく。

 

どちらともない吐息が唾液で滑り始めた唇の間から漏れる。

絡まる小さく、熱く、そして甘いそれは混乱していた俺の思考を

どんな抵抗も無駄だとばかりに容赦なく溶解させていく。

 

 

「ん、ん、じゅる。ちゅ……じゅっ」

 

 

じゅるじゅるっ! と下品なまでに舌を、唾液を強く吸われて

意識までもがこなたさんへと吸い取られていってしまうような錯覚。

熱を持っていく下半身。

俺の片足を弱く挟むようにして少し汗ばむ

太股を切なげに擦りつけてくるこなたさん。

 

ぷはっ……と唇が徐々に離れていく。

こなたさんは吸い続けていた俺の舌を名残惜しむかのように静かに、ゆっくりと

自らの唇から少しずつ解放し、最後に一度強く吸い、そのままちゅぽんと、

気の抜けるような音を立てて完全にその小さな唇から俺の舌を離した。

 

こなたさんの突然のディープキスに頭を熱でクラクラとさせる俺に

こなたさんはしてやったりな、小悪魔的な艶やかで妖しげな微笑を浮かべると

首へと巻いてた腕へと再び力をこめて俺を引き寄せ、耳元で囁き言った。

 

 

「全部、聞こえてたから、嬉しかったから。

大事に想ってくれているんだって、また今日も感じさせてくれたから。

だから、大好きな○○君とえっちしたいんだよ……?」

 

 

前屈みに拘束されていた体が軽くなる。

こなたさんはパッと腕を離すと後ろにトントンと軽やかにステップを刻み、

 

――エヘヘ、と。

 

その綺麗な長い髪をそよ風に揺らし。

太陽のように眩しくて、可愛らしい笑顔を俺に向けた。

 

 

 

その瞬間。

心臓が大きく一度、ドクンと脈打つのがわかった。

その言葉は凄まじい破壊力で、そしてただ嬉しかった。

 

まいった。

 

誰よりも好きな人のその愛らしい笑顔。

その笑顔に俺はきっと今またまさに、

こなたさんに二度目の恋をしてしまったらしい。

 

 

「ほらほら~! 早く行こ~よっ!」

 

 

そしてそれはこれからも続くのだろう。

きっと自分は何度でもこなたさんに魅せられ、そのたびに恋に落ちるのだ。

 

小走りで自宅へと向かっていくこなたさんの後を追いかけながら

今日は、やっぱりイジメるのは止めにしようと。

俺は、そう思うのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ、はぁっ……こうやって足でされるのが好きなんだ?

ふっふっふっ。○○君はえっちだねぇ、変態さんだねぇ~……。

まだ、ダメだからねっ、はぁ……私がいいよって言うまでイっちゃダメだよぉ~?」

 

 

 

なぜか逆にこなたさんにイジメられるハメになったのはちょっと予想外でした。