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「バカ!!」ぱしぃ――――――ん・・・
俺の恋人である永森やまとが、俺の頬を叩く。
「もう知らない・・・さよなら」
いつもケンカはしてたが、今回ばかりはもう無理だろう・・・。でも、これでいいんだ・・・。

3日後
「先輩、やまととなにかあったんですか?」
いつになく元気の無い俺に、八坂さんが声を掛ける・・・。
俺は別にと答えたが、すぐに嘘だと見破られる。
「やまとも全然元気ないし・・・教えてくださいよ!」
あまりにも真剣に聞いてくるので、参った俺は、3日前のことを話した。

「やまとと・・・別れた・・・?」
「今回ばかりは確実にね・・・」
「なんで?」
「忘れてたんだ・・・俺は人を好きになっちゃいけない人間だってこと・・・」
「・・・どういうこと?」
「俺が大切にしたいものは、必ず傷ついてしまう。やまとだけは、傷つけたくなかったんだ・・・」

八坂さんは涙を浮かべながら、俺の胸ぐらを掴みながら、叫んだ。
「そんなのお前の勝手じゃないか!」
「大切なものを守れない。これがどれほど情けない想いか、お前に分かるか!?」
「わかんないよ!もう知らない・・・好きにしなよ!」

そう言って、八坂さんは去っていった・・・。これで・・・いいんだよな・・・。

その日の夜、俺は自分のベッドに横になっていた。
天井を見上げる。・・・滲んでる・・・違う。泣いてるんだ。
「どうしたら・・・あいつらの事、嫌いになれるんだ・・・」
その日は、そのまま寝てしまった・・・。

次の日。教室でお昼を食べていた時だ。
「どしたの、竜司くん?」
こなたさんが声を掛けてきた。なんでもないと言いたかったが、言葉が出ない。
「ほんとにどうしたのよ、あんたらしくもない!」
「なにかお悩みでも?」
「あたし達で良ければ聞くよぉ~」
なんて言うか・・・泣けてきた。俺はこなたさん達に、事のすべてを告げる。

「そう、だったんですか・・・」
「なんか・・ごめんね?」
「でもさ、どういう意味なの?大切なものを傷つけるって?」
「昔なんかあったのぉ?」
「うん・・・・・・こなたさん達、悪威留怒(ワイルド)ってチーム、知ってる?」

かがみさんだけ頷いた。
「ちょっと前まで暴れてた、暴走族よね?」
次の俺の言葉に、四人とも絶句した。

「俺、そこの特攻隊長だったんだ」