※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

・・・私は今、とても困っている。




まさか。

そんな。

これは、

一体?


・・・私は、頭の中を駆け巡る頭痛とめまいとを振り払い、なんとか自分を保つ。
落ち着くために、深呼吸を一つ。


・・・無理だった。落ち着ける訳がない。

心臓は高鳴り、冷や汗は止まらない。

今、自分の目の前で起こったこと。

どうしても、自分の中に受け入れることができない。

いつか、先輩のことでゆたかと話し合った時の。

・・・あの時と同じくらい、いや、ある意味、あれ以上の動揺と、混乱。

なんで、こんなことに?

どうしたら良い?

いや、どう・・・


*「・・・答えて、くれるかな」
みなみ「・・・っっ!!!」

声が響く。
私は、喉から心臓が飛び出しそうになるのをかろうじてこらえて、相手を見返した。


*「・・・あぁよかった。無視されたのかと思った。」
みなみ「・・・い、いえ、まさか・・・」
その相手は、目線を外すことなく、私を真っ直ぐ見つめてくる。
・・・私は、そんな相手に、どう接したら良いか分からずに、視線を泳がせた。

*「そんな、他人行儀なしゃべり方しなくていいのに。同い年なんだから、タメ口でいいよ」
みなみ「ぇ・・・ぁ・・・ぃぇ・・・」

*「でさ、そろそろ、答えてくれる?」
みなみ「・・・う・・・ぇ・・・その・・・」
*「・・・・・・」

言葉が続かない。

・・・どうすれば良いのかは、実際はちゃんと分かっている。

答えは一つしかない。

いますぐ答えればいい。それで全て終わり。

でも、言葉が出てこない。

それくらい、今の私は混乱している。


*「・・・・・・ふぅ」

相手が、溜息を一つ。
・・・溜息をつきたいのは私の方だ。

*「・・・まぁいいや、とりあえず、考えておいてくれるかな?」
みなみ「・・・い、いえ・・・あの・・・ですから・・・」
*「だからタメ口でいいって。岩崎さん」


苦笑。
私は笑えない。

*「もう一度言うよ。答えはまた今度でいいから」

みなみ「・・・っ、あのっ・・・待っ・・・!!」
*「・・・すぅ・・・」


待って。

やめて。

言わないで。

だから私には―――

*「岩崎みなみさん。







―――あなたが好きです。付き合ってください。」


・・・そんな、ある日の出来事。