無題(つかさ)2
12/24、今日はクリスマスイブだ。毎年男だけの寂しいクリスマスを送っていたが今年は違う。彼女が出来たのだ。その彼女なんだが、待ち合わせの時間を20分過ぎても来ない。そろそろ電話してみようかな?と考えていた、そのときつかさ「お~い〇〇君~、ハァハァ。ごめんね、待った?」〇〇「大丈夫だよ、俺も今来たところだし。」つかさ「そなの?よかった~、待たせてると思って心配しちゃったよ~。」(本当は20分近く待っているわけだが・・・。まあ、彼女らしいというかそこが可愛い所なんだけどな。)つかさ「ここに来るまで大変だったよ~。駅に人沢山いるし押し潰されるかと思ったよ~。」〇〇「まあ、クリスマスイブだからね。人が多いよ、特にカップルとか。」つかさ「そだね~。」〇〇「お、俺達も・・・」つかさ「ん?どしたの?」〇〇「あ、いや何でもない。じゃあ、行こうか、つかさ」つかさ「うん!」
俺は今まで彼女がいたことがなかったので、クリスマスイブにどこに行けばいいのか分からなかった。とりあえずカップルの王道ぽいところに行く計画を立てたんだが、つかさ「わぁ~!!」〇〇「つかさ、前にここに来たいっていってたよね?」つかさ「うん!小学校の卒業旅行の思いでの場所なんだ♪」ここは某ネズミランド、夢の王国だ。〇〇「俺も久しぶりだな~。たしか幼稚園の頃にここに来て、〇ニーマ〇スの中におっさんがいて家に着くまで大泣きしたことがあるな~。」つかさ「えぇ~!!ミ〇-っておっさんなの!?」〇〇「いや、そうじゃなくて・・・。そういえば、つかさはどんな思い出があったの?」つかさ「昔ここで私が迷子になっちゃってね、そのとき〇ッキーが私を迷子センターに連れてってくれたの。あとお菓子とかもくれて、ド〇ルドとかもみんな優しかったんだよ!だから私ここが大好きなんだ!」
〇〇「へぇ~、てかつかさが迷子か・・・。つかさらしいねww」俺は思わず吹いてしまったつかさつかさ「笑うなんてひどいよ~」〇〇「アハハハハ」つかさ「もぉ~、〇〇君のくせに~」〇〇「アハハ、ゴメンゴメン。でもみんながつかさに優しくしてくれるってことは、それだけ優しい子ってことだよ。そんな優しい子と付き合えて俺はとても幸せだよ。」つかさ「も、もぉ~、ずるいよ~。」つかさは顔を赤らめている。つかさ「私も〇〇君みたいな優しい人と付き合えて幸せだよ。」つかさは笑顔で俺に言った。
〇〇「じゃあ入ろうか?」つかさ「うん!」俺たちは中に入っていった。つかさ「あのお城でっかいね~。ねぇ、〇〇君何に乗ろっか?」〇〇「う~ん、やっぱ定番のス〇ースワール〇じゃない?」つかさ「えぇ~!!あれって宙返りするんでしょ~!?」〇〇「ちゅ、宙返り!?」つかさ「あれに乗った人の9割が気を失うってこなちゃんが言ってたんだよ~」こ、こなたさん、何嘘を教えてるんだよ・・・。そういえば、デート場所をここにしたのは実はこなたさんのアドバイスなのである。先週の話俺がこなたさん達と話しているときの事だった。つかさ「ちょっと手洗いいってくるね~」かがみ「あいよ~」こなた「ねぇねぇ、〇〇君?」こなたさんがニヤニヤした顔で聞いてくる。こういうときは大抵ろくな話ではないと思っていた。
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