「最低な主人公」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
「最低な主人公」(2008/05/16 (金) 18:49:20) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
<div class="mes">「こなた」<br />
「んー?」<br />
「忙しい?」<br />
「ちょっち」<br />
「まあ、ゲームしながらでいいから聞いてよ」<br />
「んー、なぁに?」<br />
「俺達、付き合ってどれくらい経つっけ」<br />
「半年ちょい、とか?」<br />
「うん、半年だ。そこで相談なんだけど」<br />
「…なにさ」<br />
「あれ?ゲーム、やってていいよ?」<br />
「やってたいけど、そんな感じじゃないじゃん」<br />
「そうかな」<br />
「…さっさと言いなよ。真剣な話とか、あんま好きくないけど」<br />
「怖い顔しないでよ」<br />
「したくてしてるんじゃないし。なに?私、やっぱりダメだった?」<br />
「ダメって?」<br />
「もう、好きじゃなくなったとか。なにせ、こんなんだもんね。せっかく遊びにきても、ゲームばっかりして」<br />
「あのさ。言っていいことと悪いことがあるよ」<br /><div class="mes">「…なんで、怒られなきゃいけないの?」<br />
「…悪い。でも、それだけは絶対ない。誓って、ない。だから、そんなこと考えてほしくなくって。<br />
こなただけは、死ぬまで好きでいる自信がある。出来るんなら、死んでも好きでいたい」<br />
「ちょ、あ、えっと」<br />
「こなた?」<br />
「…なんか、卑怯だなぁ。カウンターでそういうこと言われると、すっごい効くじゃん…」<br />
「っていうか、俺の切り出し方が悪かった。もっと、率直に言うべきだったね。…あのさ、こなた」<br />
「…なに?」<br />
「俺達、そろそろ、その。だから、つまり」<br />
「すごく率直だね」<br />
「…よしっ。こなた。俺、こなたの恥ずかしいところが見たいんだ!」<br />
「恥ずっ」<br />
「もっかい言おっか?」<br />
「いい!聞こえた!聞こえたから、一瞬待って」<br />
「うん」<br />
「それはつまり、一言で言うと、アレする、ってこと…だよ…ね…?」<br />
「たぶん、こなたの思ってることで合ってる」<br />
「…そっか」<br />
「やっぱり、まだ?」<br />
「私で、そーゆーことを考えてたわけだ」<br />
「…言わすかな、それを」<br />
「考えてくれてたんだ?」<br /><div class="mes">「…悪かったね。どうせ、こなたに出逢ってからはこなたでしか考えられなかったよ」<br />
「私でしか…しかも出逢ってからって、軽く危険だね」<br />
「茶化すなよ。俺は真剣だよ?」<br />
「私だって、真剣だよ。キミがそんな風に見てくれるなら、そりゃすごい恥ずかしいけど、同じくらいなんつーか<br />
…嬉しかったりもするわけだし。私って、ゲームのキャラみたいな理想的な外見してないから」<br />
「ゲームとか、なんの関係もないと思うんだけど」<br />
「…あれ。どうしたんだろ。本気で嬉しいな…」<br />
「だから、ね?こなた」<br />
「本当に死ぬまで好きでいてくれるんなら…いいよ」<br />
「…ありがと。俺も、めちゃくちゃ嬉しい。今日はみんな遅いから、いまの内なら誰も帰ってこないよ」<br />
「あーもうっ、わかったから、これ以上言葉はナシ!いいねっ?」<br />
「…そうだね。じゃあ、早速やろっか」<br />
「…やろっかって、生々しすぎ」<br />
「にらめっこ」<br />
「…ん?」<br />
「こなた、にらめっこ超強いんでしょ?」<br />
「…えっと」<br />
「かがみさんから聞いてさ、ずっと気になってたんだよね」<br />
「…なるほど」<br />
「ん?なんか言った?」<br />
「あのさ」<br />
「なにか?」<br />
「人中って、知ってる?」<br />
「なにそれ。知らない」</div>
</div>
</div>