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どのくらいの時間が過ぎたのだろう。意識はまだ薄ぼんやりとしている。
『ガチャ・・・パタン』
ドアを開ける音が聞こえる。匂いからして、ここはリビングだろう。
背中にはやわらかい感触がする。
じゃあ僕は、ソファーの上で寝ているということなのか・・・
頭がなんだか重い・・・
の「ジュン君、起きた?」
不意に、のりの声が聞こえた。しかし、まだ瞼を開けるほどの力は出てこない。
雪「まだですわ。もう朝ですのに・・・」
誰だったかな・・・。昨日の配達物を受け取った後の記憶が無い・・・
真「まったく、あの程度で気絶するなんて貧弱な下僕だわ。」
この声は・・・真紅か。声を聞いたらに急に背筋が冷めてきたのはのは何故だろう・・・。
雪「当たり前ですわ。誰一人として耐えたことの無い、真紅必殺の『絆パンチ』を顔に、しかもまともに食らったのですから。」
意識はまだはっきりしない・・・。二人の声もはっきりとは聞き取れない・・・。
の「まあまあ、ジュン君が起きたら教えてね。」
雛「のり~、早くお着替えもってきてなの~!」
金「かしらかしら~!」
遠くから声が聞こえる・・・、おそらく風呂場だろう。
翠「急ぐです!チビが起きる前に翠星石と蒼星石が風呂に入れないです!」
蒼「そんなに急かさなくても・・・、『絆パンチ』を食らったんだから、当分は起きれないよ。」
聞きたくない声が聞こえた気がするが、まあ、無かったことにしよう・・・。



の「は~い!ちょっと待っててね~。」
『パタパタパタ、ガチャ・・・パタン』
のりが出て行ったようだ。ようやく意識がはっきりしてきた。
銀「何で私が最後になるはめになるのぉ~?」
あーん?よく覚えてないや・・・。えっと、水、水・・・水銀燈!そう水銀燈だ。
真「ジャンケンで負けたでしょ?文句を言わずに待っていたらどうなの?」
銀「ふん!」
『ばたばたばた、ガチャ!・・・バタン!』
また誰かが出て行った・・・流れからして水銀燈だろう。
真「ジュンはまだ起きないのね・・・」
雪「なら私が、白馬にのった王子様のごとく、ジュン様にお目覚めのキスを・・・。」
はい?
真「!!!!ま、待ちなさい!!」
何かが近づいてくる・・・。危険を感じ取った僕は、力を振り絞り、目を開けた・・・
ジ「ん・・・!!!うわああああああ!!ま、まって・・・」
見れば、目をつぶっている雪華結晶の顔が目の前に迫ってきているではないか!・・・。熱っぽい吐息が顔にかかっている。このまま1Stを奪われてしまうのか・・・
『ガッ』
ジ「!!!!」
雪「!!!!」


と思いきや、雪華結晶の驚いた顔が、僕の顔まであと寸分の所で止まっていた。
真「ゼーハー、ゼーハー。あなたの好きな様には・・・させないわよ。」
雪華結晶の後ろには、必死の形相で雪華結晶の肩をつかんでいる真紅がいた。
ん?なんで雪華結晶って分かったんだ・・・?
ん?なにか思い出しそうだ・・・。
掘り起こしてはいけない記憶が、掘り出されてきた・・・。
ジ「うわあああああ!!!!」
『バッ!ドドドドドド、ガチャ、バタン、ドドドドド・・・』
真「???」
雪「そんなに恥ずかしがらなくても・・・///」
昨夜の出来事を思い出した僕は、死ぬ気でソファーから飛び起き、自室へ走った。
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