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「戦え!アルローズ!!」
前回のあらすじ!
街で破壊活動を行なっていたキャットクロス!
司令官ニャンザーは子供を人質にするという、卑怯な真似をとらなかったためにアルローズにあっさりやられてしまった!!
しかし!アルローズの方も敵の本拠地を問いただす事を忘れて、ニャンザーをぶ っ 飛 ば し た ! !
真「しまったわ!!」

果たして彼女はキャットクロスを壊滅できるのか!?


「ニートの青年」

真「はぁ…またやってしまったわ…」
真「その場の勢いでぶっ飛ばして…また一から出直しだわ…」

少女が愚痴をこぼしながらとぼとぼと歩く。
先程までキャットクロスが街の破壊活動を行なっていたが、比較的小規模だったた事と、アルローズの活躍により街はすぐに復旧した。
今回キャットクロスの破壊活動をたまたま阻止したものの、ニャンザーを吹っ飛ばしてしまい、情報をみすみす取り逃がしてしまう。
振り出しに戻ってしまったのだ。

真「ダメね、こんなんじゃ…でも…」
真「(あの子の親、涙を浮かべてた…あの子も本当は恐かったはずなのに泣かなかった。それに笑顔でありがとうって…)」
真「ふふふ…そうね。これからよ、これから。よし!紅茶でも飲んで気分転換だわ♪」
そう言い聞かせて彼女は歩きだした。先程とは違い背筋を正し、しっかりと前を向き、目に輝きを持たせながら。


真「えっと…喫茶店は…?」
街の中心地にやってきた。そこは大きな広場となっており、真ん中に噴水を配置し、そこを目印に人々が行き交う。
クレープ屋の出店が威勢のいい声を上げながらせっせ作り、客に手渡している。
真「喫茶店、喫茶店、あった。」
ちょうどオープンテラスになった、カフェを見つけた。

♪・♪♪・・♪♪
真「…いい音色…」
どこからともなく弦楽器の音がする。それは優しく心を撫でるように、軽やかなリズムを持ちながら。
真「………」


真「(あれね。彼が弾いているのね。)」

そう心で呟くと自然に噴水にいる彼のもとに足が動いた。
?「………」
彼はただひたすら指を動かし、弦楽器を鳴らす。
真「いい音色。」
?「…!」
一言呟いた途端、彼は演奏をやめた。
?「…何か?」
真「あら、邪魔してしまったわね。あなたの音に感想を述べたまでよ。」
?「?そうか。」
真「よかったら一緒にあそこでティータイムでもどう?奢るわ。」
?「それはありがたい。ちょっと待ってくれ。」
そう言うとかれは目の前に置かれたお金を集めた。
?「さて行くか。」


―そして私は彼とティータイムを過ごした。彼の名はジュンと言う。つい最近故郷から旅立ったそうだ―

真「ところでジュン。あなたは働いていないの?」
ジ「働く?何を言っているんだ?」
真「え?ひ、ひょっとしてあなた、働いたことがないの!?」
ジ「あぁ。毎日近所のワルガキ達に音楽を聞かせたり、遊んだり、たまに姉ちゃんの家事を手伝ってたよ。」
真「ジュン、あ、あなたって人は…」
ジ「ん、どうした?」
真「に、二、に…」
ジ「に?」
真「ニートじゃない!!」
ジ「ニート?」
どうやら彼はニートという言葉を知らないそうだ。


その後も会話は続いた。彼いわく酒の国だから比較的裕福な人が多いそうだ。
真「それにしてもどうして旅に?」
ジ「んー。ここらで一つ旗でも立てようかと。」
真「はぁ…そんな甘い考えで…」
この時私は彼の姉に心底同情した。
ジ「なんとかなるさ。」



ジ「ひぃ、ふぅ、みぃ」
彼は先程路上で稼いだお金を数えている。どうやら結構な額みたいだ。
真「(これも働いてる一種?)」
ジ「ひい、ふう、何だこれ?」
真「?これ…!」
何とそれはキャットクロスの計画指示書だった!!
ジ「誰かが入れ間違えたのかな?」
真「そ、そうね。」


思わぬ所でキャットクロスの情報を手に入れてしまった真紅!
果たしてその計画書は真実か!?それとも罠か!?
ジ「疾風剣…」
ニートの実力が爆発する!!
次回!「ニートとヒーロー」

ジ「何とかなるさ。」

※予定していた内容と異なる場合があります。

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