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朝、JUM宅

「朝か、飯食おう。・・・ご飯もパンもないな。冷蔵庫の中は・・・卵だけ・・・?」

「あらJUMこんな朝から奇遇かしら」

「・・・ひとの家でなにをしている」

「おなかがすいたかしら?しかたないからカナが卵焼きを・・・」

「コンビニ行ってくる」

「・・・」









金「この時間になるといつも暇かしら。」
J「そうだな。僕は暇なほうがいいけど。」

ランチタイムが終了すると夕方までは時間の流れもゆったりとしたものとなる。
金糸雀が同じファミレスでアルバイトするようになって2ヶ月。
初めは持ち前の天然でやらかしていた彼女も、ようやくホールの仕事に慣れてきたようだった。

金「ねぇJUM、今度の連休って暇かしら?お願いがあるんだけど・・・。」
J「えーと、ちょっと待てよ。」

手帳を探しながら少し考えた。
この流れはあれだ。
何かで見たことがある。
妙な期待して二つ返事で答えると後悔するパターンだ。
うかつに時間があるなんて答えると
『バイトのシフトを代わってほしい』
てな感じでやられてしまうんだ。
ここは慎重に対応をしないといけないな・・・。

金「JUM?どうしたのかしら?」
J「あ、いや、大丈夫。それよりお願いって何だ?」

手帳をめくりながら『お願い』の内容を金糸雀に訪ねた。
うん、自然な流れだ。さてお願いってなんだろう?


金「実は、『世間の常識』を教えて欲しいかしら。」
J「へ?なんだ、そんなことか。」
金「『そんなこと』だなんてひどいかしら!勇気を出したのに。」
J「はは、ゴメン。どんな無理難題が来るかと警戒してたから。」
金「いままでのカナの行いからすればありえないかしら!」
J「で、何でまたそんなことを。しかも範囲が曖昧だし。」
金「だって、みんなが『金糸雀は勉強はできるけどバカだ』って・・・。」

確かに金糸雀の成績は結構いいし僕もお世話になってる。
その一方、世事には疎くて要領も悪い。立ち回りも上手とはいえない。

金「だからJUMに何とかして欲しいかしら。」
J「何とかって言われてもなぁ。どう教えればいいんだ?」
金「そうねぇ。カナの行動を見ていろいろ指摘してくれればいいかしら。」
J「それくらいならできそうだな、いいぞ。」
金「それじゃ明日からよろしくお願いするかしら。明日は駅前に10時集合ね。」
J「えっ、明日ってバイトは?」
金「JUMもカナも連休中は後半シフトかしら。だから土曜日までよろしくね!」

そういうと金糸雀は足早にスタッフルームに駆け込んでいった。

J「連休は金糸雀の指導か。―――あれ?でもこれって・・・。」

金糸雀の消えていった扉を見つめたまま、僕はしばらく動くことができなかった。
終わる









「JUMはいつもカナのことからかってばかりかしら・・・」

「そんなことないだろ」

「あるかしら!!なんでカナばっかりからかうかしら!?」

「カナリアがチャーミングすぎるからさ」

「・・・そ、それって///」

「ごめん言ってみたかっただけだ」

「・・・」

「冗談だから許せ」

「ゆ、許せないかしら!!断固として許せないかしら!!」



「なんだかんだでいつも一緒にいるです」
「ふたりとも子供なのよ。ほうっておくのだわ」








「はあ、キムウイークとはいえ今年は特に予定もないし暇だな」

「もうっ!!キムウイークじゃないかしら!!」

「桜田くん大変よ!!」

「どうした柏葉」

「既にキムウイークが半分終わってしまったわ!!」

「だからキムウイークじゃないって言ってるかしら!!」

「私はこれから雛苺を拉致して出かけてくるわ!!」

「・・・行っちゃったな」

「ひどいかしら!!みんなでよってたかって・・・」

「そんなことより二人で出かけないか?」

「え・・・別にかまわないかしら///」

「現金なやつめ」

「う、うるさいかしら」










目の前に見える景色が気に入らなくてもじっと睨みつけろ。
そこに見えるのは僕の選択が積み重なった結果だ。
それは誰のせいでもなく、自分で掴みとった今。
だから・・・目を逸らすな。



「JUM・・・あの、その・・・これはJUMがいない間に部屋を掃除しようと思ったかしら。そしたら本棚がベッドのほうに倒れてきて・・・
それをよけたらカナの肘がパソコンにあたって驚いた拍子にスタンドまで落としちゃったかしら・・・」

壊れたものの総額:不明
彼女との生活:PriceLess

・・・僕の涙は止まらない










近所の超有名人。
黄色い服のあの子は雑学王。

知らないの?
その一言が彼女の名誉を大きく傷つける。

わからないことがあったって、
彼女は想像力でカバーする。

意地悪な僕は、
彼女が困っている姿が見たいだけ、
ただそれだけで難しい質問をぶつける。

なんとか答えようとするその姿が、
とびきり可愛くて僕は君の虜。

でもちょっとバテてんじゃない?

だからふたりで、
知らないことを知るために、
今すぐ出掛けよう。









「今日はカナが料理するかしら」

「いいけどやったことあんのか?」

「卵焼きしか作ったことないかしら」

「・・・大丈夫なのかよ」



料理中
「見るかしら!玉ねぎがゴミのようかしら!!」

(こいつ包丁持つと性格変わるな)

「あれ?なんだか・・・目がっ!目があああぁぁかしらああぁ!!」

「・・・」








「風船が何個あれば飛べるかしら?」

(またバカなことを・・・)

「試してみないと気がすまないかしら!!」

「いいけどさ」


風船十個
「・・・ぴくりともしないかしら」

「たった十個じゃな」

三十個
「少し体が軽くなってきた気がするかしら」

「風船もうないぞ」

「今すぐ買ってくるかしら」

「・・・」

六十個
「JUM助けるかしら!!誰かがカナのこと引っ張ってるかしら!!」

「・・・両手の風船離せ」









JUM「来月の文化祭での演劇の役割わ決めたいと思います」
薔「ひとまず・・・JUMが王子様で私がお姫様、これ決定事項」
金「ちょっと待つかしらー!」
薔「なに・・・キムリア?」
金「混ぜないで欲しいかしら!それより私もお姫様やりたいかしら!」
薔「お姫様の台詞これだけど・・・言える?」
金「・・・こ、こんな恥ずかしい台詞言えないかしら・・・」
薔「でしょ・・・大丈夫、カナリーにはもっと別の役があるから」
金「どんな役かしらー?」
薔「えっと・・・何役か候補がある・・・台詞がね・・・」
1、私この戦いが終わったら結婚するかしら・・・
2、ふざけないでかしら!この中に殺人者がいるかもしれないかしら!?私は一人で寝るかしら!
3、この仕事で大金が手にはいる・・・そしたらこの仕事から足を洗うかしらー
4、魔王様が出るまでもありません・・・私にお任せかしら
5、ええい、ものどもであえであえかしら~!
薔「・・・どの役が良い?」
金「・・・どれも死亡フラグみえみえかしら・・・」
JUM「つーかどんな演劇だよ」



巴「だだいまより2年4組による演劇を開始します」

序盤
金「ふざけないでかしら!だれが裏切り者か分からないのに一瞬になんて居られないかしら!カナは一人で行くかしら!」
真「あ、そっちは崖・・・落ちたのだわ」

中盤
金「この戦い、勝てば大金が手にはいるかしら、そしたら・・・」
銀「うふふ、おばかさぁん、死になさぁい」

終盤
金「私は魔王様に力をもらったかしら・・・魔王様の手を煩わせるまでもないかs」
翠「雑魚はどくですぅ!」

ラスト一歩手前
金「うう、ものどもであえであえかしら~!」
銀「うふふ、おばかさぁん、私は貴女を利用してたがけよぉ」
金「か、かしらー!?」
JUM「カナリア、目を覚ませ!」

ラスト
JUM「終わったな・・・」
金「かしら・・・JUM・・・国に帰ったら・・・私と」
笹「アンノウン接近!ブレイク!ブレイク!」
金「かしらぁぁああ!!?」
JUM「カナリアああああ!!!」
べ「ようJUM、戦う理由は見つかったか?」



薔「仲間と喧嘩→死亡→と見せかけ敵に→利用されてると気付く→一緒に戦うが最後の敵の攻撃で死亡、する役」
真「さすがカナリアね」
銀「私達にはないような役を」
翠「死亡フラグを5回も立てる役なんて」
蒼「誰もやらないような役をやるなんて」
雛「そこに痺れるのー」
雪「本当ですね」

金「・・・・・・」






J「金糸雀、おまえにふさわしい役が見つかったぞ。」
金「そんなこといってまたひどい目にあわせる気かしら?」
薔「・・・今度は大丈夫。いい役だよ。」
J「金糸雀にぴったり、いや金糸雀のための役と言ってもいいくらいだ。」
金「どんな役かしら?」
薔「・・・おうさまの役。一番偉いよ。」
J「たまご焼きが大好きなんだ。」
金「う、あの、劇のタイトルってもしかして・・・。」
J「ああ、『ぞうのたまごのたまごやき』だ。」
金「・・・・・・。」
終わり

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