ピクニック


水「あつ~ぃジュンどこか連れてってぇ」
ジ「なら海でも行くか?」
水「う~ん……ピクニックぅ」
ジ「ピクニック?」
水「そっピクニックよぉ」

~翌日
水「いい天気ねぇ」
ジ「そうだな、とりあえず電車に乗るか」
水「せっかくだし遠くに行きたいわぁ」
ジ「キャンプじゃないんだぞ?」
水「あら、男女二人で一つのテントの方が読書は好きよぉ」
ジ「はぁ?」
水「ふふっ」

ガタンゴトンガタンゴトン……

~お出口は右側です
ジ「着いたな」
水「いい空気ねぇ」
ジ「そうだな」
水「さっそく上りましょ?」
ジ「近くの広場じゃ駄目か?」
水「何を言ってるのぉピクニックなんだからぁ」
ジ「ハァ…」

ジ「喉がかわいた~」
水「はい、ヤクルト」
ジ「ヤクルト?1本だけ?」
水「あら、ヤクルト1本に150億もの乳酸菌が」
ジ「川でも探すか、こんな綺麗なところなら川の水も飲めるだろうし」
水「ヤクルトおいしいのに…コクコク…」

…サー……
ジ「おっ川だ」
水「チューチュー…」
ジ「?」
水「チューチュー飲みよぉ」
ジ「……」
水「どうしたのぉ?」
ジ「蒼星石のSSを思いだし……いや、何でもないよ」
水「?」
ジ「綺麗な川だな」
水「私よりもぉ?」
ジ「そんなこと聞くか?」
水「聞くわよぉ」

ジ「そうだな…くんくん」
水「えっ?」
ジ「そのピクニックバックに描かれたくんくんかな」
水「なんでよぉ」
ジ「水銀燈が持ってるから…かな?」
水「……////」
ジ「どうした顔が赤いぞ疲れた?」
水「それはどうかしらぁ」
ジ「とりあえずここで休むか」

水「そろそろお弁当にしましょ?」
ジ「そうだな」
水「はい、私の手作りよぉ」
ジ「うまそう…だけどピクニックっていったらサンドイッチじゃないか?」
水「サンドイッチだったら私の料理の実力を見せられないじゃない」
ジ「これ全部手作りか?」
水「そうよぉ、はい、飲み物」
つ【ヤクルト】
ジ「ちょっと不安になってきた」
水「どうしてぇ?」

水「そう言えばぁさっき私が持ったくんくんが可愛いいって言ってたけど今はどうなのかしらぁ」
ジ「…言わなくても分かるだろ?」
水「言ってくれないと分からないわぁ(///)」
ジ「こっこのお弁当美味しいな」
水「ご・ま・か・したぁ…ムスッ」
ジ「ほっほら水銀燈も食べろよ」
水「ジー…」
ジ「たっ食べさせてやるよ、ほら」
水「…あ~ん(///)」

ジ「ごちそうさま」
水「あら?ヤクルトがなくなったわぁ」
ジ「ならそこの川の水でも飲めば」
水「そうねぇ」

水「…美味しぃ」
ジ「だろ?」
水「キャッ!?」
バシャ
ジ「大丈夫か?水銀燈」
水「冷たぁい」

水「ジュン~助けてぇ」
ジ「足つくだろ、流れも遅いし」
水「もう、今のは助ける雰囲気でしょ」
ジ「はいはい、早く上がってこいよ」
水「わかっ……!……服が透けてるかもぉ」
ジ「黒い服じゃ透けないよ」
水「なら脱いじぁおっかなぁ」
ジ「おっお前な」
水「こんな濡れた服を着てたら風邪を引いちゃうわぁ」
ジ「それでも人目ってものが」
水「ここには私とジュンしかいないじゃない」

おもむろに服に手をかける水銀燈
ジ「!!!」
急いで水銀燈に背を向ける
水「見ないのぉ?」
ジ「見るわけないだろ?」

ジ(どうしよう)
水「ヌギヌギ…ヌギヌギ…」
ジ(?…口で言ってる?)
そう思い水銀燈の方を振り替える
水「やっと向いてくれたぁ」
ジ「おま…本当に脱いでるじゃないか」
水「脱ぐって言ったでしょ?」

水「ふふっ水着よぉ」
ジ「みっ水着?」
水「あら、裸が見たかったのぉ?」
ジ「そうゆう訳じゃ…とにかく服を乾かすぞ」


水「…でね真紅が……」

ジ「でその後に……」


ジ「乾いたんじゃないか?」
水「そうみたいねぇ」
服を着る水銀燈
水「私の着替どう思う?」
ジ「どう思うって」
水「興奮したぁ?」
ジ「あのな」

ジ「早く着替えろよ」
水「分かったわよぉ」

ジ「暗くなってきたしそろそろ帰るか」
水「そうねぇ、…でももうちょっとここにいたいかもぉ」
ジ「えっ?」
水「何でもないわよぉ」
ジ「?」


…ガタンゴトン…ガタンゴトン…
トン
ジ「んっ?水銀燈?」
ジュンにもたれる水銀燈
ジ「寝たのか?」
水「…zzz……ジュン…」
ジ「寝言か?……また二人でどこか行きたいな…」
水「…私も……」
ジ「えっ?起きてるのか?」
水「……乳酸菌取ってるぅ?…(///)」

~fin~

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最終更新:2006年02月27日 21:50