翠「・・です・・・行かないでです・・」
ガバ
翠「ハアハア・・・夢ですか・・」
ジ「大丈夫か?うなされてたみたいだけど・・」
翠「ジュン!」
いきなり抱きつく翠星石
ジ「おい(///)」
翠「ジュンは何処にも行かないですよね!?翠星石の前からいなくなったりしないですよね!?」
ジ「とりあえず落ち着け、どうしたんだ?」
翠「ジュンがどこか遠い所にいっちまう夢を見たです・・」
ジ「(そういうことか)大丈夫、僕は翠星石の前からいなくなったりしないから(///)」
翠「・・約束ですよ?」
ジ「ああ」
翠「絶対守れですよ(///)」
糸冬
ジ「ああ、でもな翠星石」
翠「なんです(///)」
ジ「学校で抱きつくのはどうかと思うぞ」
翠「あ・・・(///)」
《世界一腕の立つ殺し屋》
JUMと真紅の下校する姿をビルの屋上から観察する者がいた。
彼女の名は翠星石。かつて真紅に敗れ去った者たちの一人。
翠星石はバッグの中からアサルトライフルを取り出す。
バズーカ砲でも構えるかのようにストックを肩に乗せ、左手を銃身に軽く添えた。
随分と距離はあるがサイトスコープは必要ない。
――スコープなんかに頼るな。あんなもの、実戦じゃいつだって真っ先に壊れちまう。
――身体に染み付いた感覚を信じろ。訓練だけはおまえを裏切らない。
翠星石は血のにじむような訓練の末、この射撃法を習得したのだ。
翠「やっと一人になりやがったです。」
交差点でJUMと別れ、歩き出した真紅の眉間に狙いを定める。
真紅の嬉しそうな表情が嫌でも目に入ってくる。
翠「くっ真紅、貴方がいけないのです。JUMを、私のJUMを・・・。」
怒りのあまり震えが銃に伝わる。
翠星石は構えを解いて深呼吸し昂ぶる気持ちを抑えた。
落ち着きを取り戻したことを確認すると再び銃を構える。
翠「そのキレイな顔をフッ飛ばしてやるです!!」
引き金に力を込める翠星石。果たして真紅はこのまま討ち取られてしまうのか!?
※ネタなんだから続かない。
翠「う~、何やってるですぅ。このままさっさと入ればいいだけですぅ。」
翠星石は、ジュンの家の前で、行ったり来たりしている。
今日のお茶会は、真紅がくんくんがなんやらで、のりは試合で、
雛苺がトモエとなんやらで、蒼星石は「がんばっておいで」とか………
結局、ジュンと翠星石、二人っきりのお茶会となってしまった。
翠「ばっちり、決めてるですぅ。あのチビ人間ごとき、
翠星石の神々しいまでの可憐さにイチコロですぅ。」
いつものシンプルなロングスカート姿とは違った、
短めのかわいいスカートで翠星石は、相変わらず右往左往している。
翠「うう~」
唸りながら、インターフォンに指を伸ばす。
けれども、あと一歩のところで指は遠のいた。
翠「もう~~っ」
手足をバタバタさせているその時、
ふいに、後ろから声がかかった。
ジ「よう、待たせて悪かったな」
翠「ひいいぃぃぃぃ」
翠星石が素っ頓狂な悲鳴をあげる。
ジ「……な、なんだよ。急に大きな声だすなよ。」
翠「そっちが脅かしやがるからです。
わざわざ、外で待ちやがるなんて、
性格ひねくれまくりですぅ!」
ジ「んなわけあるかよ!
ったく、せっかくお前が好きな紅茶の葉買ってきてやったのに。」
翠「え、……そうだったんですか……。
そうならそうと早く言うです。」
ジ「言う暇があったもんかよ。
ほら、鍵開いたぞ。さっさと入れ。」
ジュンは、ヤカンに水をいれ火にかけた。
翠「ジュン、待つです。」
ジ「なんだよ。お前の欲しいお茶請けでも買ってこいってか?」
翠「ちがうです!
今日は、翠星石がお茶をいれてやるですぅ。」
ジ「………なんか、悪いもんでも食ったか?」
翠「な……失礼なやつですぅ。
せっかく、翠星石の超絶お茶淹れテクニックを披露してやろういうのに。
ありがたがって、見てやがれですぅ。」
ジ「ハイハイ。じゃぁ、先生のお手本を存分に研究させてもらいますよ。」
ジュンは、じ~っと、翠星石を見ている。
翠星石は、どんどん赤くなっていく。
翠「なんですか、翠星石が超絶かわいいからって、
そんなにジロジロみるなですぅ。」
ジ「いや、翠星石の超絶お茶淹れテクニックを披露してくれるんだろ?
そりゃ、じっくり研究すべきだろ?」
翠星石は、もっと赤くなりながら、
翠「あぁ、もう、見られてるとやりにくいです。
お前は、リビングでテレビでも見てろですぅ!」
ジ「なんだよ、もう。わかったよ。テレビでも見てるよ。」
ジュンはリビングのほうへ移動していく。
翠「……もうちょっとは、翠星石のことも見やがれですぅ。」
おそろいのカップに入った
翠星石が入れた紅茶と、
翠星石お手製のスコーンがならんでいる。
翠「ささっ、た~んと飲むですぅ!」
ジ「ん…いただきます。」
ジュンは紅茶を口に運ぶ。翠星石はそのじっと見てる。
翠「味のほうは、どうです?」
ジ「まぁ、悪くはないかな。」
翠「ふふん。もっと素直においしいって言えですぅ。」
ジ「う、うるさいな。」
翠「どうしてもっていうなら、また今度淹れてやるですよ?」
ジ「そうだな。どうしようかな……。」
翠「素直にお願いしやがれです。」
ジ「じゃぁ、お願いするよ。」
翠「やったですぅ!」
ジ「……なんでお前が喜ぶんだ?」
翠「いや、それは………お前をしごけるからですぅ!」
ジ「僕がしごかれるのか!?」
翠「そうですぅ。翠星石の超絶お茶淹れテクニックを伝授してやるですぅ。
感謝しやがれですぅ。」
ジ「もう、好きにしてくれ。」
その後もちょくちょく二人だけのお茶会が開かれたとさ。
ジュン×翠星石
・・・・目が覚める。目の前には翠星石の顔がある。
ジュン「・・・・・・・(そういえば昨日、ホラーゲームやって怖いから一緒に寝るですぅ!とかいいだしたから一緒にねたんだ。)」
ジュンは自分の腕で寝ている翠星石の顔に自分の顔を近づけた。
ジュン「(いつもはぎゃーぎゃーうるさいけど、寝顔は可愛いな。)」
ある欲望にジュンの心は占領されていく。ジュンは徐々に翠星石の顔に自分の顔を近づけていった。
ちゅ
ほんの一瞬。触れたか触れないかぐらい微妙なラインだったが、ジュンは翠星石にキスをした。
翠星石「んっ」
ジュン「!(おきたか?)」
翠星石「すーすー」
ジュン「(セーフ・・・。やわらかかったな・・・。今のでおきなかったんだから・・・もう一度くらい・・・)」
ジュンは徐々に欲望に飲み込まれていく。
ちゅっ
さっきより少し長めのキス。しかし翠星石はおきなかった。
ジュン「(・・・・大丈夫だよな・・・じゃあもっと長く・・・)」
ちゅっ
翠星石に少し眺めのキスをした。
翠星石「ん?んん!?・・・・ジュン!?」
ジュンはびっくりして唇を離す。
翠星石「・・・・・・・(な、な、なにがあったんですぅ?私のファーストキスが・・・ジュンから?・・・それよりなんで腕枕?)」
翠星石は覚醒しきれてない頭をフル活用して考えたが答えを導き出すことはできなかった。
ジュン「(やばい・・・このことが翠星石から他のみんなにばれたら・・・・)」
しばし沈黙が流れる。翠星石は俯いている。
翠星石「・・・・・・・・・・・・・・・・」
ジュン「・・・・・・・・・・・・・・・」
翠星石が急に顔を上げた。
翠星石「・・・・・・・ジュ、ジュン!」
ジュン「!ゴメン」
翠星石「な、なんで私にキスしたですぅ?」
ジュン「な、なんでって寝顔が可愛かったから・・・・・」
翠星石「な、・・・・・・・・(////////)」
ジュン「ゴメンな。今の忘れてくれ。・・・な、ノーカンってことで・・・」
翠星石「そ、そうですぅ。勝手に私のファーストキスを奪いやがってですぅ。・・・なら・・・」
ジュン「ゴメン・・・・・・・」
翠星石「な、なら今度は本番を・・・・やるですぅ・・・・(///////)」
ジュン「え?・・・・いいの?」
翠星石「いいもなにも・・・もうしやがったじゃねーかですぅ」
ジュン「う、うん。じゃあ・・・」
ちゅっ
今度はさっきと同じくらいの長さ・・・・
翠星石「ふぅんっ。・・・・」
ジュン「ぷは・・・」
翠星石「・・・・・・・さ、さっきのはノーカンだからこれが私のファーストキスですぅ。ありがたく思えですぅ。」
ジュン「うん。・・・あ、ありがとう・・・」
翠星石「あ、あと・・・せきにn」
そこまでいうとジュンは翠星石の言葉をさえぎり、言った。
ジュン「な、なぁ翠星石・・・好きなんだ・・。付き合ってくれないか・・・。」
翠星石「・・・ま、まぁファーストキスも奪われてしまったから責任はとってもらうですぅ。だから付き合ってやるですぅ。」
ジュン「そうか。ありがとう(ぎゅっ」
翠星石「わわ、・・・・ご、強引な男はきらわれるんですぅ。」
ジュン「じゃあ離そうか?」
翠星石「う、ううん。もちっとこのままでいさせろですぅ・・。」
ジュン「うん。」
翠星石はジュンの腕の中でまた眠りに落ちていった。そしてジュンも翠星石のあたたかさで眠りに落ちていった。
二人はまた起きるとキスをしたり、抱き合ったりしてまた眠るということを繰り返してその休日を過ごしていったとさ。
おわり
~緑の日の後に~
翠星石「うぅ~。緑の日が終わっちまったですぅ」
ジュン「どうした?いやか?」
翠星石「こういうイベントが終わったら、時々しか出番がねーですぅ。それに比べて・・・蒼星石は・・・いつでも人気ですぅ。・・・」
ジュン「ふふっ」
翠星石「な、なにがおかしーですぅ?人が真剣に悩んでるっているのに」
ジュン「いや、な。」
翠星石「?」
ジュン「蒼星石が人気があってもいいじゃないか。でも、緑の日が終わっても、僕は翠星石の隣にいるよ。」
翠星石「な、(////)・・・それはうれしいですぅ。だけど・・」
ジュン「だけど・・・なんだ?」
翠星石「よ、よくそんな歯の浮くような言葉簡単に言えるですぅ。」
ジュン「だって翠星石が好きだから・・・。」
翠星石「うーー。(涙目」
ジュン「泣くなって・・・(抱き寄せてなでなで」
翠星石「な、ないてなんか・・・ねーです(くすん」
ジュン「そうか・・・まぁ泣きたいだけ泣け・・・(なでなで」
翠星石「・な、泣いてなんか・・・・ぐすっ・・・」
ジュン「・・・・・・・・・・・今日、一緒に寝るか?(なでなで」
翠星石「・・・・(こくん)・・・・・・ぐすっ」
その後、翠星石はベッドでジュンに抱かれながら泣きました。そしてジュンに抱かれながら眠りにつきました。
おわり
「JUM!!」
「なんだ」
「JUMは性格のいいコとスタイルのいいコならどっちが好きですか?///」
「どっちも好きじゃない。だから翠星石が好きだ」
「!!そ、そうですか!!・・・・・・あれ?」