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薔「・・・金糸雀、今日はこれね。面白いよ。」
金「『バイオハザード2』ってこれ怖いやつかしら。」

薔薇水晶からよくゲームを借りているが
怖いの苦手な金糸雀はホラーだけはNGにしていた。

薔「・・・古いからそんなには。簡単なモードもあるから大丈夫。」
金「でも一人じゃ無理かしら。」
薔「・・・見ていてあげる。」
金「こういうのってプレイしかけだと夢に出そうかしら。」
薔「・・・じゃあ一気にクリアするしかないね。」
金「今回はどうしてもやらせる気かしら?」
薔「・・・まあだまされたと思って。」

ソフトを受け取り恐る恐るセットする金糸雀。
まだ起動もしていないのにこのテンパリ具合。
期待以上の反応に薔薇水晶はほくそえんだ。

金「いきなり囲まれてるなんてひどいかしら。」
薔「・・・ゾンビは動きが遅いから避けられるよ。」

走り出したキャラはそのまま炎上するタンクローリーに突っ込んでいく。
訳のわからないうちにそのままゲームオーバーとなった。

金「うまく進まないかしら。」
薔「・・・説明書はちゃんと読もうよ。」
金「カナは実践で慣れる主義かしら。でもこのままじゃ無理かしら。」

説明書を読み始める金糸雀の横で薔薇水晶の顔は緩みっぱなしだった。

市街地の迫り来るゾンビの洗礼を受けて早くも青息吐息の金糸雀。
EASYモードの豊富な弾薬にも助けられ無事に警察署に辿り付く。

金「ゾンビくらいならもう怖くないかしら。」
薔「・・・待って。この先にリ(ry」

薔薇水晶が止めるのと同時にイベントが発生、天井を這うリッカ―と初顔合わせ。
飛びかかられる前にドアにかけこみセーフ。何とか逃げ切れた。

金「今のは何だったのかしら。」
薔「・・・リッカ―。結構強いクリーチャーだよ。」
金「とてつもなくグロいし。やはりだまされたかしら。」

しかし強力な武器が手に入ればなんてことはない相手。
グレネードランチャーで仕留めると薔薇水晶の案内のもと先に進めていく。

金「ひゃぅ、机の上、女の人の死体があるかしら。」
薔「・・・さっきの悲鳴はこれだよ。」
金「もう少し明るい声で話して。余計に怖いかしら。」
薔「・・・この方が雰囲気楽しめるよ。」
金「う、これはやばいかしら。ぜったいなんか来るかしら。」
薔「・・・行かないと先に進まないよ。」
金「覚悟を決めて・・・・・・・・・・・あっお願い―――アーッ!」

2分ほどかかって近づくと普通にシナリオが進行しただけだった。

金「もう、脅かさないで欲しいかしら!署長のばか。」
薔「・・・金糸雀ってほんとに怖がり。」
金「ホラーって来るのがわかってても怖いものは怖いかしら。」


あふれ返るゾンビの群れにおっかなびっくりゲームを進める金糸雀。
助言をしつつその反応を楽しむ薔薇水晶。
しばらく進んでいくとホールの3階部分。
画面が切り替わったところで金糸雀は荒い息遣いと
「チャッチャッ」という効果音を耳にする。

金「この音、何かいるかしら!」
薔「・・・リッカ―だよ。」
金「う、はじめの方で出たあの怖いやつかしら。このアングルだと位置が。」
薔「・・・歩きなら近づいて大丈夫。」

ゆっくりと歩いて近づきボウガンで仕留める。
徐々に慣れてきたのか、落ち着いてきた金糸雀は
突然の出現には反応するものの薔薇水晶の助言を頼りに
サクサク攻略していく。警察署もようやく脱出だ。

金「のわあぁ、天井!蜘蛛!蜘蛛かしら!」
薔「・・・ここ広いからかわせるよ。」
金「あ、ほんとかしら。ふふ、おバカさんね。無視される運命にあるのに♪」
薔「・・・油断してるとつかまるよ。」

アングルが切り替わって突如正面に大蜘蛛が現れた。
調子に乗って走っていたのでそのまま突進してしまう。

金「ちょ、もう、2匹もいるなんて聞いてないかしら!」
薔「・・・警戒しないと。」
金「わかったかしら。もう油断なんてなしかしら。」


遂に最終ステージである研究所に到着。
ここまで来れば後少しでクリアだ。

金「流石に敵も強くなってきたかしら。」
薔「・・・あそこ、奥にリッカ―いる。」
金「もう対処法も完璧よ。お前に気付かれない方法はこれかしら!」

リッカ―は気付くと構えをとって警戒するがしばらくすると元に戻る。
再び警戒するまで時間が少しかかるのでその隙に横を通り抜けてしまう作戦だ。

金「名付けて『STOP&GO』作戦かしら!」
薔「・・・弾は結構あるから倒してもいいよ。」
金「ここは華麗にスルーするかしら。」

ちょんちょんと小刻みにキーを押して少しずつ近づくが
廊下の半ばに差し掛かったところで別のリッカ―が上から降ってきた。

金「ひうあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

いきなり眼前に現れたことに驚きグレネードを乱射してしまう。
奥のも駆けつけたが乱射のおかげで無傷、だが弾を余計に消耗してしまった。

金「だから、わかってるなら教えて欲しいかしら!」
薔「・・・このくらいは自分で解かなきゃ面白くないよ(こっちも)」
金「もしかして遊ばれてるのかしら?」
薔「・・・そんなこと(あるに決まってる)あ、まだいる。」
金「もう!全部倒していくかしら!」


なんだかんだで最後のボスクリーチャーを撃破。
狂気に侵されるとすぐに乱射してしまうトリガーハッピー金糸雀だったが
EASYモードのおかげで少し弾薬を余らせるくらいだった。
時刻はすでに深夜2時を回ろうかというところ。
休憩も挟んだのでかなり時間がかかったが、ようやくエンディングを迎えられた。

金「やっと終わったかしら。いい終わり方だったからこれで安心して眠れるかしら。」
薔「・・・まだ裏編があるよ。」
金「え~モウイヤ。やめたいかしら~。」

それからさらに3時間半が経過。
悪夢から逃れる為と思い必死でプレイした金糸雀だったが、
裏編の途中で力尽きダウンしてしまった。

金「うー、はぅ、こな、こな、来ないでほしいかしら。」
薔「・・・ウナサレテルw明日が楽しみ♪」

案の定悪夢にうなされる金糸雀。
恐怖に慄く青い顔が明日の上映会で赤くなるのを想像して薔薇水晶は悦に浸っていた。
終わる


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