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J「ふう…バイト疲れたな…」
雛「うゆー、ジュン大丈夫ー?」
J「ん?ははは、いくら体を酷使する仕事とは言えまだ若いからね」
雛「そうなのー、ジュンの場合ストレスで引きこもるほうが心ぱ…」

J「……………」
雛「…………あ」

J「引きこもり…」
雛「だ、大丈夫なのー!今でも引きこもりっぽいから本当に引きこもっても皆心配しないのー!」
J「心配されない…」
雛「ち、違うのー!ただ心配する必要が…」
J「……………」



銀「誰か助けてあげなさいよ」










『笑顔』

「テメェイキがってんじゃねーぞォ!?」

廊下から水銀党員の女子の声が聴こえる。
水銀党――――――最初は水銀燈ファンクラブのようなものだったのだが
いつからかガラの悪い奴等が集まってきて、今ではただの不良グループとなっている
今僕の学年ではいじめが深刻な問題となっている
きっと先ほどの声も誰かをいじめているところなのだろう
触らぬ神に祟りなし―――次の対象が僕になることを恐れいつも僕は見て見ぬふりをした
しかし、何故か今日は誰がいじめられているのか気になった
僕は教室のドアからそっと覗いてみる、今日のいじめの対象は、雛苺だった

「お前いつもいつも幼いふりで男に媚売りやがって!!キモいんだよ!!!」
雛「・・・・・・・・」
「なんか喋れよ!!このクソチビ!!!」

ひどい・・・雛苺一人を取り囲んで党員五人ほどが暴力をふるっている
雛苺は無表情で声一つあげずそれらをすべて受けていた
だが僕にあいつらを止める力はない・・・僕は辛くなってきたので見るのを止めた


突然べジータが窓から教室に入ってきた、どうやら遅刻したらしい

そういえば確かべジータは雛苺のことが好きだと言っていた
べジータなら止められると思い、僕はべジータに雛苺がいじめられていることを話した

「ベジータ、雛苺がいじめられてるぜ?助けてやれば?」
ベ「・・・・・・・・・・」
「お前雛苺が好きなんだろ?だったら
ベ「いや、助けないから」
ベ「別に俺そんなに雛苺のこと好きじゃないし」
ベ「ていうかそんな言うならお前が助ければ?」

・・・何・・・?何故だか僕はものすごく腹が立った

気づいた時には僕はいじめの輪へと足を運んでいた


「雛苺―――――」
「あぁ!?ンだてめぇ!?」
「――――帰ろう」

そうして僕は雛苺の手を引いて輪から出て行く
水銀党員の奴らはあっけにとられてぽかんとしている
僕は教室に雛苺を連れ戻し急いで帰る準備をし、教室を後にした




そしてその帰り道――――――――

雛「えへへ」
「どうしたんだよ、つーか何で笑ってられんだよ」
雛「だって・・・ヒナは大好きな人に助けてもらったんだもの」
「・・・は?」
雛「ねぇ、ヒナのこと、好き?」

このタイミングで聞いてくるとは・・・ヒナってば策士かしら~
好きじゃなきゃ助けるわけないだろ、そう言おうとした

・・・だが待てよ?本当に僕は雛苺に好かれる資格はあるのか?
僕は最初雛苺を見捨てようとした
結果的に助けはしたが、見捨てようとしたことは事実だ

でも・・・雛苺が暴力を振るわれてるのを見るのは本当に辛かった
ベジータが雛苺を助けないと言い放った時はかつてないくらい腹が立った
何よりもいつも笑顔の雛苺が笑っていなかったのは胸が裂けそうに悲しかった
僕は心からこの大好きな雛苺の笑顔を護りたいと思った
だから僕はこう答えた

「大好きだよ、雛苺」


Fin









蒼「そして・・・そこの原理が・・・こうなるんだよ」
雛「蒼星石のお勉強は分かりやすいのー」
蒼「あはは、ありがとう」
雛「雛のお友達は皆勉強ができるのー、それに親切に教えてくれるから分かりやすいのー」
蒼「皆って?」
雛「ういー、蒼星石は理科でー、翠星石が家庭科でー、真紅が英語でー、ジュンが数学でー・・・(略)」
蒼「みんなそれぞれの科目で成績上位だもんね」
雛「あと金糸雀もー」
蒼「金糸雀・・・?金糸雀ってなにか得意科目あったっけ?」
雛「ういー、反面教師なのー」



蒼「・・・そのこと・・・本人の前では言わないようにね」
雛「うー?」









雛「うゆ・・・パパ・・・ママ・・・」
ジ「雛苺はどうしたんだ?」
金「両親が海外出張で寂しいのかしらー」
ジ「そうか・・・」
真「・・・雛苺、私をママだと思って良いわ」
雛「え?」
真「そしてジュンがパパよ?」
ジ「は?・・・ん、雛苺の為だしな・・・まあ頼りないかもしれないけどパパだ」
雛「う・・・うん!」
翠「ならちびちびの為に私と蒼星石が姉妹になってやるですぅ」
蒼「いっぱい甘えていいよ」
雛「皆・・・ありがとうなの・・・」

雛「じゃあ後、水銀燈がパパの不倫相手でベジータがママに言い寄る男!カナリアはペットの犬!!決定!!!」


銀、べ、金「・・・・・」








雛苺がじっと見ている。
下から上目遣いでじっと見ている。
その目が、何かを訴えている。

何か言いたそうな口元。
でも言葉にできないことを語っている瞳。
もどかしげに拳がにぎにぎされる。
リボンがかすかに揺れる。

そんな保守。あなたは雛苺になにをくれるだろう?







ねえカナ
ヒナ達の出会いを覚えてる?

ヒナは運命とか
かなり信じちゃうタチだから

これはやっぱり運命だと思う

笑ってもいいよ








雛「巴の『におい』」

雛「『うにゅー』のにおい」






雛「真紅ぅ~、JUMいるの~?」
真紅「厨房よ、何してるかわからないけれど」
雛「うゅ~…ちょっと行ってみるの~」
真紅「…(雛も所詮は厨房ね…)」
雛「JUMが台所にいるなんて珍しいの~」
JUM「…別にいいじゃないか」
雛「何してるの~?」
JUM「あぁ、ちょっと大福を」
雛「あ、うにゅ~なの~!ちょっといただきま」
JUM「あ、其れはダメ!」
パク☆
JUM「…あ~ぁ…」
雛「…うっ、う゛え゛ぇ゛~…これ、すっごく苦いの~…」
JUM「うん…中にカカオ99%チョコを入れたんだよ…」
雛「こんな苦いの誰にあげるのぉ?」
JUM「えっ、え~と、その~…(真紅にやる、とは言えないよな…)」







「ヒナはね、ジュンがね、だいだいだーい好きなのよー」
「わかった、わかったから降りろ! 重いんだよ!」

それはいつものできごと
――ちょっとぉ。レディに重いだなんて失礼よぉ、ジュン?
――ふふん、ちびちびはレディなんて柄じゃねーです
――また喧嘩になるからやめなよ、翠星石
――お子ちゃままるだしかしらー!
――ただなんとなく……まるだしにしたくて……♪
――読書の邪魔よ。静かにして頂戴
みんな好き勝手なことをわいわい言うの
とっても楽しい、いつものできごと

一日一回、抱きついてみる。いつものできごと
一日五回、好きだと告げる。いつものできごと
一日十回、にっこり微笑む。いつものできごと
そうして少しずつ慣らされていくのよ、
ジュンも、真紅も水銀燈も
ヒナがうにゅー以外のものを欲しがってるだなんて
絶対絶対気がつかないの

でもねジュン知ってた? 苺って、食べすぎると喉が渇くのよ?



香りを纏うことを覚えたの
ガラスの小瓶を手に取って、ほんの少し吹きつける
吐息のかかる距離ではじめてわかる
かすかな、かすかな蜜のにおい

「おはよう。いい朝ね、雛苺」
「おはようなの! 朝のジュンのぼりなのよー」
「勝手に恒例行事にするな、ばか苺――」
「…うゅ? どうしたのジュン? お顔が赤いのよ」
「な、なんでもない。だから早く降りろって」

いいにおいだな、って言ってくれてもいいのよ?

ジュンの背中から降りて、真紅と手をつなぐ
困った子ね、とあきれたように笑うその顔が好きよ
あとちょっとだけこうして歩いていたいの
ヒナのにおいがジュンの心に深く深く染みこんで
取れなくなっちゃう、その日まで







雛「うゆー分かんないのー・・・そうせいせき~みして~」
蒼「ダメだよ、雛苺。テストは自分の力で解かなきゃ」
雛「・・・見せてくれないの~?」
蒼「ダメ」
雛「・・・見せてくれないとJUN犯すよ~?いいの~?」
蒼「うっ・・・(僕のジュン君がこのムチムチボインに犯されたら人生の終わりだ・・・)」
蒼「分かったよ、少しだけだよ。」
雛「ありがとなの~(こうでも言わなきゃこいつは動かないからな。まあ、いいやこれで赤点はなくなったぜ・・・ケケケ)」

次の日・・・職員室にて

雛「先生~どういうことなの~?」
先「お前、蒼星石の答案見ただろ?その罰として補習だよ」
ゴゴゴゴゴゴ・・・
雛「先生~こっちくるの~」
先「な・・・・・なにすんだ・・・ギャァァァァァァ!!」
雛「(教師の分際で俺に補習を受けろだと!?ふざけんな!タコが!)」
雛「あ、ジュ~ン」







雛「いざ、進めやキッチン」
真「雛苺、それは何の歌なのだわ?」
雛「コロ助なの」
真「コロ助? まぁいいわ、続きを聞かせてちょうだい」
雛「はいなの」

雛「いざ、進めやキッチン」
真「~♪」
雛「目っ指すばまな板゙ぁ~」
真「……」
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