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 注:水銀燈がお母さんです。(略しすぎ

 蒼星石は悩んでいた。
 何についてかと言うと、時折自分の母である水銀燈に抱く想いについてだ。
 こんな事を姉妹に話す訳にはいかず……ましてや、ジュンやベジータと言う男性に話す訳にも行かない。
 どうすればいいんだよぅ~と、自室のベットでゴロゴロと悶絶する蒼星石。
 そんな蒼星石を見ている存在が一つ。
 蒼星石の姉であり、薔薇乙女家の次女である翠星石である。
 蒼星石と一緒にゲームをしようと思って蒼星石の部屋まで来たのだが、少し扉を開けて居るか居ないかを確かめようとして
 今のベットの上で悶絶する蒼星石を見た訳である。
 さて、姉としてはこのまま出て行って何を悩んでいるのか聴くのが言いと思うのだが
 どうも、自分では解決できそうに無い悩みっぽい。
 蒼星石が、ベットの上で悶絶する。と、言う事は滅多に無い悩み方で
 前に一度、そんな状態の蒼星石の相談を受けて自分には解決できなかった事を覚えている翠星石だった。
 んーと、ベットの上で悶絶する蒼星石を見ながらどうしたものかと悩む。
 長女の金糸雀に相談なんてしたら事態は、悪化する事は見えてるし……。
 と、考えていくと他の姉妹も全滅する。
 真紅は、どこか悟った所があるが……どこかやっぱり抜けてるし……
 雛苺なんて論外。金糸雀と一緒で悪化する事間違いなし。
 薔薇水晶、雪華綺晶の二人は? と、考えてもやっぱり悪化すると用意に予想できた。
 むぅ~と、眉間に皺を寄せて最善の策を考える。
 考えて考えて考え抜いて思いついたのが、我らが母水銀燈である。
 まぁ翠星石は、正しい結論をだしたと思う。それが、蒼星石にとって正しいのかは別として。

 翠星石は、この事を水銀燈に伝えると、水銀燈は覗き見と盗み聞きはしないでねぇ? と、翠星石に告げる。
 好奇心旺盛な翠星石としては、したい所ではあったが……前回同じ様な事で非常に恐怖な事をさせられたので、速攻で頷いた。
 そして、水銀燈は立ち上がり蒼星石の部屋へと向かう。
 自分の悩みの元凶が、自分の部屋に向かっているとも知らず蒼星石は、相変わらずベットの上で悶えていた。
 うわーん。神さまー! 僕どうすればいいのー! と、居るはずも無い神にたずねて見る蒼星石。
(俺にきかれてもなー)
 そんな言葉を返された気がして余計に悶絶するという悪循環に陥る蒼星石だったりする。
「蒼ちゃーん? はいるわよぅ~?」
 いきなりの母親の訪問に、え? と、一瞬の混乱の後にどうしようどうしよう!? と、慌てる蒼星石。
「蒼ちゃん?」
 どうする事も出来ずに、自分の部屋の扉は開かれ其処に居たのは、蒼星石が初めて出会った頃から容姿が、全然変わってない母親だった。
「……蒼ちゃん? その……自慰するならぁ……コッソリしないとぉ……ねぇ?」
 違う!!!! と、水銀燈のコメントに心の中で涙する蒼星石。
「まぁ~冗談はおいて置いてぇ……蒼ちゃん何か悩んでるのぉ?」
 悩み事があるならこのお母さんにまかせなさぁい! と、自分の胸を軽く一度叩く水銀燈。
 えっとどうしたものだろう? と、蒼星石はとりあえずベットの上で布団に包まりながら考える。
 はなしちゃえよ! 悩むのやめよう! と囁く自分も居て。
 いや! ここははぐらかそう! と囁く自分も居る。
「えっと……その……あの……」
 どうしよう? と、悩みはじめる蒼星石。
 そんな蒼星石を見て何故かニンマリとした笑顔を浮かべる水銀燈。

 そして
「わかったわぁ~蒼ちゃん!」
 え? 何がわかったの!? と、水銀燈の言葉に驚く蒼星石。
「さては、恋愛について悩んでるのねぇ!」
 あ? え? そ、そうかな? ……そ、そうだよね。うん。と、もう混乱しすぎてちゃんと考えれない蒼星石を余所に
 水銀燈は、自分が蒼ちゃんぐらいの頃は~などと、昔の思い出を話し始める始末。
「で? だぁれが好きなのぉ? ジュン君かしらぁ? ジュン君だったらぁがんばらないとねぇ~」
「ち、違うよ!」
「あら? 違うのぉ?」
 あれ? ジュン君じゃないの? と、水銀燈は小さく首をかしげた。
「じゃぁだぁれ?」
「……お母さんだよ……」
 言っちゃった! 言っちゃったよー! と、心の中で悶絶する蒼星石と、意外な言葉に目を丸くしている水銀燈。
「そう、それで悩んでたのねぇ」
「うん……おかしいよね? お母さんに恋愛感情なんて」
「別におかしくないわよ?」
 と、普通に答える水銀燈にえ? と言う表情になる蒼星石。
 そんな蒼星石を見て水銀燈は、ニッコリと微笑み蒼星石に顔を近づける。
 うわ!? ち、近い?! 近いって?! と、突然の事に顔を赤らめる蒼星石。
「初恋てねぇ? 高確率で自分の親になるって聴いた事あるぅ? だぁかぁらぁ~良く初恋はみのらなぁいって言うのよぉ?」
 クスリと微笑んで、蒼星石の唇を人差し指で触れる。
「んーとねぇ? 蒼ちゃんは私が好き?」
 と、水銀燈のたずねに頷く蒼星石。


 じゃぁ、ジュン君は? と、再度たずねられソレにも頷く蒼星石。
「じゃぁお母さんとジュン君どっちが好きぃ?」
 え? と、水銀燈の言葉に僕は……と、また悩む蒼星石。
 お母さんも好きだし、ジュン君も好きだ。恋愛感情が発生するぐらいに。
 でも……どっちかを選ぶなら……選ぶなら……
「あ……」
「答えみつかったぁ?」
 クスリと微笑み蒼星石の頭を撫でる水銀燈。
 数十秒ぐらい蒼星石の頭を撫でた後水銀燈は、蒼星石の部屋から出て行った。
「そっか……初恋は実らないって……そっか」
 そんな呟きが、聞こえた気がした。
 パタンッと静かに蒼星石の部屋の扉を閉めた水銀燈が、まず目にしたのは次女の翠星石と長女の金糸雀が絡み合うと言う
 いろんな意味で貴重な光景だった。
「なぁにしてるの二人とも?」
 とりあえずたずねて見る水銀燈。
「か、かな姉さんが覗こうとしてたのを防いでいたです!」
「ち、ちがうかしら! 決して覗こうとしてないかしら! どちらかと言うと翠星石を阻止して」
「かな姉さんの嘘つきですぅ! 蒼星石とお母さんのツーショットかしらー! とかいって覗こうとしてたですぅ!」
 とりあえず……話を聴いていると金糸雀が覗こうとして翠星石が阻止したのねぇ~と、結論付ける水銀燈。
 何故? と聞かれれば、金糸雀の「決して覗こうと」の言葉である。
 覗こうとしていないのなら、決して覗こうと……などと普通言わないものである。



「カナちゃぁーん?」
「ひゃ、ひゃい!?」
「……ちょぉーっとお母さんとお話しましょうか」
 清清しい……が、どこか威圧感満載……な笑顔を浮かべながら水銀燈は、金糸雀の襟首をつかむとどこかへと引きずっていった。
「か、カナは無実かしらー!!! や、やめてー!! はなしてかしらーー!!」
「人の秘密を知るのにはぁ~リスクをしょぅのよぉー? さぁー逝きましょうかぁ~」
「ニュ、ニュアンスがなんか違うかしらー!!!」
 家の奥へ消えていく二人を見て、成仏しやがれです……と、合掌する翠星石。
 それと同時に、ちょっぴり同情するです。と心の中で思っている翠星石だった。
「や、やめてかしらーーー!!!!!!」
「カナちゃぁーーーん!!!!!!!」
「ぴぎゃーーーー!!!!!!!!」

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