※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

~プロローグ~
物語は突然はじまるものだ。いや、正確には無駄なところを省いているからそう思えるだけかもしれない。
だが、私、桜田ジュンの物語は人為的に唐突にはじまったものだ。

~チビ蒼星石とチビ翠星石~

本当にすべては突然だ。両親が久しぶりに帰って来たと思ったら養子縁組だとかでまだ小学生にもならない子供を二人も連れてきたからである。
名前は「蒼星石」・「翠星石」、双子の姉妹らしい。翠星石が姉と聞いたが・・・。
それで、自己紹介が終わったと思ったら僕になつきやがった。・・・。先が思いやられるよ。
唐突に帰ってきたせいで、寝る場所も確保できなかったから蒼星石と翠星石は僕の部屋で寝はじめやがった。
どうしよう。次の日には両親は「仕事なのでいってくる。あははは。頑張れよ」というメッセージを残して外国に行ってしまった。
一体全体どうなるのだろうか?


~チビ蒼星石とチビ翠星石~

すべては唐突に始まった。
金曜日。
ジュン「ただいま」
のり「あ、おかえりなさい、ジュン君。なんか今日パパとママが帰ってくるだって!」
ジュン「はぁ!?なんで?つーかなぜ朝言わなかったの?」
のり「だって今電話が来て「今から帰るから~。」って」
ジュン「はぁ。なんて親だ。」
パパ「親にむかってなんて親だというなんて、成長したものだ」
ママ「まぁ、ジュン君。大きくなって。(なでなで」
ジュン「なでるな!つーかもう来たのかよ。」
パパ「だって」
ママ「ねぇ。」
パパ「駅の公衆電話からかけたんだ」
ジュン・のり「・・・。」
うちから駅までは直線で300メートルくらいだ。
ジュン「(こんな親から僕が生まれたのか。)」
パパ「まぁ、紹介したい子もいるからはいるぞ」
ママ「う~ん。我が家だわぁ~」
?「おじゃまします・・・。」
?「・・・おじゃまするですぅ・・・。」
両親の後ろに栗色の髪の毛の女の子が二人いた。髪の毛は一人はショートでもうひとりは異様に長かった。
パパ「おう。はいったはいった」
ママ「おじゃましますなんて言わなくてもいいのよ。ただいまでいいのよ」
ジュン・のり「・・・・・・。(誰だ?)」

今思えば物語はもうとまらない勢いで綴られていったのだった。


パパ「よーし。ジュン、のり、大切な話があるからリビングにきなさい」
ママ「二人もくるのよ。」
両親に呼ばれ、リビングに集まる。栗色の女の子は両親と一緒にいた。
パパ「大事な話というのはこの子達のことだ。」
ジュン「うん。だいたい察しはつくけど・・・。」
パパ「おお、さすがわが息子。」
ジュン「(いや、誰だってわかるだろ)」
のり「それでその子たちはどうしたの?」
ママ「あなたたちの妹よ。」
ジュン・のり「・・・・・・・・・・・・。」
・・・。
ジュン・のり「えぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
ジュン「え?ちょ・・・。はぁぁ?妹?なんで?理解できないんだけど??」
のり「え?妹ってことは・・・。え?でもパパとママがここを離れたのは一年前だし・・。まさか隠し子!?」
パパ「まぁ、そう慌てんな。養子縁組だ」
のり「あ、ああそうなの。よかった。」
ジュン「そうだね。よかった・・・。ってよくねーよ!なんで養子縁組とかしてるんだよ」
ママ「かわいかったからよ」
ジュン「う、・・・。そうなんだ(ママ、目がマジだ)」
パパ「じゃあ一区切りついたところで、自己紹介だ。蒼星石、翠星石、自己紹介をして。」
蒼星石「ぼくはそうせいせきっていうんだ。よろしくね。あと・・・。」
翠星石「・・・。(蒼星石の後ろに隠れてる)」
蒼星石「この子はすいせいせき、ちょっと人見知りなところもあるけど、よろしくおねがいします。」
翠星石「よ、よろしく・・ですぅ。(蒼星石の後ろに隠れながら)」
ママ「は~い。よくできました。じゃあ今度はジュン、のり自己紹介を」
ジュン「ん、うん。僕の名前は桜田ジュン。よろしくな。」
のり「私は桜田のりっていいます。よろしくね。蒼星石ちゃん、翠星石ちゃん。」
蒼星石「ジュン・・・。のり・・・。よろしく」
翠星石「よ、よろしくですぅ。(まだ蒼星石の後ろに隠れてる)」
パパ「よーし。自己紹介もおわったな。」
翠星石「・・・。ジュン・・・。」
ジュン「ん?翠星石だっけか?」
翠星石「・・・・・・・・・・。」
ジュン「ん?」
翠星石「チビ。」
ジュン「・・・。な、はぁ!?」
翠星石「わぁ~。(蒼星石の後ろに隠れる)」
のり「ジュン君?子供の驚かしたらだめでしょ!」
ジュン「なんで僕が怒られてるんだよ・・・。」
蒼星石「ジュン・・君?」
ジュン「ん?なんだ?」
蒼星石「ぼくもそうよんでいい?ジュンくん」
ジュン「もうよんでるしな。いいよ。別に」
パパ「そろそろ寝るか。」
ママ「そうね。寝ましょう。」
のり「え?でも蒼星石ちゃんと翠星石ちゃんの分の布団はないから寝れないんじゃないの?」
パパ「そこはほら・・・。まぁ適当にやってくれ。」
ママ「ふふっ。でも今日はパパが寝せてくれないかも。」
パパ「当たり前だろ。」
ジュン「(こりゃ何を言っても無駄だな。)いいや。寝よ。」
パパ「あ~ジュンちょっとこい。のりはジュンと話してる間に蒼星石と翠星石を風呂にいれて、家を案内しててくれ。」
のり「うん。わかった。」
ママ「そのあと話があるからリビングにきて。」
のり「うん。・・・さぁ蒼星石ちゃん。翠星石ちゃん。お風呂に入りましょうね。」

ジュン「で、話ってなに?」
パパ「おまえ・・・。ヤったか?」
ジュン「はぁ?何いってんだ?」
パパ「のりからのメールで聞いてんだよ。幼馴染の真紅ちゃんと水銀燈ちゃんがおまえをちやほやしてるって」
ジュン「(あのバカ姉め)」
パパ「で?ヤったのか」
ジュン「やってねーよ」
確かに幼馴染の真紅と水銀燈とは仲はいい。いつも一緒に帰ってるからほかの男子から妬まれることがあるのは本当だ。
だが二人とも幼馴染で恋人とは考えられない。この関係を崩すのが怖いから
パパ「パパがな、ママと出会ったころはな・・・。」
この後、一時間近くパパとママの馴れ初めを聞かされた。正直いうと記憶にあるので20回は聞いた。

パパ「つーことだ。頑張れ。」
ジュン「はいはい。」
パパの部屋からでるとママがリビングでのりと話していた。別に興味がなかったので風呂に入る。
ジュン「ふー。大変だな。」
ジュンが風呂から上がり自分の部屋へ向かおうとするとのりから話しかけられた。
のり「蒼星石ちゃんと翠星石ちゃんを起こさないようにね。」
ジュン「はいはい。わかりましたよ。」
ジュン「・・・・・・。(何故そんなことをいうんだ?)」
その答えはジュンが自分の部屋に入ったら理解できた。


蒼星石「く~」
翠星石「すぅ」
ジュン「・・・。寝てやがる。僕のベットで」
ジュン「・・・・・・。文句をいったところで変わるものじゃないしな。・・・。」
ジュン「(どこで寝よう?)」
ジュン「しょーがないな。」
そうつぶやくとジュンはどこからか薄い毛布を持ってきた。
ジュン「起こすわけにも行かないしな。」
そういうと体に薄い毛布を巻きつけ、眠りに入った。
ジュン「(案外こんなものでも眠れるものだな。)」

次の日、リビングには置手紙があった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ジュン・のりへ
仕事が入ったので外国にいっています。あはははは。頑張れよ。

あと、温泉のチケットとっておいたから蒼星石と翠星石をつれていってやってくれ。よろしくぅ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ジュン「はぁぁぁぁぁ!!!!????」
のり「あ、私ラクロス部の合宿で今日から1週間いないから。よろしくね。ジュン君」
ジュン「ちょ・・。え?まて・・・。」
のり「ごめんねぇ。がんばってー」


ジュン「どうしよう。」



~チビ蒼星石とチビ翠星石~湯煙までが嵐の香り・・・No2


ジュンは立ち尽くしていた。突然決まったこの状況。一人ならまだしも・・・。
蒼星石「あ、おはよう。・・・。ジュンくん?ママさんやパパさんはどこ?」
ジュン「あ、ああ、おはよう。パパとママは外国に行ったよ・・・」
蒼星石「え?じゃあのりさんは?」
ジュン「合宿で一週間帰ってこないって。」
蒼星石「・・・。(がっしゅく?いないってことかな?)」
ジュン「あと温泉に行くことになったから用意しとけよ。」
蒼星石「おんせん?」
ジュン「温泉ってわかんねーか?」
蒼星石「だいたいのイメージならあるけど・・・。大きなおふろでしょ?」
ジュン「ああ、そうだ。なら大丈夫だな。あと、温泉にいくことをもう一人にも伝えといてくれ。」
蒼星石「すいせいせきに?うん。わかった。」
そういうと蒼星石はジュンの部屋のほうへ走っていった。
ジュン「(つーかまだねてんのか。あいつ。翠星石っていったっけか?)」
ジュンはため息をつくとタオルや着替えなどを準備しはじめた。
ジュン「(あの双子の着替えってどうするんだろ?)」
そう思い少し悩んだが結局双子に聞いてみることにした。
ジュン「おーい。おまえたちの着替えってどこあるかわかるか?」
翠星石「あ、チビですぅ。」
ジュン「なっ。てめ」
いつもどおり蒼星石の後ろに隠れる翠星石
蒼星石「ごめんなさい。すいせいせきにわるぎはないんだ。ゆるしてあげて」
ジュン「うっ。・・・。んでおまえたちの着替えってどこあるかわかるか?」
蒼星石「ぼくたちはわからないな。のりさんならしってるんじゃない?」
ジュン「(まだ学校にいるかな?)んじゃあ聞いてみる。ちゃんと準備してろよ」
蒼星石「うん。わかったよ」


~学校~
先生「桜田さん、お電話ですよ。」
のり「あ、はい。わかりました。」
のり「はい、もしもし、あ、ジュン君どうかしたの?」
ジュン「ああ、まだいたんだ。よかった。あの双子の着替えどこあるかしらない?」
のり「多分、パパとママのかばんにはいってた気がするけどもしかしてジュン君、あのふたりの下着でオn「ツーツーツー」」
ジュン「なにをいいだすんだ。あのブスは。とにかくかばん、かばんっと」
のり「(もしかしてジュン君ってロリコン?だから真紅ちゃんや水銀燈ちゃんに手を出さなかったのかな?いや、もしかしたら・・・。)」
部員「おーい、桜田。早くしないとバス出ちゃうぞ。」

昨日のジュンの話はきっちりとパパからママそしてのりへ伝わっているのでした。


~桜田家~
ジュン「おぉー。あったあった。これだな。」
のりからのヒントをもとに両親の寝室を捜索していたジュンは黒い二つのかばんを見つけた。
多分片方が蒼星石ので片方が翠星石のだろうと思い中身を確かめてみると確かにそうだった。
かばんにはいっているものを別のものへ移し変えるのも面倒くさいのでジュンはこのまま持っていくことにした。
ジュン「これで双子の着替えはOKで、あとは僕の着替えとタオルとかだな。」
・・・。
ジュン「これでよしっと。あとは・・・。」
そういいかけるとジュンの部屋を覗き込んでいた翠星石と目が合う
翠星石「!。ふぇ。・・・おなかがすいたですぅ。」
朝食はのりが用意していてくれたが、昼食はなかったので出前でもとろうかとジュンは考えた。
ジュン「ん?あぁもう12時か。・・・。なにか食べたいものでもあるか?」
翠星石「んーとねですぅ。・・・!。ハンバーグがたべたいですぅ。」
ジュン「ハンバーグねぇ。(出前でハンバーグはないだろ)ほかには?」
翠星石「・・・んと、そうせいせきとそうだんしてくるですぅ。」
そういうと翠星石はテレビのついているリビングへ走っていった。
ジュン「子供っていやだと思ってたけど、可愛いもんだな。」

ジュンの心にあった有無いわずの嫌悪感はきえ、そこに空いた穴に嫌がっていた子供や他人を大切にする気持ちが芽生えはじめていた。



~チビ蒼星石とチビ翠星石~ところかまわず大暴れ・・・No3


~桜田家~
翠星石「おすしですぅ」
蒼星石「おいしいね。あの、ありがとう」
ジュン「いや、感謝するならお金をおいていったパパやママにしてくれないか?」
翠星石「そうですぅ。こんなやつにかんしゃしなくてもいいんですよ。そうせいせき」
ジュン「おまえがいうか!?」
蒼星石「いや、パパさんやママさんにもかんしゃしているんだけど・・・」
そういうと蒼星石はジュンのほうをみる。
蒼星石「ジュンくん。さいしょはいやだった?」
ジュン「なにを?」
蒼星石「ぼくたちをかまったりするの」
ジュン「うーん。うん。いやだったね。」
翠星石「あ、ひどいですぅ。」
ジュン「ははは、でもね、なんか一緒にいるうちに楽しくなったっていうかそんな感じだね。」
蒼星石「ぼくたちだけじゃなかったんだ。」
ジュン「なにが?」
蒼星石「さいしょはたにんみたいだったけど、今はほんとうのきょうだいみたいだからね。」
ジュン「お前は大人びてんなぁ。確かに最初は他人だったからね。」
翠星石「おまえ「は」ってどういうことですぅ?すいせいせきは子どもだっていうんですか?」
蒼星石「すいせいせきだってそうだよ。さいしょはこわがっていたけどいまはどうだい?」
ジュン・翠星石「「あ!」」
蒼星石「でしょ?みんななかよくなってもらってぼくもうれしいよ。」
ジュン「なんか」
翠星石「そうせいせきって」
ジュン・翠星石「やっぱおとなだなぁ。(ですぅ)」


・・・。
ジュン「飯も食ったし、そろそろいくか?」
蒼星石「ぼくはいつでもいいよ。」
翠星石「すいせいせきだっていつでもいいですぅ。」
ジュン「ならいくか。」
蒼星石「でも、どうやっていくんですか?でんしゃですか?」
ジュン「タクシーだ。」
蒼星石・翠星石「たくしー?」
ジュン「しらないか?」
翠星石「だいたいならしってるですぅ。」
蒼星石「でも、ぼくたち、のったことがないんだよね。」
ジュン「ならちょうどいいじゃん。」
翠星石「タクシーってあれでしょ、んと、んと。よっぱらったおじじをのせるといつのまにかにおじじがきえてるってやつ。」
ジュン「変なドラマと怪奇番組の見すぎだよ。お前」
翠星石「うー。ちがうの?」
ジュン「結構近場だけどね、おまえらをつれてあるいてるのは大変そうだからな。」
翠星石「どういういみですぅ」
ジュン「いったとおりさ。」
蒼星石「おうちのまえにくるまがとまったよ。あれじゃない?」
ジュン「ん?きたか。じゃあいくぞ。」
蒼星石、翠星石「はーい。」


タクシー内
左に蒼星石、右に翠星石、真ん中にジュンという配置で座る
運転手「どこまで?」
ジュン「えーっと、薔薇温泉までお願いします。」
運転手「はいよ。」
・・・。
翠星石「すごいですぅ。はやいですぅ。」
蒼星石「ほんとうだ、すごいねぇ」
運転手「お客さん、薔薇温泉にお子さん二人つれて幸せそうですねぇ。」
ジュン「いや、ちょっと両親のわがままでこの妹たちを温泉に連れて行くことになったんです。」
運転手「お、そうするとあんた、子守役のお兄さんかい。頑張ってなぁ。」
ジュン「はぁ、まぁ適度に頑張りますよ。」
運転手「ははは。」
翠星石「おじさん、おじさん」
運転手「なんだい、お嬢ちゃん」
翠星石「いまからいくところってどんなとこ?」
運転手「どんなところねぇ、言葉よりも見たほうが早いかもよ。ほら、もうすぐだ。」
そういうと、大きな建物が徐々に迫ってきた。
蒼星石、翠星石「わぁ~。きれぇい(です)」
薔薇温泉はその名のとおり薔薇をモチーフとしたつくりだ、外観は薔薇の花に似せて作ってあり、薔薇に見立てたお風呂があるらしい。
ジュン「結構でかいな。」
蒼星石「すごい。ジュンくん。いっしょにおふろはいろうね。」
翠星石「な、なにをいってるですか、そうせいせき。男と女はべつのおふろにはいるですよ。」
蒼星石「わかってるけど、ジュンくんといっしょにおふろにはいりたいんだ。」
ジュン「(そういや、保護者って僕なんだよな。)別にいいけど。」
蒼星石「やくそくだよ。ジュンくん」
翠星石「そ、そうせいせきがそこまでいうならいっしょにはいってやるですぅ。」
運転手「はは、お兄さんモテモテだねぇ。うらやましいよ。・・・・ついたよ。」
翠星石は我先にと飛び出していった。蒼星石は翠星石をあとを追っていった。
ぼくはお金を払い、荷物を持ち温泉へと入っていった。

ジュンはこのあとただ単純で楽な日々はこないだろうなぁ。と確信していた。だが同時に楽しい日々がくることも確信していたのであった。



~チビ蒼星石とチビ翠星石~親のはからい、芽生えたキモチ・・・No4


~薔薇温泉~
翠星石「ジューン!はやくいくですぅ。」
蒼星石「ちょっとはしりすぎじゃないかな?すいせいせき」
ジュン「ちょっとまってろ。・・・えっと予約していると思う桜田ですが。」
女将「桜田ジュン様ですね。桜田様から聞いております。桜田様の要望もあり、今日は貸切とさせていただきました。」
ジュン「え?貸切・・・?(何故貸切にする必要があるんだろう?)」
そう思ったジュンであったが、あの親のことだ、何を考えてるかはわかったものじゃないと、思い
ジュン「あ、ああ。ありがとうございます。」
女将「いえいえ、それではお部屋はここからまっすぐいったところにあります・・・。お部屋まで荷物をお運びしましょうか?」
ジュン「(翠星石と蒼星石はもう温泉に入る気マンマンだしな)あ、じゃあおねがいします」
そういうとジュンはタオル類や着替えなど以外の荷物を運んでもらった。
・・・。

~男湯前~
ジュン「おまえらそっちじゃない。こっちにこい。」
翠星石「女の子は女湯に入るってパパさんとママさんに教わったですぅ。」
ジュン「着替えとか、タオルとかのことも考えないといけないだろ?あと転んで怪我とかしてもこまるしな。」
翠星石「そんなこと大丈夫じゃないかですぅ」
蒼星石「まぁすいせいせき、ジュンくんのいうとおりにしようよ。いっしょにはいるってやくそくしたんだし。」
翠星石「そうそうせいせきがいうならいかないわけにはならないですね。」
・・・。

~脱衣所~
翠星石「ぬ~げ~な~い~で~す~ぅ~。」
蒼星石「ぜんぶいっしょにぬごうとするからだよ。すいせいせき。」
ジュン「あーったく。・・ちょっと動くなよ。・・・・・。よし。」
蒼星石「・・・・・。(いいなぁ。)」
翠星石「・・・あ、ありがとうですぅ。」
ジュン「別にいいけど。・・・。ほら、自分のタオルとかもてよ」
翠星石「わ~~い。ひろいですぅ」
蒼星石「すいせいせき、はしるところんじゃうよ。・・・・ひろーーい」
ジュンはタオルを腰にまき、蒼星石と翠星石はタオルを手にもっているだけで、体を隠そうとはしない。まぁ当たり前といえば当たり前なのだが・・・。
ジュン「(やっぱり子供だな。)はしるなよ、転んじまうぞ。」
蒼星石「ジュンくんってやっぱりやさしいんだね。」
ジュン「そうか?ただ心配なだけだよ。」
蒼星石「それがやさしさなんだよ。」
ジュン「お、そうか。ありがとな。(やっぱり大人っぽいなぁ。)」
蒼星石「・・・・。(かんしゃされた・・・。うれしいな)」
・・・。

~室内風呂~
ジュン「おまえら、入る前にからだ洗えよ。」
翠星石「え~、べつにひつようじゃないですぅ」
ジュン「はやく入りたかったら早く洗うんだな。」
翠星石「ぶ~。じゃあジュン、あらってくれですぅ。」
ジュン「いいけど、蒼星石はどうするんだ?」
蒼星石「ぼくはからだはあらえるけど・・・。かみが・・・。」
ジュン「じゃあ髪洗ってやるから翠星石が終わるまで体洗っててくれないか?」
蒼星石「うん。わかった。」
翠星石「すいせいせきもじぶんでからだはあらえるですぅ。かみをあらってくれですぅ。」
ジュン「はいはい。」
・・・。
ジュン「つーかお前髪長いな。」
翠星石「いいからはやくやるですぅ。はやくはいりたいのです」
ジュン「んー。よし、終わり、あとは自分で体あらえよ」
翠星石「そんなことわかってるですぅ。」
ジュン「次は蒼星石だな」
蒼星石「う、うん。」
ジュン「目をあけんなよ。」
蒼星石「う、うん。(目を閉じる)」
ジュン「・・・。(ごしごし)」
蒼星石「・・・ま、まだ?」
ジュン「もうちょい・・・(ごしごし)、最後にシャワーであわをながしてっと(ジャー)・・よしおわり。」
蒼星石「も、もうあけていいの?」
ジュン「あ、ちょっとまて、顔ふくから(ふきふき)」
蒼星石「あ、はい。・・・・・いい?」
ジュン「ん。いいよ。ほら姉のところにいってこい」
翠星石は早めに体をあらい、温泉につかっていた。
翠星石「あったかーいです。・・・・ひろーいですぅ(軽く泳ぐ)・・・。はやくそうせいせきくるですぅ」
蒼星石「そんなにあわてさせないで・・・・・・・あったかーい。」
ジュン「およぐなよ。行儀悪い。・・・ふぅ癒されるな。」
翠星石「あ~いやされるですぅ」
ジュン「真似すんなよ。」
翠星石「べつにしてないですぅ。」
ジュン「あ~もういいや。・・・・・疲れが取れるなぁ。」
蒼星石「ふふっ。たしかにおおきなおふろってきもちがいいよね。」
ジュン「そうだなぁ~。・・・!。お!?ここ露天風呂あんのか?」
翠星石「ろてん?」
蒼星石「ぶろ?」
ジュン「外にある温泉ってことだ。」
蒼星石「そとにある?さむくないの?」
ジュン「さむいかもしれないが、温泉があるからあったかいぞ」
翠星石「はやくいくですぅ。ぜんはいそげ、ですぅ」
ジュン「おまえ、意味わかって使ってるか?」
翠星石「そんなことはどうでもいいです。はやくいくです」
ジュン「はいはい。・・・いくぞ蒼星石」
蒼星石「あ、うん。きゃっ(少し滑った)」
ジュン「!。大丈夫か?(手を握る)」
蒼星石「あ、・・・(///)ありがとう・・・。(手、おっきいし、あったかい。)」
ジュン「ん?どうした?顔が赤いぞ(体が火照ってきたのかな?)」
蒼星石「い、いやなんでもないよ。(手は握られたまま、顔真っ赤なまま)」
ジュン「?そうか(風にあたれば少しはよくなるだろう)」
翠星石「はやくくるですぅ。ろてんがすいせいせきをまっているですぅ」
ジュン「いや、まってないから。」

こうして露天風呂へと向かう一行でした。


~チビ蒼星石とチビ翠星石~気づいた姉、両手に華。・・・No5


~露天風呂~
翠星石「うわ~。すごいですぅ~」
蒼星石「そうだね。見とれちゃうよ。」
ジュン「うわさでは聞いていたけどやっぱりすげーな」
目の前にあるのは絶景とそれを眺めながら入れる露天風呂。春の湖に少し雪が残る山が映し出されてとても幻想的な美しさを出している。
蒼星石「おふろもひろぉい」
翠星石「そうです。・・・・・・ん?なんかあっちのほうは水の色がこいみたいですぅ。」
ジュン「多分あっちは深いんだろうな。なんかテレビでここを紹介してたときそんなこといってたし。」
目の前には広い露天風呂が広がっている。最初は浅く、子供でも足は届くのだが、奥のほうに行くと深くなる。
最深でジュンの胸ぐらいまである。ジュンは平気でもまだ子供の蒼星石と翠星石にはきついかもしれない。
ジュン「おぉ~。結構深いな。胸くらいまであるや」
ジュン「なんかこんな風な風呂に入るのはじめてかもしれないな。」
蒼星石、翠星石「(じーーーっ)」
ジュン「こっちに来たいのか?」
蒼星石、翠星石「(こくこく)」
ジュン「じゃあ泳いでこい。そして僕につかまれ。」
翠星石「ぎょーぎわるいんじゃないですぅか?」
ジュン「誰も見てないんだしいいんじゃないか?」
蒼星石「あの、ぼ、ぼくおよげないんだけど・・・。」
ジュン「そうかなら・・・。」
蒼星石「?・・・え?ジュンくん?」
ジュン「どーせ掴まるんだし最初から掴まっててもいいだろ?(ぎゅっ)」
蒼星石「え?う、うん。(ジュンくんに抱っこされてる。うれしい。)(ぎゅっ)」
ジュン「ちゃんと左肩に掴まっていろよ。」
翠星石「ひきょーですぅ。さいしょからそっちにいけるなんてらくチンです(なんかそうせいせきしあわせそうなかおしてますぅ。)」
ジュン「しょうがないだろ。泳げないんだし。じゃあ翠星石もつかまるか?」
翠星石「いーです。すいせいせきはじりきでそっちまでいきますぅ。」
そういうと翠星石はばちゃばちゃとバタ足をはじめ、途中で減速をはじめた
翠星石「(こ、これじゃあジュンまでとどかないですぅ)」
翠星石が前に進めなくなると同時にジュンの空いていた右手で翠星石を支える。
ジュン「だめだったのか。まぁ落ちないように掴まってろ」
翠星石「ちくしょーですぅ。(あんがいジュンってやさしいんですぅ。もうちょっといっしょにいたいです。さっきのしあわせそうな顔は・・そうせいせきはもしかしてジュンのことが・・・。)」
蒼星石「ふふっ。(ジュンくんのからだ、あったかい。おんせんのせいもあるのかもしれないけど・・・。しあわせ。)」
ジュン「・・・・・でどうするんだ?」
蒼星石「ジュンくんがよければしばらくこのままで・・・。(もうちょっと抱っこされていたい)」
翠星石「ちょっとこのままでいるですぅ。ジュンにささえられてるとらくなんです。(もっとぎゅってしてくれないかですぅ。)」
ジュン「わかった。わかった。(本当に可愛いな。)」


・・・・。こうして蒼星石と翠星石の甘いひとときはすぎていくのだった。


~チビ蒼星石とチビ翠星石~守った約束、子供の言い訳・・・No6


~脱衣所~
ジュン「もうあがれって」
ジュンは脱衣所にいた。もうすでに浴衣に着替えている。
翠星石「もうすこしいるですぅ。」
蒼星石「ぼくはもうあがるけど、いいの?」
翠星石「いいですぅ。どうせジュンがからだをふいたりするのですから、さきにそうせいせきからあがっていてください。」
蒼星石「う、うん。わかった。」
ジュン「お、やっときたか。ところで翠星石は?」
翠星石「まだはいってるですぅ~~」
ジュン「そうか。・・・・またはいれるのにな」
蒼星石「いまをたのしみたいんじゃないかな?」
ジュン「まぁいいか。じゃあ体拭くからバンザイして。」
蒼星石「う、うん。(バンザイ中)」
ジュン「んー。・・・よし・・っと。じゃあはい。下着・・・自分でできるだろ?」
蒼星石「うん。だいじょうぶだよ。ジュンくん(下着を身に着けながら)」
ジュン「そう・・らしいな。じゃあ浴衣着せるから。」
蒼星石「ゆ、ゆかた?」
ジュン「うん。僕も着ているこれのことだ。・・・袖に腕とおして・・そう。」
蒼星石「これでいいの?」
ジュン「うん。あとはおびをまいて・・・っとよし。こんなもんだろ。」
蒼星石「(なんかこのかっこうらくだなぁ)」
ジュン「おーい、翠星石。いいかげんあがってこい。蒼星石は着替え終わったぞ。」
翠星石「わかったですぅ。・・・・まったくもっとゆっくりつかりたいものです」
ジュン「後でからまた入れるだろ。いいから体拭くからバンザイして。」
翠星石「はいです(バンザイ中)」
ジュン「んー。・・・・髪長いな。・・・・よしっと。じゃあはい。下着。」
翠星石「・・・。ところでこのあとどうするですぅ?(下着を身に着けながら)」
ジュン「多分、メシになるとおもうけど・・・。じゃあ浴衣着せるから袖に腕をとおして。」
翠星石「ごはんですか?・・・これでいいですか?」
ジュン「うん。いいよ。じゃあおびまいて・・・・よし。」
蒼星石「ジュンくん、いっしょにごはんたべようね。」
ジュン「うん。いいよ。ってかいっしょにたべるつもりだったしね。」
翠星石「よーし。さっそくごはんにいくですぅ。」
ジュン「はいはい。・・・じゃあいくか。」
蒼星石・翠星石「うん!」


~客間~
蒼星石「このへやひろいね」
翠星石「おいしそうなごはんもならんでいるですぅ。」
ジュン「じゃあさっそく食うか・・・・。ってなんでお酒あるんだよ?」
目の前にある食事の中にとっくりがあることにジュンは気がついた。
蒼星石「おさけ?」
翠星石「このあかいみのやきざかなのことです。そうせいせき」
ジュン「蒼星石のも、翠星石のもお酒じゃないか。ちょっと取り替えてもらうか。」
そういうとジュンは広間をでていった。
蒼星石「ジュンくんはこのおさかながきらいなのかな?」
翠星石「しらねーです。まぁはらへったのでたべるですぅ」
そういうと翠星石は食べ始めた。
翠星石「おいしーですぅ。・・・そうせいせきはくわねーですか?」
蒼星石「ぼくはジュンくんといっしょにたべるってやくそくしたから」
翠星石「・・・そーですか。べつにきょうせいはしませんがはやくたべたほうがいいんじゃないんですか?」
蒼星石「いいんだ。やくそくはやくそくだし。」
そうはいっても温泉からあがったあと、水分が足りないのが普通。
蒼星石「(のどかわいたな・・・のむだけならだいじょうぶだよね?)」
そういうとお酒をコップへとつぎ、蒼星石はそれを飲んだ。
蒼星石「!(え!?おみずじゃ・・ないの?これ。なんだか、へんなきぶん)」
蒼星石が予想していたものではなく口に入れた瞬間、蒼星石のからだは一気にあつくなった。異変を感じ取り翠星石が問いかける
翠星石「どうかしたんですか?そうせいせき」
蒼星石「う、うん・・・・だいじょうぶだよ・・・・(ぼーっ)」
翠星石「ジュンをよんでくるですか?」
そのときちょうどジュンが戻ってきた。女将に話をしてきたから取り替えてくれると思うが、とりあえずスポーツドリンクをかってきた。
ジュン「取り返ってくれる・・・って蒼星石!・・・お酒飲んだの?大丈夫?」
翠星石「おさけってこのあかいさかなじゃないんですか?」
ジュン「あ~。それもさけだけど・・・。とりあえず。」
ジュンはそういうと蒼星石を抱いて蒼星石にスポーツドリンクを飲ませた。
蒼星石「うー。あついよー。ジュンくん」
ジュン「あーだろうな。気分は悪くないか?」
蒼星石「べつに大丈夫だよ。ふふっ」
翠星石「だいじょうぶなんですか?ジュン」
ジュン「みたところ一口だから大丈夫だと思うよ。メシ食ってていいよ」
翠星石「そうですか。・・・・。心配かけやがってです」
ジュン「悪いな。僕が先に言っていればよかったわけで。」
蒼星石「ジュンく~ん。もっとぎゅってして。」
ジュン「う、うん。(酔ったら甘えん坊になったな。)(ぎゅっ)」
蒼星石「ふふっ。ありがとぉ。ジュンくんすきぃ~(ぎゅっ)」
ジュン「あ、どうも。・・・・。(やっぱり甘えん坊だな)」
翠星石「(そうせいせきはおさけをのむとだいたんになるですぅ)」
蒼星石「もうすこしこのままで・・・・」
ジュン「う、うん。」
~蒼星石のしあわせなじかんは蒼星石が眠るまで続くのでした。~


~数分後~
蒼星石「すぅ~。すぅ~。」
ジュン「・・・。寝てるや。(幸せそうに寝てるなぁ。)」
女将「あ、お布団をしきましょうか?」
ジュン「じゃあおねがいします。」
そういうと女将は布団をしきはじめた。
翠星石「(む~。そうせいせき、いいですぅ。すいせいせきもジュンのうででねむりたいですぅ。)」
蒼星石「すぅ~。くすっ。・・・・ジュンくん・・・・」
ジュン「ん?・・・・・寝言か。」
女将「しきおわりました。それではごゆっくり。」
そういうと、女将は部屋から出て行った。ジュンは蒼星石を布団にねかせるとご飯を食べ始めた。
翠星石「そうせいせきはジュンのことがすきらしいですね。」
ジュン「あぁ、そうらしいな。」
翠星石「あ、あのすいせいせきも・・・・ジュンのこと・・・すきですから。(//////)」
ジュン「うん?あ、ああ。ありがとう。(ニコッ)」
翠星石「ど、どういたしましてです。(////)(ジュンの笑顔ってなんかすごいですぅ)」

ご飯を食べ終わった後、すこし翠星石と雑談をした後早めに眠りについた。

蒼星石「ふふっ・・・・・ジュンくん・・・・すきぃ・・・」
さて、ジュンはしあわせものですね。双子の姉妹に好きになってもらえるなんて・・・。


~チビ蒼星石とチビ翠星石~朝靄の湖、お酒の力?・・・NO7


~朝~
蒼星石はいつもよりも早く目が覚めたそれがお酒のせいであるかはわからないが。
蒼星石「んっ・・・・・うん?・・・・・おはよう・・・・。」
ジュン「ん?おぅ。おはよう。」
ジュンはすでに目覚めていた。
蒼星石「きのうは・・・・・ゴメンね。いっしょにごはんたべれなくて。」
ジュン「ん?ああ。別にいいよ。」
蒼星石「ところできのうのきおくがすこしないんだけど・・・・・・なにかあった?」
ジュン「おぼえてないのか?」
蒼星石「なんか・・・・おみずみたいなののんでから・・・・・よくわかんない・・・。」
ジュン「蒼星石は昨日、間違ってお酒飲んじゃったんだよ。」
蒼星石「おさけ?おさけってあかいさかなじゃないの?」
ジュン「それもおさけだけど・・・・・ちがうおさけなんだ。(翠星石から聞いたんだろうな。)」
蒼星石「そうなんだ・・・・ゴメンね。」
ジュン「別にいいが、大丈夫なのか?」
蒼星石「すこし・・・・あたまがいたいかも・・・」
ジュン「じゃあすこし風にあたるか?」
蒼星石「でも、すいせいせきはおいていくの?かわいそうだよ」
ジュン「ちょっとそこから外に出るだけだよ。翠星石がおきてもすぐわかるだろ。」
ジュンは縁側とそこに広がる中庭を指差した。
蒼星石「ならだいじょうぶかな?・・・・・あっ」
蒼星石は残っていたお酒のせいか少しふらついた。
ジュン「大丈夫か?・・・・・よっと。」
蒼星石「えっ・・・・ありがとう(/////)」
ジュンは蒼星石を抱き上げ、縁側に備え付けてあったスリッパを履くと外へ出た。
外は薄く朝靄があり、昨日露天風呂から見た湖とは別の表情をのぞかせた湖とご対面した。
ジュン「どういたしまして。・・・うわぁ。・・少し寒いかな。・・・でも空気は澄んでるし・・・きれいだ。」
蒼星石「あぁ。すごいね。きれい。・・・・・ちょっとさむいかも(ジュンくんがあったかいからだいじょうぶだけど・・・。)」
ジュン「寒いなら戻るか?」
蒼星石「ううん。もうすこしここにいよ。(ジュンくんのにおい・・・・すき・・・・)」
・・・・・・。
ジュン「そろそろさむくなってきたな。もどるか?」
蒼星石「う、うん(もっといたいけど・・・・わがままはダメだよね)」
戻ってくると翠星石がちょうど目を覚ましていた。
翠星石「どこにいってたです?」
ジュン「ちょっと外に空気吸いに出てただけだよ。・・・おまえもいくか?」
翠星石「さむいのはかんべんですぅ。つーかおなかぺこぺこです。」
ジュン「そうか。なら二人とも顔洗って来い。そのあとメシくいにいくぞ。・・・はい。タオル。」
蒼星石「うん。わかった。いこう、すいせいせき」
翠星石「わかったですぅ。」



~洗面所~
翠星石「そうせいせきは・・・ジュンのことすきなんですか?」
蒼星石「え!?・・・・・どうして?」
翠星石「だってきのうジュンに抱かれてすきっていってたじゃないかですぅ」
蒼星石「え?・・・・そんなこと・・いった?」
翠星石「いったですぅ。すごいしあわせそうなかおしながら。」
蒼星石「・・・・(///////)」
翠星石「なんだ、おぼえてなかったですか」
・・・。


ジュン「お、おわったか。」
蒼星石と翠星石が洗面所から出てきたらジュンは翠星石と蒼星石のぶんの布団をたたんでいた。
蒼星石「(だってきのうジュンに抱かれてすきっていってたじゃないかですぅ・・・・・)(///////////////)」
ジュン「ん?蒼星石、どうかしたのか?」
蒼星石「んっ・・・(///)だ、だいじょうぶ・・・。」
翠星石「いいからはやくいくですぅ。」
・・・・。


~広間~
広間にはご飯、味噌汁などのまさに日本の朝!という感じの朝食が並んでいた。
翠星石「わぁ、おいしそうですぅ。」
蒼星石「そうだね。なんかすごいや」
ジュン「んじゃ食うか。・・いただきますっと。」
翠星石「いただきますですぅ」
蒼星石「いただきます」
・・・。
翠星石「おいしいですぅ。ほっぺがおちそうですぅ。」
蒼星石「このやきざかななんてとってもおいしいよ。」
ジュン「そうだな。なんか懐かしい感じの味だな。これがお袋の味って言うのかな?」
女将「それはそれは、ありがたい限りです。」 
・・・・・・・・・・・。


~客間までの廊下~
翠星石「ふぅー。くったくったですぅ。」
蒼星石「うん。おなかがいっぱいだよ。」
ジュン「あーそうだな。ふぅー。」
蒼星石「ジュンくん?このあとどうするの?」
ジュン「あぁ、確か一泊二日だった気がするからもう一度風呂に入った後に帰るか。」
翠星石「もうかえっちゃうですぅ?」
ジュン「まぁ近いんだし来ようと思えばいつでもこれるんだけどな。」
翠星石「じゃあはやくおふろにいかないとですぅ。」
ジュン「まてまて、前TVでメシ食った後すぐ風呂に入ると体に悪いってやってたからすこし休憩だ。」
翠星石「(じゃあそのときはジュンにいっぱいあまえてやるですぅ。きのうはそうせいせきがいっぱいあまえたから、ばちはあたらないはずです。)」


~客間~
ジュン「いまのうちできることはやっとくか。えっとタオルっと。んで着替えっと。・・・・いやに静かだな。」
異様な静けさに疑問を持ち振り返ると蒼星石と翠星石はTVのまえでじっとしていた。
くんくん「また犠牲者が・・・。」
ジュン「(あ~。TVのせいか。なら続き続きっと・・・。)」
ジュンはこれから使わないであろう物を必死で鞄に突っ込んでいた。
ジュン「まぁ、こんなもんだろ。そろそろ大丈夫かな?おーい。おまえらふろにいく・・ぞ・・。」
ジュンが見たものはTVの前で方を寄り添えあって寝ている双子の姿だった。
ジュン「(だから静かだったのか。起こしちゃまずいし。おきるの待つか。)」
そういうとジュンは双子の横に座りTVを眺めていた。
ジュン「(寝てるとやっぱ子供だよな。寝顔はかわいいし。静かだし。)」
そんな思いが通じてか否かもうすこし双子は眠り続けた。


眠れる二人の可愛い子供を前にしてジュンは親の気持ちを理解した気がした。


~チビ蒼星石とチビ翠星石~甘える姉、羨ましがる妹・・・No08


蒼星石「んっ・・・・(ねちゃったのかな?)」
ジュン「お?おきたか?」
蒼星石「あ、ゴメン。・・・・どのくらいねてた?」
ジュン「いつ寝たのかわかんないけど、だいたい1時間くらいかな?」
翠星石「んっ・・・・おはようですぅ。」
ジュン「あぁ、おはよう。」
翠星石「・・・・・・。あ!おふろにはやくいくですぅ。」
ジュン「いや、寝てたからいけなかったってことを認識してね。」
翠星石「うっ・・・・・。ど、どうでもいいですぅ。はやくいくですぅ。」
ジュン「わかったわかった。えーっと、タオルっと。」
蒼星石「ゴメンね。ぼくたちがねてたから。」
ジュン「別にいいよ。ちょうど荷物の整理もできたし。」
翠星石「(そうせいせきばっかりジュンにあまえてずるいですぅ。)」
・・・・・・・。


~脱衣所~
翠星石「(どうやってあまえようかですぅ)」
蒼星石「どうしたの、すいせいせき?ふくぬがないの?」
翠星石「え?あぁ、いまぬごうとしていたところです。」
ジュン「また全部一緒に脱ごうとするなよ。案外あれ大変なんだから。」
翠星石「そ、そんなことわかってるですぅ。(ど、どうしようかなですぅ)」
蒼星石「・・・。(どうかしたのかな?)」
ジュン「・・・。(なんか考え事してるようだけど、どうしたんだろう・・・。顔が少し赤いかも。)」


~室内風呂~
翠星石「・・・。(どうしたらジュンにあまえられるのかですぅ。)」
ジュン「翠星石?体洗わないの?」
翠星石「あ、ああ。今から洗うですぅ。」
翠星石は甘えられる方法を考えながら体を洗っていたので蒼星石が髪を洗ってもらい、体を洗ってもまだ体を洗い続けていた。
蒼星石「すいせいせき?だいじょうぶ?」
ジュン「体調悪いのか?」
翠星石「え?だいじょうぶですぅ。からだはあらいおわったから、さっさとかみをあらうですぅ。」
ジュン「う、うん。(本当に大丈夫か?)」
翠星石はジュンのほうへ歩いていったが、泡がまだ残っており少し滑った。
翠星石「きゃっ」
ジュン「翠星石!・・・・大丈夫か?」
翠星石「え?あ、だいじょうぶですぅ。」
翠星石はジュンに抱きかかえられていて、大事には至らなかった。
翠星石「(ジュンがこんなにもちかくに・・・。ジュンっていいにおいがしますぅ)(/////////)」
翠星石はジュンに抱っこされたことにより、すこし照れ、顔が赤くなった。
ジュン「ん?(顔が赤い。)大丈夫か?」
ジュンは熱でも出ているのかと思い、翠星石を立たせ、翠星石の額に自分の額をくっつけた。
ジュン「熱はないみたいだが・・・・・。どうした?」
翠星石は大好きなジュンの顔がいきなり近づいたのでびっくりした。
翠星石「え?あ・・・あ・・」
ジュン「ど、どうした?」
翠星石「あ・・・ジュン!・・・・・抱っこして・・・。」
作戦も何もなかった。ただ自分が思ったことを口にしただけ。
ジュン「うん?いいよ。」
ジュンは快い返事をし、翠星石を抱き上げた。
翠星石「ずっとこのままで・・・。」
翠星石は緊張と興奮が混ざり合い、自分が何をいっているのかわからなくなった。しかしジュンに抱かれ、幸せであることは認識している。
蒼星石「・・・。(すいせいせきがなんかうらやましい)」
ジュン「ずっとは無理かもな。しばらくならいいが。」
翠星石「なら・・・・・しばらく・・・。」
しばらく翠星石はジュンに抱かれ、甘えまくっていた。
・・・・・。


~しばらくして~
翠星石はまだ抱かれたままだった。
ジュン「そろそれ髪洗わないとな。」
翠星石「うん。ジュン、やさしくしてですぅ。。あ、あと、」
翠星石はジュンの右足と左足の間に座った。
翠星石「このままでやってですぅ。(////////)」
ジュン「なにをいってるんだか。はい。目閉じて。」
翠星石「はいですぅ。(ジュンのおおきいて・・・。)(ごしごし)」
ジュン「もうちょっとだからまってろよー(ごしごし)」
翠星石「は、はいですぅ・・・・。(つつまれるようにあったかいですぅ。)」
ジュン「んーっと・・よし。泡流して・・・。(ジャー)」
翠星石「・・・。(ジュンのてがとおくにですぅ・・・・)」
ジュン「タオルで顔ふいって・・・っとよし。」
翠星石「あ、ありがとうですぅ。」
ジュン「ほら、先に行ってる蒼星石のところに行ってこい。」
翠星石「ジュ・・・ジュンがすいせいせきをおんせんにいれてですぅ。」
ジュン「え?別にいいけど・・・。(なんか急に甘えてきたなぁ。)」
翠星石「ならいま、いれてくれですぅ」
ジュン「いいよ。じゃあ・・・」
そこまでいうとジュンは翠星石を抱き上げ、そのまま温泉につかった。翠星石はジュンが温泉のなかでかいているあぐらの上に座っている。
ジュン「ふぅ。やっぱ温泉って疲れが取れるなぁ。」
翠星石「あったかいですぅ(ジュンのうえはしあわせですぅ。)」
蒼星石「(すいせいせきばっかりいいなぁ。ぼくもあんなふうにあまえたいなぁ。)」
軽く落ち込む蒼星石をジュンは気づき、
ジュン「蒼星石、おまえも僕の足の上にくるか?」
蒼星石「え?・・・・う、うん。いく。・・・・」
ジュン「じゃあこっちこい。・・・翠星石、半分くらいつめてくれないか?」
翠星石「わかったですぅ。」
・・・・。


今の温泉の状況は温泉の中であぐらをかいて座っているジュン、
ジュンの左膝辺りに座っている蒼星石、ジュンの右膝くらいに座っている翠星石である。
ジュンは二人が落ちないように各々の腕で各々を支えている。
ジュン「(二人とも甘えん坊だな。)」
蒼星石「(ジュンくんのうえでジュンくんにだかれてるなんて、しあわせだ。)」
翠星石「(きょうはジュンにいっぱいあまえたですぅ。でも、もうちょっとあまえたいですぅ・・・・・。まぁいまがしあわせだからいです。)」



温泉には各々の思いが渦巻き各々の行動へと変えていく。さて、幸せはまだまだ続くようですよ。


~チビ蒼星石とチビ翠星石~終焉は次なる旅立ち・・・No9


ジュン「それじゃあありがとうございました。」
蒼星石「あ、ありがとうございました。」
翠星石「あ、ありがとうですぅ。」
女将「それでは気をつけて。」
一泊二日の温泉旅行は幕を閉じようとしている。
ジュン「それでは・・・・ほら、いくぞ。」
翠星石「またこれるのですぅ?」
ジュン「大丈夫だ。来ようと思えばすぐこれる。近いんだし。」
蒼星石「(またジュンくんとおふろにはいれるのか。ふふっ。たのしみだな。)」
そんなやり取りをしながらジュンたちは出口へと向かっていく。そして出口のところで
女将「ありがとうございました。またのおこしを・・・」
そんな言葉を背に受けながらジュンたちは外に出る。
外にはタクシーが待っている。しかも来るときの運転手と同じだ。
運転手「お!あんたたちだったか。どうだ?楽しめたか?」
蒼星石「すごくたのしかったよ」
翠星石「広いおふろがあって、あったかかったですぅ」
運転手「おぉ、そりゃよかったな。お嬢ちゃん。」
そんなやり取りをしているうちにジュンはトランクに荷物を詰め込んだ。
ジュンも乗り込み、タクシーは出発した。
運転手「場所って、この前乗せたところでいいんだろ?」
ジュン「あ、はい。おねがいします。」
なんなくタクシーはジュンの家に着いた。
翠星石「ありがとうですぅ。」
蒼星石「ありがとうございます。」
そういうと双子はタクシーから飛び出した。
ジュンはいつもどおり荷物を持ち、お金を払った。そして自宅の鍵を開けた。
ジュン「ふぅ。やっとかえってこれたな。」
ジュンの中には積みかさなった問題は存在しなかった。それは唐突に直面することになる。


~チビ蒼星石とチビ翠星石~第1部、温泉編・・・・・・END

|