【MADE'N MOOR】
ドールズを「妖精」に見立てて、御伽噺風、昔話風、または怪奇掌編風の仕上がりを目論んだ連作。短編は、ゴシックホラー色の混じるものがある。
筆者の趣味のため百合色が強く、はっきりそう書かれていない場合でも、百合話として解釈できるように構成されている。原作の女性キャラクタ以外は、はっきりした顔や名前のあるキャラクタを出さない方針。
舞台のモデルはグレートブリテン島のコーンウォール半島だが、あくまでモデルであって、実在の場所の再現は意識していない。時代も特定しないが、作中の描写である程度特定できる場合もある(『雨夜にとりこ』のカーナビなど)。
- 掌編
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- 【黄昏に手招き】
真紅、水銀燈。主人公不定。めぐが似合うらしいが、ジュン、または読者でもOK。
1作目のため、以降の作品でも共通する、お話の舞台の風景描写に力点を置いた(つもり)。
- 【真夜中に訪ない】
雛苺、金糸雀。及びオディール(幼)、みっちゃん(幼)、コリンヌ。
みっちゃんは作中では「ミミ」。イギリスのフランス系移民が日系移民の「みっちゃん」に愛称をつけたら、と仮定し、調査検討の結果命名。
- 【月夜にお別れ】
翠星石、蒼星石。主人公不定、読者推奨。ただし、最後に惨殺されるので注意。
日本の昔話にもある「命の蝋燭」モチーフをアレンジしたもの。
- 【雨夜にとりこ】
雪華綺晶、薔薇水晶。主人公不定、読者推奨。ただし、最後にむごたらしく惨殺されるので注意。
血まみれ。吸血鬼話の好きな人にお勧め。
- 長編 (MADE'N MOOR Supesharu)
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最終更新:2006年05月04日 00:47