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薔薇水晶が書く語りき。

あらすじ
私、薔薇水晶。
お話書くのが趣味の文型女子高生。
突然だけど今大スランプ。
全く続きがかけない。
たすけて銀ちゃん。

登場人物

薔薇水晶 このお話の主人公。銀ちゃん大好き。
水銀燈 ギターが趣味の女子高生。ヤクルトと薔薇水晶が大好き


ある日の昼休み。

薔「…ねぇ、銀ちゃん。」
銀「なぁに薔薇水晶?」
薔「…相談があるんだけど。」

私はそういって銀ちゃんの顔を見上げる。
因みに今の私のいる場所は銀ちゃんのお膝の上。
ここは私だけの特等席なのさ。

銀「あらぁ、どうしたの?私で良ければどんどんいってぇ。」

そういっていつもの笑顔で答えてくれる。
いつみても綺麗な顔だなあ……。
―じゃなくて。

薔「…長編が書き進められないの。」
銀「……え??長編てなによぉ??」
薔「…これ。」

私はもぞもぞして背中から一冊の日記を取り出して銀ちゃんに渡す。

銀「……なんてとこにいれてんのよ。」
薔「…ここならなくさないよ?」
銀「はぁ……。確か薔薇水晶は小説作るのが趣味だって言ってたわねぇ。」
薔「…うん。」
銀「それがどうしたのぉ??」
薔「…今書いてるお話の続きが全く進められなくなっちゃったの。」
銀「へぇ……。俗に言うスランプってやつかしら?」
薔「…たぶん。」
銀「ちょっと中みていい?」
薔「…銀ちゃんならいいよ。」
銀「どれどれぇ……。」

そういって私のノートをぱらぱらとめくる銀ちゃん。
他の人に見せるのは初めてだから少し緊張する。
たまに
銀「へぇ……。」
とか、
銀「私、死んでるのね……。」
とか、
銀「こっちのお話は戦うお話……?」
とかつぶやく銀ちゃん。

薔「…じー。」
銀「何か凄い視線を感じるんだけど……?」
薔「…きっときのせい。」
銀「相変わらず変な子ねぇ……。」

ただノートを見てるだけなのにきれいだなあ。
―あ、ノートとじた。

銀「それで、続きが書けなくなったのはどのお話?」
薔「…いちばん最初のところにあるおはなし。」
銀「このもう一人の薔薇水晶と入れ替わっちゃうやつかしら??」
薔「…うん。」
銀「私にも違う私がいるやつね…って、かたっぽの私が死んじゃうお話だわ……。」
薔「…かなしい。」
銀「貴女が自分で作った話でしょう……。」
薔「…たしかに。」

ノートを見ながらでもちゃんと私の相手をしてくれる銀ちゃん。
そういうところにしびれてあこがれる子も多いみたい。


銀「そうねぇ……。」
薔「…??」
銀「解決にはならないでしょうけど」
薔「…全然おっけーっス。」

銀「無理に書こうとしないでいいんじゃないの?」
薔「…え?」
銀「だって、どうしてもかけないものはしょうがないじゃない?」
薔「…そうなのかな。」
銀「仕事で書いてるわけじゃないんだからいいと思うわよ?」
薔「…そっかなあ?」

少し考えてみよう。
確かに銀ちゃんの言うことは間違ってないとおもう。
でも、ほんの少しでも私のお話を読んでくれる人に凄い悪い気がする。

どうしよう……。

ふわり―。

銀「―あんまり深く考えないほうがいいわよ?」
薔「…え?」

そういってやさしく髪を撫でてくれる銀ちゃん。

銀「そうやって悩めるって事は、本当にその事が好きだって証拠だと思うわぁ。」
薔「…そうなのかな。」
銀「当たり前よ。」
銀ちゃんはそういってあったかくわらう。

―私がいちばん好きな銀ちゃんの表情。

銀「ねぇ、薔薇水晶。」
薔「…なに?」
銀「お話書くの、好き?」
薔「…今はこれが一番たのしい。」
銀「そうねぇ。このノート見たら解るわぁ。」
薔「…てれるぜねーさん。」

銀「本当に好きな事だから、壁にあたるんだって私は思うのよね。」
銀「だからそういう時こそ気楽にのんびりやったらいいんじゃない?」
薔「…おお、なんかすごいわかりやすいきがする。」
銀「実際凄いのよ?まぁ、真紅の受け売りだけどねぇ。」

そういって楽しそうに笑う銀ちゃん。
…真紅がうらやましい。

銀「ギターやってる時はそんなのしょっちゅうよぉ。」
銀「だからそういう時はギターを忘れておもいっきり気分転換するの。」
銀「貴女の場合もなんとかなるかもしれないからお薦めよぉ。」
薔「…りょうかい」

きーんこーんかーんこーん。

銀「あら、昼休み終わりだわぁ。役に立てたかしら?」
薔「…なんか気分が楽になったきがする。」
銀「最初はそんなもんでいいよぉ。」
薔「…やっぱり銀ちゃんはすげーぜっ。」
銀「全然たいしたことないわぁ。あ、今日放課後暇かしら??」
薔「…銀ちゃんのさそいならどこでもいくよ。」
銀「じゃあ駅前の喫茶店いきましょ?」

銀「薔薇水晶のお話、もっと聞かせて欲しいわぁ。」
薔「…もちろんさっ。」

おわり。

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