※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

J「久しぶりに帰って来たでぇ東京へ……っと」
笹「おう、久しぶりだなJUM。大阪出張から帰ってきたのか?」
J「おう、笹塚。今日帰ってきたところやで」
笹「何だすっかりエセ関西弁が板についたな」
J「ほっときや」
笹「で、今日はどうしたんだ」
J「久々に帰ってきたから、飲みに行こか思うてな」
笹「何だそうか。そう言えば、水銀燈がそこのバーで働いてるぞ」
J「水銀燈が? 顔出して見るかのぉ」
笹「すまんが俺はこれから用事があるから、じゃあまたな」
J「おおきにな。じゃあの」


J「……バー『魔界倶楽部』?」


銀「はぁい。ようこそバー【魔界倶楽部】へ」
銀「このヤクルトはサービスだから、まず飲んで落ち着いてねぇ」

銀「ええ、バーボンハウス『もどき』なのよぉ。御免なさいねぇ」
銀「美人は何をしても許されるって言うしねぇ、許してもらうつもりも無いわぁ」

銀「でも、このSSを最後まで見たとき、貴方は、きっと言葉では言い表せない『一発オヤジギャグ』みたいなものを感じてくれると思うわぁ」
銀「言いたい事も言えないこんな世の中で、そんな生暖かさを忘れないで欲しい、そう思ってここのバーテンダーを勤めさせて頂いているわぁ」

銀「じゃあ、ご注文をお伺いしようかしらぁ」




J「……何や水銀燈、バーボンハウスかいな」
銀「あらぁJUMお帰りなさぁい」
J「あぁちょうど今日帰ってきたとこや。早速やけどバーボンのロック」
銀「バーボンのロックねぇ、畏まりましたぁ」

J「……ふぅ。なぁ、水銀燈」
銀「なぁに?」
J「何となく気になったんやけどな、ここのバー何でこんな名前なんや?」
銀「……あぁ、あれねぇ。ここのマスター、趣味が『魔界観測』なのよぉ」
J「何やそれ」
銀「それでねぇ、趣味が高じて『日本魔界学界』の学会員になったんですってぇ」
J「そんな学会あるんかい」

銀「で、魔界って一つだけじゃないそうよぉ」
J「二つも三つもあるもんなんかい」
銀「それどころじゃないわぁ。30以上もあるそうなのよぉ」
J「何でやねん」
銀「だから魔界に名前をつけたそうなんだけどぉ」
J「どんな名前やねん」
銀「順番に『魔界イ』・『魔界ロ』・『魔界ハ』…という感じねぇ」
J「ネーミングセンス無いにも程があるちゅうねんな」
銀「で、今は36番目の『魔界ア』まで見つかっているそうよぉ」
J「どこにそんなにあるねん」
銀「でもぉ、マスター曰く『残念だけど、そのほとんどが本物の魔界じゃない』だそうよぉ」
J「魔界にパチモンとかバッタモンとかあるんかい」
銀「学会員は『似非魔界』と呼んでいるわぁ」
J「もう何てツッコんだらええねんか分からへんわ」
銀「でもねぇ、21番目の『魔界ナ』だけは唯一、本物の魔界と目されているんですってぇ」
J「何を基準にほんまもんパチモン言うてるんや」
銀「で、その21番目の『魔界ナ』は、他の魔界と区別して『本魔界』と呼ばれているそうよぉ」
J「………」
















J「ほんまかいな……」










~了~

|