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「…どうだった? 叔父様」
「うむ、水銀燈は雛苺を連れて『魔の森』へ逃げおおせたようだ」
「…雛苺だけ?」
「いや、柏葉巴も一緒らしい」
「他には?」
「……」
「…そう。では雛苺を選ぶしかないのね…」
「泣くな。仕方のないことだ。私だって…」
「……そういえば、脱出直前に議会の…『リスクブレイカー』が送り込まれたって聞いたけど?」
「む…そのような者の遺体は確認されておらんが…」
「……もしかしたら『誘った』かもしれないわね」
「…そんなうまい話が…」
「…確かに分からないわ。でも少しの期待を持つくらい…」
「…そう、だな」

「……『アレら』を水銀燈は使ったのかしら?」
「…何体かの死骸は確認している。どうやら騎士団と相打ちになったようだ」
「そう。じゃあ、あの教会は破棄ね」
「…心配するな。すでに火は放った。今頃は何も残さず燃え落ちている頃だろう」
「流石『あいつ』の兄だけあるわね。いい手際だわ、叔父様」
「…よせ。二葉だってこのような結末は…」
「ふん、どうだか」

「…ねぇ」
「ん、どうした?」
「………私達を、彼女を待つのは『不完全な死』? それとも…」
「…さあ、な」
「…」
「今は彼女を…水銀燈を、信じよう」
「…ええ」

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