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『ベジータベータ』

ベジータ「ようジュン、どうしたんだ辛気臭い顔しやがって」
ジュン「ああ、ベジータか。や、それが…ちょっと悩みがあってさ」
べ「悩み?年がら年中薔薇乙女につきまとわれて挙句幼馴染までいやがるハッピーボーイの貴様に何の悩みがある」
ジ「そこなんだよ」
べ「なんだと?」
ジ「たしかに僕の周りには女の子がいっぱいいる。それは僕も認める。
  真紅たち8人の他に柏葉だろ、それにあいつら経由で柿崎とか変なOLとか、
  フランス人の女の子とまで友だちになれた」
べ「貴様もしかして俺に殺されたくて話してるんじゃないだろうな?」

ジ「最後まで聞けよ。……まぁ、友だちといっても男と女だろ、
  いろいろあってさ、けっこう気使うんだよ。誰か一人と付き合うわけにはいかないし、
  といって全員とふわふわした関係を続けるっていうのも…」
べ「どたまぶち抜かれたくないなら今すぐその口閉じて俺の目の前から消えろ」
ジ「だから聞けよ。つまりさ、どうして僕があいつらに曖昧な態度をしてしまうのか考えたんだけど」
べ「誠死ね」
ジ「ま、誠?……えぇっと、なんだっけ…あ、そうそう。つまり、僕には男友だちが全然いないからなんだ」
べ「どういうことだ?」
ジ「特定の誰かを選んだら、他のやつらと関係が気まずくなりそうで…
  男友だちが多ければそれでもいいかって思えるけど、僕の場合それがほんとお前くらいなんだよ。
  いくら女友達がいてもさ、同性の友達がいないってのはまずいよなぁ……」
べ「ふむ」
ジ「どう思う?ベジータ」
べ「JJ死ね。氏ねじゃなくて死ね」


ジ「……JJ?女性自身?」
べ「JJで一番最初に思い浮かぶのがそれなのがまたむかつく。死ね。リアルに死ね。三日以内に死ね」
ジ「わけわかんないし。だからなんだよJJって」
べ「お前はネット通販オタクの癖に2ちゃんを見ないのか?」
ジ「2ちゃんってあれか?萌え~とかそういうやつ?見ないよ、時間の無駄じゃん」
べ「うぜぇ……」

ジ「そう言われても……で、結局なんなんだ?JJって」
べ「自虐風自慢」
ジ「自虐風自慢?」
べ「自虐してると見せかけて実は自慢してるってことだ」
ジ「なるほど……ん?今言ったことのどこに自慢の要素があったんだ?」
べ「それはひょっとしてギャグで言ってるのか?」
ジ「いや、マジで。友達少ないのどこが自慢なんだよ」
べ「女友達はいるんだろうがああああああああああああああ」
ジ「なにその沸点。たしかにそうだけど……それって自慢なのか?」
べ「死ねええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ死ぃねえええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
ジ「ご、ごめん……なんかよくわかんないけどごめん……」

べ「本当にわかってなさそうなところがまたむかつくぜクソッ…
  そうだ、おい、YJ版を呼んで来い!あいつとならうまい酒が飲める!」
ジ「なんだよそれ……」
べ「貴様俺が彼女いないの知ってるだろぉぉぉぉぉ」
ジ「知ってるけど……」
べ「彼女いないやつにそういう話する時点で自慢なんだよおおおおおおおおおお」
ジ「え、でも、僕も彼女はいないし」
べ「死ねええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ死ぃねえええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」


べ「だいたいだな!貴様自分がどれだけ恵まれてるかわかってるのか!!」
ジ「なにがだよ」
べ「たとえばだ…貴様この前蒼嬢の乳揉んだだろう!?」
ジ「あ、あれは不可効力だって、つまずいた先に蒼星石が…」
べ「黙れToLoveる野郎、そのラブコメ主人公補正が普通だと思うなよ!」
ジ「トラブルとか読んでないし。っつーかジャンプはジャガーとハンターハンターしか読んでない」
べ「UZEEEEEEEEEEEEEEEEEE」
ジ「チャンピオン派なんだ」
べ「許す。まぁそれはともかくだな、乳揉まれた蒼嬢の反応がまた、
  頬を染めながらもじもじして『も、もう、気をつけてよね、ジュンくん』だと死ね!
  あれがもし俺なら素粒子レベルまで分解されとるわ!!
  まぁそれ以前に絶対そういうミラクルは起きないんだけどな!!」
ジ「僕に言われても……っていうかなんで知ってるんだお前」

べ「うるせぇ!普通転んだら固いアスファルトに体ぶって世の中の痛みを知るのがもんなのに
  お前が転んだ先にはいつも薔薇乙女の乳か尻があるんだからふざけんなだ!
  よしんば何もないところに転んだとしても、顔を見上げたら真下から巴嬢のスカートの中が丸見えとか死ね!
  今すぐ死ね!何色だったのか言って死ね!」
ジ「白」
べ「死ねええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ死ぃねえええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」

ジ「お前さっきからそればっかだなぁ」
べ「貴様にとっては薔薇乙女や巴嬢のパンツなぞ日常風景かもしれんが俺にとっては世界崩壊ラグナロクじゃ!
  パンチラどころかブルチラすら見た事ないわ!!」
ジ「いまどきブルマはないだろう……」
べ「黙れ貴様が日本をダメにしたんだ死ね!!!!!」
ジ「でもスパッツにはスパッツのよさがあるような…」
べ「一寸同意」


ジ「斉藤さんなんてブルマよりもスパッツのほうが似合う典型だと思う」
べ「ふぅむ。それはそうかもしれない……ブルマも捨てがたいが」
ジ「体のラインが出る、けっこうピッチリめの服とか合うんだよ。
  この前レオタード着てもらったんだけど似合ってた」
べ「へぇ、俺も見たかったぜ……ってなんで貴様そんなの見たんだおいこら」
ジ「似合いそうだねって言ったら着てくれた」
べ「やはり貴様は殺さねばならんようだ」

ジ「でもそれくらいの露出だったら、水泳の時間に見られるだろ」
べ「うちは水泳ねーよ!!!」
ジ「あ、そっか。この前水着見たのは個人的にみんなで海に行ったときか」
べ「なんじゃそりゃあああああああああっていうかいつのまに海行ったんだてめぇ!
  俺も呼びやがれクソがぁぁぁぁぁぁ」
ジ「お前呼んだのに来なかったんじゃん」
べ「はぁぁ??呼ばれてねーよもうボケたのか若年性?」
ジ「翠星石にお前が来ないのか聞いたら『ベジータは蝉取りで忙しいから来れないそうですぅ』って」
べ「蝉取り!?いやそれ以前に俺はこの半年、蒼嬢にちょっかい出した時以外翠嬢としゃべった記憶がないぞ……」
ジ「え?おかしいな、たしかにアイツは…」
べ「いや……いい……わかったから……もう……」
ジ「ご、ごめん……」
べ「お前が謝ることじゃないさ……でも蝉取りって……」


ジ「……なんか話してたら、悩んでるのが馬鹿らしくなってきたなぁ」
べ「ようやく自覚したか。誰もが羨むポジションにいるんだよお前は…
  十人超えハーレムなんてそうそうないぞ」
ジ「ハーレム…ううん、やっぱり客観的に見てそうなのか……
  でもなぁ……なんかこう、たくさんの料理を並べられておきながら、
  おあずけくらった犬のような気分になることもあるんだけど…」
べ「まぁそこはそれ、行間で楽しめ」
ジ「行間って……」

べ「要は直接書いてさえいなければいいんだ。お察しくださいっていう風にな。
  お前は影で思う存分料理食ってるんだよ死ね」
ジ「わかったようなわからんような」
べ「そんなわけだから、お前は全然悩む必要なんてないんだ死ね。わかったら死ね」
ジ「ああ、うん……なんだかんだで、お前はいいやつだな」
べ「ふん、今頃気づいたか。だが貴様よりも、蒼嬢に気づいてほしいもんだな。あと死ね」
ジ「ああ……僕のためを思って言ってくれてるんだよな……お前だけが、僕の事を……ドキドキ」
べ「……おい、やめろ。そういう誰得展開マジやめろ」
ジ「NGワードをつければ問題ない」
べ「そういう問題じゃないっつーかついてないだろ俺が悪かったやめろ」

ジ「…僕じゃ嫌なのか?」
べ「お前がいま感じている感情は精神的疾患の一種だ」
ジ「鎮める方法はお前が知っているんだな、よし、お前に任せる」
べ「ちげぇよ!!鎮める方法は……」

「私が知ってるわぁ!」
「カナが知ってるかしらー!」
「私が知ってるですぅ!」
「僕が知ってるよ!」
「私が知ってるのだわ!」
「ヒナが知ってるのー!」
「私が知っています」
「……私が知ってる……」

ジ「へ!?お、お前らどこから……あ、やめ、あ、アッー」ズルズル

「はっ……桜田くんがピンチの予感……!私が助けないと……!」ダダッ
「ジュンくんの貞操に危険が!?稽古どころじゃないよ、今私が助けに……!」ダダダッ


べ「……拉致られたか……ふっ、助かったぜ」
 「……」
 「……」
べ「死ねええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ死ぃねえええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」




『ベジータベータ』 終わり
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