※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

真「ただいまなのだわ」
雛「あっおかえりなの真紅~」ニャー
真「雛苺、紅茶をお願いするわ…って今何か聞こえなかった?」
雛「そうそう、雛ね、さっき捨て猫さんを拾ってきたの~」
雛苺の後ろから顔を出す小ぶりの三毛猫
真「あああああああああああああああああっ!!!
  やめてぇええええええ!!雛苺何でこんな事をするの私に何の恨みがあるの
  もうこき使ったりしないわ紅茶も自分で淹れるわミサイルも撃たないわ
  お望みなら私は貴女の下僕になるわだからどうかお引取願って頂戴雛苺ぉぉぉ」
雛「うゅ?でもこんなに可愛いのよ?真紅も抱っこする?」
雛苺はうずくまる真紅の目の前に猫を抱えて差し出す
真「kdjg;faくkfあせdfふじこkkfdsa」
自室に逃れる真紅
雛「う~いくら猫さんが嫌いだからってあれは異常なの…猫さん、洗ってあげるの~」
猫「ニャ」
一時間後、紅茶を飲みに恐る恐る台所へ向かう真紅
真「紅茶中毒がこんなに忌まわしいものだとは思わなかったわ…猫と遭遇したらどうしましょう…」
リビングでは雛苺がソファで寝ている…で、雛苺に抱かれて寝ているのが…
真「ひっ!!…寝ているわね…」
猫「スカー」
真「…こうしてみると猫も案外可愛いものね…」
雛「そうなのよ」
真「!!起きてたの」
雛「いい顔して寝てるの…どんな夢を見てるの~?」
真「多分…幸せな生活を夢見てるのだわ…」
【きっと】【笑っている】
雛「…でも真紅を下僕にしたかったかもなの~あんなこともこんなこともさせてやるの…いっひっひ」



雛苺「誰なの!?誰が苺大福に餡子じゃなくってお味噌を入れたの!?」

真紅「私はリビングでテレビを見ていたから、違うわよ」
水銀燈「はッ!私がそんなガキみたいな事する訳無いでしょぉ」
蒼星石「僕じゃないよ?……でも…想像するだけで気持ち悪いや……」


雛苺「……うぅ……絶対に…ぜぇったいに許さないの!
   うゆ?翠星石?」

翠星石「ぷ、ぷぷ…く…」

雛苺「………翠星石?こっち向いてみて欲しいの」

翠星石「い、いや…ちょっと…無理ですぅ…w」

雛苺「………ヒナの苺大福に、隠れる気の全く無い隠し味が仕込んであったの」

翠星石「そ…それは…災難でしたね…w」

雛苺「………翠星石がヒナの苺大福に溢れ出んばかりのお味噌を入れたの?」

翠星石「ちが…濡れ衣ですぅ…w」

雛苺「………じゃあ、どうしてそんなに笑ってるの?」

翠星石「わらww笑ってなんかwwwないですぅwww」


【きっと】【笑ってる】



ジ「テレビばっかり見てるな」
紅「……あなたに言われたくないわね」
ジ「僕はネット派だからテレビはあんまり見ないぞ」
紅「おんなじようなものよ」
銀「全然違うでしょ。しかも真紅の見る番組って、あのへんな人形劇か、
  くだらないことで大騒ぎしてるワイドショーのどっちかよねぇ…なんにもならないわぁ」
紅「うるさいわね、お昼から映画見るなんてあなたみたいな暇人にしかできないのだわ。
  だいたい変なとは何よ変なとは…くんくんの素晴らしさがわからないなんて…」
銀「暇人ですって!?…そういうあんただって暇じゃない!」
紅「…水銀燈には負けるのだわ」
銀・紅「……」ムカムカムカ
ジ「お前ら二人とも暇だろ」
銀・紅「いっぺん死んで」





終焉。
世界は真っ暗闇の中に包まれて、吐き気を催すような臭いがあたりを漂っている。
その中を僕は道の無い森をかきわけるように一歩ずつゆっくりと前へ進む。

今日の午後、いつも通り退屈なお決まりのテレビドラマをみているとき、
男が泣きながら女に告白をしている途中、ピンポンパンポンとどこか間抜けなSEと共に、
「緊急速報 降泥確率 100%」 という字幕が画面上に表示された。
僕が意味を図りかねて小首をかしげると、ドン!と上のほうからまるで何かが落ちてきたような衝撃。
なんだろうと思っていたら、今度は庭のほうからべちゃっと濡れたぞうきんが地面に叩き付けられたような音がした。

べちゃっ、べちゃ、べちゃ!
おかしい。不気味に思って外へ出ると、それはヘドロだった。
緑色のヘドロが、大量に空から降ってきているのだ。
ヘドロは激しく降り注ぎ、見る見る間に堆積していく。

僕が呆然としていると、「何を間抜け面でぼうっとしているの」と聞き覚えのある声がした。
「真紅…?」見れば、彼女はヘドロのど真ん中で無表情にこっちを見ている。
「なにしてるんだよお前!はやく家に…」
「あなたが望んだことよ」
真紅はこともなげにそういった。既に下半身はヘドロに埋もれている。

まわりにはどんどんヘドロが堆積していき、このままいけば、 ”真紅” がヘドロの海で溺れ死ぬのは間違いない。
「わけがわかんないよ、とにかく早く来るんだ!」
「嫌。私ははここを動かないわ」
「バカ言うな!いいから早く…」
「なら、あなたが来なさい」
いつも通りの、泰然自若とした態度で、見下ろすように真紅は僕を見ていた。
僕よりチビの癖に。

「いい加減にしろよ!!早くこっちに来い!」
「嫌よ」
「ふざけるのもたいがいに…」
怒りが爆発しそうになったとき、真紅は首を振って僕の言葉を遮った。

「だから、これはジュンが望んだのよ。あなたはその安全な場所で、世界中がヘドロに包まれるのを眺めていたらいいわ」
「なんだって…?」
真紅は冷然と僕を見据える。
「僕が望んだ?このきったない汚臭と汚物の塊をか?」
「ええ」
気がつくと、真紅の胸あたりにまでヘドロが溜まっていた。
真紅のツインテールが、あの高慢で潔癖症の真紅の髪が、もう半分ヘドロの風呂に浸かっている。
「バカにするなよ!」
考えるよりも前に、僕は飛び出して、ヘドロの中にダイブしていた。
ヘドロは想像以上に重くて、体中に昔の囚人がしていた重りでもつけられたみたいに動き辛かった。

それでも僕は懸命に進み、とにかく一刻も早く、これ以上ヘドロが真紅の顔に近づかないうちに、
間違ってもヘドロが真紅の赤い唇に触れたりしないうちに、彼女を助け出したかった。
「真紅!」そして僕は、真紅の元に辿り着いた。
「いい子ね、ジュン」
そういって、真紅は僕をすっと抱きしめた。とても嬉しそうに。
その途端、僕はかーっと熱くなって、脈拍がバカみたいに急上昇、
きっと顔も赤くなっているだろう!
でも誤解しないでほしい。僕はただ、これ以上真紅がヘドロの中にいることが、たまらなく嫌だっただけなのだ。
「い、行くぞ!」
照れ隠しに真紅に背を向けたとき、僕は愕然とした。

そこには、ヘドロの重みに押し潰されて倒壊した、僕の家があった。

【ヘドロが】【降り注ぐ】







紅「ジュン!できたわ!できたのよ!」
の「えぇっ!!?ジュンくんそんな…まだ中学生なのにパパになっちゃ」
ジ「死ねっ!!…で、真紅、できたって何がだ?」
紅「カレーよ!ついにカレーが…」
ジ「姉ちゃん、生ゴミの日って昨日だってよな?」
の「そうよぅ。来週まで保管しておかなきゃいけないわねぇ」
紅「ちょっと、二人とも私の料理をなんだと思っているの!?」
ジ「真紅、次から実験は生ゴミの日の前にしてくれよ」
紅「実験!?…ふふ、い、いいわ。その減らず口も真実を前にすれば閉じざるを得ないでしょうから」
ジ「は?」
紅「とくとごらんなさい!いえ、見るだけじゃなくて食べなさい!これが真紅の真の実力、カレーライスなのだわ!」
ジ「姉ちゃん!真紅が、真紅が僕を殺そうと!!」
紅「だからなんでそうなるのよ!?ねぇジュン、今回は本当の本当にできたの、ほら見て…」
ジ「うわぁ!やめろ、僕たち人間はヘドロを食べたら死んで……あれ?ヘドロライスじゃない……」
紅「だからそういってるでしょう?…ね、ジュン……今度は絶対おいしいから…」
ジ「……や、でも……」
紅「……食べてくれないの?」ジワ
ジ「た、食べるよ!う……み、見た目はいいし……ドキドキ……パクッ!……ん?これは……」
の「じゅ、ジュンくん!?大丈夫!?お薬は……」
ジ「い、いや……これ、美味しい…このカレー……おいしいぞ!?」
の「えっ……パク、ほ、本当!真紅ちゃんのカレー、とっても美味しいわぁ!」
ジ「真紅、すごいぞ!やったじゃないか!」
紅「と、当然なのだわ(///)…さ、まだまだあるから遠慮せずに食べなさい。ジュンのために作ったんだからボソッ……(///)」
ジ「え?何?」
紅「…な、なんでもないわ。それより、おかわりあるわよ」
ジ「いや、そんなにたくさんは……って、真紅、その人を閉じ込められそうなほど巨大な鍋はなんだ?」
紅「うんしょ…みたらわかるでしょう……うんせ、と。ふぅ…おかわりよ。全部食べていいんだから」ドスンッ
ジ(一週間分は軽くあるな……)
紅「ジュン?」キラキラ
ジ(これは死んだ)



銀「ヘドロ……って何かしら」
薔「知らない? ベトベトンの事だよ」
銀「べとべと?」
薔「ベトベトン。数あるポケモンの中で最強の萌えポケだよ」
銀「へぇ……かわいいの?」
薔「もちろん」



槐「ほぅ……可憐な薔薇水晶にあえてベトベトン。ミスマッチなようでこれはなかなか……」
み「紫だから結構合うと思うのよね」
槐「水銀燈は……そうだな、エアームドなどが合いそうだ」
み「流石、槐先生。いいセンスですよ」
め「働け、ニート予備軍」
槐「めぐ君は思い切ってナマケロとかケッキングでどうだい?」
め「くぅ」


薔「ベトベトン、べとー」
銀「べとー」






薔薇乙女達が髪をセットしているようです

銀「んー、いつ見ても私の銀糸は美しいわねぇ。やっぱり自家製乳酸菌入りのシャンプーのおかげねぇ…あ、あら?枝毛!?誰がジャンクですってぇええええ!!」

金「今日も黄金比に巻き付けられた前髪がめっちゃクールかしら!!やっぱりカナの頭脳はお日様をしっかり当てないと光らないかしらー!!」ぺかー

翠「ふぬぬぬ…!」
蒼「よしっと。うん、こんな感じかな」
翠「だあー!!いい加減まとまりやがれですー!!この分からず屋がー!!」
蒼「自分の髪にあたっても仕方ないよ。あ、ほらまたふんずけてるし絡まってる」
翠「こ、こんな髪じゃジュンの前に行けないですよぉ…蒼星石ぃ…」
蒼「はいはい。じゃあこっちに背中向けてね」
真「やはり淑女たるもの御髪の手入れは基本なのだわ。私のこの美しい金糸はこのロールこそが一番魅力を引き出して…あ、あら?枝毛!?ああ…なんてこと…なんてこと…!!」

巴「はい、終わり」
雛「ありがとうなのー!!ねえ巴、ヒナ可愛い?」
巴「うん。バッチリ」
雛「ちゃんとロリコンの本能を刺激する?」
巴「えーと、そうね…もうちょっと耳元のロールをふんわりさせよっか」
雛「お願いするの」

雪「天パーは寝癖が目立たないのはいいのですが、いささかぼったい感じがしますでしょうか」
薔「そんな事ないと思うけど。ふわふわして可愛いよ」
雪「そういうばらしーちゃんは艶のあるストレートが素敵ですわ」
薔「お姉ちゃんが毎日洗ってくれるからね」
雪「可愛い妹の為ですから。さて、準備はいいですか?」
薔「いつでもいいぜべいべー」
雪「では、せーの…」

雪・薔「ツーサイドアップ!!」ジャキーン!!




ジ「なあ真紅、質問があるんだが」
真「改まってどうしたの?」
ジ「お前らって…あ、だから髪の長い女の人って風呂入る時どうしてんだ?」
真「…その質問の意図は?」
ジ「夢とロマン」
真「…私なんかは後ろで2つお団子にして纏めるけれど。あなたのりが居たでしょう?見た事ないの?」
ジ「あーあるな。頭にタオル巻いてた」
真「それよ。ビニールのキャップを被る人もいるけれど、纏めて畳んでポニーみたくする人もいるわ」
ジ「あーいいよなアレ。作んのって大変なのか?」
真「長さと髪質にもよるけれど…ああほら、あそこで薔薇水晶がやってるじゃない。あんな感じよ」
ジ「なんで昼間にしてんのかわかんないし、正座してるのはいいとしてこっちに膝を向けてしかも微妙に開いてるのは何なんだ?」
真「仕様よ」
ジ「左様か」
真「後はそうね…翠星石くらいになると、数本に軽く束ねてから丸めたりタオルで編み込んだりするのかしらね」
ジ「興味深い。それはどんな感じだ?」
真「今薔薇水晶がやってるアレよ」
ジ「…うーん、イマイチかな。あ、櫛ぶん投げた。危ないなあ」
真「それにしてもジュンが髪フェチとは初耳なのだわ。どう?貴方の目から見て私の髪は」
ジ「長くてしなやかで質もいいけどお前チビだからバランス悪いなぁ…ん?ツインテールを僕の首に巻き付けてどうするんだ?あはは、こりゃあいいマフラーだぐぶぼっ…!」






そこはちょっと栄えた街ならどこにでもあるような、
教室2つ分くらいの広さをもったチェーン店の本屋。
それが僕のバイト先。

店長はすんごい嫌なやつで、仕事もできない癖にいばってばかりいる。
来る客もあまり品のよくない連中が多くて、座って立ち読みするのは可愛いもん。
中にはビニール袋を破る物の道理のわからんやつ、
カシャカシャ写メの音を鳴らす情報泥棒(それがまた謝罪会見で開き直った社長みたく無駄に堂々としてんだよ)、
それで、気を抜いてると棚から本がゴッソリ万引きされたりね。
もちろんそんなことがあれば、とばっちりを食うのは僕で、バカ店長はまるで僕が万引きしたかのように責めたてる。
まぁ、そんなことしたって本は戻ってこないし、本店から怒られるのはアイツなんだけど、それでまた僕に八つ当たり…。

最低な店だけど、こんなとこしか僕を雇ってくれるところはなかった。
だからさ、僕も人のこと言えたもんじゃないんだよね。暗いし。

でもまぁ、今はここに来てよかったと思ってる。
なんでって…まぁ、その…が、ガールフレンド、っていうのかな…あはは、そ、そんなのが、僕にもできて…
うん、女優志望のさ、いちいちアクションの大げさな、元気な人なんだけど…
あ!や、別に好きとか付き合ってるとかそんなんじゃなくて!あの…えっと……

……って、はは……自意識過剰だよな。
うん、バカみたいだぞ、僕。
こんなこと考えてるとさ、ほんと、そんなこと誰も聞いてないっての。
僕と斉藤さん(それが彼女の名前で、向こうは僕のことを下の名前で呼んでくれるんだけど…)の関係なんて、
みんなどうでもいいよな。誰も見てねーっての!
……店長のやつは、なんかちょいちょい気にしてるみたいだけど。
それこそ知るもんか!って話だよ。
ほんと鬱陶しい。斉藤さんと話してると、すんごい視線感じるもん。
バカ店長、気にしてないで仕事しろ!

○月×日

今日もまた、斉藤さんと仲良さそうにおしゃべりをしていた。
面白くない。二人はまったく似合わない。
二人が話しているのをみると、胸がムカムカとしてたまらなくなる。
おまけにお客のマナーは悪いし、イライラすることばかりだ。
けれど、そのうち気づくはず。自分はこの人と一緒になるべきではないと。


だいじょうぶ、今はちょっと目先の春に惑わされているだけ。
私はずっとずっと見てきた。それに気づいたとき、すべてが変わるはず。
ううん、もう気づいてる。私の視線に……気づきかけてる。

桜田くん……私、待ってるからね。
全部知ってるんだよ、桜田くんの大学も、新しいお家も、今日の朝ご飯も……
ずっと見てるから…幼稚園のときから…中学生のときからずっと……今も……これからも……
あ、もう寝るんだ。そうだね、もう夜も遅いもんね……
電気は豆球だけでもつけておいてほしいな、見えないから……
でもいいわ、私の寝ようかな、おやすみなさい、桜田くん。
また明日も頑張ろうね、明日は晴れるかな、最近また夜が冷えるね、それから…それから……

【貴方を】【見ているわ】
|