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本当に苦しいのは、苦しいのを人に伝えられない事。

引きこもって、暴言を吐き、人を傷つける。

その全ては、誰かがそばにいてくれる事が前提。
誰かが見ていてくれるのが前提。

最後には救いの手が差し出されるのが前提。

分かっていたさ。

いや、分かっていなかった。その誰かを失うまで。


「いい子ね、ジュン」

「今日はお赤飯よぅ」



今日も簡単な、と言うより質素な朝食を詰め込み、満員電車へ身を投じる。
その先にゴールはなくても、もう戻らない。


サラリーマンJUM保守。


 止まない雨ではないのですが、雨が降っているのです


「おはよーかしら」
「おはようです」

朝のアニメタイムのテレビは愉快だ。金糸雀はテレビに映る人形劇を見て少し笑った。
そんな金糸雀を見て翠星石は照れ隠しに
「金糸雀、少し静かにするですぅ」
声を張り上げた。

探偵犬くんくんの次回予告が流れ始め、金糸雀は翠星石に話しかける。
「真紅は、」
翠星石が振り返る。
「きっとしあわせ、かしら」
再びテレビを見た。リモコンでテレビの音を大きくする。
「ジュンは真紅を選んだ。それはもう、変わらないかしら」
返事はない。
「翠星石は――」
「わかってるです。」
「大学、ちゃんと行くです。高卒で結婚した馬鹿2人より、しあわせになるです。」
金糸雀は何も答えなかった。答えを見つけた翠星石に、かける言葉は何もなかった。


雨は降ったけれども、もう止みました
だからもう歩いて行けるのです。ひとりだと寂しいかも知れませんが、平気だと思います
雨は、止んだのですから 



四月ってやつが、僕は嫌いだ。
なんでかって、きまってるだろ?どいつもこいつも希望に目をキラキラさせてるからだよ。
どうせそんなもん一ヶ月もすればさ、
まるで夢でもみてたみたいに眠そうな鈍い光を映すだけに決まってるんだけど、
それにしたって不愉快なもんは不愉快だね。

おまけに最近はバカみたいな快晴続きで、これがまた面白くない。
僕は雨に打たれて憂鬱そうに歩くやつらを、この部屋からのぞくのが好きなんだ。
梅雨は日本が誇る風流だと思うね。(そのうえ六月には祝日がないなんて、日本政府もちょっとは気が利く)

だから最近のいかにも春ですっていわんばかりの気候には腹が立って仕方ないよ、
おかげで人間の頭にまで花が咲いてるじゃんか。
だってそうだろ、この僕をお花見に誘うなんて…そうとしか考えられないね。

おせっかいなのはお茶漬けのりだけで十分だ、僕なんかに誰も構うことなんてないんだ。…それをなんだって真紅は…
だいたいあの高慢ちきな態度が僕は気に入らないんだよ、
人のことを下僕扱いして、紅茶をいれろだのミルクをあたためろだの、
せっかくいれてやったらぬるいとかお菓子が違うとかもうわけわかんない!

あいつのことだから、行かなきゃきっとまた怒るだろうな。
…別に怒らないかもしれないけど…怒らないかな。それはそれでなんとも思わなさそうだ。あいつは薄情だから……。
……クソ、ほんと、なんもかんも気に入らないぞ!?
なんていうかこう…シャクだ。それにアイツにこれ以上バカにされるのもごめんだし…翠星石あたりにまた「ヒキコモリ」呼ばわりされるかもしれない。

ああ、それなら……行ってやろうか。でも……そうだ、こうしよう!明日晴れたら……晴れたら行こう。
……アイツらの他に誰が来るのかな…水銀燈は苦手なんだよな……よし、明日晴れたら…
別に行きたいわけじゃない……ただ……明日晴れたら……昨日も今日も晴れたんだ…
けど雨が降ったって構わない。ただ、うん、そうさ、明日、明日……アシタ晴レタラ。

【明日】【晴レタラ】

 



柴崎老夫婦の家

プルルルル
元「もしもし、柴崎です」
ベジータ「あ、もしもし、オレだよオレ」
元「そ、その声・・・一樹か・・・!?」
ベ「(ニヤリ)うん、オレ一樹だよ。あのさ、オレちょっと事故」
元「くぉーーーっほっほっほっ!!!残念だったな若造、ワシの息子はとうに天に召されておる」
ベ「!!(嵌めやがったな爺いめ)」
元「馬鹿じゃのう哀れなほどに馬鹿じゃのう若造、また会おう」
ベ「いっいえ!失礼致しました、私、市役所市民課のマカベカズキと申します。定額給付金のことについてお電話させていただいております」
元「何?定額給付金とな?」
ベ「はい。御宅の給付金の給付手続がまだ終わっておりませんので、至急金融機関のATMに通帳と印鑑をお持ちになってご足労頂ければ、
 給付金をATMで受け取る手続を致します。ATMに着いたら、指定のフリーダイヤルにお電話をおかけ下さい」
元「わ、分かった。定額給付金となれば話は別じゃ」
マツ「ちょっと爺さん、脳が沸いたのかえ。定額給付金がATMを使って給付されるなんて絶対にないから騙されないようにねと
  この間蒼星石ちゃんが教えてくれたでしょうが」
元「な、なんと・・・」ガチャ
ベ「もしもーし・・・くそ」
元「くっ・・・我が人生に・・・悔い・・・」
マツ「人を馬鹿に出来るのかね・・・言っとくけど、死ぬんなら給付金受け取ってからにして下さいよ爺さん」
蒼「・・・ガクブル」
【ばーか】【ばーか】

 


サ「………」

サ「…今誰コイツって思ったでしょ。サラよサラ。真紅のミーディアムだったレディよ」

サ「………」

サ「…だっちゅーの」ムニ

サ「………」

サ「…同情するなら金をくれ」スッ

サ「………」

サ「…命!」ズバッ

サ「………」

サ「うわーん!!真紅ぅーー!!」


【お願い】【忘れないで】





ベ「ジュン…貴様、それを本気で言っているのか…?」
ジ「おいベジータ、僕がこの話題の話で一回でも嘘をついたことがあったか?」
ベ「そ、それはそうだが…しかし…」
ジ「いいかベジータ。目の前の現実を受け止めろ。嘘のような話だって、どんな幻想だって、体験すればただの真実に成り下がる」
ベ「本当なのか…本当に」
ジ「ヤー、そうさ。たった数千円で美人で清掃、もちろん髪なんて染めてないセミストレートの黒髪を後ろで纏めた大和撫子にエスコートされ、向かった先は身動きの取りにくい背もたれ付きの電動椅子。その横には何に使うやもしれない怪しげな道具ばかりだ」
べ「おお…」
ジ「するとなんと、まずいきなり女性のハグから始まるときたもんだ!」
べ「なん…だと…!」
ジ「首の後ろに手を回され、直ぐ目の前に女性の顔…まつげの長さまではっきりわかるさ」
べ「ぬ、ぬう…!」
ジ「それでな、ちょっと冷たい感じの口調で言うのさ。『じゃあ、横になってください』ってな」
べ「うおおっ!」
ジ「そして体を寄せたと思ったら、彼女の白く細長い指が頬をさすり、口の中へと侵入してくる…こっちに拒否権なんてないぜ…」
べ「ハアハアハアハア…!」
ジ「後はなすがままさ…許されるまで起き上がる事も叶わず、時には痛みすら伴うプレイに、ただただ身を任せるんだ…そして、」
べ「ぬわーっ!もう辛抱たまらん!今すぐ行ってくる!俺は童●を辞めるぞジューン!!」ダッ
ジ「いってらー」


チュイーーン!!
女歯科医「はい、口を大きく開けて~」
べ「ぬおおお騙されたー!!だがこれはこれで(ry」

うん、歯医者なんだ。すまない。だが本当に楽しくて気持ち良かっ(ry





ジ「………」
真「………」
ジ「…なあ」
真「新聞ならテレビの上よ」
ジ「ん」

ジ「………」
翠「あはははは!なんですかこの新人芸人はつまんなすぎです笑えねーですあはははは!!」
ジ「…なあ」
翠「あっはっはっは!ほえ?印鑑なら今は玄関にあるですってなんですか今のはあはははははは!!」
ジ「ん」

ジ「………」
蒼「んー、お茶が美味しいねぇ」
ジ「…な」蒼「はい、ボールペン」ジ「あ…ん」
ジ「………」
銀「そうねぇ…そろそろ夏物の服に合うバッグが欲しいわねぇ…」
ジ「…なあ」
銀「もちろん、買ってくれるわよねぇ?」
ジ「………ん」

ジ「………」
薔「………」
ジ「…なあ」
薔「よろしい。ならばベッドの中で戦争だ」
ジ「お前何で家に居るんだ?」
薔「(´・ω・`)」

ジ「………」
巴「………」
ジ「…なあ」
巴「白のレース付きだけど」
ジ「黒がいいな」
巴「わかった。着替えてくる」
ジ「ん」



biero 

【優等生】


君みたいな優等生には白が良く似合う。

洗いたての白いシャツと笑顔が良く似合う。

彼女はあまり笑いはしないけどきっと似合うんだろう。

そう、まるで何かのグラビアみたいに素敵なんだ。

もしも、そんな君の白いシャツを汚してしまったら、君はなんて顔をするだろうか。

襟や胸に汚い何かをこぼしてしまったら。

少し黄色い泥のようなものをさ。

だけど許してくれるよね。優等生な君にはそんな不機嫌な顔は似合いはしないよ。
君にふさわしいのは夏の空と白い、雲のようなラブソングさ。 


君とアイツが一緒にいるのを見たのはいつだったかな? 昨日? 一週間前? そんなくだらないことは忘れた。

だけど君は僕が見てないとアイツと放課後楽しそうに一緒に帰ったりするんだろ? 僕には決して見せることのないような笑顔でさ。

そんなくだらないことを考えていたら僕は思ってしまったんだ。

そんな君の逆も見てみたいな、なんて。

君が汚いコトバを叫んでるところを。
見てみたい、メチャクチャにしたい。

そんな悲しい顔はしないで。優等生である君の悲しい涙は好きじゃない。

君にふさわしいのは真冬の暖かなココア見たいな甘い笑顔さ。

優しく笑っていて。僕を助けてくれない、そう、優等生じゃない柏葉なんて何の魅力も無い。

その白いシャツが汚されたとしても。

その白いシャツが剥がされたとしても。







ザァァァ・・・
「キャーー!急に降ってくるなんて聞いてないかしらー!!」
「あのゲジマユめ!まぁた予報外しやがったなぁぁ!!」
僕はこの日、幼なじみの金糸雀と下校中だった。
「ジュン!あそこの公園の遊具で雨宿りするかしら!」
「そうだな」
そう叫びながら金糸雀は遊具の土管の中に飛び込む。
「はぁはぁ、びしょ濡れかしら・・・はぁはぁ」
金糸雀はこっちに向き直るといつも僕をからかう時の笑みを覗かせていた。
「うふふ・・・ジュン君なんで顔が赤いかしら?もしかして息切れしてるカナに興奮しちゃったのかしら~?」
・・・正解。
「ん、んわけないだろ!だれがお前で興奮す・・・ッ!!?」
そう言いかけて彼女の首から下に目を逸らす。瞬間、僕は固まった。
「ど~しちゃったのかしら~?あ、やっぱりカナで・・・」
「おい金糸雀・・・お前、ブラウスが透けて大変なことに・・・し、しかもその座り方だとパンツまで見えてるぞ」
「ふにゃぁっ!見ちゃだめかしら!!」
金糸雀は真っ赤になって身を隠して体制を変えた。
ゴメン金糸雀、正直おっきし(ry
神様、僕は今日死んでも構いません。
僕は心の底からそう思った。



槐「ンッン~♪」
白「………」
槐「ンッン~♪」
白「………」
槐「最高にハイッてヤツだ!」
白「あー、もしもし警察ですか家に不審者がいるんで大至急…」
槐「おいおいつれないな白崎。僕と君の仲じゃないか」
白「さっきから僕の周りをウロウロウロウロ…一体何がしたいんだい?」
槐「ふふふ、僕が持ってるモノを見てくれ。コイツをどう思う?」
白「ラッピングした箱?プレゼントでももらったのかい?」
槐「白崎。今日は何の日か知っているか?」
白「今日?えーと…ああ、なる程ね。それでそんなテンションなわけだ」
槐「WRYYYYYYYYYYYYYYY!!」
白「ふーん、あの薔薇水晶ちゃんがねぇ。で、何をもらったの?」
槐「今から開けるとこだ。こんな記念すべきイベントだからお前も一瞬にと思ってな」
白「最近槐が僕に何を求めてるのか不安になるよ」
槐「では早速…」カパ
白「これは…手紙かい?」
槐「どれどれ…『今日はジュンの家に泊まるので夜ご飯は白崎さんと二人で食べてね』…」
白「はは、これはひどい」
槐「 。」
白「こりゃ今までの中でもかなりの高威力のパンチだね。槐、また薔薇水晶ちゃんに何かしたでしょ」
槐「何故だ…今日は…父の日だから…それにかけて…薔薇水晶に…僕の持てる技術の全てを注ぎ込んだ貝殻ビキニを…渡したというのに…」
白「よし、警察呼ぼうか」
槐「ばらりんが可愛いすぎる罪だな」
白「めげないねぇ…」


【父の日】【乳の日】



槐「にやにや」
白「ご機嫌だね、槐。何を見ているんだい?」
槐「薔薇水晶が父の日にくれた手紙だよ、見るかい?」
白「いいのかい?どれどれ」

『おとさまえ
だいすき ぱらすいしよう』

白「保育園のころか、可愛いなぁ」

『お父様へ
いつもありがとう ばら水晶』

槐「これは小学生のものさ。そしてこっちが」

『お父様へ
今までどうもありがとう 薔薇水晶』

白「中学生……多感な時期だね」
槐「そして今年、高校生の手紙がこれさ」

『お父様へ
今までありがとう。とても大好きでした 薔薇水晶』

槐「大好きなんて保育園の時以来だよ。ふふ嬉しいなぁ」
白「槐……」


「もう七月なんだよな」

高校の図書館から夕陽を眺めながら、なんとなく独り言。
この居心地の良い空間も、日に日に居るのが辛くなる季節だ。

「ジュン。そろそろ帰りじたくを始めましょう」

図書委員の真紅が、読みさしの本を閉じて席を立つ。
そして、残ってる生徒が居ないか見回りに行った。

さて、それなら僕は窓の施錠でもして回ろうか。
そう思って踏み出した足下に、短冊状の紙片が…。
真紅が本の栞を落としたのかもしれない。

なにげなく拾い上げた僕は、次の瞬間あっ!と驚きの声をあげていた。
その紙片には、短い文章がしたためられていたからだ。

 “ジュンの大学受験がうまくいきますように”

そうか…七月といえば、七夕。なんだかんだで気にかけてくれてるんだな、あいつ。
僕は紙片を元どおりにして、なにも見なかった振りをした。

夕暮れの帰り道で、久しぶりに手を繋いで…
「いつも、ありがとな」なんて、言っちゃったけどね!

来年の今頃も、こうして一緒に居たいな…こいつと。

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