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141:かなしな保守を致すんだよ

「………ごめん、待ち合わせ時間、大分遅れちゃったね」
「――いや、待たせる事が多いし………って、なんか凄い格好だな」
「あはは、ボクも偶には………って、女の子っぽい格好してみたら色んな事に巻き込まれてね。
 コンビニで万引き捕まえて、道に迷ってる外国人の女の子の道案内して、
 散歩の途中で逃げ出した犬を追いかけてー、
 それから………」
「なんだろう。普通はいい訳だと思うんだけど、一切嘘と感じない」
「ほら、犬との格闘戦の名誉の負傷」
「ぅわ、スカートまくりあげるなよっ!?」
「膝よりちょっと上だけだから大丈夫だよ」
「そーいう問題じゃない」
「あはは。で、結局、ロングスカートは普通のスカート丈にまで食いちぎられて、
 リボンはよれよれ、カーディガンもストール並に短くなりましたとさ」
「………あっけらかんと言ってるけど」
「あはは………やっぱり、ちょっと悲しいかなぁ………はぁ」
「僕的には嬉しくない事もない」
「………えっち」
「ぁ、いや、冗談だって!
 ――でもさ。『偶に』って割には、結構そういうスカート姿見てるんだけど?」
「………え?――ぁ、いや、その………!き、気にしないでっ」
「………わかった、そう言うんなら気にしない」
「ぅ、うん………ぁ、でも、やっぱり、君と出かける時はちょっといしきしているというか」
「可愛い性格してるよな、蒼星石は」
「ど、どーいう意味さっ!?」
「そのままだけど?――とりあえず、服、直しに行こうか」

「………なるほど。ダブルミーニング」
「何の話ですか、一葉。あぁぁぁ、古典の補習なんて!こーしてる間にも蒼星石がちび餓鬼の毒牙に!」





142:命じる保守を致すのだわ
(真紅が誰かに命令しているようです。当ててみてください)

「初夏も近いのに少し寒いわね。――窓、閉めて頂戴」
「――――」
「あなたの方が窓に近いのだから、その方が合理的でしょ?遠くても閉めさせるけど」
「――――」

「あら、紅茶が冷めてしまっているのだわ。新しいものを作りなおして」
「――――」
「言われ続けたお陰で淹れるのが上手くなったんでしょう?良かったじゃない」
「――――!」

「………髪が少し湿気で乱れてきたわね。梳いて頂戴」
「――――」
「反論しても無駄な事は解っているでしょう?――ほら、早く」
「――――」
「そ。いい子ね」

「――ねぇ、のりぃ、あれってさぁ………」
「ふふ、なぁに、水銀燈ちゃん?」
「命令しているって言うよりぃ――」
「そうね、甘えてるんだと思うわ。だって、真紅ちゃん、他の人にはあぁいう言い方しないでしょぅ?」
「うん、もう少し前はともかく、今は彼だけねぇ………(むぅ」

「――なぁ、いっつも思うんだけどさぁ。髪梳くの、姉ちゃんの方が上手くないか?」
「う、煩いのだわ!………そう思うんなら、もっと上手になりなさい」
「へーへ、わかりましたよ、真紅様」

改題―甘える保守を致すのだわ―


 

 

143:痛い保守を致 ―すんだよ ―す…

「うーん………続けない、書けない………むぅ」
「どうしたんだ、蒼星石?難しい顔して」
「うん、文章がイメージできないんだよ。
 目まぐるしいスピード感のある描写をしたいんだけど………」
「行き詰ったって事か」
「そう。………こう言う時、漫画の描き方って羨ましいなぁ。
 影とか線とか使えば結構それっぽく見えるんだよね」
「……………ん?」
「それに、絵がダイレクトで視覚できるからイメージも湧かせ易いし」
「………なんだろう、同じ様な事を聞いた様な。
 ………ぁー、薔薇水晶が昨日嘆いてたんだ」
「………何を?」

「ぅー………がー………進まないぃ」
「見ごとに突っ伏してるなぁ。どうした?」
「んー………絵がイメージできない。
 がーっと動いて、ばぁんって感じにしたいんだけど………」
「スピードのある動きって事か?」
「そ。文章とかだったら、簡単そう。
 比喩表現とかでカバーできそうだけど、絵じゃ無理だもん」
「そんなもんか」
「うん。………文章って『読む』から頭の中にも入り易いし。いいなぁ………」

「――ってさ。悩みはそれぞれなんじゃないか」
「………そうかもしれない」
「だろ?それに、好きで書いてるんだし」
「そうなんだけど、そうなんだけど、書けないから仕方ないじゃないかー!」
「そこで自棄になるな」


 



144;お勉強な保守を致すわぁ

「皆の年齢で真面目に保健体育の教科書的内容を勉強するのもなんなので、今日は人体について」
「めぐ先生、それ、どっちかって言うと理科の分野じゃないですか」
「あら、生物で習うよりも更に奥に進むわよ?」
「自信満々に誇るのは流石にどうかと思うのだけれど………私は構わないのだわ」
「ありがと、真紅ちゃん。………其処で既に眠る態勢に入っている水の字も起きなさい」
「だってぇ、どうせ聞いたってわからないものぉ」
「………また、購買の乳酸菌食品、全部買い占めるわよ」
「ひっ!?わ、わかったわよぉ、起きてればいいんでしょぉ、起きてればぁ」
「………『また』?」
「………あまり、深く突っ込まない方がいいと思うのだわ」

「そうね………まずは、口腔から。口腔には食物だけじゃなく、色々な――」
「コウコウ………?あ、口の事か」
「みたいね。これで最後まで続くなら、私もちょっときついかも」
「乳酸菌が入ってくる所ねぇ」

「――で、胃。『胃』って一口に言っても、その中では更に14つの名称で――」
「生物の教科書どこだ………っ、本格的にわかんなくなってきた………」
「………私達が使っている教科書や資料集には載ってないわよ。流石に、厳しくなってきた………」
「乳酸菌の通り道よぉ」

「次に、腸。判り易く言うと、十二指腸・空腸・回腸からなる小腸と――」
「な、なぁ、判り易いのか、今のはほんとに判り易いのか!?」
「後で聞くわ、黙っていてっ。………此処まで来たら、プライドの問題なのだわ」
「乳酸菌がいる所ねぇ」
「………さっきから『乳酸菌』『乳酸菌』言ってるけど………お前、今までのわかってるのか?」
「んー、なんとなくだけどぉ。乳酸菌調べると絶対に出てくるものぉ」
「私にもわからないのに………。水銀燈、貴女、医学系の道に進むのが良くなくて?」


 
 

145:お菓子な保守を致すですぅ

「ねーぇ、翠星石ぃ、乳酸菌に合うお菓子って何かしらぁ?」
「飲み物の名前位教えやがれですぅ。――ま、大抵甘ぇのが多いですから、ビター系チョコですかね。
 もーちょいしたら塩系チョコも出るから、そっちも試してみるですよ」
「ねぇ、翠星石。演奏会の前に軽く食べられるようなお菓子ってないかしら?」
「食うなですぅ。――んー………そですね、腹持ちがいいのを選ぶです。
 だったら、健康食品コーナーのヤツがお勧めですぅ。カロリーオフも多いし、結構美味しいですよ」
「あ、翠星石、ちょっと徹夜しなくちゃいけなくて………お供になる様なお菓子ってないかな?」
「ちゃんと寝ろですよ。――蒼星石の場合、原稿か何かですよね?
 頭をしゃっきりとさせなきゃいけませんから、クール系のガムが良さそうですぅ」
「翠星石、紅茶を飲む時のお菓子は何が最適だと思う?」
「呑むか食うかどっちかにしやがれですぅ――定番ですが、クッキーですかねぇ………。
 味に飽きてきたら、ジャムやビーンズなんかでアレンジするのがいいですよ」
「うゅ、翠星石ー、暑くなってきたから、つめた~いお菓子が食べたいのよ」
「虫歯はどーしたですか――鉄板はアイスですが、最近はゼリーも種類が豊富なんですよねぇ。
 和菓子でも水羊羹が出回る時期ですから、そっちを狙うのもありですぅ」
「ね、ね、翠星石、ゲームする時、お勧めのポテチ教えて………」
「一緒にコーラは飲むなですよ?――基本はノンフライ処方のがいいでしょうね。
 まぁ、指が汚れるのが嫌なら、お箸を使って食うのがいいですよ」
「緑薔薇様、沢山のお菓子を色々食べてみたいのですが………どうすればよろしいでしょうか?」
「太りやがれです、こんちくしょぅ!――味はシンプルですが、百均はどうですか?
 オリジナルと味も大差ありませんし、何より種類が豊富ですぅ」

「………で、なんでお前ぇは唖然と呆けた顔してるですか」
「………いや、流石だなぁと。――なぁ、じゃあ、僕にも何かお勧めのお菓子ないか?」
「そんなの決まってるじゃないですか、お馬鹿ですねぇ。
 ――翠星石の、スコーンですぅ」

改題 ―甘いお菓子な保守を致すですぅ―


 


146:夢見る保守を致すのだわ2(NGワード:netabare ?)

夏真っ盛り、海にやってきた真紅と彼☆
私の水着姿に彼もノックダウン寸前!?
見つめあう瞳と瞳、朱に染まる頬。
落ちる夕陽をバックに――っていい所で秘密結社ローゼンの刺客登場!?

彼女の名前は雛苺――。

「にげて………真紅………っ」
雛苺の足元に、既に傷だらけの仲間の巴が蹲っている!
私のローザミスティカに力が―怒りの力が溢れ返った!

「ゆるさんぞ、雛苺………絶対に許さんぞーーーっっっ!!」

「な、なんなの、この気は………!?」

「とっくにご存じなんだろう………優しい心を持ちながら(ry」

『ローゼンメイデン Phase 2 燃え尽きろ!熱戦・烈戦・超激戦』――お楽しみなのだわ

――――――――――――――

「………という、夢を見たのだわ」
「前にもやったぞ、このパターン」
「??――ともかく、夢なものだから違和感が全くなかったのよね………」
「いやいや、いやいやいや」
「きっと、寝る前に薔薇水晶に借りた昔の少女漫画とゲームを見たのが原因なのだわ」
「違和感ありまくりだろ!?特に『優しい心』を持ちながらとか!」
「突っ込むところ、そこ?」


 

 

147:甘やかす保守を致すわぁ(NGワード:yuriyuri)
(水銀燈が誰かを甘やかしているようです。誰だか当てて見てください)

「あ~もぉ、そうじゃないでしょぉ、お馬鹿さぁん」
「――――」
「ま、まぁちょっと作り方が特殊だからぁ………。ちょっとかわりなさぁい」
「――――」

「溶いたのをフライパンに流し込んでぇ、ちょっと厚めになじませるぅ、と」
「――――」
「そうでもないわよぉ、これ位なら、貴女もできてたじゃなぁい」
「――――」

「さって、いつものと少し変わった味のと………どっちがいいかしらぁ?」
「――――」
「どっちも………って、手間、二倍なんだけどぉ………」
「――――」
「もぅ、しょうがないわねぇ。ちゃんと、見ておきなさいよぉ?」

「なぁ、水銀燈ってあんなに面倒見良かったっけ?」
「悪くはないけど………。二人は特別。幼馴染。昔からあんな感じだったんだって」
「そうだったけか。でも、あいつだって卵焼きくらい作れると思うんだけど」
「作れるよ?だけど、銀ちゃん、色んなの調べてるから。………ちょっとじぇらしー」
「………あいつに教える為に、か。むくれるな、薔薇水晶」
「ぅー………ばらしーだって教えたい………甘えられたいぃ」

「――はい、完成よぉ。ほらぁ、早く食べてみなさいよぉ」
「んく………やっぱり水銀燈が作る卵焼きは美味しいわ。もっと作って欲しいのかしら」
「そんなにがっつかなくても、作ってあげるわよぉ。――金糸雀は昔から甘えんぼさんねぇ」
(信条的には百合じゃ(ry。いつかサイドストーリーで保管したいお話→保管しました


 

 

148:怖い保守を致すなの

「うゅ?怖い………お話?」
「あぁ、ちょっと前に真紅達と話しててな。お前達も何か知らないかなぁって」
「ワタクシは余り詳しく………雛姉様はどうでしょうか?」
「うーと、うーと………学校のお手洗――」
「『赤い紙青い紙』………いや、『紫婆』の線もあるか」
「『花子さん』ならワタクシも聴いた事がありますが………」
「むぅ~、雪華綺晶、先に言っちゃ駄目なの!」
「あ、あ、申し訳ありませんわ、姉様」
「まんまじゃないか。もっと皆が知らない様な話はないか?」
「難しいの………ぁ、ルキちゃん人形のお話があるの!」
「………電話、でしょうか?『今、貴方の家の前にいるの』とかの」
「ぅ~~~~、きらきしょー!」
「………定番なんだけど、僕は何故か凄くぞっとした」
「うゅ?」
「突然に投函されるダイレクトメール、二つの選択肢、そして、動く人形………!」
「「ありえない ―の ―ですわ」」
「………あぁそうだよな!僕が悪かったよ!」
「………ぁ、一つあったの!とっても怖いお話!」
「西洋人形が動いて話すって普通に怪談だよなぁ――と、雛苺?顔、青ざめてるぞ」
「うぅ………思い出すだけで怖いの………泣いちゃいそうなの………」
「ね、姉様、あまり無理はなされず………体も震えてらっしゃいますわ」
「冷たい椅子、くるくると頭上を回るぬいぐるみ、――無機質な表情の、ひと………」
「………ぁ、なんとなくわかった。確かに………怖いな」
「??――『思いだす』と言う事は………実体験なのでしょうか?」
「雪華綺晶、お前には何故か縁がなさそうだけどな。――しかし、未だに子ども用のとこなのか」
「――雛苺、こんな所にいたのね。さぁ、まだ完治してないんだから、行かなきゃだめよ」(ズルズル
「巴様?………完治………ぁ、ひょっとして、歯科?」
ズルズル)「やなのー!二人とも、手を振ってないで助けてなのー!みー!?」


 

 

149:怖い保守を致しますわ(NGワード:horror guroino)

「………まぁ、雛苺には悪いけど、さっさと治した方がいいのは確かだしなぁ」
「あぁ………雛姉様………泣いているお姿も麗しく………」
「………ぉーぃ」
「――なんでもございませんわ。そう言えば………ワタクシも、先程のお話で一つ思い出しました」
「怖い話か?――先程………動きだす人形?」
「そのお話はありえませんから。――『ソレ』は常に存在しているモノ」
「怨霊とか、神話系の話?」
「ふふ、違いますわ。お聞きくださいな――。
 『ソレ』はいつも人を脅かしてきましたわ。
 『ソレ』は、人を食い、殺し、嬲り、狂わせ、………喰らう。
 いえ………人だけではありませんわね。
 『ソレ』は生物を植物を鉱物を………スベテを壊す。
 そして、何より恐ろしいのは――『ソレ』は何食わぬ顔をして、身近にいる事ですわ」
「………つまり?」
「ふふ、感の良い貴方様の事………お気づきでしょう?」
「たぶん、な」
「うふふ………。
 幽霊が如何程の人を苦しめましたか?
 怪物が如何程の人を悩ませましたか?
 妖怪が如何程の人を悲しませましたか?
 ――『ソレ』と比べて、なんと数の少ない事でしょう」
「………だけど、その反対の事も、してるだろ?」
「ふふ………そんなに真剣な顔をしないで下さいな。ただの怖いお話、ですわ。
 それに――正と負が、明と暗があるからこそ、ワタクシはたまらなく、『ソレ』を愛おしく思うのです」

――そう言って、口元に緩やかな弧を描く雪華綺晶は、
――何所か空恐ろしく、異様な雰囲気を感じさせる。
――だけど………何故か、そんな彼女が、僕にはとても奇麗にも見えた。


 

 

150:節目の保守を致すわぁ

「と言う訳でぇ、《甘い保守》シリーズ、150回目と~ちゃくぅ。でも、最近は甘くな――」
「うるさいわね、その辺は50回目の時に白状したでしょう」
「い、いきなり険があるわねぇ………折角節目なんだから、少し位は晴れやかにしなさいよぉ」
「………。はい、それでは今回も例によって設定のお話をしましょうね、さ、銀ちゃん♪」
「め、めぐが壊れちゃったぁ!?」
「ってなるでしょう?いいのよ、私は私らしくやれば」
「反論の余地がないわぁ………。――設定、ねぇ………メインキャラとサブキャラとかぁ?」
「じゃあ、それで(以下、脳内妄想だだ漏れでお送りします。暇な人以外はお飛ばし下さい)。
 50回目で解説してた通り、このシリーズはゲームイベントの切り抜きの様な形を取っているわ」
「あれ?でも、その設定って『黒歴史』って言ってなかったっけぇ??」
「開き直ったのよ」
「早っ!?」
「――で、メインは勿論、薔薇乙女の八人ね。二人まで同時攻略可能よ」
「………ち、ちょっと待ちなさいよぉ、同時って――!?」
「イベントが重なってるペアの事よ。例えば、貴女と真紅ちゃんとかね」
「釈然としないわぁ………」
「続けるわよ?
 サブキャラで攻略対象は、巴ちゃん、みつ先生、私の三人。だから、―切ない~―があるの。
 それと、巴ちゃんのみ、赤桃二つのルートで手を出せるわ」
「その表現もどうかと思うけどぉ………どうして、巴だけ?」
「書いてるナマモノの趣味」
「え、えこ贔屓もいいとこねぇ………」
「あと、設定がもう少し固まったらあの子も登場するみたいよ。
 このシリーズの設定でいけば、蒼星石ちゃんのルートなんだけど………はてさて」
「下手な詮索は止めておきなさいよぉ、ミーディアムになるかどうかも分かんないのにぃ」

「それもそうね。――じゃあ、次は200回目に。長編が進まない分、案外早いかもね」
「だからぁ、開き直ってどうするのよぉ!?」

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