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~雨を見たかい~

341

巴「雨……」
ジ「まだ梅雨じゃないのに、連日雨だな」
巴「時々は、仕方ないよ」
ジ「うーん…雨かぁ。…柏葉ってさ、風邪ひいたりするの?」
巴「…どういう意味」
ジ「あ…や、人形でも風邪とかあるのかなーってだけで別に変な意味は…」
巴「……うん、まぁ……ないと思う。多分」
ジ「へぇ…そっか…なるほどなぁ……」
巴「桜田くん?…………濡れてほしい?」
ジ「!?濡れてって…」
巴「雨に濡れてほしいのかと思って」
ジ「えええいやいやいや、まさかそんな…雨に降られて水滴る色っぽい柏葉をみたいなんてそんなことは…」
巴「そう…わかったわ。今から外に行って濡れてきてあげる」
ジ「!?…そ、そんなつもりじゃ…でも柏葉がやるっていうならとめないけど……」
巴「はいはい。それじゃ、行ってくるね」
ジ「あ…柏葉、待ってくれ!」
巴「なに?今頃何言ってもフォローにはならないわよ?」
ジ「このバカ、濡れるなら夏服のセーラーに決まってるだろ何考えてるんだよ!!」
巴「え…あの…ごめんなさい…」

 



342

巴「相変わらず雨」
ジ「そうだな」
巴「それじゃあ、前回の桜田くんのリクエストに答えて濡れてくるね」
ジ「マジで!?いやっていうかリクエストしてないし!…それに、お前、風邪ひくぞ…?」
巴「人形なら多分大丈夫」
ジ「や、前スレ>>23氏の指摘によると以前風邪ひいたとのことだが」
巴「……?」
ジ「ほら、これ(cf:238)」
巴「……」
ジ「な?」
巴「……違う」ジ「へ?」
巴「私人間だもの。風邪くらいひくわ」
ジ「はぁ!?人形だろ!?」
巴「桜田くん…人間が人形になったりするはずないじゃない…」
ジ「ここにきてまさかのタイトル否定!?いままでの話なんだったんだよ!!」
巴「常識でものを考えて。ほら見て、私のどこが人形?」
ジ「お前……いや、もういい…わかった、お前は人間だよ。これにて連載終了、そういうことだな」
巴「……巴メイデン…それは柏葉巴の長編が100本投下されるまで保守し続けることを目的に作られた人形」
ジ「いやだから、お前は人間だろ?」
巴「桜田くん…タイトルくらい読んで欲しいんだけど…」
ジ「……」
巴「ね。そういうことだから」
ジ「お前っていうやつは……」
雛「チョイチョイ」
ジ「ん?どうした雛苺」
雛「つ300
ジ「どれどれ……。……なるほど。言いたいことはわかったけど最低だな」
雛「長続きの秘訣なの」

 



343

バシャバシャバシャバシャバシャバシャ
巴「……」バシャバシャ
ジ「……」
巴「……」バシャバシャ
ジ「……」
巴「……」バシャバシャ
ジ「髪切った貞子みたい」
巴「濡れた姿が見たいからと頑張る私に向かって、他に言うことはないの?」バシャバシャ

 



344

巴「わざわざ雨に濡れて来ました」
ジ「わざわざご苦労さんです」
巴「頑張った私に向かって、桜田くんは開口一番貞子みたいと言いました」
ジ「だってさ、雨降りすぎだろこれ。もっとしっとり濡れる感じかと思ったら幽霊みたいになっちゃって…」
巴「……桜田くんのために濡れたのにその言い草……」
ジ「…僕はもともと濡れてくれなんて言ってないし…」
巴「ふぅん…そういうこと言うんだ…」
ジ「あー……いやまぁ…なんというか…」
巴「いいよ、もう。……シャワー浴びて、着替えてくる」
ジ「か、柏葉!待ってくれ!実はその…」
巴「いまさらなに?」
ジ「僕は、僕は…」
巴「もったいぶらないではやくいって」
ジ「透けた夏服の下に見える下着が黒いのにとまどってただけなんだ!」
巴「とっておき」

 



345

巴「雨を見たかい」
ジ「どうしたいきなり」
巴「前回までの一連のお話のサブタイトル」
ジ「…前回までのお話…?」
巴「忘れたの?私が体をはって、桜田くんのために雨に濡れるっていう健気で泣けるお話を…」
ジ「えぇぇなんか違うような気が…っていうか、なんでサブタイなんてあるんだよ」
巴「あれね、本当は規制中にまとめて一回でやろうと思ってたの。だからタイトルがあるの」
ジ「そうなのか…」
巴「でもね…毎日毎日何かしらのネタをストックできるほどの力が今の私には…
  で、うだうだしてるうちに規制がとけたから、また毎日投下することにしたの」
ジ「すでにできてないけど…」
巴「英単語と柏葉巴は毎日続けると効果的だから」
ジ「話聞けよ。っていうかなんの効果だ」
巴「一日一度私の活躍を見ることで、見る人の潜在意識に私の存在を確実に埋め込んでいくの。
  そして気がついたときには、なにを考えても私を出さずにはいられなくなってしまうのよ!」
ジ「そんな大いなる野望があったのか」
巴「そう、そしてあらゆる長編にさりげなく登場する私…!」
ジ「ふぅん…なるほどね」

ジ「アイツさ、最初のころは自分が”主役”の長編100本って言ってたよな?」
雛「まぁぶっちゃけ妥協なの」

 

 



346

雛「あめーあめー」
巴「ふぅ……」
雛「あれ?トモエ、どうしてため息なんてついてるの?」
巴「ちょっと…雨で外にも出られないし、暇だから考え事してたの…」
雛「何を考えてたなの?」
巴「どうして私と桜田くんは結婚してないのかなぁって…」
雛「うわぁ」
巴「朝からずっと考えてたの」
雛「さすがトモエなの」
巴「いろいろ考えたのよ。ライバルのせいかな、とか、桜田くんが奥手だからかな、とか」
雛「さすがトモエなの」
巴「でね…私、わかったの。この球体間接をみたときに閃いたのよ」
雛「さすがトモエなの」
巴「私たち、まだ中学生だから結婚できないんだ!って」
雛「さすがトモエなの」
巴「すごいでしょう?」
雛「ええ」
巴「……ふぅ……」
雛「ふぅ~」
巴「ねぇ雛苺」
雛「うゅ?」
巴「私すごい憂鬱」
雛「ヒナもよ」

 



347

巴「あ…もう、また電気つけっぱなし」
ジ「ごめんごめん。どうも忘れがちで…」
巴「気をつけてね。電気代ももったいないし」
ジ「わかってはいるんだけど…」
巴「癖にしてしまえば後は楽だから、いまだけ意識して頑張らないと」
ジ「うーん、気をつける」
巴「あとね、今日水道流しっぱなしだったよ。洗面所の」
ジ「あー、それもか。だめだなぁ、暑くて抜けちゃって…」
巴「うん、でも私がすぐに止めておいたから」
ジ「ん…ありがと。柏葉はよく気がつくな…」
巴「そ、そうかな…。それに、今月は食費もけっこうかかっちゃってるから…倹約、倹約」
ジ「そうなの?」
巴「ええ。お姉さんが、子供の日とか母の日とかで張り切ってたでしょう?」
ジ「そーいや…自分だって子供だし、母の日にもうちの親は帰ってこなかったのに…」
巴「ゴールデンウィークはさんで、交遊費もずいぶんかさんじゃったから…」
ジ「そっか…。柏葉はしっかりしてるんだな」
巴「そんなことないよ」
ジ「でもさぁ…」
巴「…なに?」
ジ「なんで柏葉うちの家計把握してるの?」

 



348

巴「私ね、思うの。やっぱりこのスレは私のためにあるんだなぁと…」
ジ「これはまた壮大な思い違いをしたもんだな」
巴「だってね、ここでは雛苺たちが人間なのよ」
ジ「うん。だからこそ柏葉の立場が危ういんだと思うけど」
巴「いいえ、逆。なぜなら、彼女たちが人間になったのは、もっぱら私のためなの」
ジ「…なんでだよ」
巴「だって…桜田くん、契約すると、どうなった…?」
ジ「どうって…」
巴「指輪がはめられるでしょう?」
ジ「ああ、そうだな」
巴「しかも左手の薬指に…」
ジ「うん」
巴「桜田くんの薬指が……人形なんかにとられちゃってるのよ原作では!」
ジ「あれは本当に参る」
巴「その場所は私の指輪の予約席なのに……ひどいよ……」
ジ「え、えぇー…それはまた違う話のような」
巴「でも、ここではそんな心配がないから…それどころかこうして人形になることで、
  逆に指輪をつけることができるっていう……って、桜田くん…指輪つけてない…!?」
ジ「え…だってあの指輪、普通の指輪じゃん…着脱可能だったし」
巴「だからって外す必要は…!」
ジ「や、日中常につけておく必要もないだろ」
巴「……女ね……」
ジ「……は?」
巴「さては女ね!?新しい女が…キィッ、悔しい、いったいどこの泥棒猫が桜田くんを誘惑したの…?
  でもこの私から寝取ろうなんて許さない、目星はついているもの…寝取り返してやるんだから…!」
ジ「あのーなんの話をしてらっしゃるのですか」
巴「桜田くん、いつかきっと、あなたの心を再び私の手の中に取り戻すから…!」

ジ「わけわかんないんだけど」
雛「トモエは今旦那に浮気された新妻のシチュにはまってるの」

 



349

巴「桜田くんを誘惑する不届きな泥棒猫、今日という今日は許さないわ。
  桜田くんに相応しいのはこの私だと、はっきりと引導を渡してやるんだから…」
雛「トモエいつになく強気なのね。で、泥棒猫って誰なの?」
巴「……雛苺は、そこで見ていて。私の勝利を、信じていてね」

銀「あらぁ、脇役風情が面白いこと言ってくれるじゃない、いいわぁ、受けてたってあげる」
巴「……」スッ
銀「え、ちょ、ちょっと、どうして無視するのよ!?」

翠「むむ、巴のやつ、水銀燈をスルーしてこの翠星石のところにくるとは…
  ま、まぁたしかに、あんなやつよりも翠星石のほうがジュンに好かれてることは間違いないですが、
  でも翠星石がジュンを誘惑するなんてことは真紅が巨乳になるくらいありえないことであって、まったく迷惑な話ですぅ」
巴「……」スッ
翠「まぁジュンの翠星石に対する好感度を考えればその誤解も無理からぬことではあるですけど、
  翠星石自身にはこれっぽっちもそんな気はないのですから、取り越し苦労というやつでして…」

紅「きたのね巴。翠星石はまだ何かブツブツと妄想に耽っているようだけれど、関係ないわね。
  ちょっと胸があるからといい気になって…。もっとも、私がジュンのことを誘惑してるなんて、ひどい言いがかりなんだけれど」
巴「……」
紅「ま、いいわ。いずれあなたとは決着をつけないといけないとは思っていたもの。
  さぁ、いったい何をするつもりなのかしら?」
巴「……」スッ
紅「……巴……?」

巴「桜田くんを誘惑するのはやめなさい!」
み「へぇ!?みっちゃんなんの話かわかんないんだけど!」

銀・翠・紅「なんで!?」
雛「きっとあれなら勝てると踏んだなの」

 



350

雛「ジュンーお部屋入るのー…ってきゃあぁぁぁ!?」
ジ「なんだようるさいな」
雛「トモエが!トモエがジュンのベッドの上で縛られてるのぉ!!」
ジ「ああ、それか…」
雛「ジュンのバカ!変態!異常性欲者!!トモエのこといじめたらめーなの!」
ジ「いやでもさ…」
雛「トモエすごく悲しそうな目でずっとジュンのこと見てるの…今ほどいてあげるのー!」
ジ「まぁいいけど…」
雛「辛かったよね…今ほどくからね…」
巴「……いいの。これでいいの」
雛「え?」
巴「これはこういうものなの」
雛「……ジュン……?」
ジ「僕が部屋に入ってきたときは既にその状態だったぞ…ほどこうとすると嫌がるんだ…」

 



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