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131:GWな保守を致すかしら

「てーへんだ、てーへんだ!」
「………三角形の」
「底辺だ、かしら?」
「ちーがーうー………!お父様と、みっちゃん先生が………!」
「出かけたみたいね。残されてるパンフレットからして、動物園か水族館、遊園地かしら」
「複合体のレジャー施設かも知れないな。校外学習の下調べなんじゃないか」
「………えと。普通に、デートって可能性は………?」
「………おぉ」「………あぁ」
「鳩が豆鉄砲食らったような顔、しなくても………」
「そう言えば、そんな可能性もあるのか。にしても、何もこんな人混みが出来る時期に行かなくても」
「是だから、ひきこもりは………!」
「お前に言われたかないよ。大体、この歳になって、動物園とか水族館とか」
「………楽しそう、だと思う」
「………いかないぞ、僕は」
「むぅ………………」
「――でも、確かに気になるかしら。三人で、みっちゃんと槐先生を見つけてみない?」
「『見つける』って簡単に言うけどなぁ………」
「あら、パンフレットの置き方から、道順は絞れるわ。車も車庫にあるから、移動範囲も――」
「――ある程度絞れる、か。なるほど、そう考えると面白そうだな。やってみるか」
「ぅ………?なんか………うーん………………?」

「………疲れた。結局、動物園と水族館は回ったけど見つからなかったなぁ」
「それはそうかしら。あれだけの情報で人二人を探すのなんて至難の業だもの」
「………ぉぃ」
「――薔薇水晶、楽しんでもらえたかしら?」
「うんっ。とっても楽しかった!………ぁ、じゃあ、やっぱり、探すつもりなんて――」
「最初からなかったんだな………。僕はお前の掌の上で歩きまわっていた訳だ。ったく、降参だよ」
「ふふ、学園一の策士・カナは、楽してずるしてGWを楽しんだのかしら♪」


 

132:GWな保守を致すわよぅ

「ねぇねぇ、今日の朝方から沢山色んな物が届いてるんだけど………」
「は?いや、僕じゃないぞ。そもそも、普通の通販じゃ祝日には届かない筈だし………」
「でも、お姉ちゃんも知らないのよね………」
「差出人とか、その住所は?」
「それが………インクが滲んじゃってるみたいで、見えないのよ」
「何となく怖いな………。あ、中に入っている物はわからないのか?」
「それは、何とか。えと、針とか糸とか――」
「あぁ、やっぱり僕じゃない」
「それと………って、どうして其処で判断できるのぅ?使いそうなものなんだけど」
「僕は、使えそうなものは注文しない」
「きっぱりと断言するのも、お姉ちゃんどうかと思うの」
「ぅ………。ゃ、えと、『それと』――他に何があるんだ?」
「女性用の衣服、下着、それからラクロスの――」
「いや、どう考えても僕じゃないだろう!?」
「そ、そうよね。てっきり新しい道を見つけちゃったとか思ってなかったわよぅ?」
「やかましい。――とりあえず、邪魔にならない様にリビングにでも」(ピンポーン
「あ、あら、また来ちゃったみたいね………」
「………僕が出るよ。配送の人に聞いてみたら、わかるかもしれないし」
「ん、お願いね。………でも、是………欲しいモノばっかりなのよね………??」
「――――手の込んだことしやがって………」
「??――どうしたのぅ?」
「あぁ、送られてきたダンボール、開けてもいいぞ」
「え?じゃあ、差出人がわかったの?」
「ほらよ、エアメール。――コレクトコールの番号、短縮の『1』であってたよな?」
「ぁ………そっか、だから、私達が欲しいものが贈られてきたんだ………ふふ」
「………ふん。さっさと帰って来いってんだ。ほら、かけるぞ――」

改題 ―こどもの日の保守を致すわよぅ―


 

133:GWな保守を致すんだよ

「あは………あはははははは………筆が進む進む………」
「………蒼星石、少し休んだ方が良くはないか?」
「あはは、結菱先生、こんにちはー、お日柄も宜しくー♪」
「………く、手遅れだったか」
「………手遅れって酷いですね。今の現実に戻ってきたくないだけです」
「十分、手遅れだと思うがね。――しかしまぁ、GWだと言うのに、何故連日学園に来てるのだ?」
「飼育係と庭園部、生徒会、料理部の仕事を引き受けたら………絶妙なまでに全部、違う日で………」
「ふむ………日の確認すらしなかったのかね?」
「ボク自身、此処に何日かは来る予定だったんですよ。家じゃ原稿進まないし………」
「なるほど、その『何日か』で頼まれた四つの用事が片付くと思っていたんだな」
「はい………あぁぁぁ、折角のGWが終わっちゃう!」
「――当初の目的が成せそうな事だけが、唯一の救いか」
「あ、いえ。目的の原稿は進んでません。一行も」
「………筆が進む、と虚ろに呟いていなかったか?」
「長編を仕上げるつもりだったんですが、何故か短編ががしがしと出来てしまいまった」
「遠い目をされてもなぁ………」
「だって、一人書いちゃうと他の子(キャラクター)の話も書いてあげたいじゃないですか!」
「私に力説されても困るのだが」
「――わかってますよ、自業自得だって事くらい。………でも、ちょっとは遊びたかったなぁ………」
「………ふむ。愚痴位なら、差し入れが聞いてくれよう」
「物に語りかけるほど、手遅れじゃないですっ」
「者ではあるな。――そろそろ来る頃だろう」
「………へ?」
「――失礼します。結菱先生、『ボク 危篤 スグコイ』って何の暗号ですか………」
「暗号も何も、言葉どおりだ。――さ、蒼星石、『差し入れ』だぞ」
「………ありがとうございます。差し入れって事は、食べちゃってもいいんですか?」
「はっはっは――お気に召すまま」
「え、蒼星石?お前も呼ばれてたのか………って、ぅわ、虚ろな目で近づいてくるなぁ!?」



 
134:甘える保守を致すわぁ
(水銀燈が誰かに甘えているようです。当ててみてください)

「――ねぇ、洗濯物は此処で良いのぉ?」
「――――」
「そぅ、あ、ついでに畳んでおくわぁ」
「――――」

「ゴミもたくさん出てるわねぇ………ちゃんと分別してぇ――」
「――――」
「そ、そぅおぅ?大したことじゃないわよぉ」
「――――」

「お料理も………出来るんだけど………そ、その良かったらぁ………」
「――――」
「一緒に………つくってもらえないかしらぁ?」
「――――」
「うふふ、ありがとぉっ!」

「………なにか、凄く釈然としない光景を見ている様な気がする」
「そ?――私には、なんとなく納得出来るのだわ」
「そんなもんか?」
「あの子、同年代に対してはお姉さんしてるから………偶には、誰かに甘えてみたいんでしょう」
「ふーん………でも、なんであいつなんだ?」
「年上で優しいからじゃない?――それと。自分の姉を『あいつ』呼ばわりは止めるのだわ」

「――熱っ、お鍋、もう冷めてると思ったのにぃ」
「水銀燈ちゃん、水で指を冷やさなくちゃ駄目よぅ。――まだ、痛い?」
「――うぅん、大丈夫。ありがとぅ、のりっ♪」
(甘えてるだけです。百合じゃないです)




 
135:過保護な保守を致しましょう

「ぁ――おぅい、めぐちゃん、お久しぶりよぅ」
「………?――あ、のりさん。久しぶりね」
「最近はどう?体の調子はいいの?実習は上手くいってる?ご飯はちゃんと――」
「………質問は一つ一つお願い。あと、此処、図書館」
「え?………あら、周りの視線が痛い、かも」
「ね?――学食にでも行きましょうか。あそこなら話しやすいし」

「――指導案をまとめて、寝るのが遅くなった時以外は、体調も悪くないわ。
 実習は………どうなのかしらね。怒られてないから、大丈夫なんじゃない?
 ご飯も、昼食以外はちゃんと摂っているわ。学園の学食、馬鹿みたいに混むんだもの」
「駄目よぅ、ちゃんと食べないと。ぁ、そうだ、それじゃあ、私が作って――」
「ほんとに作りそうだから、却下」
「えぇぇ!?………でも、三人分作るのも四人分作るのも変わらないわよぅ?」
「あのね………私は貴女の弟でも、お隣さんでもないのよ?」
「お友達よぅ?」
「………過保護すぎるのよね。周りが周りだから、仕方無いと思うけれど。――そう言えば」
「あ、あはは………。ん、なぁに?」
「先日、水銀燈が世話になった様ね。迷惑じゃなかった?」
「そんな事ないわよぅ、家事も随分と上手だし、とっても助かったわ」
「そう………だったら、構わないけど。
 あの子、しっかりしている様に見えて抜けてるとこあるから。
 適当にすればいい所も、人に見られながらだと全力でやっちゃって失敗しちゃったり」
「………ふふふ」
「………何よ?」
「めぐちゃんも、私の事言えないわよぅ。十分、過保護だと思うなぁ」
「………かも、ね」

(めぐとのりは大学生。んで、めぐは教育実習中です)


 

 136:浪漫な保守を致すぞ

(カタカタカタ………)「………ふむ。これは………」
「結菱先生?――珍しいですね、パソコンに向き合ってるの」
「ん、あぁ………少し、話のネタの詳細を探していてな」
「………今、普通に授業中ですよ?」
「私の授業はないのだ、堅い事を云うな。――それに、君とて」
「まぁ、そうですね。暇つぶしに来たんです」
「だろう?新人の頃ならともかく、手だれてくると空き時間は暇だからな」
「私は偶々ですよ?――って、何を調べてるんですか。画面がエラい事になっていますよ」
「教育実習の期間や時期を調べようと思ったのだが………検索ワードが拙かったらしい」
「ですねぇ。全面ピンクな文字じゃないですか」
「保健医とはそんなにいいものかね?私にはピンとこないのだが」
「そりゃまぁ。
 『保健の授業?私がおしえ(ry』っていうシチュは男子共通の憧れかと!
 白衣もまたそそるもんですよ」
「しかしだな、白衣ならば理科系当の先生方もきているのではないか?」
「ぜんっぜん違いますよ!
 理科系の先生方のは薬品の匂いがついちゃってるじゃないですか。
 それに、実験とかで汚れちゃってますし」
「保健医にもエタノール(消毒薬)の匂いがついてると思うがなぁ」
「そういう問題じゃないんです。シチュエーションですから」
「ふむ………私もまだまだという事か」
「精進してくださいね」
「――………先程から、何の話をしているのだ?」
「む、槐先生か。いやなに、保健医の魅力を師事してもらっていたのだ」
「いやいや、私ごときが師事だなんて。センセもわかりますよね、保健の先生の魅力っ」
「私は若奥様一択d――ではなく。理解があり過ぎるのもどうかと思うぞ、みつ先生」
「あっはっはっ」


 

 
137:GWな保守を致すわよっ(同~かしら、の裏話)

「――薔薇水晶、そろそろ帰るぞ」
「ん。金糸雀、金糸雀、イルカの曲芸、凄かった。ばらしーもやってみたい………!」
「調教師かしら?なるのは大変そうだけど………」
「うぅん、イルカの方」
「そっちかよ。――でも、ほんと何所に何しに行ったんだろうな、みっちゃん先生と――」
「槐先生、ね。遊園地の方だったかしら?」
「遊園地は、行かないでいい。ばらしー、行った事ある気がする。ちっちゃい頃に」
「聞いてない。――ま、今度正解を尋ねようか」

「――しかし、良かったのか?折角の休日をこんな所で過ごして」
「『こんな』とは酷いですねぇ。小粒ながらも面白かったじゃないですか。――それに」
「まさかこの歳でメリーゴーランドに乗せられるとは思わなんだがな。――?」
「第一目的は、此処に来た時点で達成できてますから」
「………『今までのデータを消去して、セーブしますか』?」
「あっはっは、私はそこまで女の子女の子してませんよ。ただの『上書き保存』です」
「君ならばそうだろうな。………ん、喫煙所はどこだったか………」
「覚えられてないんですか?ほかの施設は全部………」
「以前に来た時は、止めていた時だったから。存在を確認すらしなかった」
「………さいですか。えーと、確か、向こうにあった気が………あ、ほら」
「うむ………」(ガサガサ
「………マイセン?ホープでは?」
「吸えれば何でも構わん。依存しているだけだからな」
「わかってるんなら止めましょうよ。口も、臭くなりますし」
「………止めた方がいいかね」
「いいですね」
「そうか。では、止めよう」
「………はい。――そろそろ、帰りましょうか」
「あぁ………――今度は、あの子にも『上書き保存』させに来よう」


 

138:不思議な保守を致すわよぅ

「ん………ふぁ………――あらぁ………もうおひる………?」
「――盛大に寝ぼけてるだけだ。まだ朝だよ」
「ぁ、おふぁよぉ………でも、めざましどけーは12じよぅ?」
「………あぁ、間違えた。まだ夜なんだ。夜の12時。だから、眠たかったら寝とけ」
「ぅー………おそと、あかるいきがするんだけど………ふぁ」
「あぁもぉ、眠くないなら起きる、眠いなら寝る!どっちだ!?」
「ねむいぃぃ………」
「――お休み、………今日は好きなだけ寝てくれ」

「――ちょっと、この掃除機、狭い所に入らないんだけど」
「――先っぽを外せよ。ったく、その歳になって掃除機の使い方も知らないなんて」
「――う、うるさいのだわ!それより、洗濯物は?」
「――もう取り込んでるよ。後は飯の準備………あ、真紅は掃除続けていてくれな」
「――………一瞬の沈黙が気になるのだけれど。まぁ、従うわ」

「ふぁ………んー………ろくじ………――って、18時!?た、大変、寝過ぎちゃったわ!」
「――あら、起きてしまったのね、のり。もう眠くはなくて?」
「真紅ちゃん………?――えぇ、寝過ぎちゃった位だけど………」
「そ。じゃあ、顔を洗って、リビングでもう少しのんびりしているのだわ」
「え、え、でも、お洗濯もお掃除も、あぁぁ、晩御飯の用意も――!」
「洗濯と掃除は終わっているのだわ。ご飯もそろそろ………」
「――あぁ、後30分くらいで出来るぞ。寝起きですぐには食べれないから、丁度よかったな」
「え………?えと、なにがどぅ………??」
「………僕は、別にどうでもよかったんだけどな」
「相変わらず、そういう態度なのね。――いつもありがとう、のり」
「………ぁ。――ふふ、じゃあ、今日は『息子』と『娘』に甘えちゃうわ。――ありがとぅ」

改題 ―母の日の保守を致すわよぅ―


 


139:お菓子な保守を致すなの

「ねぇねぇ、トモエ、あのね、ヒナ、お菓子が作りたいのっ」
「お菓子?――どんなのが作りたいの?」
「うと、えーと………うにゅー!」
「苺大福………そんなに難しくは………あれ、でも、私も作り方知らない………」
「………トモエ?」
「だ、大丈夫よ、雛苺!すぐにわかるから、すぐに!」

「………で、ウチに来たと」
「………うん。パソコンで調べられるでしょう?」
「柏葉の家なら、そういう本の一冊や二冊あるんじゃないか?」(カタカタ
「あるにはあるけど………肝心のページが、色とりどりのうにゅーに染め上げられていて」
「さもありなん――でも、お前の家にもパソコンくらいあるだろ?」
「使い方わからないもの。『ぐふー先生』………が物知りなんだっけ?」
「混ざってる混ざってる。――と、あった。………ほらよ、プリントアウトしたから――」
「一緒に頑張りましょう」
「………ぉぃ」
「――用意できたの、早く早くっ」
「あのな、チビいち………あれ、ぼくはいつのまにあんなみらー○に?」
「うゅ………のりのエプロン、大きくてずれてきちゃうの。………う?」
「雛苺、ちゃんと後ろをしっかり絞ればずれてこないわよ。――私も準備完了、と」
「………これはこれでいいなぁ」
「………対比されているのが少し苛立たしいけど。――ともかく、始めましょう」
「へいへい」

「――是で完成、と。意外と出来るものだね」
「時間と材料があればな。――しかし、なぁ………この苺巨副はなんだ………?」
「雛苺作成。………普通の大きさの、五倍くらい………?」
「えへへ~、おっきなうにゅ~、美味しそうなのっ♪」


 

140:浪漫な保守を致 ―すぞ ―す

「――ふむ………私の時代は、紙媒体としては少なかったからな」
「ほう………では、どのような媒体だったのです?」
「フィルム………映像だな。無論、今の様に数は多くないが、専用の映画館は数多くあった」
「なるほど。でも小さい時によく潜り込めましたね。僕なんか、今でも無理だ………」
「時代がまだ寛容だったんだろう。君の時はどうかね、槐先生」
「私達の時代では紙媒体に移っていました。それでも中々手に入れる事は難しかったですが」
「そうなんですか?」
「そうなんだ。――公園の片隅、雑木林の中、人影少ない浜辺………。
そこに打ち捨てられたソレ等を、私達は我先にと奪い合った」
「熱い………戦いだったんだろうな」
「えぇ、それはもう。………大概が雨風に晒されてボロボロでしたけどね。
――さて、君の場合はどうなのだ?」
「僕達は………パソコン、と言うかネットです。少なくとも、僕は」
「なんと………なんと不憫な事か………!」
「全くです………あの背徳感、そして高揚感は、それでは得られんだろう」
「ほどほどにはあったと思いますが――
………それでも、先生たちに比べれば、落ちるかもしれませんね」

「………さっきから、握りこぶし固めて何の話をしてるんです、結菱先生?」
「はっはっは、蒼星石は知らなくてイイーンダヨ?」
「………おとーさまも、物凄い誇らしげに語ってたけど………?」
「ふふふ、薔薇水晶、いやさ、ばらしー。女子供は知っちゃいけない話なんだ」
「――そりゃ、初めてのエロ体験なんてわかって欲しくないでしょうねぇ、あっはっは」
「って、ばらさないでくさいよ、みっちゃん先生!?」
「………ふーん」
「………へー」
「あぁ、冷たい視線!?いや、しょうがないんだって!男はそんなもんなんだって!ねぇ!?」

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