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翠「~♪」

すこやかに~のびやかに~♪
今日もちゃんとお花に水をやるですよ~♪

いやぁ…見事なまでに青空が広がってるですぅ。
絶好の行楽日和…って言っても、今年はどこにも行けないんですが…
まぁジュンとは街へ出掛けたんですけどね~♪
それだけでも良しとしますか。

…邪魔が入った?
あぁ、そんなもん知らねぇです。

ヒッキーと外で遊べること自体奇跡だったわけですし、
駅弁食べながらのんびり過ごすことも出来ましたし、
色々と服も買えましたし、
アクセサリーも買えましたし、
ケーキ屋にも行けましたし──

このキャミワンピースも、ジュンはさっさと気づいてくれるですかねぇ~。
『(あっ!その服、こないだ買ったやつだろ?
 やっぱお前が着ると可愛く見えるよなぁ~…)』

…きゃはっ!
顔がにやけてくるですw
だっ…誰にも見られてないですよね?

…って、みんな家の中でゴロゴロしてやがるですか!
実にけしからんです!

翠「おめぇら!こんなに天気がいいのに外で遊ばねぇとは何事ですか!」

…。

……。

──きぃぃぃぃぃっ!!!
だっ…誰も反応しねぇんですかッ!

ジ「パス!」

ムッカーーーッ!!

テレビ見ながら適当に言いやがってぇ…!

翠「ジュンはむしろ家にいろです!」
ジ「はいはい!」

くぅ~~~~ッ!
何ですかその受け流すような返事は!

──はぁ。
まだ中学生というのに倦怠期の夫婦みたいなやりとり…

背中に乗ってるばらしーが…羨ましいです…。

金「…じゃあ、アレでもするかしら?」

ふん。
やっと金糸雀がやる気を出したようですね。

薔「さんせー!」
雪「やりますわ」
金「じゃあ決定~!」
雛「ヒナもヒナも~!」
薔「ヒナはちょっと危ないよ…」

…何をするんでしょうねぇ。
ま、あの子たちが外に出てから、
翠星石はジュンと2人っきりで──

ジ「じゃあ僕参加!雛苺でチームだ!」
翠「…」

──ドンガラガッシャーン!!

~~~~~

…ったく!
さっき「パス!」って言ってたのはどこの誰ですか!
ふざけるなです!

やっぱり、どう考えても、今のジュンはヒッキーなんかじゃねぇです。
中学校に入って暫く失ってた“妙な明るさ”も取り戻してきてるみたいですし、
ジュンを苛める馬鹿な野郎共さえいなければ、
連休明けにでも学校にノリノリで帰ってくるですよ…

電車の中で少し青ざめてたのが気になるんですけどねぇ。

ま、ABCのグループは蒼星石や巴たちと手っ取り早く片付けるですから、
とっとと学校に帰って来やがれこんちくしょー!
…です。

金「ふっふっふ~」
雪「戦闘開始ですわ!」
薔「おっけー」
雛「うゆーい!」
ジ「さぁこいw」

ま、いいですよ。
さりげな~くジュンの周りを彷徨って、
この翠星石の服に気づいてもらうです。

金「ジュン狙い撃ち、準備はいいかしら?」
薔「アイアイサー!」
雪「…」
ジ「さぁいつでも来い!w」

はっ…!
ボヤボヤしてたら囲まれちまったです…

翠「ちょっ…ちょっと待つです!」

植え込みに隠れねぇと水をぶっ掛けられちまうです…
ジュン…

ジ「何でそんな格好で庭の手入れしてんだよw」
翠「う…うるさいですねぇ。今日はそういう気分なんです!」

…まぁ、こいつはこれが普通の反応なんですから、別にいいですよ。
ええ。
…街へ行って「かわいい」なんて言ってくれたのは奇跡でしたね!
ふん。

翠「…ったく、誰がこんな状況にしたんですかぁ?」
ジ「お前だよ!w」

…ブチッ

翠「黙れですチビ人間!」
ジ「今日みたいな暑い日に外に出ろって言ったら、
  こうなることぐらい予想つくだろ?」
翠「…」

こいつの腹を立たせる能力は異常です。
一旦拒否しておいて外に出てきやがった分際で…

じゃあこっちにも手があるです。
──ジュンに詰め寄ってやるです…。

翠「…」

また喧嘩売って来るようなら耳に息を吹きかけてやるです。
それとも全身こちょこちょの刑がいいですかぁ?
その華奢な身体に『ジュン登りぃ~』って、してやっても別にいいですよぉ?

ジ「…ごめん」

…。

そっ、そんな率直に謝られても困るんですけど…。
この後の展開に困るですぅ──
悔しいからちょっとからかってやるです。

翠「宣戦布告と受け取ったです」

…あの…ジュンから誘われるのを待ってた…なんてことはねーですよ?
ちょうど花の水遣りが終わったところですし、
何となく楽しそうだから…参加するんです!

翠「着替えてくるです。ビショビショになってもいいような服に!」

燃えてきたですよぉ。
さぁて、思いっきりジュンを鍛えてやるですか。

翠「おめぇら、今日はジュンを集中攻撃ですよっ!」
薔「おっけー♪」
金「言われなくても分かってるかしら~」
雪「…」

…ガチャン

ぐふふ…w
楽しみですぅ~

~~~~~

う~ん…
どんな服を着ましょうか。
水に濡れてもいい服…まぁ適当にこの薄手のTシャツでも。
スカートもまぁ…適当にこれくらいのでいいですかね。
どーせすぐ洗濯機行きですし。

…。

…さ、準備は出来たです。

-----

~♪
さぁて、じゃあ水鉄砲を取りに行くですか。
とっておきの水鉄砲がここに…あるですよね?
お風呂場のおもちゃにまぎれてここに…

──あったです。

お父様が気まぐれで買ってきた、このブツ。

タンク式バズーカ!

…でしたっけ?

ポンプ式バズーカ…

…まぁ、何でもいいですw

始業式が始まるあたりに買ってきてくれたものですから、ピッカピカですね。
今日からこれも風呂用じゃなくて外用になるですが、
…まぁ、風呂場より外の方が使うでしょうし、いいですよね?
ばらしーたちにも、これを使うのにはまだ全然早いはずですし。

A『ギャハハハハハwwwww』

──ん?
外が騒がしいです…。

B『しかも誰の家に侵入してんだよw』

…。

A『あぁん?やんのかコラ?』

嫌な予感──

薔『…ジュンをイジめるな!どっか行け!』

──ABCが来たですか?

C『何だとコラァ!五月蝿いんじゃボケ!』

…くぅ…。
何でこんなところに…。
翠星石と蒼星石の家ということで捜しに来たですか?
嫌らしい奴らですぅ。

雛『…こっ…怖いのぉぉぉぉぉ…』

チビ苺もやられてる…?

B『“ロリコン裁縫バカ”の称号を授けようwww』

やばいです…
一刻も早く駆けつけなければ…

…ガチャ

C『学校休んでる間にちっちゃい子と戯れてるとか、バカじゃんwwww』

あっ…鍵開いてたのに閉めちまったです…

B『さらに住居侵入…www腹痛てぇwwwwwwwwww』

ガチャ!!

翠「そこ!!どきやがれです!!」

この子たちとジュンに手は出させねぇですよ!

A「うほぉwwwお前の家ってここかwww」
C「しかもそれ、何ごっこだ?www幼稚ぃなぁwwww」
B「てか何だ?桜田とは何の関係なんだよwwwwwウケルwww」

我慢、我慢…。

ジ「お…お前ら、ほら、早く家の中に入れ…」

震えながらも誘導するジュン。
おめぇは…もやしでもやっぱり…男です…。

C「お?また暴力女がやる気だぜ?w」
A「楽しみだねぇw」
B「じゃ、こっちも本気出すかなwww」
翠「…」

…ジュンが駆け寄ってきて私を宥めようとするです。
その気持ちは有り難く受け取っておくですが、
私から離れてくれです。

不覚ながらお前も一緒にぶっ飛ばしてしまうと思いますから…

ジ「翠星石、もう相手にしないほうがいいよ」
翠「…」

いいから、退いてろです。
私は…罵声をほっとけない人間なんです…。

A「おい、裁縫。邪魔だ。どけ」

くっ…。

翠「!!!」

邪魔です!

ドスッ

ジ「…うっ!」

こいつらぁ…
顔面叩き潰して、去年のジュン以上に酷い目に遭わせてやるですぅ…!

ガシャン!!

…チッ。
門扉でタイムロスです…

A「お、きたきたw」

うぅ。
逃げ足もイッチョマエに速えぇです…。
特にAとBなんて力抜いて走ってるじゃねぇですか!
余裕ぶっこきやがってぇ…くぅぅ…。

B「早く来いよw」
A「翠星石はヒッキーばっか相手にしてますから速く走れねぇですぅ~~www」
B「ギャハハハハハwwwかなりアホっぽいwww」

…。

C「そろそろか」

かっ!
三方向に分かれやがったです…
最初から戦略練ってたですか?

こうなったらリーダー格のAを…

翠「…」

もう姿が見えねぇです…

じゃあBとCは…

翠「…」

…消えたです。

翠「──くそっ…」

悔しいですぅ…
歯がゆいですぅ…

あの時のジュンをもう苛めないっていう約束は嘘だったですか?




──どちくしょぉぉぉぉぉ!!!!!




…。
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