ローゼンメイデン関西風味

・加古川駅にて

~加古川線ホームの待合室~

ジ「ふぅ…西脇の友達に会うのも久々やなぁ」
薔「そうやね」

放『まもなく、5番乗り場に、厄神行き~…』

ジ「…西脇市行きはまだみたいやな」

メ『メーリサンノヒツジ~ヒツジ~ヒツジ~♪』

ジ「これ聴くと、加古川に来たなぁって感じするよなぁ…」
薔「ヒツジ食いたなってきた──」
ジ「あほか!」

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放『まもなく、5番乗り場に、厄神行き~…』

ジ「来んなぁ」
薔「お腹空いた…」
ジ「せやなぁ…」

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メ『メーリサンノヒツジ~ヒツジ~ヒツジ~♪』

ジ「次も厄神行き…」
薔「駅員さんに聞いてみたら?」
ジ「あぁ。でもホームには居ないみたいやから
  改札まで行かんとダメなんかなぁ…」

~駅構内の加古川線中間改札~

ジ「あの~すんません…」
駅「はい?」
ジ「西脇市行きっていつ来るんですかね」
駅「あぁ…今日は夕方まで来ないんですよ。運休日なんで…」
ジ「運休日…ですか?」
駅「今月の第4土曜は線路の保守工事で運転を休むんですよ。
  それが今日なんですよ」
ジ「あ…そうですか。ありがとうございました…」
駅「申し訳御座いません…」

~再び加古川線ホームの待合室~

薔「どうやった?」
ジ「夕方まで走ってないって…」
薔「はい、帰ろ~」
ジ「…しゃーないよな、こうなったら。
  向こうにも連絡入れるわ」
薔「ほな、えきそば食べよ~」
ジ「ホンマお前の頭ん中は常にメシのことばっかやなw」
薔「ええやん。それが私や」
ジ「あっそw…でも、えきそば言うたら姫路とちゃうん?」
薔「加古川にもあるで~」
ジ「へぇそうなん?詳しいなw」
薔「食べモンの事なら私に任しとき!」
ジ「あぁw」
薔「なぁなぁ、はよ行こうやぁ。
  あんな、姫路のと一度食べ比べしたかってん♪
  今日加古川に来れてホンマ良かったわぁ」
ジ「お前はそれで幸せやもんなw」
薔「ジュン、好きやで♪」
ジ「おまw」
薔「…食べモン関係なしにな──(ボソッ)」

 

 




桜田ジュンは驚いた───

彼は名鉄名古屋駅ユーザーである。

年末年始とお盆以外は毎日使っている。



…3月のある日の中京競馬場。

ファンファーレが演奏されるとき、

その瞬間は訪れた──


どーけーよー どーけーよー
こー○ーすーぞー

どーかーなーきゃ
ひーくーぞー 


…彼の周りは皆、おそらく彼と同じことを思って笑っている。
かと思えば最後は拍手喝采。

…さらに驚いたのは、彼の隣の男が熱唱してたことだった。


どーけーよー どーけーよー
そーこーどーけー


そして地域ごとに差があったことにも驚きを隠せない彼であった。

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最終更新:2008年06月09日 23:26