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311

ジ「ふぅ……」
巴「あれ、桜田くん、今日は早いんだね」
ジ「昨日、はやく寝すぎたみたいだ。なんだか目が覚めちゃってさ」
巴「ふふ、いいんじゃない?早起きは三文の徳っていうし」
ジ「柏葉は、いつもこんなにはやいのか?」
巴「寝顔が見られ……朝は気持ちいいから」
ジ「……そうか。まぁ、たしかに朝ってのはすがすがしいな。まだ暗いけど」
巴「もうちょっとしたら明るくなるよ」
ジ「さてと、せっかく早起きしたんだし、どうしようかな…」
巴「いろいろいできるね」
ジ「……そういや昨日、風呂入る前に寝ちゃったんだよな。とりあえずシャワーあびてくる」
巴「朝シャン…」
ジ「……ふぅ。さっぱりした。さて、どうしようかな……。……パソコンでもつけるか」
巴「通販?」
ジ「うん。一応他にもサイトめぐったりとか。朝だから回線軽くていいなぁ……」
巴「朝は人少ないからね」
ジ「……はぁ。本でも読むかな」
巴「えーと、桜田くんの愛読書は……ゴソゴソ」
ジ「……朝からそんなの読まないから。読んでも柏葉の前で読むわけないだろ。っつかなんで知ってんだ」
巴「この部屋のことは全部把握してるよ」
ジ「お前…いや、もういい……ふぅ……」
巴「どうしたの?」
ジ「日中と変わらないな……」

 



312

巴「あれ、あなたは」
二「お久しぶりです」
巴「結菱二葉さん?」
二「はい」
巴「もうお彼岸終わりですよ」
二「あなた何言ってるんですか、彼岸だからといって死んだ人が帰ってくるわけではありません」
巴「そうなんですか。とりあえず、おはぎでよければまだありますが」
二「あ、すみません。いただきますハグ」
巴「で、あなた死んでるのでは?」
二「ハグハグはい、死んでます」
巴「では、なぜここに?」
二「それはあなたがよくご存知のはずですが……」


雛「トモエェェェェ死んじゃらめぇぇぇぇぇええ!!!!!!!!!!」
ジ「柏葉……いくらかくれんぼだからって……どうして……どうして冷蔵庫の中になんて隠れたんだ!」
紅「愚かな子……ジュン、きっとあなたを驚かそうとしたのよ。
  あなたの驚く顔の想像でもしてたのかしら?とても安らかな顔をしているわ……」
ジ「そんな、柏葉……バカだよ、お前は……」
蒼「ほんとにね」

 



313

巴はあの世に逝ってしまったようです

二「かくれんぼで冷蔵庫に隠れて死ぬなんて、あなた世紀のバカですよ。よくあんな寒いところに隠れましたね」
巴「人形状態だと、寒さとか感じないんです」
二「で、窒息死ですか。もう中学生でしょうに、ちょっと考えたらわかりそうなものですが」
巴「かくれんぼは鬼が見つけてくれること前提ですよ」
二「冷蔵庫は探しませんよ常識的に考えて」
巴「そう……そうなんです。どうしていつも、こうなっちゃうんだろう…。
  誰にもわからないところに隠れる人は、そのうち探すのも飽きられて、自動的にひとりかくれんぼ。
  かくれんぼで鬼を探すのがどんな気持ちか、あなたにわかりますか?」
二「辛い過去がうかがえますが、たしかにあなたかくれんぼ得意そうですもんね」
巴「はい……こんなことなら最初に考えたとおりゴミ箱に隠れていればよかったな…。これからどうしよう……」
二「……とりあえずこれを見てください」

雛「えぐっ…えぐっ……」
ジ「柏葉……柏葉……柏葉……」

巴「あれ、下界の様子ですか」
二「下界の様子です」
巴「のぞけるんですね」
二「ばっちりです」
巴「ということは、いつでも桜田くんや雛苺のことが…」
二「それはもう手にとるように…どうです?こちらの世界も悪くないですよ」
巴「……いえ、だめです」
二「意外と健全ですね。こういうことが好きな人だと思ってましたが」
巴「その程度、生きてるころからやってました」
二「すごいですね」

 



314

巴はあの世へ逝ってしまったようです

ジ「柏葉……お前、本当に死んじゃったのかよ……」
雛「トモエ…ヒナを置いてっちゃうなんて……ひどい、ひどいのよ!」
ジ「……バカ、そんなこと言うな!柏葉はもう……くっ……このバカ……こんなに冷たくなっちまって…」
巴「じゃあ桜田くんの肌で暖めて」
ジ・雛「!?」
ジ「い、今……しゃべ……!?」
雛「……トモエ……生きてる……の?」
ジ「いや……死んでるよ、間違いなく……」
雛「で、でも……」
巴「雛苺の泣き顔、とてもかわいいわ」
ジ・雛「!?」


二「軽はずみに生き返らないでください!っていうかなんでそんなことできるんだあんた」
巴「すみません……今なら優しくしてもらえるかと思って……」
二「……まぁ、それはもういいです」
巴「いいんですか」
二「それよりあなた、言ってること若干気持ち悪いです」
巴「ショックです」

 



315

雛「ひっく…トモエ…トモエ…しんじゃうなんて……」
紅「雛苺…泣いてはだめ。トモエは戦った。逃げなかった。私たちの自慢の友達…。
  でも雛苺、人形に死はないわ。どこか遠くへいってしまうだけ……」
雛「そんなの嘘なの!だって、トモエは消えてしまった…!何も残されてないの!」
紅「消えて…?ちょっと雛苺、いったいそれは…」
雛「トモエが…トモエの体が……カバンから消えて……」
紅「巴にカバンがあったという新事実はともかく、どういうこと…?誰かが持ち出した?」
ジ「本当だ…!柏葉がいなくなってる…どうして…!?」
翠「まさか……なんだか怖いことを怖いことを考えてしまいました。
  でも、こんなたちの悪いいたずらをするのはあいつしかいねぇです…」
紅・翠「白薔薇…!」
蒼「あのー…雪華綺晶は今旅行に行ってるはずなんだけど…」
翠「こうしちゃおれんです!白薔薇のやつを探すですよ」
雛「うぃー!」
紅「ええ!」
ジ「わ、わかった!」
蒼「そこのキッチンで巴さんらしき人が鼻歌まじりにお菓子つくってるのは…
  触れちゃいけないことなんだろうかやっぱり……」

 



316

ジ「げほげほっ…」
巴「花粉症?」
ジ「おかしいな、そんなんじゃなかったんだけど…」
巴「花粉症って、急になるらしいよ」
ジ「困るなぁ……窓あけてるだけでこれじゃあ…ズズーッ!…ふぅ、ティッシュたりない。窓しめよ」
巴「……部屋中にティッシュが…」
ジ「ああ、片付けるよ」
巴「……桜田くん、まだお昼なのに……元気過ぎるよ…」
ジ「お約束はいいから」
巴「こんなに何回も…言ってくれたらいいのに……」
ジ「しつこい」
巴「……つめたいね」
ジ「いままで何回同じような展開にもってきたと思ってる」
巴「……しめった使用済みのティッシュ……」
ジ「だからしつこいってば。そういうのに使ったんじゃないから」
巴「わかってる。鼻かんだんでしょ?」
ジ「じゃあ意味深につぶやいて拾わないでくれ」
巴「桜田くんの鼻水……これはこれで使えるかなぁ、と……」
ジ「やめて割とマジで」

 



317

雪「今日は僭越ながら、わたくしめが真実の愛について教えてさしあげましょう」
ジ「いきなりなんだお前」
巴「大きなお世話。というか、あなたに愛なんてあるの?」
雪「ええ。真実の愛とは……食人、すなわちカニバリズム」
ジ「予想通り過ぎて反応に困る」
巴「…雪華綺晶、いつも思うんだけれど、それ多分萌え属性じゃないよ」
雪「萌え…?それはなに?愛とは、そんな生易しいもの?」
巴「え?」
雪「好きな人を体の一部に…すばらしいことだと思いませんか」
ジ「何も起こらないうちに、こいつは捕まえといたほうがいいんじゃないか」
雪「想い人が、私の血となり肉となる……ひとつになる……」
ジ「危険人物だ誰か通報の準備を」
巴「……ひとつに……ジーン」
ジ「は!?ちょ、柏葉!?なに感銘受けてるの!?」
雪「わかっていただけたようで、うれしいです」
巴「桜田……くん……」
ジ「ば……やめろ!しゃれにならないから!ギャグの範囲こえてるから!」
巴「ブラックギャグブラックギャグ」
ジ「や…やめろおぉぉぉぉッ!!!!」ダッ
巴「あ……!桜田くん…!」
雪「逃げましたね」
巴「四月馬鹿なのに」
雛「目がマジだったの」

 



318

巴「あ、帰ってきた」
ジ「……よぅ」
巴「桜田くんのこと食べるなんて、本気にしたの?エイプリルフールよ。
  もう夜じゃない。どこいってたのかしらないけど」
ジ「冗談…本当に冗談だったのか?」
巴「もう、しつこいんだから」
ジ「…ちぇっ。おかげで一日、無駄にびくびくしちゃったじゃんか」
巴「じゃあ、いまからでも嘘ついたら?」
ジ「お前なぁ…”今から嘘つきまーす”っていう嘘に、どんな意味がある?」
巴「……ジー」
ジ「な、なんだよ」
巴「……私ね、桜田くんのことが大好き」
ジ「!?」
巴「エイプリルフールだよ」
ジ「わ、わかってるよ……」
巴「ふふ」
ジ「……オホン。僕は、柏葉のことが大嫌いだ」
巴「……!」
ジ「エイプリルフールだよ」
巴「……ひどい」ワナワナフルフル
ジ「は?…な、涙!?いや、だから、エイプリルフールだってば!」
巴「エイプリルフールで嘘ついていいのは、午前中だけなの!」
ジ「え……」
巴「……ばか」







め「甘すぎてゲロ吐きそう」
蒼「やめなよ…」

 



319

巴「桜田くん、今日から下ネタ自重期間だから、ちゃんと覚えておいてね」
ジ「は?」
巴「いよいよ原作も再会されて、このスレにもまた人が来るかもしれないわ。
  それで、新しく来た人に、この短編が上品で素敵で、えっちな内容とか微塵もなくて、
  知的でオシャレな作品だと思ってもらえるように頑張るの」
ジ「なんだか目が滑りそうだぞそれ。っていうか、wikiみたらいままでの素行わかるだろ」
巴「それはいいのよ。第一印象さえよければ後はどうにでもなるわ」
ジ「そうかぁ……?」
巴「というわけで、発言には気をつけてね」
ジ「んなこといったって……」
雛「ジューン、トモエー!」
ジ「うわっ、雛苺、いきなり後ろから飛びつくなよもう…」
雛「えへへ~、ジュン、あのねー、ヒナねー、お腹すいたー」
ジ「冷蔵庫になんかなかったか?」
雛「なにもなかったのよー」
巴「……ここにこんなのもある……けど……」
ジ「あ、バナナじゃん。食えよ、雛苺」
雛「いいの?わーい、いただきまーすな…」
巴「だめ!」
雛「う…うゅ?でもジュンはいいって…」
巴「だめよ…そんな、雛苺がバナナをくわえるなんて……いったはずよ、今日から下ネタ自重期間……」
ジ「いや、気にするほうがいろいろとだめだろこれは」
巴「そんな…これが気にならないほど、桜田くんは進んじゃったなんて…
  桜田くん、その邪な考えは捨てないといけないわ」
ジ「お前だ」

 



320

巴「前にも言ったけれど、下ネタ自重期間だからね。バナナとか、禁止ワードだから」
ジ「バナナってだけで!?禁止するほうがかえってなんか下ネタっぽいよ!」
巴「だって……バナナよ?」
ジ「そういう風に意識するからだめなんだっての!普通に食ったらいいだろうが!」
巴「……ふぅん……そこまで言うならパクッ」
ジ「あ、今食べるのね」
巴「ハフ…」
ジ「おい…」
巴「ンクンク…」
ジ「いつまでバナナくわえてるんだよ!下ネタ禁止じゃなかったのか!?」
巴「!?ほんあ、ふぁっへ、ひんひょうひはおおひふひて(そんな、だって、人形には大きすぎて…)」
ジ「なにいってるかわかんないっての!それ出せ!」
巴「プハッ…ひどいよ桜田くん、こんな大きなバナナ、人形の私がすぐに食べられるわけないじゃない…」
ジ「それにしたって今のはおかしかった!なんか上目遣いで僕のことみてたし!」
巴「目の前に桜田くんがいたんだから仕方ないじゃない」
ジ「ぶっといバナナが柏葉の口に入ってしかも上目遣いとか僕はもうはちきれそうだったぞ!
  なぁ雛苺、柏葉ちょっとだめだよな!?」
巴「桜田くんがえっちなのよ…ねぇ雛苺、桜田くんちょっとだめだよね?」
雛「なんだかもうだめなの」

 



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